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56. 非同期リモートレプリケーション
非同期リモートレプリケーション(レガシー)の詳細
aRR 機能は、プライマリストレージアレイからのソース仮想ディスクを、リモートストレージアレイ上のタ
ーゲット仮想ディスクに複製することを可能にすることから、RRRemote Replication)機能に似ていま
す。ただし、
aRR は、ストレージアレイ間における iSCSI とファイバーチャネル接続の両方をサポートし、
ポイントインタイムレプリケーション戦略を活用します。aRR では、リモートストレージアレイにおける整
合性のあるデータセットの作成の同期化プロセスを管理することができます。
リモートレプリケーショングループには、1 つのエンティティとして管理できるいくつかの複製されたペア
が含まれている場合があります。 複製されたペアには、プライマリ仮想ディスクおよびセカンダリ仮想ディ
スクが含まれています。両方の仮想ディスクには同じデータの同一のコピーが含まれています。書き込み操
作がプライマリ仮想ディスクに実行され、これが RPG 同期設定に基づいてセカンダリ仮想ディスクに複製さ
れます。
RRG は、グループ内のすべての複製されたペアのための同期化設定を定義します。RRG 内にある複製された
ペアは、それぞれ同じ同期化設定、プライマリとセカンダリ役割、および書き込みモードを共有します。す
べての複製されたペアの同期化を、RRG で同時に行うことができます。
リモートレプリケーショングループは、複製されたペア内のローカルストレージアレイとリモートストレー
ジアレイに関連付けられます。
ローカルストレージアレイは、リモートレプリケーショングループにおいてプライマリ役割を持ちます。
ローカルストレージアレイ上のリモートレプリケーショングループに追加されたすべての仮想ディスク
は、レプリケーション関係においてプライマリ役割を持ちます。
リモートストレージアレイは、リモートレプリケーショングループにおいてセカンダリ役割を持ちます。
リモートストレージアレイ上のリモートレプリケーショングループに追加されたすべての仮想ディスク
は、ミラー関係においてプライマリ役割を持ちます。
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