Users Guide
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リカバリソリューションコンポーネントの
インストール
本ガイドで説明しているリカバリソリューションは、万一保護サイトが利用できなくなった場合に、引き継
ぎができるよう準備の整った、同一に設定されたリカバリサイトに接続された、保護対象のメインサイト
(ホ
ストサーバーまたは仮想マシン)という概念に基づいています。このタイプのフェールオーバーを可能にす
るには、両方のサイトに必要なリカバリソリューションのコンポーネントが個別にインストールされている
必要があります。本項では、次のソリューションコンポーネントを保護サイトおよびリカバリサイトにイン
ストールする手順を説明します。
• vCenter サーバーおよび SRM サーバーの両方への 32 ビット接続を持つ、スタンドアロンデータベース
• vCenter Server 5.0
• vSphere Client 5.0
• vCenter Site Recovery Manager(SRM)5.0
• Storage Replication Adapter(SRA)5.1
メモ: 詳細に関しては、本マニュアルの「インストールの必要条件」にある「互換性要件」を参照してく
ださい。
本書について
本ガイドは、vSphere におけるリカバリソリューションのセットアップ方法、および SRM で MD ストレージ
アレイを検出してリモートレプリケーションの接続を認識するための SRM 設定の構成方法を説明していま
す。ただし、VMware プラットフォームのインストールの詳細手順は掲載していません。これらプラットフ
ォームの完全なインストール手順に関しては、次の VMware のマニュアルを参照してください。
•
VMware Site Recovery Manager 5.0 管理ガイド
•
VMware vSphere 5.0 インストールおよびセットアップガイド
•
ESXi and vCenter Server 5.0 Documentation Center
(ESXi および vCenter Server 5.0 マニュアルセンター)
(vmware.com/support/pubs)
タスクの概要
これらのタスクは、リカバリソリューションのインストールおよび設定プロセスのハイレベルなビューを示
します。
メモ: 保護サイトとリカバリサイトの両方で、これら個々のタスクを完了する必要があります。
1. サポートされているデータベースサーバーをインストールして、32 ビット ODBC(Open Data Base
Connectivity)接続を設定します。
2. vCenter Server 5.0 をインストールします。
3. vSphere Client 5.0 をインストールします。
4. SRM 5.0 をインストールします。
5. SRM プラグインをインストールします(vSphere 内)。
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