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イベントモニタ
イベントモニタは、Dell EMC PowerVault Modular Disk Storage Manager により提供されます。イベントモニタはバックグラウンド
で継続的に稼働し、管理対象のストレージアレイでのアクティビティを監視します。イベントモニタが重大な問題を検出した場合、
ホストまたはリモートシステムに E-メール、Simple Network Management Protocol(SNMP)トラップメッセージ、またはその両方
を使用して通知できます。
最もタイムリーかつ継続的にイベントを通知するために、1 日 24 時間稼働している管理ステーション上でイベントモニタを有効に
します。複数のシステムでイベントモニタを有効にする、またはイベントモニタと MD Storage Manager を組み合わせてアクティ
ブにすると、イベントが重複することがありますが、これはアレイ上の複数の障害を示しているわけではありません。
イベントモニタは、Enterprise Management ウィンドウ(EMW)から独立して実行される、バックグラウンドタスクです。
イベントモニタを使用するには、次のいずれかを実行します。
• 監視する管理対象デバイスに対してアラート送信先をセットアップします。アラート送信先には Dell Management Console を使
用できます。
• 特定の管理デバイスにあるアラート設定をコピーしたい場合は、アラートを受け取りたい各ストレージ管理ステーションに、
emwdata.bin ファイルをコピーします。
各管理デバイスに、アラートが設定されたことを示すチェックマークが表示されます。
トピック:
• イベントモニタの有効化および無効化
イベントモニタの有効化および無効化
イベントモニタはいつでも有効または無効にできます。
システムがアラート通知を送信しないようにする場合は、イベントモニタを無効にします。複数のシステムでイベントモニタを実
行している場合は、1 つを除きすべてのシステムでイベントモニタを無効にすると、重複メッセージが送信されなくなります。
メモ: 1 日 24 時間稼働の管理ステーションでは、デフォルトでイベントモニタが開始されるように設定することをお勧めしま
す。
Windows
イベントモニタを有効または無効にするには、次の手順を実行します。
1. Windows で ファイル名を指定して実行 を開きます。<Windows ロゴキー><R> を押します。
ファイル名を指定して実行 コマンドボックスが表示されます。
2. 開く に、services.msc と入力します。
サービス ウィンドウが表示されます。
3. サービスの一覧から、Modular Disk Storage Manager イベントモニタ を選択します。
4. 操作 > プロパティ を選択します。
5. イベントモニタを有効にするには、サービスの状態 領域で 開始 をクリックします。
6. イベントモニタを無効にするには、サービスの状態 領域で 停止 をクリックします。
Linux
イベントモニタを有効にするには、コマンドプロンプトで、SMmonitor start と入力し、<Enter> を押します。プログラムが起
動されると、SMmonitor started. というメッセージが表示されます。
イベントモニタを無効にするには、ターミナルエミュレーションアプリケーションを起動し(console ox xterm)、コマンドプロンプ
トで、SMmonitor stop と入力して、<Enter> を押します。プログラムのシャットダウンが完了すると、Stopping Monitor
process. というメッセージが表示されます。
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