Administrator Guide
• DHCP サーバーから設定を自動的に取得 を使用して設定を自動的に設定します。このオプションはデフォルトで選択され
ます。
• 設定の指定 を使用して設定を手動で指定します。
メモ: 自動設定方法を選択した場合、設定は IPv4 設定用 DHCP を使用して自動的に取得されます。IPv6 設定の場合も同様
に、設定は MAC アドレスと、サブネットワークにある IPv6 ルーターに基づいて自動的に取得されます。
8. IPv4 の詳細設定 および IPv6 詳細設定 をクリックして、仮想ローカルエリアネットワーク(VLAN)のサポートおよびイーサネ
ットの優先度を設定します。
9. ポートの詳細設定 をクリックして、TCP リスニングポート設定 および ジャンボフレーム 設定を指定します。
10. インターネット制御通知プロトコル(ICMP)を有効にするには、ICMP Ping 応答を有効にします を選択します。
ICMP 設定は、IPv4 アドレス設定用に設定されたストレージアレイ内のすべての iSCSI ホストポートに適用されます。
メモ: ICMP は、インターネットプロトコルスイートの中核プロトコルの 1 つです。ICMP メッセージは、ホストが到達可能
かどうかと、そのホストに対するパケットの取得時間を調べます。
11. OK をクリックします。
iSCSI ホストポートの詳細設定
メモ: iSCSI ホストポートの詳細設定はオプションです。
個々の iSCSI ホストポートの詳細設定を使用して、TCP フレームサイズ、仮想 LAN、およびネットワーク優先度を指定します。
設定
説明
仮想 LAN(VLAN) 物理ネットワーク内で独立した論理ネットワークを作成する方法。1 つのネットワーク内に複数の VLAN が
存在できます。VLAN 1 はデフォルトの VLAN です。
メモ: AMW で MD Storage Manager を使用して VLAN を作成および設定する方法の詳細については、
サポート タブをクリックしてから、オンラインヘルプの表示 をクリックします。
イーサネット優先
度
ネットワーク優先度は最低から最高まで設定できます。ネットワークマネージャによってこれらのマッピン
グを決定する必要がありますが、IEEE はさまざまな勧告を行なっています。
• 0 — 最低の優先度(デフォルト)
• 1 ~ 4 — 「損失を許容できる」トラフィックから負荷制御アプリケーション(ストリーミングマルチメデ
ィアやビジネスクリティカルなトラフィックなど)まで。
• 5 ~ 6 — 対話型のビデオや音声など、遅延に影響を受けやすいアプリケーション。
• 7 — ネットワーククリティカルなトラフィック用の最大の優先度。
TCP リスニングポ
ート
デフォルトの Transmission Control Protocol(TCP)リスニングポートは 3260 です。
ジャンボフレーム Maximum Transmission Unit(MTU)。1 フレームあたり 1501~9000 バイトの範囲で設定できます。ジャンボ
フレームが無効な場合、デフォルトの MTU は 1 フレームあたり 1500 バイトになります。
メモ: これらのいずれかの設定を変更すると、iSCSI ポートがリセットされます。I/O はそのポートにアクセスしているホスト
に対して中断されます。I/O には、ポートが再び開始され、ホストが再びログインした後に自動的にアクセスできます。
iSCSI セッションの表示または終了
次の理由から、iSCSI セッションを終了できます。
• 不正アクセス — アクセス権がないイニシエータがログオンした場合に、iSCSI セッションを終了できます。iSCSI セッションを
終了すると、イニシエータはストレージアレイから強制的にログオフされます。イニシエータは、なし 認証方法が利用可能な場
合にログオンできます。
• システムのダウンタイム — ストレージアレイの電源をオフにする必要があるときにイニシエータがログオンしている場合は、
iSCSI セッションを終了して、イニシエータをストレージアレイからログオフさせることができます。
iSCSI セッションを表示または終了するには、次の手順を実行します。
1. AMW メニューバーで、ストレージアレイ > iSCSI > セッション表示 / 終了 を選択します。
2. 現行セッション 領域に表示する iSCSI セッションを選択します。
詳細情報が 詳細 領域に表示されます。
3. iSCSI セッションのトポロジ全体をテキストファイルとして保存するには、名前を付けて保存 をクリックします。
iSCSI の使用 49