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はじめに:Dell PowerVault 124T DLT VS160 オートローダユーザーズガイド
file:///T¦/htdocs/stor-sys/124T/ja/124t_vs160/intro.html[12/5/2012 10:34:20 AM]
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はじめに:Dell™ PowerVault™ 124T DLT VS160 オートローダユーザーズガイド
概要
データのバックアップは交換が効かない情報を守る上で極めて重要です。磁気テープへデータをバックアップしておくのは手軽でコスト効率の
よい手段であるため、多くの中小企業が利用しています。しかし大企業の場合、ほとんどが一本のバックアップ テープには納まらないほど大量
にデータを持ち、その情報を多数のテープに拡散せざるをえないのが現状です。テープを手動で交換する必要がないように、多くのテープ バッ
クアップ ソリューションには、PowerVault 124T DLT VS160 オートローダが組み込まれています。
オートローダは、1 つのロボット 1 つのテープ ドライブ、およびテープ カートリッジ用の 1 つまたは 2 つのマガジンで構成されるデバイスで
す。ユーザーのアプリケーションは、データ バックアップまたはデータ取得のため必要に応じて自動的にテープ カートリッジをロード / アン
ロードすることができます。Dell PowerVault 124T DLT VS160 オートローダは、コンパクトで大容量でありながら、低コストで手軽な無人デー
タバックアップ手段となります。
PowerVault 124T DLT VS160 には、Quantum DLT VS160 テープ ドライブおよび 1 つまたは 2 つのマガジンが内蔵されていて、各マガジンには、
最大 8 個のカートリッジを収納できます。ユーザーは、パスワードで保護されたメディア ドア (メールスロット) から単体のカートリッジを直接
挿入できます。ユーザーは、メディア ドア (メールスロット) からテープ ドライブまたはマガジン スロットにカートリッジを挿入することがで
きます (前者はドライブ内、後者はスロット内にカートリッジがすでに挿入されていない場合)
オートローダの前面パネルには、LCD (Liquid Crystal Display) スクリーンと四つの機能キーがあります。ユーザーは、LCD スクリーン上のスク
ロール メニューを使用して、オートローダからの情報取得やコマンド入力を行うことができます。前面パネルには、LED (Light Emitting Diodes)
2 台あり、オートローダの準備完了ステータスやエラー ステータスが示されます。
PowerVault 124T DLT VS160 をユーザーのホスト サーバーに SCSI 接続すると、ホストから自動的にデータやコマンドを送信することができま
す。また、ユニットをイーサネットに接続すると、管理機能やシステム更新のダウンロードを実行することもできます。
オートローダは、SCSI-3 に対応し、シングル SCSI ID/2 LUN データ ストレージ デバイスとして機能して、2560 GB の圧縮容量、および 28.8
GB/時間 (ネイティブ) または最高 57.6 GB/時間 (2:1 の圧縮比) の継続データ転送速度を提供します。
オートローダは、ほとんどのオペレーティング システムと Ultra 160 SCSI または Ultra 320 SCSI LVD インターフェイスをサポートする環境に互
換性を持ちますが、多くの機能を完全に利用するにはオペレーティング システムからの直接サポートか、互換のあるバックアップ アプリケー
ションが必要です。
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