Users Guide
3.SCSIの終端を確認します。
SCSIバスはケーブルの末端で終端されている必要があります。問題のあるターミネータがドライブに影響する場合があります。
メディアが挿入/セットされない、または認識されない
1.カートリッジタイプを確認します。
PowerVault LTO-2-024で使用できるのは、LTO-3、LTO-2、またはLTO-1のタイプのデータカートリッジまたはクリーニングカートリッジのみです。
適切でないカートリッジが挿入された場合、Activity LEDとFault LEDが点滅し、そのメディアが排出さます。
2.メディアの向きを確認します。
テープドライブが水平にマウントされLEDが右側の場合、カートリッジの矢印は上向きでテープドライブの方向を指している必要があります。
メディアは1つの方向にしか挿入できません。間違った方向での挿入は、機械的に阻止されます。
3.新しいカートリッジを試してみます。
新しいカートリッジが正しくロードされる場合は、ロードできないカートリッジを調べて破損がないかどうかを確認します。
4.ロードできないカートリッジを調べてピン(バックルピン)に問題がないかどうかを確認します。
書き込み禁止スイッチが左側になり、方向矢印の起点が手前になるように、カートリッジを持ちます。右側の前方向に小さなドアがあるので、ドアを手前にスライドさせて開きます。カートリッジ内
部には、金属製のピンがしっかりと保持され、それにメディアが固定されているのが見えます。このピンが紛失している、外れている、または折れている場合、テープはドライブから排出されま
す。
ドライブの雑音が多い
PowerVault LTO-2-024テープドライブにはファンはないため、アイドルモードでの雑音はほとんどありません。テープの走行時、ロードまたはデータのリード/ライト時に、メディアまたはモーターから
雑音が発生する場合があります。ストリーミング時の音は通常は安定していますが、ドライブのデータ速度でホストからデータが送られていない場合は、音が断続的になる場合があります。
1.雑音がカートリッジから発生しているかどうかを確認します。
新しいメディアを挿入します。まずこのメディアが破損していないことを確認します。
2.PowerVault LTO-2-024が正しくマウントされているかどうかを確認します。
PowerVault LTO-2-024が正しくマウントされていないと、テープ走行時に異音が発生する可能性があります。
s カートリッジがドライブ内側で絡まっている
1.Ejectボタンを押してカートリッジが排出されるかどうかを試してみます。
2.サービスモードを使用してドライブのリセットを行います。
サービスモードは、Ejectボタンを6秒以上押し続けて開始します。Activity LEDが点滅し始めます。
ドライブをリセットするには、Ejectボタンを再度押して、Activity LEDを点滅させます。Activity LEDが点滅している間に、Ejectボタンをダブルクリックします。これによりドライブでリセットが行
われます。
15秒以内にボタンが押されない場合、Ejectボタンが元のカートリッジの排出機能に戻ります。
3.電源を入れ直します(可能であればスイッチのオン/オフを行います)。
Fault LEDが橙色に点滅し、Activity LED がオフになっている
テープドライブがエラーの発生を報告しています。
1.サービスモードを使用してドライブのリセットを行います。
サービスモードは、Ejectボタンを6秒以上押し続けて開始します。Ready LEDが点滅し始めます。
ドライブをリセットするには、Ejectボタンを再度押して、Activity LEDを点滅させます。LEDが点滅している間に、Ejectボタンをダブルクリックします。これによりドライブでリセットが行われま
す。
15秒以内にボタンが押されない場合、Ejectボタンが元のカートリッジの排出機能に戻ります。
2.電源を入れ直します(可能であればスイッチのオン/オフを行います)。
Fault LEDが橙色に点滅し、Activity LEDがオフになっている
ドライブがメディアエラーを通知しています。
メディアを排出するには、Ejectボタンを押します。
1.メディアが正しい種類であり、互換性があることを確認します。
2.書き込み禁止スイッチの位置を確認します。
3.メディアが破損していないかどうかを確認します(メディアが挿入/セットされない、または認識されないを参照してください)。
4.使用回数を超えたクリーニングカートリッジが使用された(Clean LED がオンになっている)かどうかを確認します。
Clean LEDがオンになっている
Clean LEDは、最後のクリーニング操作から100時間後か、回復不能な読み込みまたは書き込みのエラーが発生した場合にオンになります。これらのエラーは、通常、ヘッドが汚れている場合に発生
し、ドライブのクリーニングが必要なことを示します。クリーニング方法については、クリーニング手順を参照してください。
データ圧縮が適切でない
1.データがすでに圧縮済みでないかどうかを確認します。