Users Guide

動作速度で動作します。例えば、バス上の1つのカードの動作速度が66 MHzで、別のカードの動作速度が100 MHzの場合、バスは66 MHzでのみ
動作します。
拡張スロットおよびPCIバスを識別するには、
A-4を参照してください。6-1に、各拡張カードスロットのPCIバスおよび動作速度を一覧表示
します。
6-1. 拡張スロットの速度
スロット バス 動作速度
1 1
3366、または100 MHz
2 1
スロット1が空ではない場合 ―3366、または100 MHz
スロット1が空の場合 ―3366100、または133 MHz
3 2
3366100、または133 MHz
メモ: 動作速度の異なる拡張カードを使っている場合、速度の最も速いカードをスロット3に、最も遅いカードをスロット1に取り付けてくだ
さい。
PCIバススキャン順序
システムのBIOSは、起動中にPCIバスおよびデバイスをスキャンしその数を数えます。 拡張スロットは、スロット番号ではなくホストバスの順
番に従ってスキャンされます。 拡張スロットおよび内蔵PCIデバイスがスキャンされる順番は、
6-2を参照してください。A-4に、バスおよ
び拡張スロットの図を示します。
追加要因が、PCIバス番号の割り当てに影響を与えます。 拡張カードには、カードとブリッジ用のバス番号をそれぞれに割り当てる必要のあ
PCIブリッジチップが付いている場合があります。 ある種の拡張カードには、2つのPCIブリッジチップが付いています。その場合、3つの連続
したPCIバス番号をすべて同じ拡張スロットに割り当てることになります。
拡張カードを取り付ける際に、ある種の拡張カードのコントローラのバス番号を直接割り当てるのが難しい場合があります。しかし、
6-2に一
覧表示されたPCIバススキャン順番を使って、拡張スロット内のPCIバスの相対番号を決めることができます。 例えば、拡張スロット3にあ
PCIコントローラのバス番号が、スロット2のバス番号より低くなることは決してありません。なぜならスキャン順序において、スロット2
スロット3に先行するからです。
6-2. PCIバススキャン順序
順序 デバイスまたはスロット
1
ビデオ
2
組み込み型リモートアクセスコンポーネント
3
拡張スロット1
4
拡張スロット2
5
拡張スロット3
6
内蔵NIC 1
7
内蔵NIC 2
8
システム基板上の内蔵SCSIコントローラ
9
システム基板上の内蔵RAIDコントローラ
メモ: この表で使用された略語の正式名称は、「略語一覧
」を参照してください。
拡張カードの取り付け
警告: 本項で説明する手順を実行する前に、システムの電源を切り、コンセントから外してください。 詳細については、「システムの
トラブルシューティング」の「作業にあたっての注意
」を参照してください。