Administrator Guide

NISサーバを使う場合、NISドメイン、およびNISサーバ名(オプション)を入力します。
4. OKをクリックして設定を適用します。
マップの定義
SFUの簡易マップを定義するには、次の手順を実行します。
1. User and Group Mappings(ユーザーおよびグループマッピング)ウィンドウで、 Simple Mappings(簡易マッピング)をクリックします。
2. Enable Simple Mapping(簡易マッピングを有効にする)をクリックします。
3. Windows Domainを指定します。
4. OKをクリックしてマップを作成します。
明示マップを定義する場合、ユーザーマップとグループマップを別々に作成します。明示マップを作成するには、次の手順を実行します。
1. User and Group Mappings(ユーザーおよびグループマッピング)ウィンドウメニューで、 Explicit User Mapping(明示ユーザーマッピング)をクリックして
ユーザーマップを作成するか、Explicit Group Mapping(明示グルー プマッピング)をクリックしてグループマップを作成します。
2. Windows Domainを指定します。目的のサーバが PCNFSとして設定されている場合、手順4に進みます。
3. List UNIX Users(UNIXユーザーの一覧)または List UNIX Groups(UNIXグ ループの一覧)をクリックします。
この操作により、UNIXユーザーおよびグループの一覧が更新されます。
4. 一覧からWindowsユーザーまたはグループ、およびUNIXユーザー(UID)また はグループ(GID)を選び、 Add(追加)をクリックして、マップエントリを作成
します。
5. OKをクリックしてマップを作成します。
基本事例
UNIXとWindowsのユーザ名マッピングをおこなう場合、NIS ServerがUNIX環境にすでに1台存在しているか、UNIXのユーザーおよびグループファイルが
PowerVault NASシステムに1つ存在している必要があります。ユーザー名マッピングにより、UNIXのユーザーとグループとがWindows NTのユーザーとグルー
プとに対応付けられます。簡易マップおよび明示マップという2種類のマップが使えます。簡易マップは、同じユーザー名とグループ間の1対1の関係を定義しま
す。明示マップは、異なったユーザー名とグループ間の関係を定義します。
ワークグループ
ワークグループの事例では、NASシステム側でユーザー名マッピングをローカルに設定します。すべてのマップがこのシステムに含まれます。
ドメイン
ドメインの事例では、すべてのドメインコントローラ上でNFS認証を設定します。NT Authentication Serviceインストールプログラムがドメインコントローラにイン
ストールされていて、NASシステム上のDomainUtils共有で使用できる必要があります。
NT Authentication Serviceをドメインコントローラにインストールするには、次の手順を実行します。
1. 管理者としてドメインコントローラにログインします。
2. NASシステムのDomainUtils共有をマップします。
3. Services for Unixディレクトリにある、 sfucustom.msiを実行します。
ファイル名文字変換
WindowsとUNIXのファイルシステムでは、ファイル名に特定の文字を使用できませんが、各オペレーティングシステムで禁止されている文字は同じではありませ
ん。たとえば、有効なWindowsファイル名にはコロン(:)は使用できませんが、UNIXファイル名には使用できます。UNIXのユーザーがNFS共有でファイルを作成
しようとして、そのファイル名に違法文字が含まれる場合、ファイルを作成することはできません。
ファイル名文字変換を使って、ファイルシステムで許可されていない文字を有効な文字にマップすることによって、それらの文字を置き換えることができます。
ファイル名文字変換を有効にするには、Windowsの文字をUNIXの文字にマップするテキストファイルを作成し、次に変換ファイルのパスと名前を指定するレジス
トリエントリを変更します。