Concept Guide
一般的なボリュームに関する推奨事項
VMware Site Recovery Manager および MD Series ストレージアレイを使用して障害復旧戦略を設計すると
きは、次の考慮事項に注意してください。
• 保護はデータベースレベル(ストレージアレイ仮想ディスク)で機能します。保護が必要な同一のデータ
ストア上にあるすべての
VM も、保護およびレプリケーションの対象となります。
• リカバリサイトにレプリケーションするデータ量を制限するため、複数の小型サイズのデータストアおよ
び仮想ディスクを使用する必要があります。
• 保護対象の VM を同じデータストアに設置(移動)し、保護を必要としない VM はすべて別の場所に移動
させます。
• SRM はアプリケーション整合フェールオーバーを提供しませんが、VM 整合フェールオーバーを提供しま
す。したがって、
VM のフェールオーバーが正しく行われても、その VM で実行されているアプリケーシ
ョンは整合状態ではないことがあります。正常な動作に戻すには、追加のリカバリ手段が必要になる場合
があります。
• バージョン 07.84.XX.XX またはそれ以降のファームウェアを実行している MD Series ストレージアレイ
のみが、非同期リモートレプリケーショングループをサポートします。このグループは整合性グループと
して扱われるため、グループ内のすべての仮想ディスクは単一のエンティティとして扱われます。
• 保護対象ストレージアレイとリカバリストレージアレイ間に十分な帯域幅があるとすれば、レプリケーシ
ョンの速度は同期化優先度によって大きく左右されます。
コマンドラインオプション
SRA は、次の機能を提供する CLI ユーティリティをインストールします。
• SRA サービスを停止するには、次のコマンドを実行します。
<SRA_Path>\svrCmd.cmd
SRA サービスの再起動には、SRA Windows サービスからの start コマンドが必要です。
• SRA サービスを追跡して、実行および受信した各コマンドの詳細ログを取得するには、次のコマンドを実
行します。
<SRA_InstallationPath>\svrCmd track on (enable) <SRA_InstallationPath>
\svrCmd track off (disable)
ログファイルは <SRA_InstallationPath>\track ディレクトリに書き込まれます。
Site Recovery Manager および ESX/ESXi の詳細設定
MD Series Storage Replication Adapter(SRA)を使用している場合は、最良のパフォーマンスのため、Site
Recovery Manager(SRM)における以下の詳細設定が推奨されます。
これらの設定を確立するには、次の手順を実行します。
1. SRM の左ペインで Sites(サイト)をクリックし、お使いのサイト名を右クリックして Advanced
Settings(詳細設定)を選択します。
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