Administrator Guide

MDM(複数デバイス管理)はNAS管理機能の一部です。この機能を使って1つまたは複数のNASシステムで同時に複数のジョブを実行できます。MDMを
利用して、ユーザーの追加、または単一システムから複数のNASシステムのシステムステータス情報の取得が可能です。
メモ: MDMは、NASシステムではデフォルトで無効になっています、
MDMは、デバイスとコントローラの2つのコンポーネントで構成されています。デバイスとは、コントローラから送られたジョブの実行と、ジョブの結果をコ
ントローラに返すシステムのことです。ジョブは個々のデバイス、またはセットと呼ばれるデバイスのグループに適用できます。コントローラの目的
は、MDMが有効になっている他のデバイスの検出、デバイスのオーナシップの管理、およびジョブの管理です。MDMサービスを利用するには、NASシス
テムのうちの1台をコントローラとして指定する必要があります。
NASシステムでのMDMの設定
NAS マネージャのMDMタブから、 Multiple Device Management Settings(複数のデバイスの管理設定)オプションを使って、コントローラおよびデバイスの
設定とMDMサービスの無効化をおこないます。
MDMコントローラの設定
NASシステムをMDMコントローラとして設定すると、システムはデバイス、および他のMDMデバイスのコントローラの両方になります。
1. NASマネージャにログインします。
2. MDMをクリックします。
3. Configure MDM(MDMの設定)をクリックします。
Multiple Device Management Settings(複数デバイス管理の設定)ページが表示され、 Configure MDM Type(MDMの種類の設定)タブがアクティブ
になります。
4. MDMコントローラ を選びます。
5. OKをクリックします。
システムは、自動的に再起動します。
MDMデバイスの設定
NASシステムをどのコントローラでもコントロールできるデバイス( 信頼モード)として設定したり、特定の認証を持つコントローラのみがコントロールでき
るデバイス(認証モード)として設定できます。信頼モードを選択した場合、デバイスのコントロールを最初に試行したコントローラがデバイスのコントロー
ラになります。認証モードでは、アップロードされた認証を持つシステムのみがデバイスをコントロールできます。
NASシステムをデバイスとして設定するには、次の手順を実行します。
1. NASマネージャにログインします。
2. MDMをクリックします。
3. Configure MDM(MDMの設定)をクリックします。
Multiple Device Management Settings(複数デバイス管理の設定)ページが表示され、 Configure MDM Type(MDMの種類の設定)タブがアクティブ
になります。
4. MDMデバイスを選びます。
5. 次のMDM Device(MDMデバイス)オプションの1つを選びます。
Any controller(すべてのコントローラ)― すべてのMDMコントローラ でシステムを制御できます。このオプションを選ぶと、システムは
頼モードになります。
Only the controller with the following certificate(以下の認証を持 つコントローラのみ)― システムが特定の認証を持つMDMコントロー
ラに よってのみ制御されます。このオプションを選ぶと、システムは認証モードになります。このオプションを選んだ場合、まず必要な認
証をMDMコント ローラからローカルシステム(クライアント)にコピーしてから、必要な認証をローカルシステム(クライアント)からNASシス
テム(MDMデバイ ス)にアップロードする必要があります。
認定をアップロードするには、次の手順を実行します。
a. Upload Certificate(認定のアップロード)をクリックします。
b. Upload Certificate File(認定ファイルのアップロード)ウィンドウで、認定ファイルの名前を入力するか、 Browse(参照)を選んでファイルを