Administrator Guide
メモ: 一部のオペレーティングシステムは、ストレージ管理ステーションとしてのみ使用できます。使用中のオペレーティング
システムの詳細については、Dell.com/support/manuals で
『MD PowerVault Support Matrix』(MD PowerVault サポ
ー
トマ
トリックス)
を参照してください。
アクセス仮想ディスク
MD シリーズストレージアレイ内の各 RAID コントローラモジュールは、アクセス仮想ディスクと呼ばれる特別な仮想ディスクを保
持します。ホストエージェントソフトウェアは、アクセス仮想ディスクを使用して、ストレージ管理ステーションと帯域内管理対象
ストレージアレイの RAID コントローラモジュール間で管理要求とイベント情報をやり取りします。このソフトウェアを削除する
には、仮想ディスク全体、仮想ディスクグループ、または仮想ディスクペアを削除する必要があります。アクセス仮想ディスクは
アプリケーションデータストレージに利用できません。アクセス仮想ディスクを削除するには、仮想ディスク全体、仮想ディスクグ
ループ、または仮想ディスクペアを削除する必要があります。デフォルトの LUN は 31 です。
ストレージアレイ
ストレージアレイを最適に使用できるように設定するには、まず、ストレージアレイを MD Storage Manager に追加します。
メモ: ストレージアレイを追加できるのは、EMW 内のみです。
次の操作が可能です。
• ストレージアレイの自動検出。
• ストレージアレイの手動追加。
メモ: 自動 オプションを使用してストレージアレイを追加する前に、ステーションの IP アドレス、サブネットマスク、および
デフォルトゲートウェイを含め、ホストステーションまたは管理ステーションのネットワーク設定が正しいことを確認します。
メモ: Linux の場合は、ブロードキャストパケットが 255.255.255.0 に送信されるようにデフォルトゲートウェイを設定しま
す。Red Hat Enterprise Linux の場合は、ネットワークにゲートウェイが存在しなければ、デフォルトゲートウェイを NIC の
IP アドレスに設定します。
メモ: MD Storage Manager は、MD ストレージアレイとの通信に TCP/UDP ポート 2463 を使用します。
ストレージアレイの自動検出
自動検出プロセスにより、ローカルサブネット全体でブロードキャストメッセージが送信され、メッセージに応答するストレージア
レイが追加されます。また、自動検出プロセスにより、帯域内および帯域外ストレージアレイが検出されます。
メモ: EMW の 自動検出 オプションと ホストの再スキャン オプションは、管理対象ストレージアレイを検出する自動的な手段
を提供します。
手動でのストレージアレイの追加
ストレージアレイがローカルサブネットの外側にある場合は、手動での追加を使用します。このプロセスには、ストレージアレイを
手動で追加するために特定の ID 情報が必要です。
帯域外管理を使用するストレージアレイを追加するには、ストレージアレイ内の各コントローラのホスト名か管理ポートの IP アド
レスを指定します。
帯域内ストレージアレイを追加するには、ストレージアレイをネットワークに接続するホストを追加してください。
メモ: MD Storage Manager が、指定されたストレージアレイに接続するのに数分かかる場合があります。
ストレージアレイを手動で追加するには、次の手順を実行します。
1. EMW で、編集 > ストレージアレイの追加 を選択します。
2. 次のうち関連する管理手段を選択します。
• 帯域外管理 — ストレージアレイ内の RAID コントローラ モジュール の DNS/ ネットワーク名、IPv4 アドレス、または IPv6
アドレスを入力します。
• 帯域内管理 — ストレージアレイがネットワークに接続するときに通過する ホスト の名前か DNS/ ネットワーク名、IPv4 ア
ドレス、または IPv6 アドレスを入力します。
36 ストレージアレイの検出および管理