Administrator Guide
MD Storage Manager は、指定した容量に達するまで 4 GB 単位で希望する容量を拡張します。手動 を選択した場合、自動拡張
は行われません。警告しきい値 の割合に達すると、アラートが表示されます。
• 警告しきい値 — 消費容量が指定した割合に達すると、MD Storage Manager は電子メールまたは SNMP アラートを送信します。
シン仮想ディスクの状態
MD Storage Manager には、次の仮想ディスクの状態が表示されます。
• 最適 — 仮想ディスクは正常に動作しています。
• 満杯 — シン仮想ディスクの物理容量が一杯で、これ以上のホストの書き込み要求を処理できません。
• しきい値超過 — シン仮想ディスクの物理容量が指定した 警告しきい値 の割合以上になっています。ストレージアレイのステ
ータスは 要注意 と示されます。
• 失敗 — 仮想ディスクが失敗し、読み取り操作または書き込み操作に使用できません。ストレージアレイのステータスは 要注意
と示されます。
比較 — 仮想ディスクのタイプとコピーサービス
コピーサービスの可用性は、使用する仮想ディスクのタイプによって異なります。
表 9. 各タイプの仮想ディスクでサポートされるコピーサービス機能
コピーサービス機能 ディスクグループの標準仮想ディス
ク
ディスクプールの標準仮想ディ
スク
シン仮想ディスク
スナップショットイメージ 対応 対応 対応
スナップショット仮想ディ
スク
対応 対応 対応
スナップショットのロール
バック
対応 対応 対応
スナップショットイメージ
またはスナップショット仮
想ディスクを含む仮想ディ
スクの削除
対応 対応 対応
整合性グループメンバーシッ
プ
対応 対応 対応
リモートレプリケーション
(レガシー)
対応 非対応 非対応
リモートレプリケーション 対応 対応 非対応
仮想ディスクコピーのソースは、ディスクグループの標準仮想ディスク、ディスクプールの標準仮想ディスク、またはシン仮想ディ
スクのいずれかにすることができます。仮想ディスクコピーのターゲットは、ディスクグループの標準仮想ディスク、またはディス
クプールの標準仮想ディスクのみにすることができ、シン仮想ディスクにはできません。
表 10. 仮想ディスクのタイプ
仮想ディスクコピーのソース 仮想ディスクコピーのターゲット 可用性
標準仮想ディスク 標準仮想ディスク 対応
シン仮想ディスク 標準仮想ディスク 対応
標準仮想ディスク シン仮想ディスク 非対応
シン仮想ディスク シン仮想ディスク 非対応
66 ディスクグループ、標準仮想ディスク、およびシン仮想ディスク