Users Guide
インベントリの実行
電源を入れ直した時、またはマガジンを挿入した時に、オートローダは自動的にインベントリを実行します。 インベントリが、各マガジンスロット、ドライブ、ピッカー、およびメディア ドア (メールスロット) を
チェックして、カートリッジの存在を確認します。カートリッジが存在する場合、バー コード ラベルが利用可能であれば、その読み取りを行います。 これら以外の時にインベントリを実行する場合は、手動
で実行します。
以下に、オートローダの始動にかかるおおよその時間をテープカートリッジマガジンの構成ごとに示します。
インベントリの手動実行方法:
1. メインメニューから Command (コマンド) へスクロールし、Enter を押します。
2. Command (コマンド) サブメニューから Inventory (インベントリ) までスクロールし、Enter を押します。 オートローダは存在するすべてのカートリッジについてバーコードスキャンを行
います。
ステータス情報の参照
LCD のスクロール メニューは、オートローダのステータス、ファームウェア バージョン、エレメントの状態、テープ ドライブのステータス、テープ ドライブのバージョン、およびイーサネット情報を表示し
ます。
PowerVault 124T オートローダステータスの参照
オートローダのステータスからは、マガジン取り付けの有無、SAS 接続ステータス、イーサネット接続ステータス、およびバーコード リーダーの状態(有効/無効)などの情報が提供されます。
オートローダ ステータスの参照:
1. メインメニューから Status (ステータス) までスクロールし、Enter を押します。
2. Status (ステータス) サブメニューから Autoloader (オートローダ) までスクロールし、Enter を押します。
3. Autoloader (オートローダ) サブメニューから Status (ステータス) までスクロールし、Enter を押します。 次のようなメッセージ一覧が表示されます。
ファームウェア バージョンの表示
現在のファームウェア バージョンを表示するには、次の手順にしたがいます。
1. メインメニューから Status (ステータス) までスクロールし、Enter を押します。
2. Status (ステータス) サブメニューから Autoloader (オートローダ) までスクロールし、Enter を押します。
3. Autoloadr (オートローダ) サブメニューから Version (バージョン) までスクロールし、Enter を押します。
LCD にメッセージ一覧が表示されます。 ファームウェア バージョンは、Firmware VX.XX (ファームウェア: VX.XX) のように表示され、X.XX で現在インストール済みのファームウェア
バージョンが示されます。
エレメント ステータスの表示
フルに使用されているマガジン
(バーコード ラベル付きメディアを使用)
バーコード リーダー
起動時間
(分 :秒)
左のマガジンのみ
有効
無効
3:40
1:40
右のマガジンのみ
有効
無効
3:40
1:40
両方のマガジン
有効
無効
4:15
1:40
注:テープがピッカーにある場合、バーコードラベルは読み取りできません。
マガジン
L=*
左マガジンが存在します。
R=*
右マガジンが存在します。
BC リーダー
対応
バーコード リーダーが有効です。
非対応
バーコード リーダーが無効です。
ファームウェ
ア
この番号は、ファームウェアバージョンを示します。
EDC
この番号は、ファームウェアがインストールされたときに生成される Error Correction Code を示します。 オートローダはこの番号を使用して、そのファームウェアとそれを
保持するメモリとの整合性を検証します。
HW Rev
この番号は、ハードウェア バージョンを示します。
ME Rev
この番号は、機械のバージョンを示します。