Administrator Guide
リモートレプリケーショングループの要件とガイドライン
• リモートレプリケーションプレミアム機能は、レプリケーション設定で使用されるローカルストレージアレイとリモートストレー
ジアレイの両方で有効化され、アクティブ化される必要があります。
• ローカルストレージアレイとリモートストレージアレイの両方は、サポートされるファイバチャネル接続または iSCSI 接続で接続
される必要があります。
• リモートストレージアレイには、ローカルストレージアレイにペアとして含める仮想ディスクの容量以上の容量を持つ仮想ディ
スクが必要です。
• デフォルトでは、新しいリモートレプリケーショングループは空の状態で作成されます。
○ リモートレプリケーショングループに追加できるのは、複製されたペアのみです。
○ 複製された各ペアがメンバーになれるのは、リモートレプリケーショングループのみです。
• 名前のないストレージアレイは、MD Storage Manager のリモートレプリケーションリポジトリビューに名前なしとして表示され
ます。
リモートレプリケーショングループの作成
メモ: リモートレプリケーショングループの作成 オプションが使用できるのは、ローカルストレージアレイのみです。リモート
レプリケーショングループは、リモートストレージアレイでは作成できません。
1. ローカルストレージアレイの AMW で、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。
2. コピーサービス > リモートレプリケーション > リモートレプリケーション > レプリケーショングループ > 作成 を選択します。
リモートレプリケーショングループの作成 ウィンドウが表示されます。
3. リモートレプリケーショングループ名 にグループ名(最大 30 文字)を入力します。
4. リモートストレージアレイの選択 ドロップダウンで、リモートストレージアレイを選択します。
メモ: リモートストレージアレイを使用できない場合は続行できません。ネットワーク構成を確認するか、ネットワーク管
理者にお問い合わせください。
5. 接続タイプ ドロップダウンで、お使いのデータプロトコル(iSCSI または Fibre Channel のみ)を選択します。
6. 同期化設定の表示 を選択して、リモートレプリケーショングループの同期化設定を設定します。
7. OK をクリックします。
リモートレプリケーショングループが作成されます。
レプリケーションペア
リモートレプリケーションのセットアップ最後の手順は、仮想ディスクの複製ペアを作成し、作成済みのリモートレプリケーション
グループ内へのそれらのペアを配置することです。
複製されたペアは、2 つの仮想ディスクから構成されます。1 つはローカルストレージアレイでプライマリ仮想ディスクとして機能
し、もう 1 つはリモートストレージアレイでセカンダリ仮想ディスクとして機能します。正常なリモートレプリケーションの設定で
は、これら両方の仮想ディスクには同じデータの全く同一のコピーが含まれます。複製されたペアはリモートレプリケーショング
ループに含まれ、同じリモートレプリケーショングループ内にある他の複製ペアと同時に同期化されます。
I/O レベルでは、すべての書き込み操作は、まずプライマリ仮想ディスクに対して実行され、次にセカンダリ仮想ディスクに対し
て実行されます。
レプリケーションペアにおける仮想ディスクの選択ガイドラ
イン
複製されたペアの作成の最初の手順は、仮想ディスクをローカルストレージアレイのリモート複製グループに追加することから始ま
ります。追加後、この仮想ディスクは、複製されたリモートペアのプライマリ仮想ディスクになります。リモートストレージアレイ
の仮想ディスクが同じリモートレプリケーショングループに追加されると、複製されたペアの作成プロセスが完了します。このリ
モートストレージ仮想ディスクは、複製されたペアのセカンダリ仮想ディスクになります。
1 つはローカルストレージアレイ、もう 1 つはリモートストレージアレイに存在する 2 つの仮想ディスクは、本質的に単一のエンテ
ィティとして機能し、2 つの個別の仮想ディスクではなく、連動するペアとして管理できます。
154 プレミアム機能 — リモートレプリケーション