Users Guide
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VMware ESXi ホストの構成
ALUA SUPPORT の構成
バージョン 7.84 移行のバージョンでは、Target Port Group Support(TPGS) フラグが「ON」(7.84 での
デフォルト
)になっている場合、Asymmetric Logical Unit Access(ALUA) の構成のサポートが許容されま
す。このサポートにより、エラー発生のシナリオにおいて現在所有している RAID コントローラモジュール
へのすべてのパス、および別の RAID コントローラモジュールへの LUN 転送の間のアクティブ I/O をアクテ
ィブ化します。お使いの環境によっては、デフォルトのマルチパスポリシーを
MRU から Round Robin(RR)
に切り替えることで、より高いパフォーマンスを得られる場合があります。このパフォーマンスは次のタス
クを実行することで得られます。
1. ストレージに使用されている現在の SATP クレームルールを識別します。
図 11. esxcli storage nmp device list
2. 使用されている SATP のデフォルトの PSP ルールを識別します。
(任意) VMware RR へのデフォルトの PSP ルールを変更します。
ALUA SATP のクレームルールの追加
1. 新しいクレームルールを作成するには、次のコマンドを CLI に入力します。
#esxcli storage nmp satp rule add -s VMW_SATP_ALUA -V LSI -M INF-01-00 -c
tpgs_on -P VMW_PSP_RR -e “LSI ALUA Claim Rule”
このコマンドは、次に一致するすべての LUN を要求するための VMW_SATP_ALUA satp ルールに対す
る新しい要求規則を生成します。
Vendor ID = LSI Model ID = INF-01-00 TPGS Flag = on
2. デフォルトのパス選択ポリシーをラウンドロビン(VMW_PSP_RR)に割り当てます。
メモ: SATP 要求ルールの管理にはさまざまな方法があります。お使いの環境では、ALUA サポート
を有効にするために異なるパラメータが必要になることがあります。追加情報については、
『
VMware Knowledge Base』を参照してください。
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