Administrator Guide
メモ: ディスクプールはディスクグループと共存できるため、ストレージアレイにはディスクプールとディスクグループを両方
含めることができます。
ディスクプールの制限事項
注意: ディスクプールで設定されているストレージアレイの RAID コントローラモジュールのファームウェアバージョンを、デ
ィスクプールをサポートしないファームウェアバージョンにダウングレードする場合、仮想ディスクは失われ、物理ディスクは
ディスクプールに属していないものとして扱われます。
• ディスクプール内のすべての物理ディスクのメディアタイプは同じにする必要があります。ソリッドステートディスク(SSD)
はサポートされません。
• ディスクプール内の仮想ディスクのセグメントサイズを変更することはできません。
• ストレージアレイからディスクプールをエクスポートしたり、そのディスクプールを別のストレージアレイにインポートしたり
することはできません。
• ディスクプールの RAID レベルを変更することはできません。MD Storage Manager は自動的にディスクプールを RAID レベル 6
として設定します。
• ディスクプール内のすべての物理ディスクタイプは、同じにする必要があります。
• 自己暗号化ディスク(SED)でディスクプールを保護することができますが、物理ディスクの属性を一致させる必要がありま
す。たとえば、SED 有効物理ディスクと SED 対応物理ディスクを混在させることはできません。SED 対応物理ディスクと非
SED 対応物理ディスクを混在させることはできますが、SED 物理ディスクの暗号化機能は使用できません。
ディスクプールの手動作成
ストレージアレイ内の未設定容量を使用してディスクプールを作成できます。
メモ: ディスクプールを作成する前に、仮想ディスクを作成する必要があります。
ディスクプールを作成するには、次の手順を実行します。
1. ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。
2. 未設定容量ノードを選択します。
3. メニューバーで、ストレージ > ディスクプール > 作成 を選択します。または、オブジェクトツリーで未設定容量を右クリック
し、ディスクプールの作成 を選択します。
ディスクグループの作成 ウィンドウが表示されます。
4. ディスクプール名 にディスクプールの名前を入力します。
5. 物理ディスクセキュリティ で次のいずれかのオプションを選択します。
• セキュリティ対応物理ディスクのみ — セキュリティ対応物理ディスクからセキュアなディスクプールを作成します。
メモ: セキュリティ対応物理ディスクのみ オプションは、ストレージアレイにセキュリティキーが設定された場合のみ
利用可能です。
• 利用可能な物理ディスク — セキュリティ対応、またはセキュリティ対応でない物理ディスク、あるいはセキュリティレベ
ルが混在した物理ディスクで構成されるディスクプールを作成します。
メモ: 自己暗号化ディスク(SED)対応物理ディスクと非 SED 対応物理ディスクは混在できます。ただし、SED 対応物
理ディスクの暗号化機能は、物理ディスク属性が一致しないため、使用できません。
選択した物理ディスクタイプおよび物理ディスクセキュリティタイプに基づき、ディスクプール候補 テーブルには 1 つまた
は複数のディスクプール構成が表示されます。
6. ディスクプール候補 テーブルの セキュアが有効? 列を見つけ、セキュアにするディスクプールを選択します。
メモ: 物理ディスクの表示 をクリックして、選択されたディスクプール構成に含まれる物理ディスクの詳細を表示できま
す。
7. ディスクプールの使用可能容量が指定された割合に達したときに警告通知を送信するには、次の手順を実行します。
a. 通知設定の表示 をクリックします。
b. 重要な警告通知に対応するチェックボックスを選択します。
また、早期警告通知に対応するチェックボックスを選択することもできます。早期警告通知は、重要な警告通知を選択した
後にのみ利用可能になります。
c. 値を選択または入力して使用可能な容量の割合を指定します。
ディスクプール内の設定済み(割り当て済み)容量が指定した割合に達すると、警告通知が E-メールメッセージと SNMP ト
ラップメッセージの形式で 警告の設定 ダイアログで指定された宛先アドレスに送信されます。宛先アドレスの指定方法の
詳細については、「警告通知の設定」を参照してください。
ディスクプールおよびディスクプール仮想ディスク 89