Administrator Guide
適格な仮想ディスク 表には、整合性グループで使用することができる仮想ディスクのみが表示されます。整合性グループのメ
ンバーとなる資格を持つには、仮想ディスクを失敗状態にしておくことはできず、最大許容数未満の関連スナップショットグ
ループが含まれている必要があります。
5. 整合性グループ内の各メンバーのリポジトリの作成方法を選択します。
• 自動 を選択し、終了 をクリックして、デフォルトの容量設定でリポジトリを作成します。このオプションは、推奨オプシ
ョンです。
• 手動 を選択し、次へ をクリックしてリポジトリの容量設定を定義し、終了 をクリックして整合性グループの作成プロセス
を続行します。個々のリポジトリ候補の編集 をクリックして各メンバー仮想ディスクのリポジトリ候補を手動で編集する
ことができます。
メモ: このオプションは、リポジトリのカスタマイズ可能な設定をすべて指定する場合に使用します。手動による方法
は上級者向けであるため、物理ディスクの整合性および最適な物理ディスク構成について理解しているユーザー以外は、
この方法を使用しないでください。
6. 終了 をクリックします。
ナビゲーションツリーで、整合性グループ ノードの下に整合性グループおよびそのプロパティが表示されます。
手動でのコンシステンシー グループ リポジトリの作成
整合性グループの作成中、そのグループに含まれるすべてのスナップショットイメージのデータを格納する整合性グループリポジト
リが作成されます。整合性グループのリポジトリは、当初単一のリポジトリ仮想ディスクで作成されます。整合性グループに属す
る各仮想ディスクは、メンバー仮想ディスクと呼ばれます。仮想ディスクを整合性グループに追加すると、このメンバー仮想ディス
クに対応する新しいスナップショットグループが自動的に作成されます。グループに含まれるすべてのスナップショットイメージ
のデータを保存するには、整合性グループ内の各メンバー仮想ディスクに対して整合性グループリポジトリを作成する必要がありま
す。
手動による方法は高度な方法であるとみなされることから、物理ディスクの整合性、プロビジョニング、および最適な物理ディス
ク構成について理解しているユーザー限定です。
整合性グループの名前を指定する際は、次のガイドラインに留意してください。
• 整合性グループリポジトリには、必要最小容量(設定に応じて異なります)があります。
• リポジトリの容量要件を定義する場合は、このディスクグループまたはディスクプール内の他の仮想ディスクに対する将来の要
件を考慮してください。データストレージのニーズを満たすために十分な容量があることを確認します。ただし、ストレージア
レイのすべてのストレージをすぐに使いきってしまう可能性があるため、容量を割り当て過ぎないようにしてください。
• リポジトリ候補のリストには、新しいリポジトリ仮想ディスクと既存のリポジトリ仮想ディスクの両方を含めることができま
す。整合性グループを削除した場合、既存のリポジトリ仮想ディスクはデフォルトでストレージアレイに残されたままになりま
す。既存のリポジトリ仮想ディスクはリストの最上部に配置されます。既存のリポジトリ仮想ディスクを再利用する利点は、
新しいリポジトリ仮想ディスクを作成する場合に生じる初期化プロセスを回避できることです。
整合性グループリポジトリを作成するには、次の手順を実行します。
1. AMW から、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。
2. コピーサービス → 整合性グループ → 作成 を選択します。
整合性グループ設定 ウィンドウが表示されます。
3. 手動 を選択し、次へ をクリックして、整合性グループのリポジトリ候補設定をカスタマイズします。
整合性グループリポジトリ設定 - 手動 ウィンドウが表示されます。
4. ベース仮想ディスク容量の割合または希望する容量のいずれかに基づいて、整合性グループ内の各メンバー仮想ディスクに対す
るリポジトリ候補をフィルタする方法を選択します。
選択内容に基づいて、各メンバー仮想ディスクに対して最適なリポジトリ候補が表示されます。
5. メンバー仮想ディスクのリポジトリ候補を編集する場合、個々のリポジトリ候補の編集 を選択します。
6. リポジトリ候補 表から、整合性グループの各メンバー仮想ディスクに使用するリポジトリを選択します。
メモ: 指定した容量に最も近いリポジトリ候補を選択します。
• リポジトリ候補 表には、割合に指定した値または優先容量に指定した値に基づいて整合性グループの各メンバー仮想ディス
クに使用できる既存のリポジトリと新しいリポジトリの両方が表示されます。
• デフォルトでは、メンバー仮想ディスクの容量の 20 % を使用した、整合性グループの各メンバー仮想ディスクに対するリポ
ジトリが表示されます。そのサイズに満たないリポジトリ候補と、異なるデータサービス(DS)属性を持つリポジトリ候補
はフィルタリングにより除外されます。これらの設定を使用して適切な候補が示されない場合は、自動選択の実行 をクリッ
クして、自動推奨候補を提供できます。
• 差異 列には、選択した容量とリポジトリ候補の実際の容量との数学的差異が表示されます。新しいリポジトリ候補の場合に
は指定した厳密な容量が使用され、差異 列にはゼロが表示されます。
7. 個々のリポジトリ候補を編集するには、次の手順を実行します。
a. リポジトリ候補 テーブルから候補を選択し、編集 をクリックしてリポジトリの容量設定を変更します。
116 プレミアム機能 — スナップショット仮想ディスク