Administrator Guide
4. 次の手順のいずれか 1 つを実行します。
• スケジュールを無効にする場合、スナップショットイメージのスケジュールの有効化 の選択を解除します。
• 別の既存のスケジュールを使用する場合は、既存のスケジュールからの設定のインポート をクリックします。スケジュール
設定のインポート ダイアログが表示されます。既存のスケジュール 表からインポートする新しいスケジュールを選択し、イ
ンポート をクリックします。
• スケジュールを編集する場合は、スケジュール設定を変更します。
5. OK をクリックして、選択したスナップショットグループまたは整合性グループのスケジュールに変更を適用します。
スナップショットロールバックの実行
次のいずれかを行って、スナップショット動作をロールバックすることができます。
• スナップショットイメージのスナップショット仮想ディスクを作成することにより、そのスナップショット仮想ディスクから削
除されたファイルを取得することができます(ベース仮想ディスクは影響を受けません)。
• スナップショットイメージをベース仮想ディスクへ復元することにより、ベース仮想ディスクを以前のポイントインタイムに
ロールバックすることができます。
メモ: ホストは、新しくロールバックされたベース仮想ディスクにすぐにアクセスできますが、既存のベース仮想ディスクは、
ロールバック開始後にホストによる読み書きアクセスを許可しません。リカバリの目的のためにロールバック前のベース仮想
ディスクを保存するため、ロールバックを開始する直前にベース仮想ディスクのスナップショットを作成することができます。
スナップショットイメージは、特定のポイントインタイムでの既知の良好なデータセットにロールバックしたい場合に便利です。た
とえば、仮想ディスクでリスクの高い操作を実行する前に、スナップショットイメージを作成して、仮想ディスク全体に対する「取
り消し」機能を有効にできます。次のタイプのスナップショットイメージからロールバックを開始できます。
• ベース仮想ディスクのスナップショットイメージにより、スナップショットグループに関連付けられたベース仮想ディスクを以
前の状態にロールバックできます。
• 整合性グループのスナップショットイメージにより、整合性グループのすべて、または選択したメンバー仮想ディスクを以前の
状態にロールバックできます。
スナップショットロールバックの制限事項
• ロールバック操作によって、ベース仮想ディスクに関連付けられたスナップショットイメージの内容が変更されることはありま
せん。
• ロールバック操作の処理中は次の操作を実行できません。
○ ロールバックに使用されるスナップショットイメージの削除。
○ ロールバック操作に参加しているベース仮想ディスクに対するスナップショットイメージの新規作成。
○ 関連付けられたスナップショットグループのリポジトリ満杯ポリシーの変更。
• ストレージアレイで次のいずれかの操作が処理中の場合は、ロールバック操作を開始できません。
○ ディスクグループの容量の拡張。
○ 仮想ディスクの容量を拡張するための Virtual Disk Expansion(VDE)。
○ 異なる RAID レベルへのディスクグループの移行。
○ 仮想ディスクのセグメントサイズの変更。
• ベース仮想ディスクが仮想ディスクコピーに参加している場合は、ロールバック操作を開始できません。
• ベース仮想ディスクがリモートレプリケーションのセカンダリ仮想ディスクである場合は、ロールバック操作を開始できません。
ただし、ベース仮想ディスクがリモートレプリケーションのプライマリ仮想ディスクである場合は、ロールバック操作を開始で
きます。さらに、プライマリ仮想ディスクがロールバック操作に参加している場合は、リモートレプリケーションで役割を逆に
することはできません。
• 関連付けられたスナップショットリポジトリ仮想ディスクの使用済み容量に読み取り不能なセクタがある場合は、ロールバック
操作が失敗します。
メモ: また、コマンドラインインタフェース(CLI)を使用して、複数のスナップショットイメージから同時にロールバック操
作を開始、ロールバック操作をキャンセル、ロールバック操作を再開、ロールバック操作の優先度を変更、およびロールバッ
ク操作の進行状況を確認することもできます。
スナップショットロールバックの開始
1. AMW から、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。
2. 次の手順のいずれか 1 つを実行します。
プレミアム機能 — スナップショット仮想ディスク 109