Administrator Guide
メモ: ストレージパーティションにはセカンダリ仮想ディスクを含めることができます。ただし、セカンダリ仮想ディスク
にマッピングされているホストは、仮想ディスクがプライマリディスクに昇格する、または複製関係が削除されるまで読
み取りアクセスになります。
ストレージパーティショニングトポロジは、AMW の ホストマッピング タブのオブジェクトツリーのノードに表示されるデフォルト
グループ、ホストグループ、ホスト、およびホストポートなどの要素の集合です。詳細については、「ホストマッピング タブの使
用」を参照してください。
ストレージパーティショニングトポロジが定義されていない場合、ホストマッピング タブを選択するたびに情報ダイアログが表示
されます。実際のストレージパーティションを定義する前に、ストレージパーティショニングトポロジを定義する必要があります。
ディスクグループと仮想ディスクの拡張
ディスクグループへの空き容量の追加は、アレイの未設定容量をグループに追加することで実施します。全体の変更操作を通じて、
ディスクグループ、仮想ディスクおよび物理ディスク上のデータはアクセス可能です。その後、追加の空き容量を使用して、標準
またはスナップショットリポジトリ仮想ディスクで仮想ディスクの拡張を実行できます。
ディスクグループの拡張
ディスクグループへ空き容量を追加するには、次の手順を実行します。
1. AMW で、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。
2. ディスクグループを選択します。
3. メニューバーから、ストレージ > ディスクグループ > 物理ディスク(容量)の追加 を選択します。または、ディスクグループを
右クリックして、ポップアップメニューから 物理ディスク(容量)の追加 を選択します。
空き容量の追加 ウィンドウが表示されます。RAID レベル、および現在のディスクグループのエンクロージャロスプロテクショ
ンに基づいて、未割り当て物理ディスクが表示されます。
メモ: ディスクグループの RAID レベルが RAID レベル 5 またはレベル 6 で、拡張エンクロージャにエンクロージャロスプ
ロテクションがある場合、エンクロージャロスプロテクションを有効にできる物理ディスクのみを表示 が表示され、デフ
ォルトで選択されます。
4. 使用可能物理ディスク 領域で、物理ディスクの最大許容数までの物理ディスクを選択します。
メモ: 単一のディスクグループまたは仮想ディスクに異なるメディアタイプまたはインタフェースタイプを混在させること
はできません。
5. 追加 をクリックします。
選択を確認するためのプロンプトメッセージが表示されます。
6. 容量をディスクグループに追加するには、はい をクリックします。
メモ: Windows と Linux の両方のホスト上で、コマンドラインインタフェース(CLI)を使用して空き容量をディスクグ
ループに追加できます。詳細については、
『Dell EMC PowerVault MD 34XX/38XX Series Storage Arrays CLI Guide』(Dell
EMC PowerVault MD 34XX/38XX シリ
ー
ズストレ
ー
ジアレイ CLI ガイド)
を参照してください。
メモ: 容量の拡張が完了したら、追加された空き容量を、新しい仮想ディスクの作成や既存の仮想ディスクの拡張に使用で
きるようになります。
仮想ディスクの拡張
仮想ディスクの拡張は、標準仮想ディスクの容量を増やす動的な変更操作です。
メモ: スナップショットリポジトリ仮想ディスクは、CLI または MD Storage Manager で拡張できます。他のすべての仮想デ
ィスクタイプは、CLI でのみ拡張できます。
スナップショットリポジトリ仮想ディスクが一杯という警告が表示された場合、スナップショットリポジトリ仮想ディスクを MD
Storage Manager から拡張することができます。
仮想ディスクの容量を増やすには、次の手順を実行します。
1. AMW(アレイ管理ウィンドウ)から、[ストレージおよびコピー サービス]を選択します。
メモ: 仮想ディスクの容量を増やした後に減らすことはできません。この操作は完了するまでしばらく時間がかかる場合
があり、開始するとキャンセルできません。ただし、仮想ディスクには引き続きアクセス可能です。
2. 適切な仮想ディスクを選択します。
84 ディスクグループ、標準仮想ディスク、およびシン仮想ディスク