Users Guide
System Operations (システム操作) のオプションには、Compression (圧縮)、Barcode Reader (バーコード リーダー)、Cleaning Tape (クリーニングテープ)、Magazines
(マガジン)、および System Time (システム時間) などがあります。
圧縮
Dell PowerVault 124T LTO4-120 SAS オートローダの場合、データ圧縮はドライブに依存します。 前面パネルおよび RMU は、圧縮が有効か無効かを表示します。
データ圧縮は、同じテープ サイズに、ドライブがより多くのデータを書き込むようにすることです。 圧縮によってデータ転送のパフォーマンスも向上します。
圧縮設定の表示方法:
任意のページで、Configuration (設定) の見出しをクリックします。 Configuration (設定) 画面が表示されます。 Compression (圧縮) 見出しの下に、現在の圧縮設定が
Compression
Enabled (圧縮が有効です) または Compression Disabled (圧縮は無効です) として表示されます。
バーコードリーダー
バーコード リーダーは有効 / 無効に設定できます。 バーコード リーダーを無効にすると、リーダーがラベル情報を読み取らないように設定されます。 バーコード ラベル 以外のものが使用されていた
り、ラベルが使用されていない場合は、バーコード リーダーを無効にすると起動時またはシステム リセット時の初期化を短縮できます。
変更を有効にするには、電源の入れ直し(前面パネルのボタンを使用) またはオートローダ リセット (エラーログと診断ページのオートローダ リセット コマンドを使用) を行う必要があります。
SCSI バーコード長は SCSI 読み取りエレメント データで返される最大バーコード文字数を設定します。ただし、この設定は、 Web インターフェイスとオペレータ コントロール パネル (OCP) 上のバ
ーコード情報の表示には影響しません。
SCSI バーコード長を 0 に設定すると、バーコードの切り捨てが無効になり、SCSI 読み取りエレメント データには完全なバーコードが返されます。
この設定は、読み取り可能なバーコード文字数が 6 または 9 文字に制限されたデバイスでカタログ化されていたメディアに対して大変役立ちます。PV124T 設定を以前のハードウェアに一致するよう
に調整すると、ユーザーは別のデバイスでこれまで使用していたすべてのバーコードラベル付きメディアを再カタログ化する必要はありません。
バーコード長の変更時にはオートローダをリセットする必要はありません。
バーコード リーダー設定の変更方法:
1. 任意のページで、Configuration (設定) の見出しをクリックします。 Configuration (設定) 画面が表示されます。
2. Barcode Reader (バーコード リーダー) セクションで、Enable/Disable (有効 / 無効) オプションと Barcode Length (バーコード長) 設定から希望するオプションを選択し
て、Submit (送信) をクリックします。
3. Enable/Disable (有効 / 無効) オプションが変更されると、「This will require a power cycle and host backup software configuration change (変更には電源の入れ直し
とホスト ソフトウェアの設定変更が必要です) 」というメッセージが表示されます。
4. OK を選択します。前面パネルと Web インターフェイスには「Please Power Cycle (電源を入れ直してください)」というメッセージが表示されます。
5. 変更を有効にするには、電源の入れ直し (前面パネルのボタンを使用) またはオートローダ リセット (Web インターフェイスのエラーログと診断ページのオートローダ リセット コマンドを使用) を
行う必要があります。
クリーニングテープ
Auto Clean (自動クリーニング) 機能を有効または無効にするときは、クリーニング テープ カートリッジにフル スロットを指定しておくことも必要です。 スロットが指定されていない場合は、ボックス
にはNone と表示されます。 クリーニング テープ スロットの指定方法:
1. Library Operations (ライブラリ操作) ページでクリーニングテープを空のスロットにロードします。
2. チェック ボックスを選択して Auto Clean (自動クリーニング) を有効または無効にします。 自動クリーニングが有効である場合、クリーニング カートリッジは割り当てられたクリーニング ス
ロットからクリーニングが必要とされるドライブに自動的に移動します。
Auto Clean (自動クリーニング) の設定方法:
1. 任意のページで、Configuration (設定) の見出しをクリックします。 Configuration (設定) 画面が表示されます。
2. Cleaning Tape (クリーニング テープ) までスクロールします。
Auto Clean (自動クリーニング) のボックスにチェック マークが入っていたら、このオプションは有効です。 Auto Clean (自動クリーニング) を無効にするときは、このボックスをクリック
してチェック マークを外します。 Auto Clean (自動クリーニング) のボックスにチェック マークが入っていなかったら、このオプションは無効になっています。 Auto Clean (自動クリーニ
ング) を有効にするときは、このボックスをクリックしてチェック マークを入れます。
3. Cleaning Tape Location (クリーニングテープの場所) フィールドに、クリーニング テープが置かれているスロットの場所を選択します。 Auto Clean (自動クリーニング) が無効に
なっている場合は、クリーニングはインストールされているバックアップパッケージが代わりに行います。
4. submit (送信) をクリックします。
マガジンの設定
この設定はを用いて、格納エレメントの数およびエレメント アドレスがホストへ報告されます。正しい情報を報告するためには、この設定が実際の物理構成と一致しなければなりません。この設定は、ホ
ストへ報告される情報のみに影響を与えるもので、前面パネルまたは RMU からのマガジンスロットへのアクセスには影響しません。これらのインターフェースは物理構成にのみ基づいています。
注:圧縮は、オートローダの前面パネルや RMU からは変更できません。
注:メディアにバーコード ラベルを付けない場合は、手動でメディアを管理しなければなりません。
注:Auto Clean (自動クリーニング) を無効にすると、クリーニング テープは自動的にメディア ドア (メールスロット) から取り出されます。 クリーニングは、インストールさ
れているバックアップパッケージが行います。