Administrator Guide
• 書き込みキャッシュを有効にする
○ バッテリなしの書き込みキャッシュを有効にする — RAID コントローラモジュールのバッテリが完全に放電済み、完全に
充電されていない、またはバッテリが存在しない場合でも、書き込みキャッシュを続行させます。
○ レプリケーションを伴う書き込みキャッシュを有効にする — 同じキャッシュサイズを持つ 2 つの冗長 RAID コントロー
ラモジュール間でキャッシュデータを複製します。
• ダイナミックキャッシュ読み込みプリフェッチを有効にする
注意: データ損失の可能性 — バッテリなしの書き込みキャッシュを有効にするオプションを有効にすると、バッテリが完
全に放電済みまたは完全に充電されていない場合でも書き込みキャッシュを続行します。通常、書き込みキャッシュはバ
ッテリが充電されるまで RAID コントローラモジュールによって一時的にオフになります。このオプションを選択して保
護用のユニバーサル電源がない場合、データを失う可能性があります。また、RAID コントローラモジュールのバッテリが
なく、バッテリなしの書き込みキャッシュを有効にするオプションを選択すると、データを失う可能性があります。
メモ: オプションの RAID コントローラモジュールバッテリオプションが有効な場合、書き込みキャッシュを有効にする、
は表示されません。バッテリなしの書き込みキャッシュを有効にするオプションは引き続き使用可能ですが、デフォルト
では選択されません。
メモ: 書き込みキャッシュを有効にするチェックボックスが無効になった後、キャッシュが自動的にフラッシュされます。
5. OK をクリックします。
仮想ディスクの変更優先度の変更を確認することを求めるメッセージが表示されます。
6. Yes(はい)をクリックします。
7. OK をクリックします。
仮想ディスクプロパティの変更 - 進捗 ダイアログが表示されます。
仮想ディスクのセグメントサイズの変更
選択された仮想ディスクのセグメントサイズを変更できます。この操作中に、I/O パフォーマンスは影響を受けますが、データは引
き続き利用できます。
セグメントサイズの変更を行う場合は、次のガイドラインに従ってください。
• この操作は開始されるとキャンセルできなくなります。
• この操作は、ディスクグループが最適ステータスでない場合に開始しないでください。
• MD Storage Manager によって、許可されるセグメントサイズの変更が決定されます。現在のセグメントサイズからの不適切な
セグメントサイズの変更はメニューで利用不可になります。許可される変更は通常、現在のセグメントサイズの 2 倍または半分
です。たとえば、現在の仮想ディスクセグメントサイズが 32 KB の場合は、16 KB または 64 KB の新しい仮想ディスクセグメン
トサイズが許可されます。
メモ: セグメントサイズを変更する操作は、他の変更操作(RAID レベルの変更やディスクグループへの空き容量の追加など)
よりも低速になります。これは、データの再編成方法と、操作中に行われる一時内部バックアップ処理が原因です。
セグメントサイズの変更操作にかかる時間は、次の要因によって異なります。
• ホストからの I/O 負荷
• 仮想ディスクの変更優先度
• ディスクグループ内の物理ディスクの数
• 物理ディスクポートの数
• ストレージアレイ RAID コントローラモジュールの処理能力
この操作を早く完了したい場合は、変更優先度を最大レベルに変更できますが、これによってシステムの I/O パフォーマンスが低
下することがあります。
仮想ディスクのセグメントサイズを変更するには、次の手順を実行します。
1. AMW で、ストレージおよびコピーサービス タブを選択し、仮想ディスクを選択します。
2. メニューバーで、ストレージ > 仮想ディスク > 変更 > セグメントサイズ を選択します。
3. 必要なセグメントサイズを選択します。
選択したセグメントサイズを確認することを求めるメッセージが表示されます。
4. Yes(はい)をクリックします。
セグメントサイズの変更操作が開始されます。操作の処理中は、詳細ペインの仮想ディスクアイコンが操作処理中ステータスを
示します。
ディスクグループ、標準仮想ディスク、およびシン仮想ディスク 63