Administrator Guide
ディスクプールの RAID コントローラモジュール所有
権の変更
ディスクプールの RAID コントローラモジュール所有権を変更して、ディスクプール内のすべての仮想ディスクを所有する必要があ
る RAID コントローラモジュールを指定できます。
ディスクプールレベルでの RAID コントローラモジュール所有権の変更によって、そのディスクプール内の各仮想ディスクがその他
の RAID コントローラモジュールに移転され、新しい I/O パスを使用することになります。各仮想ディスクに新しいパスを設定しな
い場合は、ディスクプールレベルではなく、仮想ディスクレベルで RAID コントローラモジュール所有権を変更します。
注意: データアクセス損失の可能性 – ディスクプール内の仮想ディスクにアプリケーションがアクセスしている間に RAID コ
ントローラモジュール所有権を変更すると、I/O エラーになる可能性があります。この手順を実行する前に、仮想ディスクにア
プリケーションがアクセスしていないこと、ホストにインストールされたマルチパスドライバがあることを確認してください。
ディスクプールの RAID コントローラモジュール所有権に対して、以下を実行します。
1. AMW で、ストレージサービスおよびコピーサービス タブを選択します。
2. ディスクプールを選択します。
3. メニューバーから、ストレージ > ディスクプール > 変更 > 所有権 / 優先パス を選択します。
4. RAID コントローラモジュールを選択します。
5. Yes(はい)をクリックします。
データ整合性のチェック
選択したディスクプールまたはディスクグループの整合性をチェックするには、整合性のチェック オプションを使用します。
このオプションは、Recovery Guru の指示がある場合にのみ使用してください。
注意: このオプションは、テクニカルサポート担当者の指示がある場合にのみ使用してください。
データの整合性をチェックする前に、これらの重要なガイドラインに留意してください。
• ディスクプールは RAID レベル 6 としてのみ構成されます。
• 整合性のない RAID レベル 0 ディスクグループではこのオプションを使用できません。
• このオプションを RAID レベル 1 ディスクグループで使用する場合、整合性チェックでは、複製された物理ディスクのデータが
比較されます。
• この操作を RAID レベル 5 または RAID レベル 6 ディスクグループで実行する場合、チェックでは、物理ディスク間でストライ
ピングされた整合性情報が検査されます。RAID レベル 6 の情報はディスクプールにも適用されます。
• この操作を正常に実行するには、これらの条件が存在する必要があります。
○ ディスクプールまたはディスクグループの仮想ディスクが最適ステータスである必要があります。
○ ディスクプールまたはディスクグループで、進行中の仮想ディスク変更操作がない必要があります。
○ この操作は、同時に 1 つのディスクプールまたはディスクグループでのみ実行できます。ただし、メディアスキャン操作中
に選択した複数の仮想ディスクで整合性チェックを実行することはできます。ストレージアレイの 1 つまたは複数の仮想デ
ィスクのメディアスキャン整合性チェックを有効にできます。
データの整合性をチェックするには、次の手順を実行します。
1. ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。
2. チェックするディスクプールまたはディスクグループを選択します。
3. 次のいずれかをメニューバーから選択します。
• ストレージ > ディスクグループ > 詳細設定 > 整合性のチェック
• ストレージ > ディスクプール > 詳細設定 > 整合性のチェック
4. Yes(はい)をクリックします。
5. 開始 をクリックします。
整合性チェック操作が開始し、整合性性のチェック ダイアログが表示されます。ディスクプールまたはディスクグループの仮
想ディスクが、仮想ディスクのダイアログのテーブルの上から順次スキャンされます。各仮想ディスクのスキャンでは、以下の
アクションが発生します。
• 仮想ディスクが仮想ディスクテーブルで選択されている。
注意: データアクセス損失の可能性 – 整合性エラーは深刻である可能性があり、データの恒久的な損失の原因となる場
合があります。
• 整合性チェックのステータスは、関連ステータス 列に表示されます。
ディスクプールおよびディスクプール仮想ディスク 93