Administrator Guide
ストレージアレイの検出および管理
ストレージアレイの管理には次の 2 つの方法があります。
• 帯域外管理
• 帯域内管理
EMW(エンタープライズ管理ウィンドウ)は、MDSM(Modular Disk Storage Manager)を開くと最初にロードされるページで、帯
域内および帯域外の接続によって MD3 ストレージ アレイを検出、接続、管理することができます。
インデントされたストレージの名前は検出済みのアレイで、オペレーターがアレイを選択するとアレイを管理できるようになりま
す。
トピック:
• 帯域外管理
• 帯域内管理
• ストレージアレイ
• ストレージアレイのセットアップ
• アラート通知の設定
• バッテリ設定
• ストレージアレイ RAID コントローラモジュールクロックの設定
帯域外管理
帯域外管理手段では、データはコマンドおよびイベントから隔離されます。データはホストツーコントローラインタフェースでやり
取りされ、コマンドとイベントは管理ポートのイーサネットケーブルを使用します。
この管理手段では、お使いのオペレーティングシステムおよびホストアダプターでサポートされる、最大数の仮想ディスクを設定で
きます。
最大 8 個のストレージ管理ステーションが、帯域外管理ストレージアレイを同時に監視できます。この制限は、帯域内管理手段で
管理するストレージアレイには適用されません。
帯域外管理を使用する場合、各 RAID コントローラモジュールの管理イーサネットポートに対して、インターネットプロトコル(IP)
アドレス、サブネットワークマスク(サブネットマスク)、ゲートウェイといったネットワーク構成を設定する必要があります。
Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)サーバーを使用している場合には、自動ネットワーク構成を有効にすることができま
すが、DHCP サーバーを使用していない場合には、手動でネットワーク構成を設定する必要があります。
メモ: RAID コントローラモジュールのネットワーク設定は、DHCP サーバーを使用して割り当てることができます(デフォル
ト設定)。ただし、DHCP サーバーが 150 秒間利用できない場合、RAID コントローラモジュールは静的 IP アドレスを割り当て
ます。
• 60 ディスクアレイの場合、MGMT のラベルが付いた最も左側のポートが使用されます。デフォルトで割り当てられるアドレス
は、コントローラ 0 では 192.168.128.101、コントローラ 1 では 192.168.128.102 です。
• 12 または 24 ディスクアレイの場合、MGMT のラベルが付いた最も右側のポートが使用されます。デフォルトで割り当てられる
アドレスは、コントローラ 0 では 192.168.129.101、コントローラ 1 では 192.168.129.102 です。
帯域内管理
帯域内管理を使用すると、コマンド、イベント、およびデータがホストツーコントローラインタフェースでやり取りされます。帯域
外管理とは異なり、コマンドとイベントはデータと混在することになります。
メモ: 帯域内管理と帯域外管理のセットアップの詳細については、Dell.com/support/manuals でお使いのシステムの
『Deployment Guide』(導入ガイド)を参照してください。
この管理方法を使用してストレージアレイを追加する場合、ホスト名またはホストの IP アドレスのみを指定します。特定のホスト
名またはホストの IP アドレスを指定すると、このホストに接続されているすべてのストレージアレイが、ホストエージェントソフ
トウェアで自動的に検出されます。
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ストレージアレイの検出および管理 35