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表3: エラー状態時のフロントLEDの動作
5)
Fault LEDが連続してオンになり、温度超過の状態を知らせます。テープがロード済みの場合は排出されます。このLEDは、ドライブの温度が2番目の温度限度より下がるまでオンのままになりま
す。
Ready LED
Ready LEDは、ドライブが電源に接続されていることを示します。エラー状態時にはオフになることがあります。ただし、ドライブに電源が接続されていれば、少なくとも1つのLEDがオンになります。
Activity LED
Activity LEDがオンでFault LEDがオフの場合、ドライブが操作中であることを示します。Ejectボタンを押すと操作が中断されるので、Ejectボタンは押さないでください。操作中はアプリケーションによ
りEjectボタンが無効になっている場合もあります。書き込み中に操作が中断されると、書き込まれたデータが不適切に終了され、データの回復を行ってもエラーが発生する可能性があります。
Clean LED
Clean LEDがオンのままになっている場合は、カートリッジをクリーニングしてドライブを清掃する必要があることを示しています。Clean LEDは以下の場合にオンになります。
l 最後のクリーニング以降、100時間テープ操作が行われた場合。
l メディアマネージメントでクリーニングの必要性を確認中の場合。
l クリーニングを行って回復する必要があるエラー状態の場合。
Clean LEDがオンになっている場合は、テープ操作を行う前にクリーニングカートリッジを実行する必要があります。
Clean LEDは、一度オンになるとクリーニングカートリッジを実行するまでオフにすることはできません。電源を入れ直してもClean LEDを消すことはできません。
Fault LED
Fault LEDがオンになっている場合は、トラブルシューティングを参照してください。
テープカートリッジの操作
PowerVault LTO-2-024テープドライブには認定された高品質のカートリッジのみを使用してください。消耗したカートリッジや雑音の多いカートリッジは使用しないでください。トラックごとに多数のデ
ータブロックを繰り返し書き直す必要が生じるカートリッジも破棄する必要があります。
データカートリッジのロード
カートリッジは、下の図のように、ラベルを上に向け、テープダストカバーがLEDの方向になるように挿入します。ドライブにはセミソフトロード機能が備わっています。カートリッジをゆっくりとドライブにス
ライドさせ、それ以上スライドしなくなったら手を離します。 カートリッジが少し戻ります。 ドライブは、カートリッジを検知すると、カートリッジをロックしてドライブ機能まで下降させます。テープがロードさ
れ、モーターの音が聞こえます。
ドライブがカートリッジを検知すると、Activity LEDが点滅を開始し、テープがドライブに完全にロードされるまで点滅を続けます。新品のテープの場合、ドライブはテープを初期化します。Activity LED
がオフになるまでに少し時間がかかります。
ドライブまたはカートリッジへの損傷を避けるには:
l 力を入れすぎないでください。
l カートリッジは必ず正しい方向に挿入してください。
ドライブの状態
エラーの状態
READY LED
(緑 )
ACTIVITY LED
(緑 )
CLEAN
LED
(橙 )
FAULT LED
(橙 )
クリーニングカートリッジロード済み、
クリーニングに失敗
オフ
オフ
オン
オフ
回復不能なエラー
オフ
オフ
オフ
点滅
回復不能なエラー
ドライブのクリーニングが必要
オフ
オフ
オン
点滅
ファームウェアのダウンロードまたは更新の
エラー
点滅
点滅
オフ
点滅
ファームウェアのダウンロードまたは更新の
エラー
ドライブのクリーニングが必要
点滅
点滅
オン
点滅
最大温度
超過
5)
オン
オフ
オフ
オン
最大温度
超過、ドライブのクリーニングが必要
5)
オン
オフ
オン
オン
メディアエラー(異なる、または損傷したメディ
ア)
オン
点滅
オフ
点滅
メディアエラー(異なる、または損傷したメディ
ア)
ドライブのクリーニングが必要
オン
点滅
オン
点滅
注意: ファームウェアの更新中は、ドライブの電源を切 らないでください。
電源を切ると、ドライブが動作しなくなります。