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Backup Exec SDR
Backup Exec SDR は、ソフトウェアまたはハードウェアに完全な壊滅的エラーが発生した場合、アプライアン
スを回復させるベアメタルリカバリソリューションです。SDR は、前回行われたフルバックアップセットの
状態にアプライアンスシステムソフトウェアを復元します。これには、アプライアンスにインストールされ
ているすべてのファイルとソフトウェアが含まれます。
DL Appliance メディアキットには、
Simplified Disaster Recovery Disk
(簡易災害復旧ディスク)と呼ばれる 32
ビットおよび 64 ビットのシステムリカバリ DVD が含まれています。64 ビット SDR DVD DL Appliance の回
復に使用できます。SDR の詳細については、symantec.com で『
Symantec Backup Exec Administrator's Guide
Symantec Backup Exec 管理者ガイド)』を参照してください。
SDR の制約および制限事項
SDR は、重要なシステムファイルおよびシステム状態をバックアップするために、Backup to Disk 仮想ディス
クを必要とします。アプライアンスの設定に重複排除ディスクストレージ(DDS)が含まれていて、Backup
to Disk 仮想ディスクがない場合、SDR を使用してオペレーティングシステムを回復することはできません。
アプライアンスを回復するには、「リカバリソリューションマップ」を参照し、障害の種類に基づいて非 IDR
または非 SDR のリカバリ手順に従ってください。SDR の詳細については、symantec.com にある『
Symantec
Backup Exec Administrator's Guide
Symantec Backup Exec 管理者ガイド)』を参照してください。
システムで SDR を使用する準備
システムで SDR を使用する準備を行うには、次の手順を実行します。
1. SDR を設定する前に、Backup Exec DeduplicationBackup Exec 重複排除)オプションが有効化され、ライ
センス取得されている場合は、DDS を含むすべての内蔵および外部ストレージが設定済みであることを
確認します。
2. Backup Exec コンソールで、Backup Exec 構成および設定 Backup Exec 設定をクリックします。
3.
簡易災害復旧をクリックします。
4. 災害復旧代替データパスで、保存する *.DR 災害復旧ファイルの代替パスを指定します。
メモ: この場所は、ネットワークパスまたは USB ストレージデバイスなどのリムーバブルメディアであ
る必要があります。また、Backup Exec ログオンアカウントは、この場所に対する読み書き特権を持って
いる必要があります。
5.
データベースメンテナンスをクリックします。
6. Backup Exec データベースメンテナンスジョブが最近実行されたことを確認してください。
デフォルトでは、データベースメンテナンスジョブは 1 1 回、現地時間の午前 4 時に実行されます。
symantec.com の『
Backup Exec Administrators' Guide
Backup Exec 管理者ガイド)』にある デフォルトの
データベースメンテナンス
のオプションを参照してください。システムのフルバックアップを初めて実
行する前に、このジョブが実行されたことを確認します。
7. OK をクリックし、アップデートされた設定を保存します。
8.
バックアップおよび復元タブをクリックします。
9.
アプライアンスのフルバックアップを実行します。
Backing Up The Appliance For Disaster Recovery Using SDRSDR を使用した災害復旧のためのアプライアン
スのバックアップ)」を参照してください。
10. バックアップジョブが完了したら、指定された代替データパスに *.DR ファイルが作成されていることを
確認します。
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