Administrator Guide

ル、Ethernetポートのどれに障害が生じても、ネットワークの動作を絶つことなく維持できます。AFTには、プライマリアダプタが1個、予備用またはセカンドアダ
プタが1個使われます。プライマリアダプタとのリンクに障害が生じた場合、自動的にセカンドアダプタとのリンクがそれを引き継ぎます。
リンクアグリゲーション（複数の伝送路をたばねる技術）
リンクアグリゲーションはネットワークスループットを向上させる技術です。Intelとその他によって開発されました。ALBとは違い、リンクアグリケーションでは、シ
ステムとスイッチとを結んでいる送信チャネルも受信チャネルも両方とも増やすよう設定できます。リンクアグリケーションは、Intel互換のスイッチでしか働きま
せん。リンクアグリゲーションを使うには、NASシステムのどのEthernetポートも同じIntel Ethernetスイッチに接続しなければなりません。
Fast EtherChannel
FEC（Fast EtherChannel）は、ネットワークスループットを向上させる技術です。Cisco Systemsによって開発されました。ALBとは違い、FECでは、NASシステムと
スイッチとを結んでいる送信チャネルも受信チャネルも両方とも増やすよう設定できます。FECはCisco互換のスイッチでしか働きません。FECを使うには、NAS
システムのどのEthernetポートも同じCisco FEC互換スイッチに接続しなければなりません。
IEEE 802.3ad
IEEE 802.3adは、システムのネットワークスループットを向上させる技術標準です。Ciscoの開発したFEC標準と似ています。ただし、FECがFEC互換のCiscoス
イッチでしか機能しないのに対し、IEEE 802.3adは、IEEE 802.3adに対応したスイッチならどれでも機能します。IEEE 802.3adを使うには、NASシステムのどの
Ethernetポートも同じIEEE 802.3adスイッチに接続しなければなりません。
Intel PROSet IIネットワークチームの作成
1. NASマネージャにログインします。
2. Maintenance（メンテナンス）をクリックして、 Terminal Servicesをクリックします。
3. Terminal Servicesセッションに administratorとしてログインします。
メモ： デフォルトの管理者ユーザー名はadministratorで、デフォルトのパスワードは powervaultです。
4. Advanced Administration MenuのAdministrative Tools（管理ツール）で、 Intel Network Teaming（Intelネットワークチーム化）をクリックします。
メモ： Advanced Administration Menuが表示されない場合、NASシステムのデスク トップのAdvanced Administration Menuアイコンをダブルクリッ
クします。
Network TeamingユーティリティであるIntel PROSet IIが表示されます。
5. Action（操作）をクリックし、 Add to Team（チームに追加）をクリックして、 Create New Team（新しいチームの作成）をクリックします。
チーム化ウィザードが表示されます。
6. 作成するチームの種類を選び、 Next（次へ）をクリックします。
チームの種類には、 Adapter Fault Tolerance、Adaptive Load Balancing、Fast EtherChannel*/Link Aggregation、および IEEE 802.3adがあります。
7. このチームに入れるIntelアダプタを選び、 Next（次へ）をクリックします。
メモ： Broadcom NICは選べません。
8. チームの中にしかるべき要素の含まれていることを確認し、 Finish（完了）をクリックします。
9. チームを変更する必要がある場合、 Back（戻る）をクリックします。
Intel PROSet IIネットワークチームの削除
1. NASマネージャにログインします。
2. Maintenance（メンテナンス）をクリックして、 Terminal Servicesをクリックします。
3. Terminal Servicesセッションに administratorとしてログインします。
メモ： デフォルトの管理者ユーザー名はadministratorで、デフォルトのパス ワードは powervaultです。