Users Guide
84 RAID の設定と管理
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仮想ディスクを初期化します。
メモ:
1
つの物理ディスクグループを使用して複数の仮想ディスクを作成する
場合は、すべての仮想ディスクの
RAID
レベルを同じにする必要があります。
仮想ディスクを定義する際には、以下の仮想ディスクパラメータを
設定できます。
•
RAID Level
(
RAID
レベル)
•
Stripe element size
(ストライプエレメントのサイズ)
•
Read policy
(読み取りポリシー)
•
Write policy
(書き込みポリシー)
•
Type of initialization
(初期化の種類)
•
Hot spare configuration
(ホットスペアの構成)
メモ: SAS ハードディスクドライブで構成された仮想ディスク用のハードディス
クドライブキャッシュポリシーのデフォルトは
Disabled(無効)で、SATA ハード
ディスクドライブで構成された仮想ディスク用では
Enabled(有効)です。仮想
ディスクパラメータは
BIOS 設定ユーティリティ では変更できません。
表 6-2 では、仮想ディスクを定義する際に設定可能なパラメータを示します。
表 6-2. 仮想ディスクのパラメータおよび説明
パラメータ 説明
RAID レベル 仮想ディスクを RAID 0、1、5、6、10、50、または 60 のいずれかに
指定します。
RAID レベルを選択する際は、ディスク数、ディスク容量、
フォールトトレランスの要件、パフォーマンス、および容量を考慮して
ください。詳細については、
17 ページの「RAID レベルの概要」を参照
してください。
ストライプエ
レメントのサ
イズ
Stripe Element Size (ストライプエレメントのサイズ)では、
RAID 0、1、5、6、10、50 および 60 の仮想ディスク内の各物理ディ
スクに書き込まれるセグメントのサイズを指定します。ストライプエレ
メントのサイズは、
8 KB、16 KB、32 KB、64 KB、128 KB、256
KB
、512 KB、または 1024 KB に設定できます。デフォルトおよび推
奨されるストライプエレメントのサイズは
64 KB です。
主として順次読み取りを行うシステムの場合は、ストライプエレメント
のサイズが大きいほど読み取りパフォーマンスが向上します。