Administrator Guide
ホストタイプ
ホストサーバーは、ストレージアレイにアクセスするサーバーです。仮想ディスクにマップされており、1 個または複数の iSCSI イ
ニシエータポートを使用します。一般に、ホストには次の属性があります。
• ホスト名 — ホストサーバーを一意に識別する名前。
• ホストグループ(クラスタソリューションのみで使用)— 同じ仮想ディスクへのアクセスを共有するために関連付けられた 2
台以上のホストサーバーです。
メモ: このホストグループは、MD Storage Manager 内に作成できる論理エンティティです。ホストグループ内のホストは
すべて、同じオペレーティングシステムを実行している必要があります。
• ホストタイプ — ホストサーバーで実行されているオペレーティングシステム。
拡張機能
RAID エンクロージャは、いくつかの拡張機能をサポートします。
• 仮想ディスクスナップショット
• 仮想ディスクのコピー
メモ: 記載のプレミアム機能は個別に有効化する必要があります。これらの機能を購入すると、アクティベーションカードが付
属しており、この機能を有効にする手順の説明が含まれています。
サポートされるスナップショット機能のタイプ
MD ストレージ アレイでは、次のタイプの仮想ディスク スナップショット プレミアム機能がサポートされます。
• 複数のポイントインタイム(PiT)グループを使用するスナップショット仮想ディスク — この機能は、スナップショットグルー
プ、スナップショットイメージ、および整合性グループもサポートします。
詳細については、「プレミアム機能 - スナップショット仮想ディスク」を参照してください。
スナップショット仮想ディスク、スナップショットイメージ、およびスナ
ップショットグループ
スナップショットイメージは、特定のポイントインタイムで作成された関連ベース仮想ディスクの内容の論理イメージです。スナッ
プショットイメージはベース仮想ディスクからのデータの保存のみに使用されるため、このタイプのイメージは、ホストにとって直
接読み取りまたは書き込みが可能なイメージではありません。スナップショットイメージ内のデータのコピーにホストがアクセス
できるようにするには、スナップショット仮想ディスクを作成する必要があります。このスナップショット仮想ディスクには独自
のリポジトリが含まれており、参照されたスナップショットイメージに影響を与えずに、ホストアプリケーションによってベース仮
想ディスクに行われた今後の変更を保存するために使用されます。
スナップショットイメージは手動で作成、またはスナップショットイメージを作成する日付と時刻を定義するスケジュールを確立す
ることにより自動的に作成できます。スナップショットイメージには、次のオブジェクトを含めることができます。
• 標準仮想ディスク
• シンプロビジョニングされた仮想ディスク
• 整合性グループ
スナップショットイメージを作成するには、最初に、スナップショットグループを作成し、仮想ディスク用のスナップショットリ
ポジトリ領域を予約する必要があります。リポジトリ領域は、現在の仮想ディスクの予約の割合に基づきます。
スナップショットグループ内の最も古いスナップショットイメージは手動で削除、またはスナップショットグループの 自動削除 設
定を有効にすることによってプロセスを自動化することもできます。スナップショットイメージが削除されると、その定義がシス
テムから削除され、そのスナップショットイメージが占有していたリポジトリ内の容量が解放され、スナップショットグループ内
で再び使用できるようになります。
仮想ディスクのコピー
仮想ディスクのコピーは、次の用途に使用できるプレミアム機能です。
• データをバックアップします。
• 容量が小さい物理ディスクを使用するディスクグループから、容量が大きい物理ディスクを使用するディスクグループにデータ
をコピーします。
24 MD シリーズストレージアレイについて