Users Guide

Access Controller 6 (iDRAC6) User Guide

（内蔵 Dell Remote Access Controller 6（iDRAC6）ユーザーガイド』の

「Configuring And Using Virtual Media（仮想メディアの設定と使用）」を参照してください。

IDR を使用した災害復旧計画

メモ: この項は、Backup Exec 2012 より前の Backup Exec バージョンが実行されている DL アプライアンス

に適用されます。Backup Exec 2012 以降の災害復旧計画については、「Disaster Recovery Using SDR（SDR

を使用した災害復旧）」を参照してください。

PowerVault DL Backup to Disk Appliance の主な役割は、他のコンピュータシステムのファイル、データベース、

および重要なアプリケーションを守ることです。災害発生時にアプライアンスをリカバリできるように対策

を講じる必要があります。ハードウェア障害、ソフトウェアエラー、または自然災害によってアプライアン

スが影響を受けた場合は、次のものを再インストールする必要があります。

• アプライアンスのオペレーティングシステム

• Backup Exec

• アプライアンスのアップデート

• その他のアプリケーション

Backup Exec データベースが失われた場合、または破損した場合は、バックアップジョブ、ポリシー、および

スケジュールを手動で再作成する必要があります。バックアップジョブとリカバリジョブはアプライアンス

が完全に動作するまで実行できません。適切にアプライアンスを準備するには、次の作業を行う必要があり

ます。

• アプライアンスで Backup Exec Intelligent Disaster Recovery（IDR）を設定します。

• アプライアンスのフルバックアップを定期的に実行するようスケジュールします。

• オプションの重複排除ストレージフォルダ（DSF）のバックアップを定期的に実行するようスケジュ

ールします。

• Backup Exec およびオプションの重複排除サービスのパスワードを維持します。

Backup Exec IDR オプション

Backup Exec IDR は、ソフトウェアまたはハードウェアに完全な壊滅的エラーが発生した場合、アプライアン

スを回復させるベアメタルリカバリソリューションです。IDR は、前回行われたフルバックアップセットの

状態にアプライアンスシステムソフトウェアを復元します。これには、アプライアンスにインストールされ

ているすべてのファイルとソフトウェアが含まれます。Backup Exec IDR オプションの詳細については、

symantec.com にある『

Symantec Backup Exec Administrator's Guide

（Symantec Backup Exec 管理者ガイド）』を

参照してください。

IDR の制約および制限事項

IDR には、重要なシステムファイルとシステム状態をバックアップするディスクへのバックアップフォルダ

が必要です。アプライアンス設定に DSF が含まれ、ディスクへのバックアップフォルダが含まれない場合は、

IDR を使用してオペレーティングシステムをリカバリできません。「リカバリソリューションマップ）」を参

照し、障害の種類に基づいて非 IDR リカバリ手順を実行してアプライアンスをリカバリします。Backup Exec

重複排除オプションと DSF の追加情報については、symantec.com の『

Symantec Backup Exec Administrator’s

Guide

（Symantec Backup Exec 管理者ガイド）』を参照してください。

IDR 使用のためのシステムの準備

アプライアンスで IDR を設定するには、次の手順に従ってください。