Users Guide

RAID の設定と管理 85
書き込みポリ
シー
Write Policy(書き込みポリシー)では、コントローラの書き込みポ
リシーを指定します。書き込みポリシーは、
Write-Back(ライトバッ
ク)または
Write-Through(ライトスルー)に設定できます。
Write-Back(ライトバック)キャッシュでは、コントローラのキャッ
シュがトランザクションのすべてのデータを受信した時に、コントロー
ラがデータ転送完了信号をホストに送信します。
メモ: バッテリバックアップユニット(BBU)が取り付けられている場
合、キャッシュ設定のデフォルトは
Write-Back(ライトバック)で
す。
BBU が取り付けられていない場合、キャッシュポリシーのデフォル
ト設定は
Write-Through(ライトスルー)です。
メモ: Write-Back(ライトバック)を効にした状態で、システムの
電源をすやくオフにして再びオンにすると、システムがキャッシュメ
リをフラッシュするにコントローラが一停止することがありま
す。バッテリバックアップを備えたコントローラは、デフォルトで
Write-Back
(ライトバック)キャッシュに設定されます。
Write-Through(ライトスルー)キャッシュでは、ディスクサブシス
テムがトランザクションのすべてのデータを受信した時に、コントロー
ラがデータ転送完了信号をホストに送信します。
読み取りポリ
シー
Read-Ahead(先読み)により、仮想ディスクの先読み機能が有効に
なります。このパラメータは、
Read-Ahead(先読み)No-Read-
Ahead
(先読みなし)、または Adaptive(適応)に設定できます。
デフォルトは
No-Read-Ahead(先読みなし)です。
Read-Ahead(先読み)では、コントローラが現在の仮想ディスクに
Read-Ahead
(先読み)を使用するように指定されます。Read-
Ahead
(先読み)機能により、コントローラは、要求されたデータよ
りも先に順次読み取りを行い、データがまもなく必要になると予測して
追加データをキャッシュメモリに格納することができます。
No-Read-Ahead(先読みなし)では、コントローラが現在の仮想
ディスクに先読みを使用しないように指定されます。
Adaptive(適応)では、直近の 2 回のディスクアクセスが連続セク
ターで発生した場合に、コントローラが
Read-Ahead(先読み)を使
用し始めるように指定されます。すべての読み取り要求がランダムであ
る場合、アルゴリズムは
No-Read-Ahead(先読みなし)に戻りま
す。ただし、依然としてすべての要求について順次処理が可能かどうか
が評価されます。
6-2. 仮想ディスクのパラメータおよび説明 (続き)
パラメータ 説明