Administrator Guide
2. 1 つ、または複数の未割り当て物理ディスクを選択します。
3. 次の操作のうち、いずれかを実行します。
• メニューバーから、ハードウェア > ホットスペアの適用範囲を選択します。
• 物理ディスクを右クリックして、ポップアップメニューから ホットスペアの適用範囲 を選択します。
ホットスペア物理ディスクのオプション ウィンドウが表示されます。
4. 適切なオプションを選択します。次が選択可能です。
• 現在のホットスペアの適用範囲の表示 / 変更 — ホットスペアの適用範囲を確認し、必要に応じてホットスペア物理ディス
クを割り当て、または割り当て解除します。手順 5 を参照してください。
• 物理ディスクの自動割り当て — 利用可能の物理ディスクを使用した最良のホットスペア適用範囲のため、ホットスペア物
理ディスク を自動的に作成します。
• 個々の物理ディスクを手動で割り当て — ハードウェア タブで選択した物理ディスクからホットスペア物理ディスクを作成
します。
• 個々の物理ディスクの割り当てを手動で解除 — 選択したホットスペア物理ディスクを ハードウェア タブで割り当て解除
します。手順 12 を参照してください。
メモ: このオプションは、すでに割り当てられているホットスペア物理ディスクを選択した場合のみ使用できます。
5. ホットスペアを割り当てるには、ホットスペアの適用範囲 ウィンドウの ホットスペアの適用範囲 領域でディスクグループを選
択します。
6. 詳細 領域でホットスペアの適用範囲に関する情報を確認します。
7. 割り当て をクリックします。
ホットスペアの割り当て ウィンドウが表示されます。
8. 未割り当ての物理ディスク 領域で、適切な物理ディスクを選択したディスク用のホットスペアとして選択し、OK をクリック
します。
9. ホットスペアの割り当てを解除するには、ホットスペアの適用範囲 ウィンドウの ホットスペア物理ディスク 領域で物理ディス
クを選択します。
10. 詳細 領域でホットスペアの適用範囲に関する情報を確認します。
11. 割り当て解除 をクリックします。
操作を確認するプロンプトメッセージが表示されます。
12. yes と入力し、OK をクリックします。
ホットスペアおよび再構築
データを保護する 1 つの重要な方法は、ストレージアレイ内の利用可能な物理ディスクをホットスペアとして割り当てることです。
ホットスペアにより、ストレージアレイに追加されるフォールトトレランスのレベルが上がります。
ホットスペアは、ディスク障害時にすぐに使用できるアイドル状態、電源がオンの状態、またはスタンバイ状態の物理ディスクで
す。ホットスペアが、冗長仮想ディスクで物理ディスク障害が発生したエンクロージャで定義された場合、劣化物理ディスクの再
構築が RAID コントローラモジュールによって自動的に開始されます。ホットスペアが定義されていない場合、再構築プロセスは交
換用物理ディスクがストレージアレイに取り付けられたときに RAID コントローラモジュールによって開始されます。
グローバルホットスペア
MD シリーズストレージアレイはグローバルホットスペアをサポートしています。グローバルホットスペアは、その容量が交換され
る物理ディスクの設定済み容量のサイズ(メタデータを含む)と同じ、またはそれ以上である限り、冗長 RAID レベルを持つどの
仮想ディスクの故障物理ディスクとも交換することが可能です。
ホットスペア操作
物理ディスクで障害が発生した場合、仮想ディスクは利用可能なホットスペアを使用して自動的に再構築されます。交換用物理デ
ィスクが取り付けられると、ホットスペアのデータは交換用物理ディスクにコピーされます。この機能はコピーバックと呼ばれま
す。デフォルトでは、RAID コントローラモジュールにより、お使いのシステムの物理ディスクの数と容量に基づいてホットスペア
の数とタイプが自動的に設定されます。
ホットスペアには次の状態があります。
• スタンバイホットスペアは、ホットスペアとして割り当てられ、障害が発生したすべての物理ディスクの代わりに使用できる
物理ディスクです。
ディスクグループ、標準仮想ディスク、およびシン仮想ディスク 75