Administrator Guide
• 障害のある仮想ディスクでスナップショットグループを作成することはできません。
• スナップショットイメージを作成しようとすると、次の状況により、そのスナップショットイメージの作成操作が保留中状態の
ままになることがあります。
○ このスナップショットイメージを含むベース仮想ディスクは、非同期リモートレプリケーショングループのメンバーである。
○ ベース仮想ディスクが同期操作中である。スナップショットイメージの作成は、同期操作が完了すると完了します。
1. AMW から、データをコピーするベース仮想ディスクを選択します。
2. ベース仮想ディスクを選択し、コピーサービス > スナップショットグループ > 作成 を選択します。
スナップショットグループ設定 ウィンドウが表示されます。
3. スナップショットグループ名 フィールドに、このグループに選択された仮想ディスクを最も良く説明する固有の名前(最大 30
文字)、たとえば、AccountingData を入力します。
デフォルトでは、スナップショットグループ名は[base-virtual disk-name] - SG + sequence-number のように名
前のテキストボックスに表示されます。この例では、SG(スナップショットグループ)は追加されたサフィックスで、sequence-
number はベース仮想ディスクに対するスナップショットグループの作成時間順の番号です。
たとえば、「Accounting」という名前のベース仮想ディスクのための最初のスナップショットグループを作成する場合、スナップ
ショットグループのデフォルト名は「Accounting_SG_01」になります。「Accounting」に基づいて作成する次のスナップショット
グループのデフォルト名は、「Accounting_SG_02」になります。
4. 最初のスナップショットイメージを今すぐ作成 を選択して、スナップショットグループの作成と同時に関連するベース仮想ディ
スクの最初のコピーを作成します。
5. 次の手順のいずれかを行って、スナップショットグループリポジトリの作成方法を選択します。
• 自動 を選択し、終了 をクリックして、デフォルトの容量設定でスナップショットグループリポジトリを作成します。この
オプションは、推奨オプションです。
• 手動 を選択し、次へ をクリックし、スナップショットグループリポジトリのプロパティを定義します。次に、終了 をクリ
ックしてスナップショットグループの作成手順を続行します。
メモ: このオプションは、スナップショットグループリポジトリ用のカスタマイズ可能な設定のすべてを指定する場合に使
用します。手動による方法は高度な方法であるとみなされることから、物理ディスクの整合性および最適な物理ディスク
の冗長性について理解しているユーザー限定です。リポジトリパラメータの設定方法についての手順は、「スナップショッ
トグループリポジトリの作成(手動)」を参照してください。
6. 終了 をクリックします。
次の処理が実行されます。
• 関連ベース仮想ディスクのための個々の仮想ディスクノード下のスナップショットグループおよびそのプロパティがナビゲ
ーションツリーに表示されます。
• 最初のスナップショットイメージを今すぐ作成 を選択した場合、システムが関連するベース仮想ディスクのコピーを取得し、
スナップショットイメージが正常に作成されました ウィンドウが表示されます。
手動でのコンシステンシー グループ リポジトリの作成
整合性グループの作成中、そのグループに含まれるすべてのスナップショットイメージのデータを格納する整合性グループリポジト
リが作成されます。整合性グループのリポジトリは、当初単一のリポジトリ仮想ディスクで作成されます。整合性グループに属す
る各仮想ディスクは、メンバー仮想ディスクと呼ばれます。仮想ディスクを整合性グループに追加すると、このメンバー仮想ディス
クに対応する新しいスナップショットグループが自動的に作成されます。グループに含まれるすべてのスナップショットイメージ
のデータを保存するには、整合性グループ内の各メンバー仮想ディスクに対して整合性グループリポジトリを作成する必要がありま
す。
手動による方法は高度な方法であるとみなされることから、物理ディスクの整合性、プロビジョニング、および最適な物理ディス
ク構成について理解しているユーザー限定です。
整合性グループの名前を指定する際は、次のガイドラインに留意してください。
• 整合性グループリポジトリには、必要最小容量(設定に応じて異なります)があります。
• リポジトリの容量要件を定義する場合は、このディスクグループまたはディスクプール内の他の仮想ディスクに対する将来の要
件を考慮してください。データストレージのニーズを満たすために十分な容量があることを確認します。ただし、ストレージア
レイのすべてのストレージをすぐに使いきってしまう可能性があるため、容量を割り当て過ぎないようにしてください。
• リポジトリ候補のリストには、新しいリポジトリ仮想ディスクと既存のリポジトリ仮想ディスクの両方を含めることができま
す。整合性グループを削除した場合、既存のリポジトリ仮想ディスクはデフォルトでストレージアレイに残されたままになりま
す。既存のリポジトリ仮想ディスクはリストの最上部に配置されます。既存のリポジトリ仮想ディスクを再利用する利点は、
新しいリポジトリ仮想ディスクを作成する場合に生じる初期化プロセスを回避できることです。
整合性グループリポジトリを作成するには、次の手順を実行します。
112 プレミアム機能 — スナップショット仮想ディスク