Manual

アップデート情報 5-3
マイクロプロセッサの機能
お使いのシステムに内蔵されている Intel Xeon マイクロプロセッサは、NetBurst マイク
ロアーキテクチャと
Hyper-Threading(ハイパースレッディング)テクノロジを採用する
ことにより、マイクロプロセッサのパフォーマンスを大幅に向上させます。ハイパースレッ
ディングは、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムで、
1 のマイクロ
プロセッサを
2 個の論理プロセッサとして認識させるものです。 また、共有のハードウェア
リソースを使用して、それぞれのマイクロプロセッサで同時に複数のタスクを実行すること
ができます。
これらの新しいマイクロプロセッサテクノロジにより、マルチスレッドタスクで以下のような
効果が得られます。
システムパフォーマンスの向上
システムのリアクションおよびレスポンスタイムの向上
システムがサポートできるユーザ数の増加
システムで同時に実行できるトランザクション数の増加
セットアップユーティリティのメイン画面の
CPU InformationCPU 情報)オプション
には、システムに内蔵されている各プロセッサの情報(速度、キャッシュサイズなど)が表示
されます。マイクロプロセッサの情報が表示されたら、
Logical Processor オプションの
設定を変更することにより、
Hyper-Threading テクノロジを有効または無効にできます
(デフォルトは Enabled(有効)です)
システムメモリの機能
システムは冗長メモリ機能を採用しています。アクティブなメモリバンクに過剰なシングル
ビットエラーが発生すると、フェイルオーバ用のメモリバンクに切り替わります。
フェイル
オーバ時には、システムを停止したり再起動したりする必要はありません。
この機能は、セッ
トアップユーティリティで有効にします。
セットアップユーティリティの詳細については、
『ユーザーズガイド』を参照してください。
セットアップユーティリティで
Redundant Memory(冗長メモリ)オプションを有効に
するには、同じ種類とサイズのメモリモジュールをシステムのすべてのメモリスロットに装着
する必要があります。
冗長メモリオプションは、取り付けられているメモリバンクの数や、各バンクに同じメモリモ
ジュールが装着されているかどうかによって異なります。
Disabledバンクが取り付けられていないか、メモリモジュールの種類やサイズが同
一ではありません。
Disabled および Spare Bank Enabled — 3 個のメモリバンクすべてに同じ種類と
サイズのメモリモジュールが装着されています。