Users Guide
Attached devices:
Host: scsi3 Channel: 00 Id: 00 Lun: 00
Vendor:QUANTUMModel:ULTRIUM4Rev: xxxx
Type:Sequential-AccessANSI SCSI revision: 04
2. 設定するデバイスの最初の LUN のホスト アダプタ (Host)、チャンネル番号 (Channel)、ターゲット ID 番号 (Id)、および LUN 番号 (Lun) を確認します。 この例では、Certance
Ultrium 2 (PowerVault 124T 内のドライブ) が 、アドレス (ネクサス) 3 0 0 0 (ホスト アダプタ 3、チャンネル番号 0、ID 番号 0、および LUN 0) に表示されています。 PowerVault
124T では、テープ ドライブは LUN 0 に、ロボットは LUN 1 に常にそれぞれ割り当てられています。
3. Linux で検出する必要があるそれぞれの LUN に対して、以下のコマンドを実行します。
echo "scsi-add-single-device H C I L">/proc/scsi/scsi
ここで、「H C I L」は 手順 2 に説明されているネクサスです。 したがって、LUN 1 の PowerVault 124T ロボットの場合は、次のように入力します。
echo "scsi-add-single-device 3 0 0 1">/proc/scsi/scsi
echo コマンドにより、指定したネクサスの各デバイスが強制的にスキャンされます。
4. もう一度「cat /proc/scsi/scsi」と入力し、すべてのデバイスが一覧に表示されていることを確認します。 以下に示すような情報が表示されます。
Attached devices:
Host: scsi3 Channel: 00 Id: 00 Lun: 00
Vendor:QUANTUMModel:ULTRIUM4Rev: xxxx
Type:Sequential-AccessANSI SCSI revision: 04
Attached devices:
Host: scsi3 Channel: 00 Id: 00 Lun: 01
Vendor:DELLModel:PV-124TRev: Vxx
Type:Sequential-AccessANSI SCSI revision: 04
管理者は、echo コマンドを Linux のブート スクリプトに追加する必要があります。これは、echo コマンドを Linux のブート スクリプトに追加しないとデバイス情報が永続しないので、システ
ムを起動するたびに、これらの情報を作成する必要が生じるためです。 このコマンドは、/etc/rc.local などのファイルに保存できます。 サーバーまたはストレージ エリア ネットワーク (SAN)
上に追加のデバイスを設定すると、デバイスが並べ替えられることがあります。この場合、管理者がコマンドを変更する必要があります。
これ以外に LUN サポートを有効にする方法としては、カーネルを再コンパイルしコントローラ ドライバ内で LUN スキャンを有効にする方法がありますが、Linux の専門知識を必要とするので、ここで
は説明しません。 しかし、この方法を使用すると、サーバーの起動時にデバイスが自動的に常時検出されます。
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注:この手順は、サーバーを起動するごとに実行する必要があります。 また、バックアップ アプリケーション サービスが実行中の場合 (OS の起動時にそれらのサービスが
自動的に開始する場合など)、これらのサービスを一度無効にして上記の手順を終了した後で、再び有効にする必要があります。