Administrator Guide
す。このオプションを使用して、ホストアダプタの故障など、システムエラーによって複数の仮想ディスクに障害が発生した場合
の複数のアラートを最小限に抑えることができます。
フェイルオーバーアラートの遅延を設定するには、次の手順を実行します。
1. AMW のメニューバーから、ストレージアレイ > 変更 > フェイルオーバーアラートの遅延 を選択します。
フェイルオーバーアラートの遅延 ウィンドウが表示されます。
2. フェイルオーバーアラートの遅延 に、0~60 分の範囲の値を入力します。
3. OK をクリックします。
4. 選択したストレージアレイにパスワードを設定している場合は、パスワードの入力 ダイアログが表示されます。ストレージアレ
イの現在のパスワードを入力します。
ストレージアレイのキャッシュ設定の変更
ストレージアレイのキャッシュ設定を変更するには、次の手順を実行します。
1. AMW で、ストレージアレイ > 変更 > キャッシュの設定 を選択します。
キャッシュ設定の変更 ウィンドウが表示されます。
2. デマンドキャッシュフラッシュの開始 で、キャッシュフラッシュを実行するときのキャッシュ内の未書き込みデータの割合を
選択または入力します。
3. 適切な キャッシュブロックのサイズ を選択します。
ファイルシステムでの使用やデータベースアプリケーションでの使用には、より容量の小さいキャッシュが適しています。マル
チメディアなど、連続した I/O を生成するアプリケーションには、より容量の大きいキャッシュが適しています。
4. 選択したストレージアレイにパスワードを設定している場合は、パスワードの入力 ダイアログが表示されます。ストレージアレ
イの現在のパスワードを入力して OK をクリックします。
拡張エンクロージャ識別子番号の変更
MD3060e シリーズ拡張エンクロージャが初めて MD シリーズストレージアレイに接続されたときに、拡張エンクロージャによりエ
ンクロージャ識別子番号が割り当てられ、保持されます。このエンクロージャ識別子番号は、MD Storage Manager にも表示され、
必要に応じて変更できます。
エンクロージャ識別子番号を変更するには、次の手順を実行します。
1. AMW で、メニューバーから ハードウェア > エンクロージャ > 変更 > ID を選択します。
2. エンクロージャ識別子の変更 リストから、新しいエンクロージャ識別子番号を選択します。
エンクロージャ識別子は、0~99 の値である必要があります。
3. 変更したエンクロージャ識別子を保存するには、OK をクリックします。
エンクロージャの順序の変更
ストレージアレイのハードウェア構成に合わせて、RAID コントローラモジュールおよび拡張エンクロージャの順序を変更すること
ができます。エンクロージャの順序の変更は、再び変更されるまで有効なままです。
エンクロージャの順序を変更するには、次の手順を実行します。
1. AMW で、メニューバーから、ハードウェア > エンクロージャ > 変更 > ハードウェアの表示順序 を選択します。
2. エンクロージャ一覧で移動したいエンクロージャを選択し、上 または 下 をクリックしてエンクロージャを新しい位置に移動し
ます。
3. OK をクリックします。
4. 選択したストレージアレイにパスワードを設定している場合は、パスワードの入力 ダイアログが表示されます。ストレージアレ
イの現在のパスワードを入力します。
5. OK をクリックします。
アラート通知の設定
MD Storage Manager は、ストレージアレイで注意の必要なすべての状態について警告を送信することができます。アラートは、E-
メールメッセージとして、または Simple Network Management Protocol(SNMP)トラップメッセージとして、送信することができ
ます。アラート通知は、すべてのストレージアレイまたは個々のストレージアレイに設定することができます。
アラート通知を設定するには、次の手順を実行します。
1. すべてのストレージアレイに対して、EMW で次の手順を実行します。
40 ストレージアレイの検出および管理