Administrator Guide

FSMは、ネットワークアダプタ1つのみにバインドできます。デフォルトで、内蔵10/100TXネットワークアダプタにバインドされています。複数のネットワークアダ
プタがあるシステム内でバインドを変更するには、AppleTalkが使用しているネットワークアダプタのAppleTalkプロトコルプロパティがインバウンドの接続を受け
付けるように変更される必要があります。
AppleTalkプロトコルアダプタのバインド
複数のネットワークアダプタのあるシステムでAppleTalkプロトコルアダプタのバインドを変更するには、次の手順をNASマネージャから実行します。
1. NASマネージャにログインします。
2. Network(ネットワーク)をクリックします。
3. Interfaces(インタフェース)をクリックします。
4. 有効なアダプタの横のラジオボタンをクリックして、AppleTalkプロトコルにバ インドします。
メモ: Macintoshのファイルサーバが無効であっても、AppleTalkプロトコルは有効なアダプタにバインドする必要があります。
5. Tasks(タスク)メニューで、 AppleTalkをクリックします。
6. Enable inbound AppleTalk connections on this adapter(このアダプタ でインバウンドAppleTalk接続を有効にする)の横にあるチェックボックスを クリッ
クします。
7. (この手順は省略可)AppleTalkゾーンをいくつか使用している場合、ドロップ ダウンボックスから目的のゾーンを選びます。
8. OKをクリックします。
Microsoft UAMボリューム
UAM(ユーザー認証マップ)は、サーバにログインする前にアカウント名とパスワードを入力するようユーザーに求めるソフトウェアプログラムです。Macintosh
Chooserには、標準的なUAMが1つ組み込まれています。これは、セキュリティの確保に平文パスワードかAppleのRandNum Exchangeを使用しています。
Microsoft認証は、パスワードを乱数に暗号化するキーとして使用し、より強力なセキュリティを提供します。システム管理者が暗号化は重要なセキュリティ対策
であると判断した場合、Microsoft UAM認証に加えてMicrosoft認証を使用するよう求められることがあります。
要件
Microsoft UAM 5.01を使用するには、AppleShare Client 3.8以降またはMacintosh 8.5以降のオペレーティングシステムを実行しているMacintoshクライアントが
必要です。この最低必要要件を満たしていない場合、Microsoft UAMインストーラを実行すると、古いMicrosoft UAM 1.0モジュールがインストールされます。シ
ステムソフトウェアをアップグレードした場合、再度Microsoft UAMインストーラを実行する必要があります。
ユーザー認証のインストール
システムのMicrosoft UAM Volumeにログインして、 MS UAMファイルにアクセスし、このファイルを システムフォルダ内の AppleShare Folderにドラッグします。
システムのMicrosoft認証ファイルにアクセスするには、次の手順を実行します。
1. 8文字以下のパスワードを使ってユーザーを作成します。
a. NASマネージャにログインします。
b. Users(ユーザー)をクリックします。
c. Local Users(ローカルユーザー)をクリックします。
d. New(新規)をクリックします。
e. Create New User(新しいユーザーの作成)ウィンドウに必要情報を入力し、 OKをクリックします。
メモ: パスワードは8文字以内にしてください。8文字を超えるパスワードは、UAMがない状態でApple共有をマップする際に使用できません。
2. Macintosh Appleメニューで、Chooserをクリックします。
3. AppleShareアイコンをダブルクリックして、Macintoshのサービスがインストールされているシステムがある AppleTalkゾーンをクリックします。
ゾーンがわからない場合、システム管理者にお問い合わせください。
4. ファイルサーバの一覧からシステムを選んで、 OKをクリックします。
5. Registered User(登録済みユーザー)をクリックします。