Users Guide
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オートローダの設置: Dell™PowerVault™122TSDLT320オートローダ ユーザー ガイド
設置方法の概要
オートローダの設置方法について概略を説明します。 詳しい手順については、このセクションの後半を参照してください。
1. オートローダを設置する場所を選択します(「場所の選択」を参照)。
2. オートローダを開梱し、輸送による破損がないことを確認します(「オートローダの開梱」を参照)。
3. オートローダの付属品を確認します(「製品コンポーネントの確認」を参照)。
4. オートローダをコンピュータ ラックに設置するか、ホスト サーバーの近くのテーブルまたはデスクトップに設置します ラック マウント装置を設置する場合は、ラックの
『
Installation Guide
(取り
付け説明書)』
を参照してください。
5. サーバーをシャットダウンし、電源を切ります。電源ケーブルおよびサーバーに接続されたすべての機器をサーバーから取り外します(「SCSI と電源ケーブルの接続」を参照)。
6. SCSI ケーブルをオートローダとサーバアの SCSI ホスト アダプタに取り付けます(「SCSI と電源ケーブルの接続」を参照)。
7. オートローダに電源ケーブルを取り付け、一番近くのコンセントに電源ケーブルを差し込みます(「SCSI と電源ケーブルの接続」を参照)。オートローダの電源を入れ、Power-on Self Test に
合格することを確認します。
8. オートローダまたはテープ ドライブの SCSI ID を設定します(「SCSI ID の変更」を参照)。
9. ホストを設定し、接続を確認します(「ホストの設定と接続確認」を参照)。
オートローダの特徴
オートローダは、DellPowerVault122TSDLT320テープ ドライブと 8 つのテープ スロットが組み込まれた SCSI-2 低電圧ディファレンシャル(LVD)データ記憶装置です。オートローダは、2 つ
の SCSI ターゲット アドレスを使用します。ID の 1 つはテープ ドライブ用で、もう 1 つはオートローダ ロボティックス用です。オートローダは、最大 8 本の Super DLTtape I データ カートリッジを
使用して、最大 2.56 テラバイトのフォーマット済み容量と、毎分 1.92 GB の継続データ転送速度を実現します。この場合、圧縮率は 2:1 とします。
オートローダは、SCSI インタフェースをサポートするほとんどのオペレーティング システムおよび環境と互換性があります。ただし、オートローダの数々の機能を充分に活用するためには、オペレーティ
ング システムまたは互換性のあるバックアップ アプリケーションからの直接サポートが必要です。
バー コード リーダ
オートローダにはオプションでバー コード リーダを取り付けることができます。バー コード リーダは、オートローダ背面の SCSI コネクタのすぐ上に突き出したプラスチック ハウジングに格納されていま
す。バー コード リーダは、電源投入時、リセット後、インポート/エクスポート後、または[Re-inventory(再インベントリ)]コマンド指定時に、自動的に回転式スロット マガジン内のカートリッジをスキャン
します(「カートリッジ インベントリの作成」を参照)。バー コード リーダには、前面パネルのコントロールまたは LCD スクリーンを使用するようなユーザー インタフェースはありません。ラベルから読み
取られた情報はメモリに格納され、必要な場合は SCSI を介してコンピュータのオペレーティング システムまたはバックアップ アプリケーションで使用されます。
バー コード リーダを利用する場合は、カートリッジ前面の凹面に、バー コード ラベルを貼り付ける必要があります。ラベルは、ANSI/AIM BC1-1995 Uniform Symbology Specification Code
39 に適合したものでなければなりません。オートローダにはバー コード ラベルのセットが付属しています。追加のバー コード ラベルを入手する方法については、 www.dell.com を参照してくださ
い。
SCSI 要件
オートローダには、ワイド SCSI-2、LVD SCSI バスが組み込まれています。SCSI ホスト アダプタまたはコントローラが、これらの基準に適合しているかどうかを確認してください。
オートローダには、シングル エンド(SE)SCSI バスを取り付けることもできますが、これによりパフォーマンスが制限されるので推奨できません。オートローダがシングル エンド(SE)SCSI バス に接続
されている場合、または同じ SCSI バスに他のシングル エンド デバイスが接続されている場合、オートローダのパフォーマンスは、シングル エンド(SE)バスの最大データ転送速度および最大ケーブル
長に制限されます。オートローダは、標準ディファレンシャル(Diff)SCSI バスまたは高電圧ディファレンシャル(HVD)SCSI バスとの互換性はありません。オートローダには、ナロー(50 ピン)SCSI バ
スを取り付けることもできますが、これによりパフォーマンスが制限されるので推奨できません。ナロー(50 ピン)SCSI バスに取り付けるには、未使用の 18 ピン アダプタをターミネートする 68〜50 ピ
ン アダプタを準備する必要があります。これらのアダプタのラベル表示は、ハイバイト ターミネーションとされる場合があります。
製品の概要
前面パネルのコントロール
設置方法の概要
オートローダの開梱
オートローダの特徴
製品コンポーネントの確認
バー コード リーダ
SCSI と電源ケーブルの接続
SCSI 要件
ホストの設定と接続確認
製品の概要
デバイス ドライバのインストール
場所の選択