Administrator Guide
仮想ディスクのコピー中のストレージアレイのパフ
ォーマンス
ストレージアレイのパフォーマンスは次の要因によって決定されます。
• I/O アクティビティ
• 仮想ディスクの RAID レベル
• 仮想ディスク構成 — 仮想ディスクグループ内の物理ディスクの数
• 仮想ディスクのタイプ — スナップショット仮想ディスクは、標準仮想ディスクよりもコピーに時間がかかる場合があります。
• 古い RAID コントローラファームウェアバージョンを使用して作成されたスナップショット(レガシースナップショット)は、
完了までにさらに時間がかかります。
仮想ディスクコピー中、ストレージアレイ用のリソースは仮想ディスクコピーを完了するための I/O アクティビティの処理から転用
されます。これはストレージアレイの全体のパフォーマンスに影響します。新しい仮想ディスクコピーを作成するときは、I/O アク
ティビティから仮想ディスクコピー操作にどれだけの RAID 処理時間を転用するかを決定するためにコピー優先度を定義します。
コピー優先度の設定
コピーマネージャを使用して、選択したコピーペアに対する仮想ディスクコピーが完了する速度を選択できます。次のいずれかのタ
イミングで、コピーペアのコピー優先度を変更できます。
• 仮想ディスクのコピーを開始する前
• 仮想ディスクのコピーが 進行中 ステータスである間
• 仮想ディスクコピーを再作成するとき
コピー優先度を設定するには、次の手順を実行します。
1. AMW では、ストレージおよびコピーサービス タブを選択し、コピーサービス > 仮想ディスクのコピー > コピーの管理 を選択し
ます。
コピーマネージャ ウィンドウが表示されます。
2. 表で 1 つ、または複数のペアを選択します。
3. 変更 > コピー優先度 を選択します。
コピー優先度の変更 ウィンドウが表示されます。
4. コピー優先度 領域で、システムパフォーマンスのニーズに応じて適切なコピー優先度を選択します。
メモ: 次の 5 つのコピー優先度を使用できます。
• 最低
• 低
• 中
• 高
• 最高
コピー優先度を最低に設定すると、I/O 処理が優先され、仮想ディスクコピーに時間がかかることになります。
仮想ディスクのコピーの停止
ステータスが 進行中、保留中、または 失敗しました になっている仮想ディスクコピー操作を停止することができます。失敗しまし
た ステータスになっている仮想ディスクコピーを停止すると、ストレージアレイに表示されている 要注意 ステータスがクリアされ
ます。
仮想ディスクコピーを停止する際は、次のガイドラインに留意してください。
• このオプションを使用するには、コピーマネージャ でコピーペアを 1 つだけ選択します。
• 仮想ディスクコピーが停止すると、すべてのマップされたホストはソース仮想ディスクへの書き込みアクセスが可能です。ソー
ス仮想ディスクにデータが書き込まれた場合、ターゲット仮想ディスク上のデータは、ソース仮想ディスクのデータと一致しな
くなります。
仮想ディスクのコピーを停止するには、次の手順を実行します。
1. AMW で、ストレージサービスおよびコピーサービス タブを選択し、コピーサービス > 仮想ディスク > コピーの管理 を選択しま
す。
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