Users Guide
l リモート管理ユニット (RMU) の画面への表示
l コール センターの診断用に RMU を介してテキスト ファイルに保存された詳細ログ
TapeAlert の詳細情報と推奨される処置については表 3 を参照してください。
OCP を介した TapeAlert ログ
前面パネルから TapeAlert のログ情報を表示する方法:
1. 前面パネル LCD から Diagnostics (診断) までスクロールし、Enter を押します。 Diagnostics (診断) サブメニューが表示されます。
2. Diagnostics (診断) サブメニューから TapeAlert Logs (TapeAlert ログ) までスクロールし、Enter を押します。 TapeAlert ログ情報が表示されます。
3. TapeAlert のログ エントリ内では上下にスクロールできます。 最新のエントリが、表示される最も高いイベント番号に関連付けられます。
各 TapeAlert のログ エントリ内で上下にスクロールすると、エラー発生日時、エラー時に使用したテープに関連したバーコード ラベル (バーコード ラベルが使用され、バーコード リーダーが有効な場
合)、そのイベント中に設定された TapeAlert フラグを表示できます。
TapeAlert の分析
1 つのイベントで設定可能な TapeAlert の組み合わせを表示するには、バイナリ表現を使います。 16 桁の 16 進数で表現された TapeAlert は合計 64 ビット (16×4=64)に分類され、各ビ
ットセットに対し考えられる TapeAlert がすべてレポートされます。 以下の図は、TapeAlert ビットの割り当てと実際の例を示したものです。 最初の例では、テープ ドライブはクリーニングを要求しま
した。 2 番目の例では、無効なクリーニング カートリッジを使ってクリーニングが実行されようとしました。
RMU を介した TapeAlert ログ
リモート管理ユニットから TapeAlert ログ情報を表示する、またはログをすべて保存する方法:
1. RMU 内から Diagnostics (診断) の見出しをクリックします。 Diagnostics (診断) 画面が表示されます。
2. TapeAlert Logs (TapeAlert ログ) をクリックすると、TapeAlert ログが表示されます。 最新のエントリが、表示される最も高いイベント番号に関連付けられます。
3. 詳細なログ情報を含んだファイルを持っていると、サポートを受ける際に特に役に立ちます。 ログをローカル テキスト ファイルに保存する場合は、Save Logs (ログの保存) をクリックしま
す。
表 3:TapeAlert の詳細
注:表 3 は考えられるすべての TapeAlert のバイナリ表現を表示したものです。 以下の例では複数の TapeAlert を設定することができます。
注:このオプションは欠陥メディアを検出する際に特に役立ちます。 画面にはユニット TapeAlert の履歴、ドライブによりレポートされた現在の TapeAlert、およびオートロ
ーダへの挿入後に各カートリッジで記録された TapeAlert の履歴が表示されます。
Tape Alert メッセージ
通常のアプリケーション クライアント メッセ
ージ
エラー メッセージ発生の考えられる原因
推奨される処置
Drive TAflag[01] Read
Warning
TapeAlert ログ エントリ:
8000000000000000
テープ ドライブはデータの読み取り時に問題が
あります。 データは失われませんが、テープの
性能が悪くなります。
ドライブで読み取り上の重大な問題が発生し
ています。
この問題は不良なメディアまたはドライブを使
用している場合に発生することがあります。
l ドライブのクリーニングを行ってください。
l 別のメディアを使って試してみます。
l 別のメディアを使って問題が発生しない場合は、元
のメディアで再度試してみます。
Drive TAflag[02] Write
Warning
テープ ドライブはデータの書き込み時に問題が
あります。 データは失われませんが、テープ容
量が少なくなります。
ドライブで書き込み上の重大な問題が発生し
ています。
l ドライブのクリーニングを行ってください。
l 別のメディアを使って試してみます。