Users Guide

予想スキーマを使用した仮想ディスクに関する意思決定
1. 異なるストレージ特徴を持つ複数の仮想ディスクを作成します。
2. 各仮想ディスクに VMFS データストアを構築して、各データストアにその特徴に基づいたラベルを付け
ます。
3. 仮想ディスク上に構築された VMFS データストア内の仮想マシンアプリケーションのデータを格納する
仮想ディスクを、アプリケーション要件に応じた RAID レベルで割り当てます。
4. 優先度の高い VM と優先度の低い仮想マシンを区別するにはディスク共有を使用します。
メモ: ディスク共有は、指定されたホスト内でのみ関連を持ちます。ホスト上の仮想マシンに割り
当てられた共有は、他のホスト上の仮想マシンには影響しません。
5. VM のパフォーマンスが許容できるかどうか識別するためにアプリケーションを実行します。
仮想ディスクに関する意思決定に対する適応スキーマの使用
1. RAID 1+0 または RAID 5 などの大容量の仮想ディスクを作成し、書き込みキャッシュを有効にします。
2. 作成した仮想ディスク上で VMFS データストアを構築します。
3. 複数(4 台か 5 台)の仮想ディスクを VMFS データストアに配置します。
4. アプリケーションを実行して、ディスクのパフォーマンスが許容可能かどうかを判別します。
パフォーマンスが許容可能の場合 は、追加の仮想ディスクを VMFS データストアに配置することができ
ます。 パフォーマンスが許容可能でない場合 は、新しい大容量の仮想ディスクを作成し、プロセスを繰
り返します。 別の RAID レベルを使用できます。 仮想ディスクの再生成時に仮想マシンを失わないよ
うに、移行を行ってください。
VMware ESXi ホストの Fibre Channel 構成
MD vCenter Plug-in は、 ESXi ホストのホストバスアダプタHBAを検出し、ESXi ホストの HBA World
Wide NamesWWNs
が付いたストレージアレイに新しいホストを構成することで、ESXi ホストに MD
トレージアレイの使用を自動的に構成させることができます。MD Fibre Channel ストレージアレイのデフ
ォルトの ESXi マルチパスモードは、Most Recently UsedMRU(最も最近使用済み)です。2 つ以上の
HBA を持った ESXi ホストの最適なパフォーマンスを確保するには、ESXi ホストに HBA がペアとなるように
ストレージアレイを使用するように構成することが必要です。この方法では、適切な SAN 構成、およびホス
トおよびホストグループ間の LUN のバランスが必要です。図 70 は適切に構成された二つの HBA ポート、
ESXi ホスト、2 つのファブリックスイッチを使った SAN 構成、およびデュアルコントローラのストレージア
レイを示しています。
78