Dell™ PowerVault™ NF100/NF500/NF600 システム 重要情報
メモおよび注意 メモ:コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明し ています。 注意:ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その 危険を回避するための方法を説明しています。 ____________________ 本書の内容は予告なく変更されることがあります。 © 2007 すべての著作権は Dell Inc. にあります。 Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられて います。 本書に使用されている商標:Dell、DELL ロゴ、PowerVault、PowerEdge および OpenManage は Dell Inc.
目次 サポートされている構成 . . . . . . . . . . . . . . . . ハードウェアおよびソフトウェアの最小要件 BIOS および BMC ファームウェア . . . . ハードウェアおよびソフトウェア RAID Internet Small Computer System Interface(iSCSI)Software Target の機能 システムファームウェアとドライバ . . システムのハードウェア . . . . . . . . . . . . 6 . . . . 6 7 . . . . . . . 8 8 10 . . . . . . 10 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11 Intel EM64T のサポートされている機能 . 既知の問題 トラブルシューティング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 一般的なトラブルシューティングの問題 トラブルシューティングマトリクス . . .
目次
本書では、お使いの Dell™ PowerVault™ ストレージサーバーにインス トールされている Microsoft® Windows® Storage Server 2003 R2 x64 Editions With SP2 の重要な情報について説明します。 本書では、以下の項目について説明します。 • サポートされている構成 • ハードウェアおよびソフトウェアの最小要件 • Intel® Extended Memory 64 Technology(EM64T)のサポートされ ている機能 • 既知の問題 • トラブルシューティング • その他のマニュアル サポートされている構成 Windows Storage Server 2003 R2 x64 Express/Workgroup/Standard/Enterprise Edition With SP2 でサポートされている構成のマトリクスを 表 1-1 に示し ます。 表 1-1 サポートマトリクス サポート Express Workgroup Standard Enterprise ドライブ 1-2 内蔵のみ
サポートされる構成およびソフトウェアの機能制限に関する具体的な情報 については、『Dell End User License Agreement for Microsoft® Software』 (Microsoft ソフトウェアに関する Dell エンドユーザーライセンス契約)を 参照してください。 注意:ウイルスがネットワークに侵入するのを防止するため、別のシス テムを使用して Microsoft のサポートサイト support.microsoft.
Execute Disable(XD)および Enhanced Intel SpeedStep® Technology (EIST)をサポートする BIOS リビジョンの最小要件を 表 1-3 に示し ます。 表 1-3 Dell PowerVault システム上で XD および EIST をサポートするために最低 必要な BIOS のリビジョン システム XD のサポートに最低必 EIST のサポートに最低必 要な BIOS のリビジョン 要な BIOS のリビジョン PowerVault 100 A00 A00 PowerVault 500 A00 A00 PowerVault 600 A00 A00 ハードウェアおよびソフトウェア RAID Windows Storage Server 2003 R2 x64 Editions With SP2 でサポートさ れる PowerVault の RAID 構成を 表 1-4 に示します。 表 1-4 Windows Storage Server 2003 R2 x64 With SP2 でサポートされる PowerVault の RAI
Internet Small Computer System Interface(iSCSI)Software Target の 機能 PowerVault NF500/NF600 スタンドアロンストレージシステムを iSCSI ターゲットとして設定することができます。PowerVault NF100 ストレー ジシステムは、iSCSI ソフトウェアターゲット機能をサポートしていま せん。iSCSI ソフトウェアターゲット機能は、PowerVault NF500/NF600 クラスタシステム上で有効とされていません。 iSCSI ソフトウェアターゲットとしての PowerVault NF500/NF600 スト レージシステムの設置と設定については、デルサポートサイト support.dell.
表 1-5 最低必要なバージョン ― システムファームウェアおよび RAID コントロー ラドライバ 製品および対応プ ラットフォーム 最低必要なファーム 最低必要なドラ OS にドライ ウェアバージョン イババージョン バが含まれて いるかどうか CERC(Cost Effective A00(6.0.1-0078) RAID Controller) SATA 6CH A05(2.14.0.64) × Dell™ PowerEdge™ A07(5.2.1-0067) Expandable RAID Controller(PERC)5/i A05(2.14.0.64) × PERC 5/E A06(5.2.1.0066) A05(2.14.0.64) × SAS(シリアル接続 SCSI)5/iR A03(00.10.51.00.06. A05(1.24.04.40)× 12.05.00) メモ:お使いの OS 用の最新バージョンのファームウェアとドライバについて は、デルサポートサイト support.dell.
システムのハードウェア Windows Storage Server 2003 R2 x64 Editions With SP2 用のハードウェ ア構成について Microsoft が公表している最小要件と推奨される要件のリ ストを 表 1-6 に示します。 表1-6 Windows Storage Server 2003 R2 x64 Edition 用のハードウェア構成について Microsoft が公表している最小要件と推奨される要件 Windows Storage Server 2003 R2 x64 Editions With SP2 用の構成 サポートされているハードウェア構成 最小 ® 推奨 2.80 GHz 3.60 GHz 3.20 GHz 3.
既知の問題 本項では、Windows Storage Server 2003 R2 x64 Editions With SP2 にお けるオプションコンポーネントに関する既知の問題について説明します。 Windows Storage Server 2003 R2 x64 Editions With SP2 のコンポーネン トとは関係のない Windows Server® 2003 のその他の問題については、 www.dell.
• マウントされているボリュームからフォルダを削除できない。 Windows Storage Management Console(Windows 記憶域管理コ ンソール)→ ファイルサーバーの管理 から、ディスクとボリューム の管理 を展開します。ディスクの管理 を使用して新しいプライマリ パーティションを作成し、既存のボリューム内に空の NTFS フォル ダとしてマウントします。 ボリュームをフォルダとしてマウントした後で、ファイルとフォル ダをそこにコピーします。次に、いずれかのフォルダを削除しよう とすると、次のエラーメッセージが表示されます。 Cannot Delete folder: Access is denied. Make sure the disk is not full or write-protected and that the file is not currently in use.
前のエラーメッセージとともに、次の警告も表示されます。 Source:WinMgmt Event ID: 37 WMI ADAP was unable to load the c:\windows\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727\asp net_perf.dll performance library due to an unknown problem within the library. 0X0(ライブラリ 0X0 内の不 明な問題が原因で、WMI ADAP が c:\windows\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727\asp net_perf.dll パフォーマンスライブラリをロードできませんで した。) Microsoft は、修正プログラム 909613 と、同社のサポートサイト support.microsoft.
• ブロックされたファイルの名前をユーザーが変更し、コピーすると、 FSRM のファイルスクリーニング管理機能によってそのファイルがブ ロックされない。 ブロックされたファイルの名前をユーザーが変更し、指定された フォルダまたはボリュームにコピーすると、ファイルスクリーニン グはそのファイルをブロックしません。 ブロックされたファイルをユーザーがコピーする際に、ファイルス クリーニングはファイルスクリーニング中にファイル名のみを チェックします。ブロックされたファイルの名前をユーザーが変更 し、それをコピーしようとしても、ファイルスクリーニングはその ファイルをブロックせず、ユーザーは指定されたフォルダまたはボ リュームにそのファイルをコピーすることができます。 この問題は、アクティブとパッシブの両方のスクリーニングタイプ で発生します。 Microsoft によると、これは設計どおりの正常な動作です。Microsoft では、この問題を解決または回避する修正プログラムなどをリリー スする予定は立てていません。 • 複数のクライアントが同一の共有ファイルを同時に開いて編集で きる。 異なるクライアントシ
Microsoft によると、これは設計どおりの正常な動作であり、 Windows 2003 のコードベースと一致しています。Microsoft では、 この問題を解決または回避する修正プログラムなどをリリースする 予定は立てていません。 • Workgroup Edition NAS を Express Edition NAS MMC コンソールに接続 した場合に、一貫性がない。 Windows Storage Server R2 x64 Workgroup Edition NAS システムの MMC がリモートの Express Edition NAS MMC コンソールに接続さ れている場合は、MMC は展開して、Express Edition NAS コンソー ルに属さない情報を表示します。MMC は DFS(分散ファイルシス テム)メニュー、およびサービスとアプリケーションメニューを表 示しますが、後者は Express Edition インストールに含まれていませ ん。 Microsoft によると、この機能は設計どおりの動作であり、Windows 2003 のコードベースと一致しています。Mi
• Windows Storage Server 2003 R2 x64 Edition MMC にプリンタを追加した 場合、コンソールを閉じて再度開いたときにプリンタが表示されな くなる。 Windows Storage Server 2003 R2 MMC を開き、印刷の管理 → プリントサーバー → サーバーの追加と削除 → サーバーの追加 の順に選択し、新しいネットワークプリンタを追加してから、コン ソールを閉じて再度開くと、新しいネットワークプリンタが表示さ れなくなります。ただし、スタート をクリックし、設定 プリンタと FAX の順に選択すると、ネットワークプリンタは使用できます。 Windows Storage Server 2003 R2 x64 Editions にはカスタム MMC ス ナップインが含まれており、印刷管理機能は、ユーザーが新しい ネットワークプリンタを保存できないようになっています。 Microsoft は、同社のサポートサイト support.microsoft.
• Windows Storage Server 2003 R2 x64 Edition を実行しているシステムで Microsoft Clustering Service(MSCS)を有効にするには、プリインス トールされているコンポーネントの一部を再インストールする必要 がある。 本項では、Windows Storage Server 2003 R2 Edition 上でクラスタリ ングを有効にする方法を説明します。 Microsoft の NFS サービスのアンインストールは次の手順で行い ます。 1 スタート → 設定 → コントロールパネル → プログラムの追加と削除 の順にクリックします。 2 Windows コンポーネントの追加と削除 を選択します。 3 画面が表示されたら、Microsoft の NFS サービス のチェックボックス を選択解除し、OK をクリックします。 4 完了 をクリックしてアンインストール作業を完了します。 MSCS を有効にするには、Microsoft クラスタリング のマニュアルを 参照してください。 Microsoft の NFS サービスのイン
• Dell OpenManage™ Server Administrator および System Update Utility (SUU)のサポートマトリクスに、Microsoft Windows Storage Server 2003 R2 x64 Editions With SP2 が選択可能な OS として挙げられていない。 これは設計どおりの正常な動作であり、Dell OpenManage 5.
OS のエディションを確認するには、次の手順を実行します。 – "regedit" ユーティリティを使用して Windows レジストリを開き ます。 – レジストリで次のフォルダを開きます。 HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Server Appliance – edition DWORD の値によって OS のエディションがわか ります。OS エディションの DWORD の値は、0 = Express、 1 = Workgroup、2 = Standard、3 = Enterprise です。 システムをデルで購入された場合、システムにインストールされて いる OS のエディションは、システム側面の COA(Certificate of Authenticity)ラベルで確認できます。デルでサポートされている アップグレードを使用して OS をアップグレードした場合は、アッ プグレードの手順で COA ラベルが新しいラベルに貼り替えられてい るはずです。 • システムイベントログがクォータの制限を超えると、クォータの状 態が Warning(警告)、
• Microsoft Windows Storage Server 2003 R2 x64 無人インストールモード を選択する場合に、PID の入力が必要になる。 Windows Storage Server 2003 R2 x64 Editon では SLP(SystemLocked Preinstall)を使用しており、SLP は PID の入力を要求しま せん。ただし、Microsoft Windows Storage Server 2003 R2 x64 Unattended Installation を選択した場合、インストールプロシージャは 正しい OEM ファイルを認識せず、ユーザーに PID の入力を要求し ます。COA PID を入力すると、Windows のライセンス認証を求める プロンプトが表示されます。 無人インストールは、SLP メディアと互換性がありません。そのた め、Windows ソフトウェアのライセンス認証が必要になります。 • Server Administrator で Windows Storage Server 2003 R2 x64 Edition With
• ファイルグループとファイルスクリーンの例外ルールが予期しない 動作をする。 新しいファイルグループを作成すると、次の項目とアクションが予 期しない動作をする場合があります。 – ファイルスクリーンの例外ルール – テンプレートとテンプレートのコピー – ファイルグループをフォルダとサブフォルダに適用する操作 これらの項目とアクションは、Microsoft の設計どおりに機能します。 ただし、構成のルールがわかりにくい場合があります。ファイルグ ループと例外を適用する際の正常な動作については、Microsoft Windows Storage Server 2003 R2 x64 Edition のマニュアル、および関連 するオンラインヘルプを参照してください。 • UNIX® ドライバのサービスで、ドライバが署名されていないことを 示す確認ダイアログが表示される。 Windows Storage Server 2003 x64 Edition のシステムで Unix サポー ト用のサービスをインストールまたは設定している際に、ドライバ が署名されていないことを示す確認ダイアログが表示される
• バックアップソリューションの中には、x64 をサポートしていないも のがある。 一部のバックアップサービスプロバイダは、x64 上でデータエー ジェントをローカルで実行する動作をサポートしていません。これ らのサービスプロバイダが Windows Storage Server 2003 x64 Edition をサポートしているのは、サポートされている構成として、 NAS システムが専用の x86 バックアップサーバーに接続できるため です。x64 システムの場合、サポートされているバックアップソ リューションには、任意の専用バックアップサーバーに接続された、 またはネイティブオペレーティングシステムツールを使用してバッ クアップに直接接続されたネットワークベースのバックアップなど があります。 • 大きな負荷がかかった状態の Windows Storage Server 2003 R2 x64 Editions With SP2 システムに NFS 共有を接続すると、システムの画面 が青色(ブルースクリーン)になる。 これは Microsoft の設計どおりの正常な動作であり、高速のバスやプ ロセ
トラブルシューティング 本項では、PowerVault ストレージサーバーのトラブルシューティングの ために、以下の情報を提供します。 • 一般的なトラブルシューティングの問題 • トラブルシューティングマトリクス • ハードウェア RAID のトラブルシューティング 一般的なトラブルシューティングの問題 本項では、お使いの PowerVault ストレージサーバーのトラブルシュー ティングに関する一般情報を提供します。 PowerVault ストレージシステムにアクセスできない 以下の項では、PowerVault ストレージシステムにアクセスできない場合 のトラブルシューティング情報を提供します。 PowerVault ストレージサーバーが MMC に表示されない MMC を使用して PowerVault ストレージサーバーに接続できない場合は、 次の手順を実行します。 1 スタート → ファイル名を指定して実行 の順にクリックし、cmd と入 力します。 2 cmd.
マイネットワーク Windows 2000、Windows 2003、または Windows XP を PowerVault スト レージサーバーと同じサブネット上で実行しているクライアントシステム がある場合は、マイネットワーク をダブルクリックします。ネットワー ク上を参照して、お使いの PowerVault ストレージサーバーの場所を確認 します。 システムの LED とビープコード PowerVault ストレージサーバーが起動していないか、正常に応答しない 場合は、システムの LED とビープコードを使用して問題を診断できます。 LED とビープコードの詳細については、システムの『インストール&ト ラブルシューティング』を参照してください。 ソフトウェア RAID PowerVault ストレージサーバーのトラブルシューテ ィング 本項では、OS を再インストールしたりハードドライブを交換したりする前 に試すべきチェック項目および解決策について説明します。チェック項目 によっては、PowerVault ストレージサーバーの前面と背面にある LED を観 察する必要があります。LED の詳細につ
• PowerVault ストレージサーバーが起動するのに十分な時間が経過し ましたか ? PowerVault ストレージサーバーは、起動に通常数分かかります。 • PowerVault ストレージサーバーは完全に起動しますか ? キーボード、マウスおよびモニターを PowerVault ストレージサー バーに接続し、起動プロセスを観察します。 • PowerVault ストレージサーバー上のハードドライブ 4 台全部の LED は点灯していますか ? 点灯していないステータス LED がある場合は、ハードドライブに障 害が発生している可能性があります。 ハードドライブ障害が発生した場合のシステムの再設定 本項では、ハードドライブ障害が発生した場合の RAID 1(ミラー)スト レージシステムの再設定方法について説明します。ハードドライブ障害お よび故障したハードドライブの交換方法については、システムに付属のマ ニュアルを参照してください。 ミラーボリュームの再設定 1 ディスクの管理 ユーティリティを起動します。 2 存在しない(障害が発生した)ディスクからミラーボリュームを削 除しま
トラブルシューティングマトリクス 表 1-7 には、PowerVault ストレージサーバーに発生する可能性のあるト ラブルシューティング固有の問題のマトリクスを示します。 表 1-7 トラブルシューティングマトリクス 問題 考えられる原因 解決策 システムに新しいボ リュームを作成した が、リモートデスク トップで Windows エ クスプローラにボ リュームが表示され ない。 新しいボリュームが作 成されたセッションで は、リモートデスク トップを更新して新し いボリュームが表示さ れるようにすることが できません。 リモートデスクトップをログオフ します。リモートデスクトップに 接続しなおすと、ボリュームは見 えるようになります。 FTP サービスを デフォルトでは、どの PowerVault ストレー ユーザーもデフォルト ジサーバー上で有効 の FTP サイトに書き にしたが、管理者で 込む権限を持っていま あるにもかかわらず、 せん。 FTP を使用してファ イルをアップロード できない。 FTP 許可は MMC を使用して設定 する必要があります。MMC にア クセスするには、
表 1-7 トラブルシューティングマトリクス (続き) 問題 考えられる原因 解決策 PowerVault ストレー PowerVault ストレー PowerVault ストレージサーバーの ジサーバーの電源を ジサーバーの起動がま 起動が終わるまで、少なくとも 5 入れた後、 だ完了していません。 分待ってください。 PowerVault ストレー ジサーバーに接続す ることも、ping を実 行することもできな い。 PowerVault ストレー ネットワーク接続に問 ネットワークケーブルが ジサーバーの前面パ 題が発生しています。 PowerVault ストレージサーバーの 背面パネルにある NIC コネクタの ネルの NIC LED が点 灯していない。 1 つに正しく接続されていること を確認します。クロスケーブルは 使用しないでください。それでも NIC LED が点灯しない場合は、お 使いのシステムの『インストール & トラブルシューティング』の 「内蔵 NIC のトラブルシューティ ング」を参照してください。 モニターを PowerVault ストレー ジサーバーに接続し ても、画面
表 1-7 トラブルシューティングマトリクス (続き) 問題 考えられる原因 解決策 PowerVault ストレー ジサーバーが正常に 起動していないと思 われる。 PowerVault ストレー ジサーバーの起動に十 分な時間が経過してい ないか、またはシステ ムアラートが発生し ている可能性があり ます。 PowerVault ストレージサーバー は、起動に少なくとも 5 分かかり ます。 システムに電源を入 POST 中にビープコー れるか、または再起 ドが鳴る条件は多数あ 動したときに、POST ります。 (電源投入時の自己診 断)が実行されず、 ビープコードが鳴る。 28 重要情報 PowerVault ストレージサーバーに モニターを接続するか、コンソー ルリダイレクションを使用してシ ステムの起動ルーチンを表示しま す。起動中にシステムアラート (システムメッセージ、ビープ コード、またはハードドライブス テータス LED)が発生した場合 は、『インストール & トラブル シューティング』の「インジケー タ、コード、およびメッセージ」 で問題の解決方法を参照してくだ さい。
表 1-7 トラブルシューティングマトリクス (続き) 問題 考えられる原因 PowerVault ストレー BIOS をアップデート ジサーバーの電源を するか、メモリモ 入れるか、または再 ジュールまたはマイク 起動したときに、 ロプロセッサを装着し POST が実行されず、 なおすか、または交換 ビープ音も鳴らない。 する必要があります。 解決策 電源を切らずに、 を押して PowerVault ストレージサーバーを 再起動します。場合によっては、 このキーの組み合わせを数回繰り 返す必要があります。ここで POST が実行された場合は、BIOS を最新バージョンにアップグレー ドします。 依然として POST が実行されない 場合は、各メモリモジュールを個 別に使用してシステムの起動を試 みます。詳細については、『イン ストール&トラブルシューティン グ』を参照してください。特定の メモリモジュールを取り付けた状 態でシステムが起動しない場合 は、そのモジュールに問題があり ます。 どのメモリモジュールを使用して も POST が実行されない場合は、 『イ
表 1-7 トラブルシューティングマトリクス (続き) 問題 考えられる原因 解決策 PowerVault ストレー PowerVault ストレー ジサーバーの名前が ジサーバーの名前は、 マイネットワーク で わからない。 確認できます。 クライアントシステムのデスク トップで マイネットワーク をダ ブルクリックし、PowerVault スト レージサーバーの名前を探します。 PowerVault ストレージサーバーの デフォルト名は、 DELLxxxxxxx です。xxxxxx はシステムのサー ビスタグです。たとえば、サービ スタグが 1234567 なら、システム 名は DELL1234567 となります。 サービスタグは、PowerVault スト レージサーバーの上部カバーに貼 付されています。 リモートデスクトッ PowerVault ストレー プを使用して ジサーバーはデフォル PowerVault ストレー トの英語に設定されて ジサーバーに接続し います。 た後、母国語で入力 することができない。 お使いのシステムには、ほとんど の文字セットがデフォルトでイン ストールされ
表 1-7 トラブルシューティングマトリクス (続き) 問題 考えられる原因 解決策 静的 IP アドレスを使 用して PowerVault ス トレージサーバーに 接続することができ ない。 使用しているアドレス シンタックスに正しいアドレスを シンタックスが間違っ 正しく入力していることを確認し ている可能性がありま ます。 す。 PowerVault ストレー 接続の設定をリフレッ PowerVault ストレージサーバーが ジサーバーを新しい シュする必要があるか DHCP を使用している場合は、シ ステム上でコマンドラインを開 ネットワークまたは もしれません。 き、ipconfig ユーティリティを使 新しいサブネットに 用して IP アドレスの解除と更新 移動したところ、接 を行います。 続ができない。 DHCP を使用していない場合は、 PowerVault ストレージサーバーの ネットワークインタフェース設定 のすべてが正しいことを確認しま す。 再インストールの後、 再インストール中にい 次のメッセージが表 ずれかのコンポーネン トのインストールでエ 示される。 ラーが発生したか
表 1-8 内蔵 RAID コントローラカードのトラブルシューティング 問題 考えられる原因 解決策 PowerVault スト レージサーバー のハードドライ ブのステータス LED が黄色に点 滅している。 CERC SATA コン トローラ上でオフ ライン状態のハー ドドライブがあり ます。おそらく、 ハードドライブの 障害、またはドラ イブに接続されて いるデータケーブ ルか電源ケーブル の緩み、またはコ ントローラの障害 によるものです。 Dell オンライン Hard Drive Diagnostics(HD 診断)を実行します。診断プログラムで問 題が識別されない場合は、PowerVault スト レージサーバーの電源を切ります。電源 ケーブルとデータケーブルがハードドライ ブに正しく接続されていることを確認し、 システムを再起動します。 診断プログラムを実行する方法の詳細につ いては、システムの『Resource CD』に収 録されている Dell OpenManage Server Administrator のマニュアルを参照してくだ さい。このアプリケーションで問題が発生 する場
その他のマニュアル 注意:『製品情報ガイド』には、安全および認可機関に関する情報が記 載されています。保証情報に関しては、『サービス & サポートのご案 内』を参照してください。 • システムをラックに取り付ける方法については、ラックに付属の 『ラック取り付けガイド』に説明があります。 • 『管理者ガイド』には、お使いのシステムの設定手順を完了するため の情報、および Windows Storage Server 2003 R2 x64 の機能に関す る概要が記載されています。 • 『はじめに』では、最初にシステムをセットアップする場合の概要を 説明しています。 • システムの『ユーザーズガイド』では、システム機能および仕様に ついて説明しています。 • システム管理ソフトウェアのマニュアルでは、システム管理ソフト ウェアの機能、動作要件、インストール、および基本操作について 説明しています。 • OS のマニュアルでは、OS ソフトウェアのインストール手順(必要 な場合)や設定方法、および使い方について説明しています。 • システムとは別に購入した各種コンポーネントまたはコントローラ のマ
表 1-9 その他のマニュアル タイトル 説明 『はじめに』 Windows Storage Server 2003 R2 x64 Edition をインス トールするためのセットアップ手順と一般情報につい て説明しています。 『管理者ガイド』 お使いのシステムの設定手順を完了するための情報、 および Windows Storage Server 2003 R2 x64 Edition の機能に関する概要が記載されています。 『Upgrading Your Software』(ソフトウェ アのアップグレード) Windows Storage Server 2003 R2 x64 Edition のアップ グレード作業について説明しています。 Dell PowerVault NF500/NF600 システム の『iSCSI 用のエンド ツーエンドの導入ガイ ド』 Dell PowerVault 500 または PowerVault 600 ストレー ジシステムを iSCSI ソフトウェアターゲットとして設 定する方法について説明しています。 34 重要情報
索引 B X BIOS EIST をサポートするための 最小要件 , 7 XD をサポートするための 最小要件 , 7 XD, 7 BMC, 6 Z 既知の問題 , 11 構成 サポート , 5 D サポートされている構成 , 5 DEP, 10 データ実行防止 「DEP」を参照 , 10 E トラブルシューティング , 23 一般的な問題 , 23 マトリクス , 26 EIST, 7 Enhanced Intel SpeedStep Technology 6 「EIST」を参照 I Intel, 7, 10 Intel EM64T の機能 , 10 トラブルシューティングツール LED とビープコー ドの使い方 , 24 マイネットワークの使い方 , 24 トラブルシューティングの問題 Netscape Navigator, 32 ネイティブおよび非ネイティブ のドライバ , 8 ハードウェア構成 , 10 M ベースボード管理コントローラ 「BMC」を参照 Microsoft, 10 メモリ , 10 索引 35
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