Dell PowerEdge RAID Controller(PERC)H310、 H710、H710P および H810 ユーザーズガイド 規制モデル: UCSA-801, UCSB-800, UCSM-800, UCPA-801, UCPB-800, UCPM-800, and UCPE-800
メモ、注意、警告 メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明してい ます。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 © 2013 Dell Inc. 無断転載を禁じます。 本書に使用されている商標:Dell™、Dell のロゴ、Dell Boomi™、Dell Precision™、OptiPlex™、Latitude™、PowerEdge™、PowerVault™、 PowerConnect™、OpenManage™、EqualLogic™、Compellent™、KACE™、FlexAddress™、Force10™、Venue™ および Vostro™ は Dell Inc. の商標です。Intel®、Pentium®、Xeon®、Core® および Celeron® は米国およびその他の国における Intel Corporation の登録商 標です。AMD® は Advanced Micro Devices, Inc.
目次 1 概要...............................................................................................................................................9 対応オペレーティングシステム....................................................................................................................... 10 困ったときは........................................................................................................................................................10 デルへのお問い合わせ....................................................
キャッシュデータの回復............................................................................................................................. 23 バッテリの透過的学習サイクル....................................................................................................................... 24 TLC の所要時間...............................................................................................................................................24 バッテリ交換の条件.......................................................................
ミラーの切り離し......................................................................................................................................... 46 保持キャッシュの管理................................................................................................................................. 47 専用ホットスペアの管理............................................................................................................................. 48 仮想ディスクの削除.......................................................................
CacheCade 仮想ディスクの管理..................................................................................................................64 CacheCade 仮想ディスクの作成..................................................................................................................64 CacheCade 仮想ディスクの削除..................................................................................................................65 CacheCade 仮想ディスクの再設定....................................................................................
ファームウェア障害状態エラーメッセージ.............................................................................................77 外部構成検知エラーメッセージ................................................................................................................. 77 における外部構成未検知エラーメッセージ............................................................................78 以前の設定のクリアまたは欠落エラーメッセージ.................................................................................78 無効 SAS トポロジ検出エラーメッセージ...............................
RAID レベルの概要...............................................................................................................................................87 RAID の用語...........................................................................................................................................................87 ディスクストライピング............................................................................................................................. 87 ディスクミラーリング.......................................
1 概要 Dell PowerEdge RAID コントローラ(PERC)H310、H710、H710P および H810 ストレージコントローラカードシ リーズは、次の特徴を備えています。 • Serial-attached SCSI(SAS)2.
H310 仕様 H710 H710P H810 キャッシュの機能 適用なし ライトバック、ラ ライトバック、ライト ライトバック、ライトス イトスルー、適応 スルー、適応先読み、 ルー、適応先読み、先読 先読み、先読みな 先読みなし、先読み みなし、先読み し、先読み ディスクグループ 8 ごとの最大スパン 数 8 8 8 ディスクグループ 16 ごとの最大仮想デ ィスク数 16 16 16 オンライン容量拡 はい 張 はい はい はい 専用およびグロー はい バルホットスペア はい はい はい ホットスワップデ はい バイスのサポート はい はい はい ハードウェア XOR エンジン はい はい はい はい 冗長パスのサポー はい ト はい はい はい 対応オペレーティングシステム PERC H310、H710、および H710P カードは、次のオペレーティングシステムをサポートします。 • Microsoft Windows Server 2012 • Microsoft Windows Server 2008(Hyper-V
デルへのお問い合わせ メモ: デルでは、オンラインおよび電話ベースのサポートとサービスオプションをいくつかご用意してい ます。アクティブなインターネット接続がない場合は、 ご購入時の納品書、出荷伝票、請求書、または デル製品カタログで連絡先をご確認いただけます。これらのサービスは国および製品によって異なり、 お住まいの地域では一部のサービスがご利用いただけない場合があります。 デルのセールス、テクニカルサポート、またはカスタマーサービスへは、次の手順でお問い合わせいた だけます。 1. dell.com/contactdell にアクセスします。 2. インタラクティブな世界地図からお住まいの国または地域を選択します。 地域を選択すると、選択した地域内の国が表示されます。 選択した国の下にある適切な言語を選択します。 3. 4. 5. 管轄の営業セグメントを選択します。 選択したセグメントのメインサポートページが表示されます。 必要に応じて、適切なオプションを選択します。 関連マニュアル メモ: すべてのストレージコントローラおよび PCIe SSD マニュアルについては、dell.
2 機能 PowerEdge RAID Controller (PERC) H310、H710、H710P、および H810 カード向けに説明される機能は、次のとお りです。 • 物理ディスク電源管理 • 仮想ディスク初期化のタイプ • 整合性チェック • ディスクのローミング • 高速パス • 仮想ディスクの移行 • 仮想ディスクの再設定 • フォールトトレランス • パトロールリード 物理ディスク電源管理 物理ディスクの電源管理は、PERC H310、H710、H710P、および H810 カードの省電力機能です。この機能は、 ディスク設定と I/O アクティビティに応じてスピンダウンを行います。この機能は、回転を伴う SAS および SATA ディスク(未設定、設定済み、およびホットスペアディスクを含む)すべてでサポートされています。 物理ディスクの電源管理機能は、デフォルトで無効化されています。この機能は、Dell OpenManage Storage Management アプリケーションで Unified Extensible Firmware Interf
メモ: 設定済みディスクのスピンアップ時には、I/O 動作の遅延が発生します。 仮想ディスク初期化のタイプ 仮想ディスクの初期化は、次の項で説明する手順に従って行うことができます。 注意: 仮想ディスクの初期化タスクでは、仮想ディスク設定をそのまま維持しながら、ファイルおよびフ ァイルシステムを削除します。仮想ディスクの初期化は、仮想ディスク上の全データを破壊します。 メモ: ここで説明する初期化操作は、非 RAID ディスクには該当しません。 仮想ディスクのバックグラウンド初期化 バックグラウンド初期化(BGI)は、パリティまたはミラーデータを新規に作成された仮想ディスクに書き込 む自動的な動作です。BGI は RAID 0 仮想ディスクでは実行されません。BGI 率は、Dell OpenManage ストレー ジ管理アプリケーションで制御できます。BGI 率の変更はいずれも次回の BGI の実行まで適用されません。 メモ: BGI を永久に無効にすることはできません。BGI をキャンセルすると、 5 分以内に自動的に再スタ ートします。BGI の停止に関する情報は、バックグラウンド初期化の停止のトピッ
整合性チェック 整合性チェック(CC)は、フォールトトレラント仮想ディスクのミラーまたはパリティデータを検査し修正 するバックグラウンド操作です。仮想ディスクに対して定期的に整合性チェックを実行することをお勧めし ます。 BIOS 設定ユーティリティ または Dell OpenManage ストレージ管理アプリケーションを使用して、手動で CC を開始することができます。Dell OpenManage ストレージ管理アプリケーションを使用して、CC の実行をス ケジュールすることができます。BIOS 設定ユーティリティ を使用して CC を開始するには、トピック「デー タ整合性のチェック」を参照してください。 ディスクローミング ディスクローミングでは、物理ディスクをひとつのケーブル接続またはバックプレーンスロットから同一コ ントローラ上の別の部分に移動させます。コントローラは自動的に再配置された物理ディスクを認識し、こ れらのディスクをディスクグループの一部である仮想ディスクに論理的に配置します。ディスクローミング は、システムの電源が入っていないときにのみ実行可能です。 注意: ディスクローミングは R
FastPath は、ライトスルー と 先読みなし キャッシュポリシーが設定された回転を伴う HDD ベースのボリュ ームに対する IO パフォーマンスメリット(特に RAID レベル全体における読み取り操作、および RAID 0 での 書き込み操作)を提供します。 FastPath 対応仮想ディスクの設定 書き込みキャッシュポリシー ライトスルー および読み取りキャッシュポリシー 先読みなし を設定したシン プル仮想ディスクのすべてで FastPath を活用することができます。仮想ディスクのストライプサイズよりも 小さい IO ブロックサイズのみが FastPath の対象となります。さらに、バックグラウンド操作(再構築、初期 化)が仮想ディスク上で実行されていないようにします。FastPath はこれらの操作がアクティブの場合使用 されません。 メモ: RAID 10、RAID 50、および RAID 60 仮想ディスクは FastPath を使用できません。 次の表では、対応 RAID レベル全体での読み取り IO および書き込み IO に対する FastPath 適格性についてまと めています。
メモ: セキュア化された仮想ディスクのインポートは、適切なキー(LKM)が提供または設定されている 場合に限り、サポートされます。 コントローラは、既存の設定を持つ物理ディスクを検出すると、その物理ディスクを「外部」とフラグし、 外部ディスクが検出されたことを示すアラートを生成します。 注意: RLM または OCE 中は、ディスクローミングを行わないでください。仮想ディスクが失われる原因 となります。 仮想ディスクの移行 PERC H700 または H800 から PERC H710、H710P、または H810 に仮想ディスクを移行するには、次の手順を実行 します。 1. システムの電源を切ります。 2. 適切な物理ディスクを PERC H700 または H800 カードから PERC H710、H710P、または H810 カードに移動さ せます。 メモ: PERC H700 または H800 カードを PERC H710、H710P、または H810 カードと交換する場合は、 support.dell.
ライトバック キャッシュでは、コントローラキャッシュでトランザクション内のすべてのデータの受信が完 了したとき、コントローラがホストシステムにデータ転送完了信号を送信します。その後、コントローラは、 キャッシュされたデータをストレージデバイスにバックグラウンドで書き込みます。 ライトバック キャッシュを使用する際のリスクは、キャッシュされたデータがストレージデバイスに書き込 まれる前に停電が発生すると、データが失われる可能性がある点です。このリスクは、PERC H710、H710P、 または H810 カード上の不揮発性キャッシュを使用することにより緩和することができます。 メモ: 仮想ディスクのキャッシュ設定のデフォルトは ライトバック キャッシュです。 メモ: 一部のデータパターンや構成では、ライトスルー キャッシュポリシーの使用でパフォーマンスが 向上します。 ライトバックが用いられる状況 ライトバックキャッシュは、バッテリが取り付けられていて良好であるすべての状況で使用されます。 バッテリがない場合のライトバックの強制を用いる状況 注意: 不意の停電が発生してもデータが失われないように、ライトバッ
空き容量は、メンバーの交換機能を使用してディスクグループの物理ディスクがよりサイズの大きいディス クで交換された場合にも利用可能になります。仮想ディスクの容量は、物理ディスクを追加するための OCE 操作を実行しても拡張できます。 RAID レベルの移行(RLM)とは、仮想ディスクの RAID レベルを変更することを指します。RLM と OCE はど ちらも同時に実施できるため、仮想ディスクの RAID レベル を同時に変更し、容量を増加させることができ ます。RLM/OCE 操作の完了後に再起動は必要ありません。RLM/OCE 実施可否の一覧は、次の表を参照してく ださい。ソース RAID レベル列は RLM/OCE 前の仮想ディスク RAID レベル、ターゲット RAID 列は操作完了後 の RAID レベルを示します。 メモ: コントローラに最大数の仮想ディスクがすでに存在する場合は、どの仮想ディスクにおいても RAID レベルの移行または容量の拡張を行うことはできません。 メモ: RLM/OCE が完了するまでは、RLM/OCE を実行中のすべての仮想ディスクの書き込みキャッシュポリ シーが、コントロ
ソース RAID レ ベル ターゲット RAID 物理ディスクの 数(開始時) レベル 物理ディスクの 数(完了時) 容量拡張の可否 説明 し、分散パリテ ィデータ用に使 用されていたデ ィスク容量を再 取得。 RAID 5 RAID 5 3 以上 4 以上 はい ディスクの追加 により容量を増 加 RAID 5 RAID 6 3 以上 4 以上 はい 二重分散パリテ ィデータ用に少 なくとも 1 台の ディスクを追加 する必要あり。 RAID 6 RAID 0 4 以上 4 以上 はい 非冗長の仮想デ ィスクを変換 し、分散パリテ ィデータ用に使 用されていたデ ィスク容量を再 取得。 RAID 6 RAID 5 4 以上 4 以上 はい 一組のパリティ データを削除し て、パリティデ ータ用に使用さ れていたディス ク容量を取り戻 します。 RAID 6 RAID 6 4 以上 5 以上 はい ディスクの追加 により容量を増 加させます。 メモ: ディスクグループの物理ディスクの合計数は 32 台を超えることはできません。RAID レベ
次の項では、フォルトトレランスを得るための方法のいくつかを説明します。 SMART 機能 SMART 機能は、予測可能な物理ディスク障害の検知に役立てるため、すべてのモニタ、ヘッド、および物理 ディスク電子機器における特定の物理的側面を監視します。SMART 対応の物理ディスクは、データをモニタ し、値の変化を識別して、値が限界値の範囲内かどうかを判定する特性を備えています。多くの機械的およ び電気的な不具合では、不具合が発生する前にパフォーマンスの劣化が見られます。 SMART 検出の不具合は予測不具合とも呼ばれます。物理ディスクの予測不具合には、ベアリングの不具合、 読み取り / 書き込みヘッドの故障、スピンアップレートの変化など、関係する要因が多数あります。また、 シークエラーレートや大量の不良セクターなど、読み取り / 書き込み面の不良に関連する要因もあります。 メモ: SCSI インタフェースの仕様に関する詳細は、t10.org を、SATA インタフェースの仕様に関する詳細 は t13.
– RLM または OCE メモ: デフォルトでは、巡回読み取り は構成された SAS および SATA ハードドライブで、 7 日ご とに自動的に実行されます。 SSD では 巡回読み取り が不要であり、デフォルトで無効になって います。 巡回読み取り の詳細に関しては、dell.
• ホットスワップをサポートするには、システムバックプレーンまたはエンクロージャが PERC H310、 H710、H710P または H810 カードのホットスワップ対応である必要があります。 • 交換後のディスクは同じプロトコルおよびディスクテクノロジのものである必要があります。例え ば、SAS ハードドライブは SAS ハードドライブ、SATA SSD は SATA SSD で交換します。 • 交換用ディスクには、元のディスクと同等またはそれ以上の容量が必要です。 メンバー交換機能と回復可能ホットスペアの使用 メンバー交換機能では、あらかじめ認定されているホットスペアを使用可能なホットスペアに戻すことがで きます。仮想ディスク内でディスク障害が発生すると、割り当てられているホットスペア(専用またはグロ ーバル)ガ 認定され、仮想ディスクが最適な状態になるまで再構築を開始します。障害ディスクが(同じス ロットで)交換された、ホットスペアへの再構築が完了した後、コントローラは認定ホットスペアのデータ を新たに挿入されたディスクへコピーする処理を自動的に開始します。データのコピーが終わると、新し
バッテリの透過的学習サイクル メモ: バッテリがサポートされるのは、PERC H710、H710P および H810 カードのみです。 透過的学習サイクルは、バッテリに十分な充電が残っていることを確認するため、定期的にバッテリ残量を 算出する処理です。この処理は自動的に実行され、システムまたはコントローラのパフォーマンスには影響 しません。 コントローラは 90 日ごとにバッテリに透過的学習サイクル(TLC)を自動実行して充電容量のキャリブレー ションと測定を行います。この処理は必要であれば手動でも行えます。 メモ: 透過的学習サイクルの実行中、仮想ディスクは ライトバック モードのまま(有効な場合)になっ ています。処理が完了すると、コントローラは次の TLC 実行を 90 日後に設定します。 TLC の所要時間 学習サイクル完了の所要時間は、バッテリ充電容量、および使用された放電電流と電荷電流に依存します。 PERC H710 または H810 カードでは、学習サイクル完了にかかる予想所要時間はおよそ 7 時間です。 バッテリ交換の条件 PERC バッテリは、バッテリの状態や正常性が不良だと判断される
PERC カードの導入 3 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可 されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によ ってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていない 修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。システムに付属のマニュアルの「安全にお 使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 メモ: システム部品の取り付けおよび取り外しの情報については、dell.com/support/manuals でシステムの 『Owner's Manual』(オーナーズマニュアル)を参照してください。 メモ: お使いのストレージコントローラの詳細については、Dell サポートサイト dell.
図 1. PERC アダプタの取り外しおよび取り付け 1. 2. 3. 4. PCIe スロット SAS ケーブルコネクタ(2) PERC アダプタ ネジ(1) 図 2.
1. 2. 3. 4. リリースレバー(2) PERC スタックアップコネクタ PERC ミニブレードコントローラ ネジ(2) 図 3. PERC ミニモノリシックコントローラの取り外しと取り付け 1. 2. 3. 4. 5. リリースレバー(2) ストレージコントローラカードホルダ ストレージコントローラカード バッテリー ヒートシンク 6. タッチポイント(2) 7. システム基板上のストレージコントロー ラカードコネクタ 8. ガイドピン(2) PERC コントローラの取り付け PERC コントローラを取り付けるには 1. システムおよび接続された周辺機器の制御シャットダウンを実行します。 2.
3. 適切なコントローラスロットにストレージコントローラを取り付け、すべてのケーブルをストレージコ ントローラに接続します。 注意: PERC ミニモノリシックコントローラの取り外しまたは交換時 、青色で示された端部のタッチ ポイントでカードを持ってください。バッテリまたはヒートシンクを持ってカードを扱わないで ください。 詳細については、「PERC コントローラの取り外し」にある該当する図を参照して下さい。 4. システムカバーを取り付けます。 5.
ィスクすべてがオンラインで最適な状態であることを確認します。Dell OpenManage を使用している場合は、 dell.com/support/manuals の Dell OpenManage マニュアルで追加手順を参照してください。 注意: 冗長パスサポートを有効にするために追加したケーブル以外のケーブルを外すと、エンクロージャ とディスクの接続が失われ、仮想ディスクは機能しません。 PERC H810 カードで冗長パスを活用するためにハードウェアを設定するには、次の手順を実行します。 1. PERC H810 カードでエンクロージャをセットアップします。 2. PERC H810 の 出力 ポートからの 2 本の SAS ケーブルを、外付けエンクロージャの 入力 ポートに接続しま す。詳細に関しては、次の図を参照してください。 3. 4.
ドライバのインストール 4 Dell PowerEdge RAID Controller(PERC)H310、H710、H710P、および H810 カードには、対応オペレーティング システムで動作するためのソフトウェアドライバが必要です。 本項では、H310、H710、H710P、および H810 カードへのドライバのインストール手順が説明されています。 メモ: VMware ESX ドライバの詳細に関しては、デルサポートサイト、dell.com/support/manuals にある VMware ESX のマニュアルを参照してください。 メモ: オペレーティングシステムの互換性を確認するには、dell.
Dell Systems Service and Diagnostic Tools メディアからの Windows 用ドライバのダ ウンロード Dell Systems Service and Diagnostic Tools メディアからのドライバをダウンロードするには、次の手順を実行し ます。 1. システムに『Dell Systems Service and Diagnostics Tools』メディアを挿入します。 Dell Service and Diagnostic Utilities へようこそ画面が表示されます。 2. お使いのシステムモデルとオペレーティングシステム(Microsoft Windows Server 2008)を選択します。 3. 続行をクリックします。 4. 表示されたドライバ一覧から、必要なドライバを選択します。自己解凍 zip ファイルを選択し、実行をク リックします。ドライバをディスケットドライブ、CD、DVD、または USB ドライブにコピーします。こ の手順を必要なドライバすべてに対して繰り返します。 5.
新規 RAID コントローラ用 Windows Server 2008/2008 R2 のインストール Windows がインストール済みのシステムで RAID コントローラ用のドライバを設定するには、次の手順を実行 します。 1. システムの電源を切ります。 2. 新しい RAID コントローラをシステムに取り付けます。 システムへの RAID コントローラの取り付けとケーブル接続の手順については、トピック PERC カードの 導入 を参照してください。 3. システムの電源を入れます。 新しいハードウェアの検出ウィザード 画面が表示され、検出されたハードウェアデバイスを表示しま す。 4. 次へ をクリックします。 5. 6. デバイスドライバの特定 画面で、デバイスに最適なドライバを検索する を選択し、次へ をクリックし ます。 ドライバファイルの特定 画面を参照し、ドライバを選択します。 7. 次へ をクリックします。 新しい RAID コントローラにとって適切なデバイスドライバがウィザードによって検出され、インストー ルされます。 8.
11. ドライバメディア(CD、DVD またはその他のメディア)から INF ファイルを選択します。 12. 次へ をクリックし、ウィザードでインストール手順を続行します。 13. 完了 をクリックしてウィザードを終了し、システムを再起動して変更を有効にします。 メモ: Dell では、Server 2008 または Windows Server 2008 R2 オペレーティングシステムを実行している システム上のドライバをアップデートするための Dell Update Package(DUP)を提供しています。 DUP は実行可能なアプリケーションで、特定のデバイスのドライバをアップデートします。DUP は コマンドラインインタフェースとサイレント実行をサポートしています。詳細に関しては、 dell.
KMOD サポートを含む RPM パッケージをインストールするには、次の手順を実行します。 1. gzip された tarball ドライバリリースパッケージを解凍します。 2. コマンド rpm –ihv kmodmegaraid_ sas-<バージョン>.rpm を使用してドライバパッケージをインストール します。 メモ: 既存のパッケージをアップグレードする場合は、rpm -Uvh <パッケージ名> を使用します。 3. 4. 旧デバイスドライバが使用中である場合、アップデートしたドライバを有効にするにはシステムを再起 動する必要があります。 システムコマンド modinfo megaraid_sas を使用して、ドライバがロードされたことを確認します。 KMP サポートを含む RPM ドライバパッケージのインストールまたはアップデー ト メモ: この手順は SUSE Enterprise Linux 11 SP2 に該当します。 KMP サポートを含む RPM パッケージをインストールするには、次の手順を実行します。 1.
PERC カード用の管理アプリケーション 5 Dell OpenManage Storage Management アプリケーションを使用して、RAID システムの管理と設定、複数のデ ィスクグループの作成と管理、複数の RAID システムの制御と監視、およびオンラインメンテナンスを行うこ とができます。 • Dell OpenManage Storage Management • BIOS 設定ユーティリティ( ) • Unified Extensible Firmware Interface(UEFI)RAID 設定ユーティリティ メモ: Dell serial-attached SCSI(SAS)RAID ストレージマネージャは SED 管理をサポートしません。 Dell OpenManage Storage Management Dell OpenManage Storage Management は、システムにローカルに接続された RAID および非 RAID ディスクスト レージを設定するための拡張機能を提供する、Dell システム向けのストレージ管理アプリケーシ
BIOS 設定ユーティリティの起動 システム起動時に BIOS 設定ユーティリティ()を起動するには、次の手順を実行します。 1. システムの電源を入れます。 BIOS 画面にコントローラと設定に関する情報が表示されます。 2. スタートアップ中に BIOS 画面によるプロンプトが表示されたら、 を押します。 3. 矢印キーを使用して、設定する RAID コントローラを選択し、 を押してコントローラの管理メニ ューを表示します。 コントローラが 1 つのみの場合、そのコントローラの仮想ディスク管理画面が表示されます。コントロ ーラが複数ある場合、メインメニュー画面が表示されます。画面には、RAID コントローラがリスト表示 されます。 メモ: を押すと、BIOS 設定ユーティリティ()を通じて複数のコントローラにアクセ スできます。 メモ: PERC 6/H700/H800 ファームウェアが 6.2.
表記 意味と用途 例 が折り畳まれます。もう一度押すと、上位レベ ルのメニューに移動します。ワードラップがサ ポートされます。 上矢印 キー 上矢印キーを使用し、メニュー内の上のメニュ 仮想ディスク 1 ーアイテム、または上位レベルのメニューに移 ↑ 動します。ストライプエレメントサイズのメニ ューなど、ポップアップウィンドウのメニュー 仮想ディスク 4 一覧を閉じることもできます。ワードラップが サポートされます。 下矢印 キー 上矢印キーを使用し、メニュー内の上のメニュ 仮想ディスク 1 ーアイテム、または上位レベルのメニューに移 ↓ 動します。ストライプエレメントサイズのメニ ューなど、ポップアップウィンドウのメニュー 仮想ディスク 4 一覧を閉じることもできます。ワードラップが サポートされます。 メニューアイテムをハイライト表示した後、 Add New VD(新しい仮想ディスクの追加)を選 を押してそのアイテムを選択します。 択して を押すと、新しい仮想ディスク メニューアイテムのオプションメニューが開き を作成できます。 ます。これは
表記 意味と用途 例 を押すと、コントローラリストが表示され ます。 スペー スバー アイテムを選択するには、 を押しま を押して、コントローラ管理ビュー す。 のコントローラ設定を選択、または選択を外し ます。 仮想ディスクのセットアップ 本項の手順に従って、ディスクグループをセットアップし、仮想ディスクを作成することができます。本項 では、次の各手順が個別に詳細説明されています。 仮想ディスクをセットアップするには、次の手順を実行します。 1. 仮想ディスクを作成し、仮想ディスクのオプションを選択します。 2. ホットスペアを指定します(オプション)。 詳細に関しては、トピック専用ホットスペアの管理を参照してください。 3.
パラメータ 説明 ライトバックキャッシュでは、コントローラのキャッシュがトランザクションの すべてのデータを受信した時に、コントローラがデータ転送完了信号をホストに 送信します。 メモ: バッテリバックアップユニット(BBU)がある場合、デフォルトのキャ ッシュ設定は ライトバック です。BBU がない場合、デフォルトのキャッシ ュポリシー設定は ライトスルー です。 メモ: ライトバック が有効化されており、システムの電源を素早くオフして オンすると、システムがキャッシュメモリをフラッシュするためにコントロ ーラが一時停止することがあります。バッテリバックアップユニットを搭 載したコントローラのキャッシュは、デフォルトで、ライトバック キャッシ ュです。 ライトスルー キャッシュでは、ディスクサブシステムがトランザクションの すべてのデータを受信した時に、コントローラがデータ転送完了信号をホス トシステムに送信します。 読み取りポリシー 先読み では、仮想ディスク用の先読み機能が有効化されます。パラメータは、先 読み、先読みなし、または 適応 に設定できます。デフォルトは 適応先読み で す。 先読み
新規仮想ディスクの作成画面が表示されます。カーソルは RAID レベルオプションに置かれます。仮想 ディスクをディスクグループに追加する場合は、ディスクグループへの仮想ディスクの追加画面が表示 されます。手順 11 に進み、仮想ディスクの基本設定を変更します。 5. を押して、使用可能な物理ディスクに応じて可能な RAID レベルを表示します。 6. 下矢印キーを押して RAID レベルを選択し、 を押します。 7. スパンされた仮想ディスク(RAID 10、50 または 60)を作成する時は、スパンごとの物理ディスクフィー ルドに物理ディスクの数を入力し、 を押します。 メモ: RAID 10 を選択し、スパンごとの物理ディスクフィールドに 22 を入力することにより、22 台の 物理ディスクのある RAID 10 仮想ディスクの作成が可能になります。 8. を押してカーソルを物理ディスクの一覧に移動させます。 9.
9. を押して、カーソルを バッテリがない場合にライトバックを強制に移動させ、 を押しま す。ライトスルーを書き込みポリシーとして選択した場合、このオプションは利用できません。 注意: 既存の構成を再作成している時に仮想ディスクの初期化を行わないでください。 10. を押してカーソルを 初期化に移動させ、 を押します。 メモ: この段階で実行される初期化は、高速初期化です。 11. を押してカーソルを ホットスペアの設定に移動し、 を押します。 メモ: この段階で作成されるホットスペアは、専用ホットスペアです。 12. 以前の手順でホットスペアの作成を選択した場合、適切なサイズのディスクがポップアップウィンドウ で表示されます。 を押して、ディスクサイズを選択します。 13. ディスクサイズを選択したら、OK をクリックして選択を確定するか、キャンセルをクリックして選択を 破棄します。 14.
仮想ディスクを初期化するには、次の手順を実行します。 1. 仮想ディスクの管理画面で 仮想ディスク番号を選択し、 を押して使用可能な操作のメニューを表示 します。 2. 初期化を選択し、右矢印キーを押して 初期化のサブメニューオプションを表示します。 3. 初期化の開始を選択して標準の初期化を開始するか、高速初期化を選択して高速初期化を開始します。 仮想ディスクの初期化が完了したことを示すポップアップウィンドウが表示されます。 4.
外部構成をインポートまたはクリアするには、次の手順を実行します。 1. 起動中に BIOS 画面によるプロンプトが表示されたら、 を押します。 仮想ディスクの管理画面がデフォルトで表示されます。 2. 仮想ディスクの管理画面で、コントローラ番号()をハイライト表示します。 3. を押して、使用可能な操作を表示します。 4. 外部構成オプションへ移動し、右矢印キーを押して利用できるアクションである インポートおよび クリ アを表示します。 メモ: インポートする前に、異種構成ビューページで欠落とマークされている物理ディスクがなく、 すべてのディスクが正常に表示されていることを確かめて、仮想ディスクにすべての物理ディスク があることを確認します。 5.
メモ: インポート操作を実行する前に、システム内にすべてのディスクが取り付けられている必 要があります。 c) 外部構成をコントローラにインポートする場合は インポートを選択し、再度挿入したディスクから 外部構成を削除する場合は クリアを選択します。 構成データのプレビュー ウィンドウで、再構築が必要な物理ディスクのステータスが 再構築と表示 されます。 メモ: 外部構成をインポートする際には、関連する仮想ディスクがすでに存在する、または関連 する仮想ディスクも構成と一緒にインポートするという 2 つの条件付きで、構成内の専用ホット スペアが専用ホットスペアとしてインポートされます。 メモ: 仮想ディスクのデータの整合性を確認するため、再構築が完了した直後に整合性チェック を開始します。データ整合性のチェックの詳細については、トピック「データ整合性のチェッ ク」を参照してください。 2.
BIOS 設定ユーティリティ()から ミラーの切り離し 機能を使用するには、次の手順を実行します。 1. 起動中、BIOS 画面にメッセージが表示されたら を押します。システムに 2 台以上のコントロ ーラがある場合は、コントローラを選択します。 仮想ディスクの管理 画面がデフォルトで表示されます。 2. 適切な ディスクグループ をハイライト表示します。 3. を押して、使用可能なアクションを表示します。 4. ミラーの切断 を選択して、 を押します。 操作を説明し、その操作の実行を確認するダイアログが表示されます。 5.
専用ホットスペアの管理 専用ホットスペアは、そのホットスペアが属している選択されたディスクグループ内に限り、故障した物理 ディスクと自動的に置き換わります。 専用ホットスペアは、グローバルホットスペア使用前に使用されます。専用ホットスペアは、仮想ディスク の管理画面から作成したり削除したりできます。 専用ホットスペアの作成または削除は、次の手順で行います。 1. 仮想ディスクの管理画面で ディスクグループ番号を選択し、 を押して使用可能な操作のメニューを 表示します。 使用可能なメニューオプションが表示されます。 2. 専用ホットスペアの管理を選択し、 を押します。 X が横に付いた現在の専用ホットスペアと、専用ホットスペアの作成に使用できる物理ディスクの一覧 が、画面に表示されます。 メモ: ユーティリティでは、ドライブテクノロジが同じで容量が同等または上回っているディスクの みが専用ホットスペアとして選択できるようになっています。 3. 専用ホットスペアを作成または削除するには、次の手順を使用してください。 – 専用ホットスペアの作成 1.
4. 仮想ディスクの削除 を選択し、 を押します。 5. 複数のディスクが ディスクグループ にある場合、 仮想ディスクの管理 画面でディスクグループの 空き 容量合計 を選択します。 ディスクグループ 内で利用できる空き容量の合計が表示されます。 ディスクグループの削除 BIOS 設定ユーティリティ( ) を使用してディスクグループを削除できます。ディスクグループを 削除する場合、このユーティリティは、ディスクグループ内の仮想ディスクも削除します。 ディスクグループを削除するには、BIOS 設定ユーティリティ( )で次の手順を実行します。 1. を押して 仮想ディスク管理画面にアクセスします。 2. 矢印キーを使って 仮想ディスクの見出しにカーソルを移動させます。 3. を押します。 4.
• メニューオプションが表示される左パネル • 左フレームで選択されている項目の詳細が表示される右パネル 次の項では、各主要メニューのメニューとサブメニューのオプションについて説明します。 仮想ディスク管理(VD Mgmt) 仮想ディスク管理 画面である VD Mgmt は、BIOS 設定ユーティリティ()のメインメニュー画面から RAID コントローラにアクセスすると最初に表示される画面です。左パネルには、次に示す仮想ディスクの管 理に関するメニューが表示されます。 コントローラ— サブメニューアイテムの ディスクグループ で構成され、そのサブメニューにはさらに次の サブメニューアイテムがあります。 • 仮想ディスク • 物理ディスク • 空き容量合計(仮想ディスクサイズおよび仮想ディスクの作成に使用できる空き容量) • ホットスペア (グローバルおよび専用) 右パネルには、次の表に示されるように、選択されているコントローラ、ディスクグループ、仮想ディスク、 物理ディスク、空き容量合計、およびホットスペアに関する詳細情報が表示されます。 表 5.
左パネルで選択されているメニューアイテ 右パネルに表示される情報 ム • 現在進行中の動作 ディスクグループ番号のプロパティ: • • • • • 物理ディスク ディスクグループ番号のプロパティ: • • • • • 物理ディスク番号 仮想ディスク(VD)の数 物理ディスク(PD)の数 物理ディスクの空き領域 空きセグメントの数 専用ホットスペアの数 仮想ディスク(VD)の数 物理ディスク(PD)の数 物理ディスクの空き領域 空きセグメントの数 専用ホットスペアの数 物理ディスクのプロパティ: • • • • ベンダー名 物理ディスクの状態 エンクロージャの位置 スロットの位置 ディスクグループ番号のプロパティ: • • • • • 空き容量合計 ディスクグループ番号のプロパティ: • • • • • ホットスペア 仮想ディスク(VD)の数 物理ディスク(PD)の数 物理ディスクの空き領域 空きセグメントの数 専用ホットスペアの数 仮想ディスク(VD)の数 物理ディスク(PD)の数 物理ディスクの空き領域 空きセグメントの数 専用ホットスペアの数 物理ディスクのプロパティ: • •
左パネルで選択されているメニューアイテ 右パネルに表示される情報 ム • • • • 物理ディスク(PD)の数 物理ディスクの空き領域 空きセグメントの数 専用ホットスペアの数 仮想ディスクの操作 次の表は、仮想ディスクに実行できる操作を説明しています。手順については「仮想ディスク管理」を参照 してください。 表 6.
• 専用ホットスペアまたはグローバルホットスペアの削除 物理ディスクの管理画面では、に示されるように、物理ディスクのプロパティもいくつか表示されます。 表 7. 仮想ディスクの管理画面に表示される情報 左パネルに表示される情報 物理ディスク • • • • • • ディスク ID プロトコルタイプ 容量(GB) 物理ディスクの状態 ディスクグループ ベンダー 右パネルに表示されるサポート情報 • • • • • • • • • • 物理ディスクのセキュリティプロパティ 暗号化対応 製品 ID ファームウェアリビジョン ディスク書き込みキャッシュ S.M.A.R.T 状態 物理ディスクの動作 デバイスの最大リンクレート ネゴシエートされたリンクレート Dell 認定ディスク 物理ディスクの操作 次の表には、物理ディスクで実行できるアクションが説明されています。アクションを実行するのに使用さ れる手順については、トピック物理ディスク管理(PD Mgmt)を参照してください。 表 8.
の再構築パフォーマンスを得るための詳細については、dell.com/support/manuals のマニュアルを参照してくだ さい 次の表の再構築率一覧は、単一の PowerVault MD1220 エンクロージャに接続された PERC H810 カード上で I/O が行われていない時の単一ディスクの障害発生時に計測されたものです。再構築率は、アレイに存在するハ ードディスクのタイプ、速度、および数の他、使用されるコントローラのモデルおよびエンクロージャ設定 によっても変わります。 表 9. 推定再構築率 RAID レベル ハードディスクの数 7.
オプション 説明 メモ: ERC H310 では、このオプションに 仮想ディ スクまたは 非 RAID ドライブを指定できます。 仮想ディスクを構築した場合、このオプションが表 示されます。 自動インポートの有効化 BIOS 設定ユーティリティ( ) にアクセスせ ずに、オンライン外部構成すべてを起動中にインポ ートしようとします。 工場出荷時のデフォルト このオプションを選択して、Settings(設定)ボック ス内のオプションに対するデフォルト設定を復元し ます。 外部構成ビュー 外部構成がある場合、外部構成ビューを選択して、構成を表示することができます。画面には、インポート された場合の外部構成が表示されるので、外部構成をプレビューしてからインポートするか、クリアするか を決定できます。 場合によっては、外部構成はインポートできません。仮想ディスク中の物理ディスクが再構築中の場合、物 理ディスクの状態は 再構築になります。インポートできない仮想ディスクに対しては、ターゲット仮想ディ スク ID は表示されません。 本項「外部構成ビュー画面を使用した外部構成のインポートまたは
グローバルホットスペアを作成するには、次の手順を実行します。 1. 下矢印キーを押して、グローバルホットスペアに変更する物理ディスクをハイライト表示します。 2. を押して、使用可能な操作のメニューを表示します。 3. 下矢印キーを押して グローバルホットスペアの作成をハイライト表示し、 を押します。 物理ディスクがグローバルホットスペアに変更されます。この物理ディスクがグローバルホットスペア であることを示すステータスが状態の下に表示されます。 メモ: 障害が発生した物理ディスクを交換するには、グローバルホットスペアは、ドライブテクノロ ジが同じで、容量が同等または上回っている必要があります。 4. 必要に応じて追加の物理ディスクを選択し、前述の手順に従ってグローバルホットスペアに変更します。 グローバルまたは専用ホットスペアの削除 グローバルまたは専用ホットスペアの削除は 物理ディスク管理(PD Mgmt)画面から行えます。グローバル または専用ホットスペアを削除する手順は次のとおりです。 1.
• メンバー交換機能は、RAID 0、RAID 1、および RAID 5 の場合はアレイあたり 1 台、RAID 6 の場合はア レイあたり 2 台に制限されます。 • メンバー交換機能とリビルドは、RAID 6 仮想ディスクで同時に実行できません。リビルド操作のほう が優先度が高いため、リビルドが始まるとメンバー交換操作は中止されます。 メンバー交換機能とリビルドは、RAID 6 仮想ディスクで同時に実行できません。リビルド操作のほう が優先度が高いため、リビルドが始まるとメンバー交換操作は中止されます。 • バックグラウンド初期化の停止 バックグラウンド初期化(BGI)は、パリティを作成して書き込む自動操作です。BGI は RAID 0 仮想ディスク では実行されません。特定の条件下では、進行中の BGI を中止すると BIOS 設定ユーティリティ( ) にメッセージが表示されます。BGI が進行中で、次のいずれかのアクションを開始すると、アラートメッセ ージが表示されます。 • 仮想ディスクの完全初期化 • 仮想ディスクの高速初期化 • 仮想ディスクの整合性チェック
起動サポートの有効化 メモ: お使いのシステムのマニュアルを参照し、システム BIOS で正しい起動順序が選択されていること を確認してください。 複数のコントローラがある環境では、複数のコントローラで BIOS を有効にできます。ただし、特定のコント ローラから起動する場合は、そのコントローラで BIOS を有効にし、他のコントローラでは無効にしておく必 要があります。これにより、BIOS が有効になっているコントローラからシステムが起動するようになりま す。コントローラの BIOS を有効にする手順は次のとおりです。 1. を押してコントローラの管理メニュー画面を表示します。 2. を押してカーソルを設定ボックスのコントローラ BIOS の有効化に移動します。 3. スペースバーを押してコントローラ BIOS の有効化を選択します。 コントローラ BIOS の有効化の横に X が表示されます。 4.
メモ: コントローラにネイティブ設定がない場合は、この機能を有効化しなくても、コントローラは最 適、および劣化状態の外部構成をすべて自動的にインポートします。 自動インポートを有効化するには、次の手順を実行します。 1. を押して コントローラの管理メニュー画面を表示します。 2. を押してカーソルを 設定ボックスの コントローラ BIOS の有効化に移動します。 3. スペースバーを押して 自動インポートの有効化を選択します。 自動インポートの有効化の横に X が表示されます。 4. を押してカーソルを 適用ボタンに移動し、 を押して選択した設定を適用します。 自動インポート が有効化されました。 自動インポートの無効化 自動インポートを無効化するには、次の手順を実行します。 1. スペースバーを使用して、自動インポートの有効化の選択を外します。 2.
3.
* • エラーを無視: コントローラは各エラーに対してデフォルト処置を実行し、続行が不 可能な場合にのみ、起動を中止します。 * エラー時にセーフモードにする: システムは、ブートボリュームがこのコントローラ にない限り、起動を続行します。コントローラに接続されたドライブは、正常起動完 了時、未設定の良好ドライブとして RAID 管理ユーティリティにレポートされます。コ ントローラ設定を必要時にクリアする以外は、設定変更は許可されません。システム を再起動するとセーフモードが終了し、次回の起動時にドライブが外部として表示さ れます。問題が引き続き発生する場合、システムは再度セーフモードになります。こ のコントローラにブートボリュームがある場合、起動は中止されます。 バッテリ管理 — バッテリのステータスおよび容量情報を表示します。 • 設定のクリア — コントローラにある既存の設定をすべて削除します。 • 外部構成の管理 — インポートを表示、および / または外部構成をクリアします。 • コントローライベントの保存 — コントローライベントファイルのコピーを希望のディレクトリに保 存します。
• グローバルホットスペアの表示 — コントローラ上にある割り当て済みグローバルホットスペアをす べて表示します。 エンクロージャ管理 エンクロージャ管理メニューは、エンクロージャのファームウェアバージョン、およびコントローラに接続 された物理ディスクとそれらの物理ディスク状態を表示するために使用できます。 62
CacheCade 6 Dell PowerEdge RAID コントローラ(PERC)H710、H710P、H810 カードは、読み取りキャッシュの容量を増加 させることによってアプリケーションのパフォーマンスを向上させる、 CacheCade 機能をサポートしていま す。CacheCade 機能では高性能ソリッドステートディスク(SSD)をキャッシュの第二階層として使用しま す。CacheCade は読み取りの高速化し、トランザクション I/O パフォーマンスを最大限に引出します。 メモ: PERC H310 は CacheCade をサポートしません。 キャッシュに SSD を使用することで、キャッシュ内に大容量のデータを置くことができるようになり、読み 取り負荷の大きいアプリケーションのパフォーマンス向上につながります。読み取り負荷の大きいアプリケ ーションの例としては、オンライントランザクション処理(OLTP)、ファイルサーバー、ウェブサーバーワ ークロードなどがあります。CacheCade は SSD テクノロジを使用してハードディスクドライブ(HDD)ベー スのディスクグループの I/O パ
CacheCade 仮想ディスクの管理 仮想ディスクの管理画面は、BIOS 設定ユーティリティ のメインメニュー画面から RAID コントローラにアク セスすると最初に表示される画面です。 次のアクションは、仮想ディスク管理メニューから実行できる CacheCade 関連のアクションです。 • CacheCade 仮想ディスクの作成 • CacheCade 仮想ディスク名の割り当て • 仮想ディスクの削除 CacheCade 仮想ディスクの作成 メモ: CacheCade 仮想ディスクの作成に使用できるのは SSD のみです。 メモ: CacheCade 仮想ディスク内での SAS と SATA ハードディスクドライブの混在はサポートされてい ません。 メモ: 容量を無駄にしないために、CacheCade ボリュームは同じサイズのドライブで作成することをお勧 めします。RAID 0 のように、大きいディスクサイズは、一番小さいサイズに合わせて切り捨てられます。 CacheCade 仮想ディスクを作成するには、次の手順を実行します。 1.
CacheCade 仮想ディスクの削除 CacheCade 仮想ディスクを削除するには、BIOS 設定ユーティリティで次の手順を実行します。 1. を押して、仮想ディスクの管理画面にアクセスします。 2. 3. 矢印キーを使用して、CacheCade ディスクグループまたは仮想ディスクのいずれかの見出しまでカーソ ルを移動させます。 を押します。 4.
• CacheCade 仮想ディスクに追加可能な SSD の数は任意です。 • CacheCade 仮想ディスク内に SAS と SATA を混在させることはできないため、SATA SSD の SAS CacheCade 仮想ディスクへの追加またはその逆を行うことはできません。 • HDD を CacheCade 仮想ディスクに追加することはできません。 メモ: CacheCade ボリュームに追加されるドライブ容量は、仮想ディスクで一番小さいドライブ と同じか、それよりも大きい容量である必要があります。手動による CacheCade 仮想ディスクの サイズ変更は、BIOS 設定ユーティリティ では開始できません。これは OpenManage ストレージ 管理アプリケーションからのみ開始できます。 66
セキュリティキーおよび RAID 管理 7 メモ: PERC H310 は、どのセキュリティ実装もサポートしません。 セキュリティキーの実装 Dell PowerEdge RAID コントローラ (PERC) H710、H710P、および H810 カードは、SED の紛失や東南からデータ を保護するため自己署名ディスク (SED) をサポートしています。保護は、ドライブで暗号化テクノロジを使 って行われます。ローカルキー管理 (LKM) 下でセキュリティキーを管理できます。キーは、Dell OpenManage を使用してファイルに委託できます。セキュリティキーは、コントローラが暗号化対応の物理ディスクへの アクセスをロックおよびアンロックするために使用されます。この機能を利用するには、次の条件が必要で す: 1. システムに SED を搭載する。 2.
メモ: LKM では、キーの作成時、パスフレーズを求めるメッセージが表示されます。 セキュリティキーの作成 次の手順を実行して、コントローラにセキュリティキーを作成します。 メモ: セキュリティキーの作成には、パスフレーズバックアップオプションはありません。パスフレーズ は記憶する必要があります。 1. ホストシステムを起動中、BIOS 画面が表示されたら を押します。 仮想ディスク管理画面が表示されます。 複数のコントローラがある場合は、メインメニュー画面が表示されます。 2. コントローラを選択して を押します。 3. 矢印キーを使って セキュリティキーの管理をハイライト表示します。 4. を押して、実行可能なアクションを表示します。 5. キーの作成を選択し、 を押します。 選択したコントローラ用の 仮想ディスクの管理画面が表示されます。 セキュリティキーの作成画面が表示されます。カーソルは、セキュリティキー識別子にあります。 6.
メモ: コントローラに既存の設定がある場合、新規セキュリティキーでアップデートされます。以前 セキュア化されたディスクを取り外した場合、インポートするには古いパスフレーズを入力する必 要があります。 セキュリティキーの削除 メモ: コントローラにセキュリティキーがあると、キーの削除がアクティブになります。 メモ: キーの削除は、セキュアな仮想ディスクがない場合にのみ実行できます。 メモ: キーの削除実行後、すべての構成されていないセキュアな SED はセキュア削除する必要がありま す。 コントローラのセキュリティキーを削除する場合は、次の手順を実行します。 1. ホストシステムの起動中、BIOS 画面が表示されたら を押します。 仮想ディスク管理画面が表示されます。複数のコントローラがある場合は、メインメニュー画面が表示 されます。 2. コントローラを選択して を押します。 選択したコントローラ用の 仮想ディスクの管理画面が表示されます。 3. 矢印キーを使って セキュリティキーの管理をハイライト表示します。 4.
選択したコントローラ用の仮想ディスクの管理画面が表示されます。 3. 矢印キーを使って ディスクグループ番号をハイライト表示します。 4. を押して、使用可能なアクションのメニューを表示します。 5. S ディスクグループのセキュア化オプションをハイライト表示し、 を押します。 メモ: ディスクグループのセキュア化を選択した場合、ディスクグループ内の仮想ディスク全部がセ キュア化されます。 既存の仮想ディスクのセキュア化 コントローラにセキュア化されていない仮想ディスクが作成された場合、次の要件を満たしている場合に限 り、そのディスクをセキュア化できます。 • コントローラにセキュリティキーがある。 • 仮想ディスク上の全物理ディスクが SED である。 セキュア化されたコントローラで既存の仮想ディスクをセキュア化するには、次の手順を実行します。 1. ホストシステム起動中、BIOS 画面が表示されたら を押します。 仮想ディスク管理画面が表示されます。 複数のコントローラがある場合は、メインメニュー画面が表示されます。 2.
外部セキュア仮想ディスクをインポートするには、次の手順を実行してください。 1. ホストシステムを起動中、BIOS 画面が表示されたら を押します。 仮想ディスク管理画面が表示されます。 複数のコントローラがある場合は、メインメニュー画面が表示されます。 2. コントローラを選択して を押します。 選択したコントローラ用の 仮想ディスクの管理画面が表示されます。 3. を押して、使用可能な操作のメニューを表示します。 4. 外部構成をインポートする場合は インポートを、削除する場合はクリアを選択し、 を押します。 メモ: クリアするには、異なるセキュリティキーでセキュア化された外部構成を インスタントセキ ュア削除する必要があります。 5. 構成の インポートを選択した場合、セキュア外部インポートが表示されます。 メモ: 外部セキュア仮想ディスクをセキュア化するために使用されたパスフレーズのキー識別子は セキュアドライブオプションに表示されます。 6. 外部構成をセキュア化するために使用されたパスフレーズを入力します。 7.
トできません。セキュア化された外部構成をインポートするには、正しいパスフレーズを入力しま す。パスフレーズをなくしたり忘れた場合は、正しいパスフレーズが入力されるか、インスタントセ キュア削除されるまで、セキュア化された外部ディスクはロックされたまま(アクセス不可)となり ます。 • 正しいパスフレーズ入力後もセキュア仮想ディスクがオフライン — 仮想ディスクに障害が発生して いる理由を判断し、問題を解決する必要があります。トピック「トラブルシューティング」を参照し てください。 非自己暗号化ドライブ(非 SED)の選択または設定の失敗 仮想ディスクは、作成時の設定方法に応じてセキュアまたは非セキュアのどちらかになります。セキュア仮 想ディスクを作成するには、コントローラにセキュリティキーがあり、SED のみで構成されている必要があ ります。非 SED を選択、または設定するには、非セキュア仮想ディスクを作成する必要があります。非セキ ュアディスクは、セキュリティキーがある場合でも作成できます。セキュア仮想ディスクオプションを選択 し、新規仮想ディスクの作成メニューで いいえを選択します。非セキュア仮想デ
トラブルシューティング 8 Dell PowerEdge RAID Controller(PERC)H310、H710、H710P および H810 のサポートを受けるには、Dell テクニ カルサービスの担当者にお問い合わせいただくか、dell.
• 対応処置 データの整合性を保証できないため、コントローラがキャッシュをディスクサ ブシステムに送信せずに破棄した場合。 この問題を解決するには、バッテリを完全に充電します。問題が解決しない場合、バ ッテリまたはコントローラのメモリに欠陥がある可能性があります。Dell テクニカル サポートにお問い合わせください。 仮想ディスク内の欠落ディスクエラーメッセージ エラーメッセー ジ: The following virtual disks have missing disks: (x). If you proceed (or load the configuration utility), these virtual disks will be marked OFFLINE and will be inaccessible. Please check your cables and ensure all disks are present. Press any key to continue, or 'C' to load the configuration utility.
対応処置: ケーブル接続を確認し、問題を修正した後、システムを再起動します。ケーブルに問 題がない場合、任意のキー、または を押して続行します。 ダーティーキャッシュデータエラーメッセージ エラーメッセー ジ: The following virtual disks are missing: (x). If you proceed (or load the configuration utility), these virtual disks will be removed from your configuration. If you wish to use them at a later time, they will have to be imported. If you believe these virtual disks should be present, please power off your system and check your cables to ensure all disks are present.
考えられる原因 このメッセージは、前に設定したディスクに問題があることを示す別の BIOS 警告が表 示された際に変更を受け入れて続行することを選択した後に表示されます。システム の SAS ケーブルが正しく接続されていない可能性があります。 対応処置 ケーブル接続を確認し、問題があれば修正してからシステム再起動します。ケーブル の問題がない場合は、任意のキーまたは を押して続行します。 ベースポートのアダプタの無反応エラーメッセージ エラーメッセー ジ: Adapter at Baseport xxxx is not responding, where xxxx is the baseport of the controller. 対応処置 Dell テクニカルサポートにご連絡ください。 オフラインまたは欠落した保持キャッシュを伴う仮想ドライブエラーメッセージ エラーメッセー ジ: There are offline or missing virtual drives with preserved cache.
仮想ディスク部分的劣化エラーメッセージ エラーメッセー ジ: x Virtual Disk(s) Degraded, where x is the number of virtual disks degraded. 考えられる原 因: RAID 6 または RAID 60 構成において、1 台のディスクが故障していることを BIOS が検 出すると、この警告が表示されます。 対応処置: このメンバーディスクが存在しない原因を調べて、問題を解決する必要があります。 BIOS が何らかの処置をとることはありません。 メモリまたはバッテリ問題エラーメッセージ エラーメッセー ジ: Memory/Battery problems were detected. The adapter has recovered, but cached data was lost.
における外部構成未検知エラーメッセージ エラーメッセー ジ: The foreign configuration message is present during POST but no foreign configurations are present in the foreign view page in . All virtual disks are in an optimal state.
注意: PERC ミニモノリシックコントローラの取り外しまたは交換時 、青色で示さ れた端部のタッチポイントでカードを持ってください。バッテリまたはヒートシ ンクを持ってカードを扱わないでください。 詳細に関しては、 「PERC コントローラの取り外し」にある「PERC ミニモノリシックコ ントローラの取り外しと取り付け」を参照して下さい。 注意: マルチビット ECC エラーが発生すると、データ破損とデータ喪失につながり ます。MBE エラーの場合は、Dell テクニカルサポートにお問い合わせください。 考えられる原因 メモリでマルチビット ECC エラーが発生し、キャッシュデータが壊れて破棄される場 合があります。 対応処置 Dell テクニカルサポートにお問い合わせください。 設定済みディスクの削除またはアクセス不可エラーメッセージ エラーメッセー ジ Some configured disks have been removed from your system or are no longer accessible.
メモリエラー メモリエラーによってキャッシュデータが破損することがあるため、コントローラーはメモリエラーを検知 して回復を試みるように設計されています。シングルビットのメモリエラーはコントローラによって対処で き、通常のシステム動作には影響しません。シングルビットエラーの数が許容値を超えた場合には、通知が 送信されます。 マルチビットエラーはデータの破損や損失につながるため、より深刻です。マルチビットエラーの発生時に は次の一連の処理が行われます。 • • • コントローラがダーティーキャッシュで開始した際にキャッシュ内のデータにアクセス中にマルチ ビットエラーが発生した場合、コントローラはキャッシュの内容を破棄します。コントローラは、キ ャッシュが破棄されたことを示す警告メッセージをシステムコンソールに発行し、イベントを生成し ます。 実行時に、コード / データ内またはキャッシュ内のいずれかでマルチビットエラーが発生した場合、 コントローラは停止します。 コントローラはコントローラの内部イベントログにイベントを記録し、POST 時にマルチビットエラ ーの発生を示すメッセージを表示します。 メモ: マル
対応処置: この問題は、次 の原因のいずれ かによって発生 します。 • ドライバがオペレーティングシステムでネイティブで はない。 この問題を解決するには、インストール中に を押 して RAID デバイスドライバをインストールします。 • 仮想ディスクが正しく設定されていない。 この問題を解決するには、BIOS 設定ユーティリティ ( )を起動して、仮想ディスクを設定します。 仮想ディスクの設定手順については、トピック「PERC カード用の管理アプリケーション」を参照してくださ い。 • コントローラの BIOS が無効に設定されている。 この問題を解決するには、BIOS 設定ユーティリティ ( )を起動して、BIOS を有効化します。仮想 ディスクの設定についての情報は、トピック「PERC カ ード用の管理アプリケーション」を参照してください。 物理ディスクの問題 物理ディスクが故障状態 問題: ディスクアレイ内の物理ディスクの 1 台が故障状態になっている。 対応処置 PERC カードを dell.
複数ディスクがアクセス不可になる 問題: 複数のディスクが同時にアクセス不可になった後で、物理ディスクが再構築される。 対応処置: 単一アレイにおける複数の物理ディスクエラーは、通常ケーブル配線または接続に障 害があることを示し、データ損失を伴う場合があります。複数の物理ディスクが同時 にアクセスできなくなった場合、その後、仮想ディスクを回復することができます。 次の手順を実行し、仮想ディスクを回復します。 注意: 静電気放出を防ぐために、安全上の注意に従ってください。 1. システムの電源を切ってケーブルの接続を確認し、物理ディスクを装着しなおします。 2. すべてのディスクがエンクロージャ内にあることを確認します。 3. システムの電源を入れ、BIOS 設定ユーティリティ( )を起動します。 4. 外部構成をインポートします。 5.
説明: 専用ホットスペアが 準備完了状態に戻り、仮想ディスクが 障害状態になります。 冗長仮想ディスクでの再構築中に物理ディスクが故障する 問題: ホットスペアのある冗長仮想ディスクでの再構築プロセス中に、物理ディスクに障害 が発生する。 対応処置: 専用ホットスペアが 準備完了状態に戻り、仮想ディスクが 障害状態になります。 専用ホットスペアを使用した再構築中に仮想ディスクに障害が発生する 問題: 専用ホットスペアを使用して再構築を行う途中で仮想ディスクに障害が発生する。 説明: 専用ホットスペアが 準備完了 状態になり、仮想ディスクが 障害 状態になります。 物理ディスクの再構築に長い時間がかかる 問題: 物理ディスクの再構築に予想以上に時間がかかる。 説明: 物理ディスクに大きな負荷がかかっている 場合、再構築には時間がかかります。例え ば、ホスト I/O 操作 5 件ごとに再構築 I/O 操作は 1 件ずつあります。仮想ディスクが再 構築中のディスクグループには、第 2 の仮想ディスクを追加することはできません。 ファームウェアでは、仮想ディスクグループ内の物理ディスクが再構
非冗長仮想ディスク内の物理ディスクで SMART エラーが検出される 問題: 冗長仮想ディスクの物理ディスクで SMART エラーが検出される。 対応処置: 次の手順を実行します。 1. データをバックアップします。 2. メンバーの交換を使用するか、グローバルホットスペアを設定して、ディスクを 自動的に交換します。 メモ: メンバー交換 機能については、 「メンバーの交換機能と回復可能ホット スペアの使用」を参照してください。 3. 対象の物理ディスクを同等以上の容量を持つ新しい物理ディスクと交換します。 4.
シュ設定はコントローラのファームウェアがコントローラごとおよび仮想ディスクご とにを管理するので、ファームウェアはこのコマンドには応答しません。Linux SCSI 中 間レイヤは仮想ディスクのキャッシュポリシーが ライトスルー であると見なします。 SDB は仮想ディスクのデバイスノードです。この値は、各仮想ディスクごとに変わり ます。 ライトスルー キャッシュの詳細については、トピック「ライトバックとライトスル ー」を参照してください。 このメッセージを除いて、この動作による通常の操作への影響はありません。仮想デ ィスクのキャッシュポリシー、および I/O スループットはこのメッセージの影響を受 けません。PERC SAS RAID システムのキャッシュポリシー設定はそのまま維持されま す。 ドライバが新しいカーネルに自動構築されない 問題: カスタマ更新後、ドライバが新しいカーネルに自動構築されません。 対応処置: このエラーはダイナミックカーネルモジュールサポート (DKMS) の汎用問題であり、 すべての DKMS が有効なドライバパッケージに適用されます。この問題は、次のステ ップを実行す
ディスクキャリア LED インジケータ 物理ディスクキャリア上の LED は各物理ディスクの状態を示します。エンクロージャの各ディスクキャリア は 2 つの LED (アクティビティ LED(緑)およびステータス LED(緑色と橙色の 2 色))があります。アクテ ィビティ LED はディスクがアクセスされたときにアクティブである一方、ステータス LED はディスクのスピ ンアップ中、再構築中、または障害状態であることを示します。 図 5. ディスクキャリア LED インジケータ 1. アクティビティ LED 2.
9 付録:RAID の説明 RAID とは、データの保存やデータへのアクセスに使用するディスクの数を増やすことでパフォーマンスを高 める、複数の独立した物理ディスクのグループです。 注意: 物理ディスクに障害が発生すると、RAID 0 の仮想ディスクは壊れ、データロスを招きます。 RAID ディスクサブシステムでは、次の利点を提供します。 • • • I/O パフォーマンスとデータの可用性の向上。 複数のディスクに同時アクセスするため、データが向上します。物理的ディスクグループは、ホスト に対して単一ストレージユニットまたは服すの論理的ユニットとして表示されます。 データストレージ可用性とフォールトトレランスの改善。物理ディスクのしょうがによるデータ損 失の場合も、データまたはパリティを含む残りの物理的ディスクからデータをリビルドすることによ り復元できます。 RAID レベルの概要 メモ: PERC H710、H710P、および H810 カードは、次にリストされるすべての RAID レベルをサポートしま す。PERC H310 はパフォーマンス制限のある RAID 5 をサポートしますが、RAID 6
および 1024 KB サイズのストライプへのパーティショニングが含まれます。ストライプは、連続して、繰り返 しインタリーブされます。1 台の物理ディスク上のストライプの一部は、ストライプエレメントと呼ばれま す。 たとえば、RAID 0 のようにディスクストライピングのみを使用する 4 台のディスクからなるシステムでは、 セグメント 1 はディスク 1 に、セグメント 2 はディスク 2 に、というように書き込まれます。ディスクストラ イピングによってパフォーマンスが向上するのは、複数のディスクに同時にアクセスが行われるからですが、 ディスクストライピングではデータの冗長性は提供されません。 図 6.
パリティデータ パリティデータとは、特定の RAID レベル内におけるフォールトトレランスを提供するために生成される冗長 データです。ディスクが故障した場合には、コントローラはユーザーデータを再生成するためにパリティデ ータを使用することができます。パリティデータは RAID 5、6、50、および 60 に存在します。 パリティデータはシステム内のすべての物理ディスクに分散されます。単一の物理ディスクが故障した場 合、ディスクはパリティと残りの物理ディスク上のデータから再構築することができます。RAID レベル 5 は 分散パリティとディスクストライピングを組み合わせたレべルです。パリティは、全物理ディスクの内容を 複製することなく、1 台の物理ディスクの故障時に冗長性を提供します。 RAID 6 は、デュアル分散パリティとストライピングを組み合わせたレベルです。このパリティのレベルは、 物理ディスクの内容全体を複製することなく、2 台の物理ディスクの故障時のための冗長性を提供します。 図 8.