Administrator Guide
• より具体的な通知について、ストレージ管理ステーション、ホスト、およびストレージアレイの各レベルでアラート送信先を設
定できます。
1. アラートの設定を単一のストレージアレイとすべてのストレージアレイのどちらに対して行うかに応じて、次のいずれかのアク
ションを実行します。
• 単一のストレージアレイ - エンタープライズ管理ウィンドウ(EMW)で、デバイス タブを選択します。アラートを送信する
ストレージアレイを右クリックし、警告の設定 を選択します。
• すべてのストレージアレイ - EMW で、セットアップ タブを選択します。警告の設定 を選択し、すべてのストレージアレイ
ラジオボタンを選択し、OK をクリックします。
アラートの設定 ダイアログが表示されます。
2. SNMP - イベントモニタ発のトラップ タブを選択します。
以前に設定した SNMP アドレスが、設定された SNMP アドレス 領域に表示されます。
3. コミュニティ名 テキストボックスに、コミュニティ名を入力します。
コミュニティ名には、最大 20 文字まで入力できます。
4. トラップの送信先 テキストボックスに、トラップ送信先を入力し、追加 をクリックします。
ホスト名、IPv4 アドレス、または IPv6 アドレス を入力できます。
5. (オプション)SNMP アラートが正しく設定されていることを検証するために、テストメッセージを送信できます。設定済み
SNMP アドレス 領域で、テストする SNMP 送信先を選択し、テスト をクリックします。
テストメッセージが SNMP アドレスに送信されます。検証結果がダイアログボックスで表示され、エラーがある場合にはそれ
らも表示されます。コミュニティ名を選択していない場合、テスト ボタンは無効になります。
6. OK をクリックします。
アラートが設定されたツリービューの各ノードの隣に、アラートアイコンが表示されます。
SNMP アラート通知の作成(ストレージ アレイから発信)
メモ: ストレージアレイから発信される SNMP アラートの可用性は、お使いの RAID コントローラモジュールモデルによって異
なります。
ストレージアレイまたはそのコンポーネントのステータスが変化したときに、MD ストレージ管理ソフトウェアから通知を受けるこ
とができます。これは、アラート通知と呼ばれています。アラート通知は次の 3 つの異なる方法で受信できます。E-メール、イベ
ントモニタがインストールされているストレージ管理ステーションを発信元とする SNMP トラップ、およびストレージアレイを発
信元とする SNMP トラップ(利用可能な場合)。このトピックでは、ストレージアレイを発信元とする SNMP トラップを作成する
方法について説明します。
ストレージアレイを発信元とする SNMP アラート通知を設定するには、コミュニティ名とトラップ送信先を指定します。コミュニ
ティ名は、一連の既知のネットワーク管理ステーションを識別する文字列であり、ネットワーク管理者によって設定されます。トラ
ップ送信先は、SNMP サービスを実行しているコンピュータの IP アドレスまたはホスト名です。少なくとも、トラップ送信先はネ
ットワーク管理ステーションである必要があります。SNMP アラート通知を設定する際は、次のガイドラインに留意してください。
• SNMP トラップの送信先ホストでは、トラップ情報を処理できるように、SNMP サービスが実行されている必要があります。
• SNMP トラップメッセージに対してグローバル設定は必要ありません。ネットワーク管理ステーションまたはその他の SNMP
サーバーに送信されるトラップメッセージは標準的なネットワークトラフィックであるため、システム管理者またはネットワー
ク管理者がセキュリティの問題に対処します。
1. エンタープライズ管理ウィンドウ(EMW)で、デバイス タブを選択します。
2. アラートを送信するストレージアレイを右クリックし、警告の設定 を選択します。
3. SNMP - ストレージアレイ発のトラップ タブを選択します。
アラートの設定 ダイアログが表示されます。 設定済みコミュニティテーブルに現在設定されているコミュニティ名が、設定済
み SNMP アドレステーブルに現在設定されているトラップ送信先が入力されています。
メモ: SNMP - ストレージアレイ発のトラップ タブが表示されない場合は、お使いの RAID コントローラモジュールモデル
でこの機能を使用できない可能性があります。
4. (オプション)ストレージアレイ固有の SNMP MIB-II 変数を定義する場合は、この手順を実行します。
ストレージアレイごとにこの情報を一度だけ入力する必要があります。現在設定されている変数が存在する場合は、SNMP
MIB-II 変数の設定 ボタンの隣にアイコンが表示されます。ストレージアレイは、GetRequests に対してこの情報を返します。
• 名前 フィールドは変数 sysName に設定されます。
• 場所 フィールドは変数 sysLocation に設定されます。
• 連絡先 フィールドは変数 sysContact に設定されます。
a. SNMP MIB-II 変数の設定 をクリックします。
b. 名前 テキストボックス、場所 テキストボックス、および 連絡先 テキストボックスに、必要な情報を入力します。
印刷可能な ASCII 文字のみを入力できます。各テキスト文字列には、最大で 255 文字を入力できます。
ストレージアレイの検出および管理 43