はじめに 2 PowerVault ML6000 ライブラリのセットアップ 6 説明 13 ユーザー インターフェイスについて 42 ライブラリの設定 57 詳細レポート 144 オンデマンドの容量 159 ライブラリ管理暗号化 161 ライブラリの実行 180 情報の取得 – ログ記録とレポート 214 ライブラリとテープ ドライブのファームウェアの更新 228 取り付け、取り外し、交換 242 トラブルシューティング 419 カートリッジとバーコードの取り扱い 460 ライブラリの仕様 467 TapeAlert フラグの説明 PO Dell へのお問い合わせ PY Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 1
第1章 1 はじめに このガイドには、PowerVault ML6000 ライブラリの正しい操作と管理に 必 要 な 情 報 と 手 順 が 含 ま れ て い ま す。こ の ガ イ ド は、PowerVault ML6000 ライブラリに関心のある方や、インストール、設定、および操 作方法について知識が必要な方を対象に解説しています。なお、この ガイドで説明している機能の多くは、設定に管理者レベルの権限が必 要です。 製品の安全性に関する説明 この製品は、磁気テープを使用したデータの保存と回復のために開発さ れたものです。その他の用途には使用できません。Dellは、本製品を誤 用した結果生じた損害については責任を負いません。この点におけるす べてのリスクはユーザーが負うものとします。 この装置は、安全と規制に関する条件を満たすように設計および製造さ れています。正しく使用しないと、人体への危害、装置の損傷、他の機 器との干渉などが生じる可能性がありますので、ご注意ください。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 2
第 1 章 はじめに 水銀に関する説明 水銀に関する説明 プロジェクタ、LCD ディスプレイ、および一部の多機能プリ ンタには、高エネルギー効率の照明目的で少量の水銀が含まれ たランプが使用されています。これらの製品の水銀ランプに は、それを示すラベルが貼付されています。ランプは、地域、 都 道 府 県、国 の 法 律 に 従 っ て 管 理 し て く だ さ い。詳 細 は、Electronic Industries Alliance のウェブサイト www.eiae.org を参照してください。 ランプの廃棄については、www.lamprecycle.
第 1 章 はじめに サポートされているライブラリ構成 • Dell PowerVault ML6000 SMI-S リファレンス ガイド • Dell PowerVault ML6000 Basic SNMP リファレンス ガイド • Dell PowerVault ML6000 SCSI リファレンス ガイド • Dell LTO メディア ハンドブック (バージョン 2.
第 1 章 はじめに サポートされているライブラリ構成 • ML6030 CM が ML6010 CM 5U ライブラリ制御モジュール 1 つと PowerVault ML6000 EM 9U 拡張モジュール 2 つ (計 23U) から構成され ている。 また、ML6030 CM 構成は以下のように拡張できます。 • ML6030 CM と PowerVault ML6000 EM 9U 拡張モジュール 1 つ (合計 32U) • ML6030 CM と PowerVault ML6000 EM 9U 拡張モジュール 2 つ (合計 41U) Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 5
第2章 2 PowerVault ML6000 ライブラリ のセットアップ 本章では、PowerVault ML6000 ライブラリの開梱、セットアップ、設置 の概要について説明します。 基 本 ラ イ ブ ラ リ の セ ッ ト ア ッ プ 手 順 に つ い て は、 http://support.dell.
第 2 章 PowerVault ML6000 ライブラリのセットアップ PowerVault ML6000 を開梱して設置する前に、このセクションをお読みください 警告: 電源コンセントは、ライブラリ周辺の簡単にアクセスできる 必要があります。 ライブラリの配置に関する詳細は、以下のとおりです。 • (製品ラベルに示した種類の) 電源があることを確認します。電源の必要条件 は、「ライブラリの仕様」を参照してください。 • ケーブルを踏んだり、機器の下敷きになったり挟まれないように注意しなが らケーブルを接続します。コンセントやライブラリからコードが出ている箇 所については、特に注意してください。 • ライブラリの開口部から物が落ちたり液体がこぼれないよう注意してくださ い。 PowerVault ML6000 を開梱して設置する前に、このセク ションをお読みください ここには、PowerVault ML6000 ライブラリを開梱、設置、電源投入する 前に知っておくべき重要な情報が含まれています。 警告: テープ ドライブ、テープ カートリッジ、電源装置を含めず に、5U ラ イ ブ ラ リ 制 御 モ
第 2 章 PowerVault ML6000 ライブラリのセットアップ PowerVault ML6000 を開梱して設置する前に、このセクションをお読みください 警告: ライブラリはすべて主要保護接地 (アース) 端子が付いたラッ クに 設置し、電 源は工 業用プ ラグと壁 コンセ ントか、 1.
第 2 章 PowerVault ML6000 ライブラリのセットアップ ライブラリの開梱 ライブラリの開梱 注意: ライブラリの電源を入れる前や、ライブラリをラックに取り 付ける前に、中の梱包材をすべてライブラリから取り出 してください。 注: 今後、ライブラリを移動や配送が必要になる場合に備えて、 梱包材は保管しておいてください。 • I/E ステーション ドアを開いて I/E ステーションの黄色いコードを取り外 します。 • ロボットをライブラリの底に固定しているオレンジ色の部品を外します。こ の部品には、ライブラリのアクセス ドアか、またはライブラリのカバーを 外した場合はライブラリの上からアクセスできます。 設置とラック取り付け 注意: ML6030 以降の CM および拡張モジュールは、専門の技術者 が設置する必要があります。このサービスがご購入に含 まれている場合もあります。PowerVault ライブラリの技 術者による設置を予約するには、1-800-945-3355 までご連 絡ください。 PowerVault ML6000 を安全に正しくラックに取り付ける方法について は、第 1
第 2 章 PowerVault ML6000 ライブラリのセットアップ ライブラリの起動と設定の前に 適切な準備と設置の手順に従ってライブラリを構成します。 ライブラリ構成 設置手順 ML6010 CM — スタンドアロン型 • スタンドアロン型 5U ライブラリ制御 モジュールの取り付け ページの 281 • ライブラリをラックに取り付ける方法 ページの 372 • モジュール × 1 および 9U ライブ ラリ拡張モジュール × 1 スタンドアロン型 5U ライブラリ制御 モジュールの取り付け ページの 281 • ライブラリをラックに取り付ける方法 ページの 372 ML6030 CM — 5U ラ イ ブ ラ リ 制 • 御モジュール × 1 および 9U ライ ブラリ拡張モジュール × 2 スタンドアロン型 5U ライブラリ制御 モジュールの取り付け ページの 281 • ライブラリをラックに取り付ける方法 ページの 372 ML6030 CM + 1 ML6000 EM — 5U • スタンドアロン型 5U ライブラリ制御 モジュールの取り付け ページの
第 2 章 PowerVault ML6000 ライブラリのセットアップ 初期設定の管理者ログイン ID とパスワードに関する情報 初期設定の管理者ログイン ID とパスワードに関する情報 • Login ID (ログイン ID):admin • Password (パスワード):password セットアップ ウィザード セットアップ ウィザードがタイムアウトになった場合や、Setup Wizard (セットアップ ウィザード) 画面を完了しなかった場合は、デフォルト設 定が適用されます。詳細については、デフォルト設定 ページの 62を参 照してください。 設定の詳細 注: ウェブ クライアントを使用してパーティションを手動で作成 する必要があります。最初の起動時、パーティションはオペ レータ パネルのユーザー インターフェイスを使用して自動的 に作成されます。 • PowerVault ML6000 を I/E ステーション スロットなしで構成する場合は、 パーティションを設定する前に、必ずテープ カートリッジの一括ロードを 完了してください。システムの電源が入っていない状態でも、テープ カー
第 2 章 PowerVault ML6000 ライブラリのセットアップ 設定の詳細 • デフォルト ゲートウェイのネットワーク設定を指定するときには、有効 な IP アドレスを入力する必要があります。空の値や 0.0.0.
第3章 3 説明 PowerVault ML6000 は、テープ カートリッジの検索、保存、および制 御を自動化します。テープ カートリッジはライブラリに保管され、ライ ブラリで実行しているファームウェアやホスト システムで実行している ソフトウェアを使用してテープ ドライブからマウント/マウント解除し ます。 PowerVault ML6000 テープ ライブラリは、高度な管理機能と信頼性に 加えて、スケーラブルな性能とストレージ容量を提供します。ストレー ジ容量やテープ ドライブの必要条件の変化に応じて、ライブラリに 9U ライブラリ拡張モジュールを追加し、最大 41 ラック ユニットまでの構 成が可能です (41U、1U = 4.
第 3 章 説明 ライブラリの構成 ライブラリの構成 PowerVault ML6000 ライブラリは、設置、構成、および現場でのアップ グレードが簡単にできるように設計されています。PowerVault ML6000 ライブラリは、5U ライブラリ制御モジュールと 9U ライブラリ拡張モ ジュールの 2 つのビルディング ブロックの上に構築されます。 これらのビルディング ブロックは、以下のライブラリ構成の基盤となり ます。 • ML6010 CM は 5U ライブラリ制御モジュールです。図 1 ページの 14 は、ML6010 CM の前面図です。 • ML6020 CM は ML6010 CM 5U ライブラリ制御モジュール× 1 および PowerVault ML6000 EM 9U 拡張モジュール × 1 ( 合計 14U) で構成さ れています。図 2 ページの 15 は、ML6020 CM の前面図です。 • ML6030 CM は ML6010 CM 5U ライブラリ制御モジュール× 1 および PowerVault ML6000 EM 9U ライブラリ拡張モジュール × 2 ( 合計 23
第 3 章 説明 ライブラリの構成 図 2 ML6020 CM ライブラリ 構成 (5U ライブラリ 制御モ ジュール + 9U ライブラリ 拡張 モジュール 1 つ) 1 5U ライブラリ制御モジュール 2 9U ライブラリ拡張モジュール 図 3 ML6030 CM ライブラリ 構成 (5U ライブラリ制御モ ジュール + 9U ライブラリ制御 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 15
第 3 章 説明 ライブラリの構成 モジュール 2 つ) 1 5U ライブラリ制御モジュール 2 9U ライブラリ拡張モジュール 3 9U ライブラリ拡張モジュール Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 16
第 3 章 説明 モジュール 警告: 14U 以上のライブラリはすべて、主要保護接地 (アース) 端子 付きのラックに設置し、電源は工業用プラグと壁コンセント か、1.
第 3 章 説明 モジュール 各モジュールには特定の数のストレージ スロット、I/E ステーション ス ロット、およびテープ ドライブ スロットがあります。各ライブラリ構 成で使用可能なスロット数については、ライブラリの容量は以下のとお りです。 ページの 470 を参照してください。 注: 本書に記載されるスロット数は、ライブラリ構成の最下段に あるアクセスできない 5 つのスロットを含みません。これら のスロットの詳細については、未使用スロット ページの 192 を参照してください。 注意: ML6030 以降の CM および拡張モジュールは、専門の技術者 が設置する必要があります。このサービスがご購入に含まれ ている場合もあります。PowerVault ライブラリの技術者によ る設置を予約するには、1-800-945-3355 までご連絡くだ さい。 5U ライブラリ制御モ ジュール 3 9U ライブラリ拡張モ ジュール 3 5U ライブラリ制御モジュールは、PowerVault ML6000 ライブラリ構成 に必要です。5U ライブラリ制御モジュール には、ロボット制御、ライ ブラリ制御ブ
第 3 章 説明 モジュール 積み重ね可能 3 ライブラリの最大ラック高さは 41U で、5U ライブラリ制御モジュール× 1 および 9U ライブラリ拡張モジュール× 4 で構成されます。図 4 は、ラ イブラリの積み重ね機能を示したものです。 図 4 基本システムと 9U ライ ブラリ拡張モジュール ML6010 (41 スロット) ML6020 (133 スロット) ML6030 (225 スロット) ML6030 CM + 9U ライブラリ拡 張モジュール 1 つ (317 スロット) ML6030 CM + 9U ライブラリ拡 張モジュール 2 つ (409 スロット) 9U ライブラリ拡張 モジュール 5U ライブラリ 制御モジュール 5U ライブラリ 制御モジュール 5U ライブラリ 制御モジュール 5U ライブラリ 制御モジュール 9U ライブラリ拡張 モジュール 9U ライブラリ拡張 モジュール 5U ライブラリ 制御モジュール 9U ライブラリ 拡張モジュール 9U ライブラリ拡張 モジュール 9U ライブラリ拡張 モジュール 9U ライブラリ拡張
第 3 章 説明 前面パネルのコンポーネント 前面パネルのコンポーネント 図 5 に、ライブラリの前面パネルのコンポーネントを示します。図 5 の 下に、各コンポーネントについて詳しく説明します。 図 5 前面パネルのコンポーネ ント 1 アクセス ドア 2 操作パネル 3 I/E ステーション 4 前面電源ボタン Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 20
第 3 章 説明 前面パネルのコンポーネント アクセス ドア 3 アクセス ドアからライブラリの内部コンポーネントにアクセスできま す。各 5U ライブラリ制御モジュール と 9U ライブラリ拡張モジュール にはアクセス ドアが付いています。ライブラリからカートリッジを一括 ロード/アンロードする場合を除いて、このドアからライブラリにアク セスする必要はありません。 アクセス ドアは I/E ステーションのドアによってロックされています。 アクセス ドアを開くには、最初に I/E ステーションのドアを開く必要が あります。ライブラリにアクセスできないようにする場合は、I/E ス テーションのドアをロックしてください。これはセキュリティ上の理由 からお勧めします。ドアをロックすると、権限のないユーザーがテープ カートリッジにアクセスするのを防止できます。 I/E ステーションのドアはOperations (操作) メニューのコマンドを使用し てロック/アンロックできます。必要に応じて、I/E ステーションのドア を手動でロック解除することもできます。詳細については、I/E ステー ションのロックとロック解
第 3 章 説明 前面パネルのコンポーネント ます。I/E ステーション スロットをパーティションに割り当てると、そ のパーティションのみがこのスロットにアクセスできます。 操作パネル 3 操作パネルは、グラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) が表示 されるタッチ スクリーン ディスプレイ装置です。操作パネルは、5U ラ イブラリ制御モジュールのアクセス ドアにあります。ライブラリの操作 やサービス機能は、この画面から実行します。GUI は、リモートでウェ ブ クライアントからもアクセスできます。ライブラリのユーザー イン ターフェイスの詳細については、第 4 章、「ユーザー インターフェイ スについて」を参照してください。 前面電源ボタン 3 前面電源ボタンをオフにすると、ロボットと操作パネルがオフになりま すが、電源装置に電気はまだ流れています。ライブラリをシャットダウ ンするには、この前面電源ボタンを使用します。ライブラリを安全に シャットダウン/再起動する方法については、シャットダウン、電源オ フ、電源の完全切断 ページの 181 を参照してください。 Dell Powe
第 3 章 説明 背面パネルのコンポーネント 背面パネルのコンポーネント 図 6 は、ライブラリの背面パネルのコンポーネントです。図 6 の下に、 各コンポーネントについて詳しく説明します。 図 6 背面パネルのコンポーネ ント Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 23
第 3 章 説明 背面パネルのコンポーネント 後部の電源スイッチ 3 1 ライブラリ制御ブレード (LCB) 2 FC I/O ブレード (オプション) 3 FC I/O ファン ブレード (FC I/O ブレードに必 要です) 4 背面の電源スイッチ 5 電源装置 6 9U ライブラリ拡張モジュールの上段と下段 のイーサネット ポート 7 モジュール ターミネータ コネクタ (CAN バス コネクタ) 後部の電源スイッチは各電源装置にあります。電源装置の後部電源ス イッチを切ると、ライブラリへのすべての電源供給が停止します。後部 の電源スイッチは緊急時と修理時にのみ使用してください。 警告: ライブラリを修理するときは、必ず後部電源スイッチをオフ にしてください。担当者や建物に危険が及ぶ場合は、直ちに後 部電源スイッチを切り、電源コードをすべて抜いてください。 注意: 緊急の場合を除いて、後部電源スイッチを切る前に、シャッ トダウンの手順を実行してください。ライブラリをシャット ダウンする手順については、シャットダウン、電源オフ、電 源の完全切断 ページの 181 を参照
第 3 章 説明 背面パネルのコンポーネント 電源システム 3 ライブラリは、電源のシングル構成および冗長構成をサポートしていま す。シングル電源の構成には AC ライン入力と DC 電源が 1 つずつあり ます。冗長構成には、AC ライン入力と DC 電源が 2 つずつあります。 冗長電源の場合は、電源を「ホットスワップ」でき (ハードウェアを交 換している間もライブラリに電力を供給)、他のモジュールに電源を 「ホット追加」(ハードウェアを追加している間もライブラリに電力を供 給) することも可能です。 注意: 少なくとも 1 つの電源装置が常に接続されている必要があり ます。 警告: 電源コンセントは、ライブラリ周辺の簡単にアクセスできる 必要があります。 注意: 9U ライブラリ制御モジュールと、ドライブを搭載した各 9U ライブラリ拡張モジュールには、ドライブ 4 つごとに少なく とも 1 つの電源装置が必要です。各モジュールに冗長電源装 置を追加できます。1 つのモジュールに電源装置を 1 つ設置 し、別のモジュールに別の電源装置を設置しても、冗長電源 にはなりません。冗長電源にするには、2
第 3 章 説明 背面パネルのコンポーネント 図 7 電源装置の LED 1 LED Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 26
第 3 章 説明 背面パネルのコンポーネント ライブラリ制御ブレード 3 ライブラリ制御ブレード (LCB) は、オペレータ パネルやピッカー アセ ンブリを含むライブラリ全体を管理し、ライブラリが適切に機能するよ うに、システム テストを実行します。LCB は Fibre Channel (FC) I/O ブ レード スロットへの内部通信にも使用されます。LCB には 4 つのイーサ ネット ポートがあり、ライブラリで合計 4 つの FC I/O ブレードをサ ポートします。 LCB は、信頼性、可用性、保守性 (RAS) を示す 3 つの LED ステータス インジケータによって、そのステータスを示します。これらのインジ ケータの色は、緑、黄、青です。 • 緑はプロセッサの状態を表します。 • 黄は正常性の状態を表します。 • 青は電源制御の状態を表します。 図 8 に、LED を含め LCB のコンポーネントの位置を示します。LCB LED の動作の詳細については、ブレード ステータス LED ページの 441 を参照してください。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド
第 3 章 説明 背面パネルのコンポーネント 図 8 ライブラリ制御ブレード 1 LED (青、黄、緑) 2 ギガビット イーサネット (外部ネットワーク) ポート 3 イーサネット I/O ブレード制御ポート (FC I/O ブレードが搭載されていない場合は無効) 4 サービス イーサネット ポート 5 サービス シリアル ポート Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 28
第 3 章 説明 背面パネルのコンポーネント Fibre-Channel I/O ブレード 3 9U ライブラリ拡張モジュールは、ライブラリ内の FC テープ ドライブ を接続するオプションの Fibre Channel (FC) I/O ブレードをサポートし ています。各 FC I/O ブレードには、テープ ドライブの動作の性能と信 頼性を強化する接続性と機能を提供するコントローラが組み込まれてい ます。また、I/O ブレードは FC テープ ドライブ接続を統合して、ス イッチ ポートとケーブル接続の必要条件を減らします。 各 FC I/O ブレードには、自動交渉機能を備えた 6 つの 4Gb/s FC ポート とバックプレーン接続があります。FC I/O ブレードは、ホスト通信 ポート 2 つと、FC ドライブへの接続ポート 4 つを提供します。FC の各 I/O ブレードは、9U ライブラリ拡張モジュール内の FC の I/O ブレード の横に付いているファン ブレードによって冷却されます。FC の I/O ブ レードとファン ブレードはホットスワップに対応しています。 FC の I/O ブレードは
第 3 章 説明 背面パネルのコンポーネント FC I/O ブレードと FC テープ ドライブの取り付けとケーブル接続につい ては、第 12 章、「取り付け、取り外し、交換」を参照してください。 図 9 FC I/O ブレード 1 FC ポートからホストへ 2 FC ポートからドライブへ 3 LED (青、黄、緑) FC の各 I/O ブレードは、9U ライブラリ拡張モジュール内の FC の I/O ブレードの横に付いているファン ブレードによって冷却されます。ファ ン ブレードの取り付けについては、FC I/O ファン ブレードの追加、取 り外し、交換 ページの 413 を参照してください。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 30
第 3 章 説明 背面パネルのコンポーネント 図 10 に、LED を含め FC I/O ファン ブレードを示します。単独で黄色 の LED は正常性の状態を表します。FC I/O ファン ブレード LED 動作 の詳細については、テープ ドライブ LED ページの 446 を参照してくだ さい。 図 10 FC I/O ファン ブレード 1 LED (黄) Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 31
第 3 章 説明 ロボット システムおよびバーコードスキャナ ロボット システムおよびバーコードスキャナ ロボット システムはカートリッジを識別し、ストレージ スロット、 テープ ドライブ、および I/E ステーション間でカートリッジを移動しま す。ロボット アーム (ピッカー) には、テープ カートリッジをつかん で、モーション座標 X、Y、Z で指定された位置に移動できるピッカー フィンガーがあります。ロボット システムとバーコード スキャナは連 動して、ライブラリ内のリソースの場所を識別します。 各テープ カートリッジにはバーコードが必要です。これは、インベント リ処理中にバーコード スキャナが読み取ります。インベントリ処理中、 バーコード スキャナは基準ラベルを読み取って、ライブラリに取り付け られているマガジンやテープ ドライブの種類を識別します。 テープ カートリッジのそれぞれに、機械が読み取れる固有のバーコード ラベルを貼付する必要があります。異なるテープ カートリッジに、同じ バーコード ラベルを貼付することはできません。このバーコードでカー トリッジを識別します。ライブラリは、テープ カー
第 3 章 説明 テープ ドライブのサポート テープ ドライブのサポート テープ ドライブのサポートに関する詳細は、以下のとおりです。 • ライブラリの構成には少なくとも 1 台のテープ ドライブが必要です。 • 5U ライブラリ制御モジュールには、最大 2 台のテープ ドライブを 収納できます。 • 9U ライブラリ拡張モジュールには、最大 4 台のテープ ドライブを 収納できます。 PowerVault ML6000 ライブラリでサポートされているテープ ドライブ とメディアについては、対応コンポーネント ページの 467 のリストを参 照してください。 ライブラリやパーティション内に異種のテープ ドライブを混在させるこ とができます。その方法については、パーティションの操作 ページ の 74 を参照してください。 SCSI および SAS テープ ドライブはホストに直接接続します。FC テープ ドライブはホストまたはストレージ エリア ネットワーク (SAN) に直接 接続できます。FC テープ ドライブは、ホストとドライブ間の通信を管 理する FC I/O ブレードにも接続できます。FC I/O ブ
第 3 章 説明 ライブラリの機能 ライブラリの機能 ここでは、PowerVault ML6000 ライブラリの主な機能について説明しま す。 ユーザー インターフェイ ス 3 操作パネルは、5U ライブラリ制御モジュールの前面ドアにあるので、 ユーザー インターフェイスを使用してローカルでライブラリを操作でき ます。ウェブ クライアントを使用すると、リモート サイトからブラウザ でアクセスして、ライブラリの機能の表示や実行ができます。操作パネル とウェブ クライアントは、よく似たユーザー インターフェイスと機能を 備えています。 操作パネルとウェブ クライアントの詳細については、第 4 章、「ユー ザー インターフェイスについて」を参照してください。 パーティション 3 パーティションはライブラリ内の仮想セクションで、ファイル管理、複 数ユーザーからのアクセス、1 つまたは複数のホスト アプリケーション への専用接続などの目的で使用する複数の個別のライブラリのように見 えます。 ライブラリを複数のパーティションに編成すると、リソースが仮想セク ションに分割されます。パーティションは、一部パーティ
第 3 章 説明 ライセンス可能な機能 は、書き換えや消去ができないデータを書き込むことができ、データが 誤って消去されるのを防いでデータ保護を強化します。WORM カート リッジを使用するときは常に WORM 機能がサポートされます。 ライセンス可能な機能 標準機能に加えて、PowerVault ML6000 では以下のライセンス可能な追 加機能をご利用いただけます。 • 詳細レポート、第 6 章、「詳細レポート」に記載 • 容量オンデマンド、第 7 章、「オンデマンドの容量」に記載 • ライブラリ管理の暗号化、第 8 章、「ライブラリ管理暗号化」に記 載 ライブラリと共にこれらの機能を購入する場合、ライブラリの受け取り 時にライセンスがインストールされます。新規購入後にアップグレード したり新機能を追加した場合は、ライセンス キーを入手してインストー ルする必要があります。ライセンス キーの入手とインストール方法につ いては、ライセンス キーの取得とインストール ページの 94 を参照して ください。 位置座標について このセクションでは、ライブラリのコンポーネントを識別する番号方式 について説明し
第 3 章 説明 位置座標について 図 11 ライブラリの位置座標に ついて Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 36
第 3 章 説明 位置座標について モジュール 3 ライブラリ モジュールは、ライブラリの座標の最初の数字で表されま す。モジュールは、5U ライブラリ制御モジュールを基準に識別されま す。 5U ライブラリ制御モジュールは 0 (ゼロ) になります。5U ライブラリ制 御モジュールの上に配置される 9U 拡張モジュールには、5U ライブラリ 制御モジュールからの位置によって正の整数が割り当てられます。たと えば、5U ライブラリ制御モジュールの真上に配置される 9U ライブラリ 拡張モジュールは 1 番となります。モジュール 1 の真上に配置される 9U ライブラリ拡張モジュールは 2 番になります。 5U ライブラリ制御モジュールの下に配置されるモジュールには、5U ラ イブラリ制御モジュールからの位置によって、負の整数が割り当てられ ます。たとえば、5U ライブラリ制御モジュールの真下に配置される 9U ライブラリ拡張モジュールは –1 番となります。モジュール –1 の真下に 配置される 9U ライブラリ拡張モジュールは –2 番となります。 列 3 ストレージの列は、ライブラリで縦に並ぶ
第 3 章 説明 論理エレメントのアドレス指定について 1 を基準とした番号システムが使用されます。FC I/O ブレード ベイの完 全なアドレスは [モジュール,FC I/O ブレード ベイ] の形式で、たとえば 次のように表されます。[1,1], [-1,2].
第 3 章 説明 論理エレメントのアドレス指定について テープ ドライブ論理エレ メントのアドレス指定 3 テープ ドライブ論理エレメントのアドレスは、パーティションによって 指定されます。番号付けはパーティション内で連続し、各パーティショ ンで新たに番号付けが開始されます。アドレスは、パーティションの最 低ライブラリ モジュールから開始されます。モジュールの一番上のテー プ ドライブおよびパーティションは、常に 256 番です。その下のテープ ドライブは 257 番で、そのモジュール/パーティション内のすべての テープ ドライブに割り当てられるまで続きます。番号は、次のモジュー ルの一番上のテープ ドライブに続きます。空のテープ ドライブ スロッ トはスキップされます (エレメントのアドレスは指定されません)。 5U ライブラリ制御モジュール、または 9U ライブラリ拡張モジュールが 追加、削除、交換された場合、またはパーティションが追加、削除、変 更された場合、既存の論理エレメントのアドレスは変更可能なため、ホ スト ソフトウェアは、テープ ドライブを認識できない可能性がありま す。したがって、これら
第 3 章 説明 論理エレメントのアドレス指定について ションが複数のモジュールにまたがり、モジュール内のすべてのスロッ トを使用しない場合、番号付けは複雑になります。 テープ カートリッジ スロットには、カートリッジが含まれているかど うかにかかわらず、論理エレメントのアドレスが割り当てられます。 カートリッジそのものではなく、スロットのみに論理エレメントのアド レスが指定されます。スロットの追加または削除、パーティションの追 加、削除、または変更、クリーニング スロットの追加または削除の際、 スロットのエレメント アドレスが変更されます。 I/E ステーション スロット は、パーティションとは別に番号が付けられま す。番号付けは、I/E ステーション スロットが含まれている一番上のモ ジュール内の一番上の I/E ステーション スロットから開始され、下に続 きます。この一番上のスロットのエレメント アドレスは 16 で、その下 は 17 になります。 クリーニング スロットは、システムのパーティションに属し、ホストには レポートされません。クリーニング スロットはスキップされるため (論 理エレメン
第 3 章 説明 論理エレメントのアドレス指定について 図 12 論理エレメントのアドレ ス指定、14U、単一パーティ ション、6 つのテープ ドライ ブ搭載 注:空のドライブ ベイのエレ メント アドレスはスキップさ れます。この図では、6 つの テープ ドライブが装填されて いると仮定します。 パーティション内のテープ カートリッジ スロット I/E ステーション スロット テープ ドライブ 未使用スロット Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 41
第4章 4 ユーザー インターフェイスについて PowerVault ML6000 ライブラリのユーザー インターフェイスには、操 作パネルとウェブ クライアントの 2 形式があります。ライブラリの操作 は、操作パネルを使用して 5U ライブラリ制御モジュールでローカルに 実行するか、ウェブ クライアントを使用してコンピュータからリモート で実行できます。共通の要素がある類似機能は、両方の形式で使用され ます。 ライブラリを操作するには、ウェブ クライアントと操作パネルのユー ザー インターフェイスの両方が必要です。ウェブ クライアントでのみ 使用できる機能と、操作パネルでのみ使用できる機能があります。ライ ブラリの操作には、なるべく操作パネルではなくウェブ クライアントの 使用をお勧めします。 注意: ライブラリがインベントリを実行中は、インベントリ操作 ( た とえば、RAS チケットによる作業、パーティションの作成 / 変 更 / 削除など ) をしないでください。テープ カートリッジの欠 如など、インベントリの不一致が発生する可能性があります。 Dell PowerVault ML6000 ユー
第 4 章 ユーザー インターフェイスについて 共通のユーザー インターフェイス要素 共通のユーザー インターフェイス要素 ユーザー インターフェイスは以下の領域で構成されています。 • ヘッダー — すべての画面に表示され、企業ロゴ、製品名、および 3 個のメ イン ナビゲーション ボタンが含まれています。メイン ナビゲーション ボタ ンは以下のとおりです。 • Home ( ホーム ) — ホーム ページ。 • Help ( ヘルプ ) — 作業中の画面の操作ヘルプ。 • Logout ( ログアウト ) — ログアウト機能。 • タイトル バー/メニュー タブ (操作パネル) — この領域はヘッダーの下に 表示されます。ホーム ページには、ライブラリ/パーティションの 名前が表示され、メイン画面のメニュー タブにアクセスできます。 その他の画面では、この領域が 1 行のバーになって画面名が表示さ れます。 • メニュー バー (ウェブ クライアント) — メニューの選択肢が表示されます。 • メイン — 画面の主な内容を示す領域。 • 正常性/ナビゲーション — 3 個のサブシステム状
第 4 章 ユーザー インターフェイスについて 共通のユーザー インターフェイス要素 図 13 操 作 パネ ルの ユ ーザ ー インターフェイス Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 44
第 4 章 ユーザー インターフェイスについて 共通のユーザー インターフェイス要素 図 14 ウェブ クライアントの ユーザー インターフェイス システムの概要とサブシス テムのステータス 4 ホーム ページ下部に、サブシステムのステータスを示す 3 個のボタンが あります。この色からライブラリの状態がわかります。問題が発生した 場合に、これらのボタンでライブラリの「正常性」に関する情報にすば やくアクセスして、回復を速めることができます。これらのボタンを選 択すると、サブシステムの問題をレポートする RAS (Reliability:信頼 性、Availability:可用性、Serviceability:保守性) チケットを表示でき ます。 3 つのサブシステムは以下のとおりです。 • ライブラリ — このサブシステムは、接続性、制御、冷却、電源、ロボット機能 を表します。 • ドライブ — このサブシステムは、テープ ドライブ、テープ ドライブ ファームウェア、テープ ドライブ スレッドなど、テープ ドライブ コンポー ネントで構成されています。 • メディア — このサブシステムは、カートリッ
第 4 章 ユーザー インターフェイスについて 共通のユーザー インターフェイス要素 各サブシステム ボタンは、色でそれぞれの状態を示します。以下の 3 通 りの状態があります。 • 緑 — このサブシステム用に RAS チケットが存在しないか、チケットが存在 していても、すべて閉じています。 • 黄色 — このサブシステム用に開封済みまたは未開封の低重大度 (重大度 3) または高重大度 (重大度 2) RAS チケットがライブラリに含まれます。 • 赤 — このサブシステム用に開封済みまたは未開封の緊急 (重大度 1) RAS チ ケットがライブラリに含まれます。 サブシステムのボタンの色が赤または黄の場合は、そのボタンをクリッ クすると、該当する RAS Tickets (RAS チケット) 画面を表示できます。こ の画面には、選択したボタンによってライブラリ、ドライバ、またはメ ディアの RAS チケットが一覧になります。RAS チケットは、最後に発 生した各イベントを新しいものから順に表示します。 注: Last Occurrence (最後の発生) は、チケット イベントが前回発 生した日
第 4 章 ユーザー インターフェイスについて 共通のユーザー インターフェイス要素 ホーム ページに関する詳細は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントに、ユーザーがアクセスできるパーティションがアル ファベット順に表示されます。 • 操作パネルで、ユーザーが複数のパーティションにアクセスできる場合は、 画面上部のタイトル バーに表示されるパーティション名の横の矢印を使用 して、他のパーティションに移動できます。 ユーザー権限の詳細については、ユーザー特権 ページの 55 と ユーザー アカウントの操作 ページの 104 を参照してください。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 47
第 4 章 ユーザー インターフェイスについて 操作パネル 操作パネル 操作パネルは、5U ライブラリ制御モジュールの前面ドアに装着されて います。ユーザー インターフェイスは、操作パネルのタッチ スクリー ン LCD ディスプレイに表示され、基本的なライブラリ管理機能を実行 するために使用します。操作パネルのボタンを押すと、「キー クリッ ク」音のような音が聞こえます。この音が鳴らないように設定すること もできます。詳細については、システム設定の指定 ページの 137 を参照 してください。 操作パネルのキーパッド 4 操作パネルの点灯が操作の 必要性を示す 4 データ入力が必要なテキスト ボックスに触れると、キーパッド画面が表 示されます。触れた入力フィールドの種類によって、英字、数字、また は月名のキーパッドが表示されます。英字はすべて小文字で入力しま す。画面の一番上にテキスト ボックスが表示され、入力した数字や文字 が表示されます。123 と押すと、数字のキーパッドが表示されます。 オペレータによる操作が必要な場合、操作パネルが点灯します (スク リーン セーバーは消えます)。たとえば、
第 4 章 ユーザー インターフェイスについて ウェブ クライアント ウェブ クライアント ウェブ クライアント ユーザー インターフェイスは、操作パネルのユー ザー インターフェイスと似ています。ウェブ クライアント インター フェイスには、サポートされているウェブ ブラウザからアクセスできま す。サポートされているブラウザについては、ライブラリ容量 ページ の 470 を参照してください。 ライブラリをリモートで管理するには、操作パネルのタッチ スクリーン からライブラリのネットワーク初期設定を行う必要があります。リモー トで使用するためのネットワーク設定については、ライブラリのセキュ リティ設定の指定 ページの 135 を参照してください。 ウェブ ブラウザのポップアップ ブロッカを必ず無効にしてから、ウェ ブ クライアント インターフェイスとライブラリのオンライン ヘルプを 使用します。 PowerVault ML6000 の インターネット プロトコル (IP) ア ドレスを、PowerVault ML6000 がサポートするブラウザの信頼/許可す るサイトのリストに追加してください。それによって
第 4 章 ユーザー インターフェイスについて メニュー ツリー メニュー ツリー 以下のメニューでは、操作とコマンドが論理的なグループにまとめられ ています。 • Setup (セットアップ) メニューは、パーティション、I/E ステーション スロッ ト、クリーニング スロット、制御パス、ネットワーク設定、ドライブ設 定、ユーザー、通知、日時、ライセンス、FC I/O ブレード、電子メールな ど、管理者がライブラリのさまざまな側面のセットアップと設定に使用でき るコマンドで構成されています。 • Operations (操作) メニューには、ライブラリの動作モードの変更、カートリッ ジのインポートとエクスポート、テープ ドライブのロードとアンロード、 メディアの移動、診断の実行、ログオフなどができるコマンドがあります。 管理者はまた、I/E ステーションのロック/ロック解除や、ライブラリの シャットダウンを行うコマンドにもアクセスできます。 • Tools (ツール) メニューは、RAS チケットの表示、診断ログの生成、ドライ ブの識別、内部ネットワークの設定、ライブラリ設定の保存と復元、システ ムやセキ
第 4 章 ユーザー インターフェイスについて メニュー ツリー 表 1 ウェブ クライアントの メニュー Setup (セットアップ) メニュー* Operations (操作) メニュー Tools (ツール) メニュー* Reports (レポート) メニュー • • • • • • • • • • • • Setup Wizard (セットアッ プ ウィザード) Partitions (パーティション) Cleaning Slots (クリーニ ング スロット) I/E Station Slots (I/E ス テーション スロット) Drive Settings (ドライブ 設定) Control Path (制御パス) License (ライセンス) Notifications (通知) • E-mail Configuration (電子メール設定) • Adbanced Reporting (詳 細レポート) (ライセンス がある場合) • Receiver Addresses (受信者アドレス) • Media Security (メディア セキュリ ティ) • RA
第 4 章 ユーザー インターフェイスについて メニュー ツリー Setup (セットアップ) メニュー* • User Management (ユーザー管理) • User Accounts (ユーザー アカウント) • Remote Authentication (リモート認証) • FC I/O Blades (FC I/O ブ レード)** • Port Configuration (ポート設定) • Channel Zoning (チャネル ゾーニング) • Host Mapping (ホスト マッピング) • Host Management (ホスト管理) • Host Port Failover (ホスト ポートのフェー ルオーバー ) • Data Path Conditioning (データ パス調整) • FC I/O Blade Control (FC IO ブレード制御) • Encryption (暗号化) (ライセンスがある場合) • System Configuration (システム設定) • Partition Configuration (パーティション設定)
第 4 章 ユーザー インターフェイスについて メニュー ツリー 表 2 操作パネルのメニュー Setup (セットアップ) メニューa Operations (操作) メニュー Tools (ツール) メニュー • Partition Mgmt (パーティション 管理) • Move Media (メディアの 移動) • All RAS Tickets (すべての RAS チケット)a • Create Partition (パーティション の作成) • Import Media (メディアのイ ンポート) • Capture Snapshot (スナップショットの キャプチャ )a • Delete Partition (パーティション の削除) • • Drive Mgmt (ドライブ管理)a • Configure I/E Station Slots (I/E ス テーション スロットの設定) • • Configure Cleaning Slots (クリー ニング スロットの設定) Export Media (メディアのエ クスポート) Imp
第 4 章 ユーザー インターフェイスについて メニュー ツリー Setup (セットアップ) メニューa • Operations (操作) メニュー FC I/O Blades (FC I/O ブレード)b • Port Configuration (ポート設定) • Channel Zoning (チャネル ゾー ニング) • Host Mapping (ホスト マッピン グ)c • Tools (ツール) メニュー Security ( セキュリティ )a • Network Interface (ネットワーク インター フェイス) • • SSH Services (SSH サービス) ICMP Host Management (ホスト管理)c • • Remote UI (リモート UI) SNMP • Host Port Failover (ホスト ポート のフェールオーバー ) • SMI-S • Data Path Conditioning (データ パス調整) • FC I/O Blade Control (FC IO ブ レード制御) D
第 4 章 ユーザー インターフェイスについて ユーザー特権 ユーザー特権 ユーザー特権レベルは、ライブラリ内で作成されたユーザー アカウント に手動で割り当てられます。ライブラリ内で画面と操作へのアクセスを 制御すると、ライブラリおよびそこに格納されているデータの整合性を 維持できます。ユーザー特権レベルの設定については、ユーザー アカウ ントの操作 ページの 104 を参照してください。 PowerVault ML6000 ライブラリでは、次の 2 種類のユーザーが定義さ れています。 • 管理者は、物理ライブラリ全体およびそのパーティション全体にアクセスで きるとともに、ライブラリの構成、ユーザーや管理者アカウントの設定もで きます。出荷時には、ライブラリにデフォルトの管理者アカウントが設定さ れています。このデフォルト管理者アカウントのユーザー名は admin で、 パスワードは password です。デフォルト管理者アカウントのユーザー名 は変更または削除できませんが、パスワードは変更できます。デフォルト管 理者アカウントのパスワードを紛失した場合は、Dell テクニカル サポート ( 付録 C
第 4 章 ユーザー インターフェイスについて ユーザーのアクセス権 • 無操作の状態が設定時間を超過すると、ユーザーは自動的にログアウトしま す。ユーザー セッションのタイムアウト時間はデフォルトで 30 分ですが、 管理者はこのユーザー セッション タイムアウト時間を、15 分から 480 分 (8 時間) の間で変更できます。詳細については、システム設定の指定 ページ の 137 を参照してください。 • ユーザーが操作パネルで 10 分間操作をしなければ、スクリーン セーバーが 起動します。1 時間操作をしないと、画面が黒くなります。無操作によって ユーザーがログアウトになった場合は、操作パネルに触れると再開でき、最 後に使用した画面に戻ります。(スクリーン セーバーは、ウェブ クライアン トでは使用されません。) • 管理者は、ウェブ クライアントからライブラリへのあらゆるアクセスを無効 にできます。詳細については、システム設定の指定 ページの 137 を参照し てください。 ユーザーのアクセス権 管理者はライブラリの全体にアクセスできます。ユーザー特権を持つ ユーザーは、一部のメニューのみにア
第5章 5 ライブラリの設定 第 2 章、「PowerVault ML6000 ライブラリのセットアップ」の説明ど おりにハードウェアを設置したら、ライブラリの設定を開始できます。 セットアップ ウィザードの指示に従うと、ライブラリの設定を開始でき ます。また、操作パネルとウェブ クライアントのメニュー コマンドを使 用して、いつでも設定を変更できます。 注意: ライブラリの設定を変更した後、必ず設定を保存してくださ い。保存しておくと、必要なときに最新の設定を復元できま す。ライブラリ設定の保存と復元 ページの 428 を参照してく ださい。 セットアップ ウィザードについて ライブラリの電源を最初にオンにすると、操作パネルにセットアップ ウィザードが表示されます。その指示に従ってライブラリの基本的な動 作の初期設定を行います。 操作パネルのセットアップ ウィザードは初回起動時に 1 度だけ実行され ま す。そ の後、管理 者は いつで もウ ェブ クラ イア ント 経由、ま たは Setup (セットアップ) および Operations (操作) メニューのコマンド経由 で、セットアップウィザード
第 5 章 ライブラリの設定 セットアップ ウィザードについて らゆるライブラリ設定を変更できます。メニュー コマンドによるライブ ラリの設定 ページの 59 を参照してください。 初回起動時にセットアップ ウィザードを完了することをお勧めします が、ライブラリをローカルですぐに使い始めなければならない場合もあ ります。その場合は、セットアップ ウィザードをキャンセルして、ライ ブラリがデフォルト設定で実行できるようにします。デフォルト設定 ページの 62 を参照してください。 詳細については、セットアップ ウィザードの使用 ページの 59 を参照し てください。 デフォルト管理者アカウン トの使用 5 最初にライブラリの電源を入れたときは、操作パネルを使うためにログ インする必要はありません。Setup Wizard (セットアップ ウィザード) をす ぐに使い始めることができます。ただし、操作パネルで最初のセット アップ セッションを終了した後は、ウェブ クライアントと操作パネル にログインする必要があります。 出荷時には、ライブラリにデフォルトの管理者アカウントが設定されて い ま す。こ の ア
第 5 章 ライブラリの設定 セットアップ ウィザードの使用 メニュー コマンドによる ライブラリの設定 5 セットアップ ウィザードは、ライブラリの初期設定を手伝う機能です が、設定タスクのサブセットしか含まれていません。操作パネルのタブ とウェブ クライアントのメニューから、セットアップ ウィザードに含 まれているすべての設定オプションと、それ以外の多数のオプションに アクセスできます。セットアップ ウィザードの最初のセッションが完了 したら、管理者はライブラリの設定を変更するのに最も便利な方法、ま たは必要な方法を選択できます。 以下のトピックでは、ライブラリの設定時に Setup Wizard (セットアップ ウィザード) を使用する方法と、Setup (セットアップ) および Operations (操作) のコマンドを使用する方法について説明します。正しい画面を開 く方法を、操作パネルとウェブ クライアントの両方でタスクごとに示し ます。操作パネルの場合は、ホームページの上部にあるナビゲーション タブを使用します。ウェブ クライアントの場合は、メニューを使用しま す。 操作パネルとウェブ クラ
第 5 章 ライブラリの設定 セットアップ ウィザードの使用 2 画面の説明に従って、すべての手順を完了します (セットアップ ウィ ザードのタスク ページの 62 を参照)。 3 ネットワーク設定画面では、以下のようにネットワークを設定します。 注: ネットワーク設定を指定するまでは、ウェブ クライアント にログインできません。 • IPv4 を使用している場合:Setup Wizard (セットアップ ウィザード): Enable IPv6 (セットアップ ウィザード:IPv6 有効) 画面で Enable IPv6 (IPv6 有効) チェック ボックスをオンにしないでください。 Next (次へ) をクリックします。ネットワーク設定を指定します。 • IPv6 を使用している場合:Setup Wizard (セットアップ ウィザード): Enable IPv6 (セットアップ ウィザード:IPv6 有効) 画面で、Enable IPv6 (IPv6 有効) チェック ボックスをオンにし、Next (次へ) をク リックします。IPv6 を有効にしましたが、ここで IPv6 の設定は 行い
第 5 章 ライブラリの設定 セットアップ ウィザードの使用 注: ライブラリのサイズによっては、セットアップ ウィザード で設定を適用した後 Library Configuration (ライブラリ設 定) レポート ページのロード中に、若干の遅れが生じる場 合があります。 Setup Wizard (セットアップ ウィザード) の使い方に関する詳細は、以下の とおりです。 • ライブラリにログインする必要がないのは、ライブラリに最初に電 源を入れて、セットアップ ウィザードが操作パネルに表示される時 だけです。 • 1 時間のタイムアウト時間が経過すると、セットアップ ウィザード が終了し、ユーザーはライブラリからログアウトします。操作パネル にログインするには、デフォルトの管理者アカウントを使用します。 • セットアップ ウィザードでタイムアウトになった場合や、Setup Wizard (セットアップ ウィザード) 画面ですべての操作を完了しな かった場合は、デフォルトの設定と、それまでに加えた変更が適用 されます (デフォルト設定 ページの 62 を参照)。 • 操作パネルでネットワーク設定を
第 5 章 ライブラリの設定 セットアップ ウィザードの使用 デフォルト設定 5 デフォルトの設定は以下のとおりです。 • ライセンス キー:COD、最小 41 スロット。合計スロット数は、 購入時にアクティブなスロット数によって異なります。 • ネットワーク設定:DHCP 有効、IPv6 無効 • インポート/エクスポート (I/E) ステーション スロット:6 • クリーニング カートリッジ スロット:0 • パーティション:デフォルトにより、ライブラリはパーティショ ンを作成し、使用可能なライブラリ リソースをパーティション 間に比例配分で割り当て、テープ ドライブ インターフェイスの 種類 (SCSI、FC、または SAS) およびテープ ドライブ メディア の種類の識別可能な組み合わせに従って、テープ ドライブを分 類します。1 つのパーティション内にテープ ドライブの種類/メ ディアの種類を混在させるには、手動でパーティションを作成 します。パーティションの手動作成 ページの 78 を参照してくだ さい。 また、セットアップ ウィザードについて ページの 57上記 も参照
第 5 章 ライブラリの設定 セットアップ ウィザードの使用 • ネットワークの管理 (操作パネル) — ウェブ クライアントを使用して リモート アクセスができるように、IPv4 ネットワーク設定を指定で きます。後日 Setup (セットアップ) > Network Mgmt (ネットワーク管理) を使用して IPv6 を設定できるように、IPv6 を有効にします。 • ライセンス キーの適用 (操作パネルおよびウェブ クライアント) — ライセンス可能な機能のライセンス キーを入力できます。詳細につ いては、ライセンス キーの取得とインストール ページの 94 を参照 してください。 • クリーニング スロットの設定 (操作パネルおよびウェブ クライアン ト) — 専用のクリーニング スロットを設定できます。クリーニング スロットを少なくとも 1 つ設定すると、AutoClean 機能が有効にな ります。 • I/E ステーション スロットの設定 (操作パネルおよびウェブ クライ アント) — インポート/エクスポート (I/E) ステーションのスロット を設定できます。 • パーティションの操作 (
第 5 章 ライブラリの設定 ウェブ クライアントへのアクセス 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Setup (セットアップ) > Setup Wizard (セッ トアップ ウィザード) を選択します。 • 操作パネルから Setup Wizard (セットアップ ウィザード) を使用できる のは、ライブラリに初めて電源を入れたときだけです。 ウェブ クライアントへのアクセス 操作パネルでネットワーク設定を構成したら、ライブラリのウェブ クラ イアントにログインできます。 操作パネルのネットワーク設定画面にライブラリの IP アドレスが表示さ れます。ウェブ ブラウザでこの IP アドレスを使用してウェブ クライア ントにアクセスします。IP アドレスをウェブ ブラウザに入力するとき は、http:// から始めてください (例:http://123.123.123.
第 5 章 ライブラリの設定 ネットワークの管理 注意: SNMP、SMI-S、および IP アドレスがライブラリ ネットワー クにアクセスするには、セキュリティ設定を有効にする必要 があります。これらのセキュリティ設定はデフォルトで有効 です。詳細については、ライブラリのセキュリティ設定の指 定 ページの 135 を参照してください。 Modifying Network Settings 5 Partitions (パーティション) Logical Libraries (論理ライブラリ) 最初は操 作パネルからネットワーク設定を指定する必要があります。初期設定の 後は、操作パネルまたはウェブ クライアントのどちらからでもネット ワーク設定を変更できます。 操作パネルから、変更できるネットワーク設定は、ライブラリ名、ス テートレス設定の有効/無効 (IPv6 のみ)、静的 IP 設定の有効/無効 (IPv6 のみ)、DHCP の有効/無効、IP アドレス、サブネット マスク、ネット ワーク接頭辞、およびデフォルトのゲートウェイです。 ウェブ クライアントの Setup - Network (セットアッ
第 5 章 ライブラリの設定 ネットワークの管理 注: ネットワーク設定を変更する前に、ネットワークにライブラ リが接続していることを確認します。イーサネット ケーブル が正しく配線されていないと、ネットワーク設定を指定でき ません。イーサネット ケーブルの一方の端を、3 つの LED の 下にあるライブラリ制御ブレード (LCB) の一番上のイーサ ネット ポートに差し込みます。LCB は 5U ライブラリ制御モ ジュールの背面にあります。イーサネット ケーブルのもう一 方の端が、正しい LAN ポートに差し込んであることを確認 します。 ネットワーク設定に関する詳細は、以下のとおりです。 • Library Name (ライブラリ名) は、ライブラリに割り当てる名前です。 ライブラリ名は 12 文字までの英数字とダッシュ (-) に制限されてい ます。 • DHCP はデフォルトでは有効になっています。DHCP が有効の場合、 IP アドレスは自動的に取り込まれます。DHCP が有効でない場合 は、IP アドレス、デフォルト ゲートウェイ、サブネット マスク/ ネット接頭辞を手動で入力する必要があり
第 5 章 ライブラリの設定 ネットワークの管理 • Default Gateway Address (デフォルト ゲートウェイ アドレス) は、所属 しているイーサネット ネットワークのデフォルト ゲートウェイの IP アドレスです。IPv4 の場合、このテキスト ボックスは、DHCP が無効の場合にのみ入力可能です。 • Subnet Mask (サブネット マスク) (IPv4 のみ)。このテキスト ボックス は、DHCP が無効の場合にのみ入力可能です。 • Network Prefix (ネットワーク接頭辞) (IPv6 のみ)。 • Primary DNS Address (プライマリ DNS アドレス) (省略可能、ウェブ ク ライアントのみ) は IP アドレスとして入力する必要があります。こ のテキスト ボックスは、DHCP が無効の場合にのみ入力可能です。 • Secondary DNS Address (セカンダリ DNS アドレス) (省略可能、ウェブ クライアントのみ) は IP アドレスとして入力する必要があります。こ のテキスト ボックスは、DHCP が無効の場合にのみ入力可能
第 5 章 ライブラリの設定 ネットワークの管理 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Setup (セットアップ) > Network Management (ネットワーク管理) > Network (ネットワーク) を選択します。 • 操作パネルから、Setup (セットアップ) > Network Mgmt (ネットワーク 管理) を選択します。 SSL を有効にする 5 管理者は、ライブラリの SSL 設定を有効または無効にできます。SSL 設 定を有効にすると、ウェブ ブラウザからウェブ クライアントへの接続 がすべて暗号化され、SMI-S の SSL 認証が有効になります。SMI-S は SNMP の最新の標準で、データ セットを常時使用可能にします。SMI-S は、デフォルトでは無効になっています。操作パネルの Tools (ツール) > System Settings (システム設定) 画面で SMI-S を有効にできます。 SSL 設定はデフォルトでは Disabled (無効) になっています。SSL 設定を 無効にすると、ウェブ ブラウザからウ
第 5 章 ライブラリの設定 ネットワークの管理 ライブラリでの SNMP 設定 5 SNMP は、インフラストラクチャ デバイスのリモート管理と監視を目的 として設計された軽量プロトコルです。ライブラリは SNMP をサポート しているため、外部の管理アプリケーションでライブラリの SNMP 情報 を受信するように設定できます。ライブラリは、クエリによってライブ ラリとそのコンポーネントの個々のステータスを取得できる Management Information Base (MIB) を公開して SNMP をサポートして います。SNMP 情報は、SNMP トラップや GET クエリを使用してライ ブラリから取得できます。 SNMP の詳細については、『Dell PowerVault ML6000 基本 SNMP リファ レンス ガイド』を参照してください。MIB と SNMP 管理アプリケー ションの統合については、ネットワーク管理アプリケーションのベン ダーにお問い合わせください。 管理者は、次の SNMP 手順を実行できます。 • 外部の管理アプリケーションの IP アドレスおよびポート番号を登録
第 5 章 ライブラリの設定 ネットワークの管理 外部の管理アプリケーションの登録 5 管理者は、外部の管理アプリケーションの転送プロトコル、IP アドレ ス、およびポート番号を登録し、これらを有効にしてライブラリから SNMP トラップを受信できます。(デフォルトでは、ライブラリはすべ ての SNMP SET 操作を無視するため、外部の管理アプリケーションは、 ライブラリから SNMP トラップを受信するように自動的に登録すること ができません。) 転送プロトコル、IP アドレス、および対応するポート番号を登録した 後、ライブラリがアドレスに SNMP トラップを送信しているかどうかを 確認するテストを実行できます。 外部の管理アプリケーションが SNMP トラップを受信するように登録す る際、パラメータを次のように設定します。 • Transport (転送) — 転送プロトコル。これは、SNMP トラップ レシー バで設定した転送プロトコルと同じでなければなりません。次のい ずれかを選択します。 • UDP/UDP6 — ユーザー データグラム プロトコル。IPv4 の場合 は UDP を選択し
第 5 章 ライブラリの設定 ネットワークの管理 テストの進行中、Progress Window (進捗ウィンドウ) が表示されます。 テストに成功すると、Progress Window (進捗ウィンドウ) に Success ( 成功) と表示され、トラップが正常に送信されたことを示します。テ ストに失敗すると、Progress Window (進捗ウィンドウ) に Failure (失敗) と表示されます。Progress Window (進捗ウィンドウ) の手順に従っ て、処理中に発生した問題をすべて解決してください。 設 定 と ア ク セ ス の 詳 細 に つ い て は、『Dell PowerVault ML6000 基 本 SNMP リファレンス ガイド』を参照してください。 注: この操作は、異なる場所からログインしている複数の管理者 が同時に実行することはできません。必要な画面にはアクセ スできますが、他の管理者が同じ操作を実行している間は、 変更を適用できません。 正しい画面を開くには、以下の操作を行います。 • ウェブ クライアントから、Setup (セットアップ) > Netw
第 5 章 ライブラリの設定 ネットワークの管理 SNMP トラップのバージョン選択 5 ライブラリは SNMP v1 および v2 トラップを、RFC 1157 による定義ど おりにサポートします (v1 がデフォルト)。管理者は、トラップのレポー トにライブラリが使用するバージョンを選択できます (v1 がデフォルト) 。 ライブラリに対する SNMP 要求すべてのタイムアウト時間は、10 秒以 上でなければなりません (コマンド ライン パラメータ -t) 。 正しい画面を開くには、以下の操作を行います。 • ウェブ クライアントから、Setup (セットアップ) > Network Management (ネットワーク管理) > SNMP を選択します。 SNMP コミュニティ文字列の変更 5 管理者は SNMP コミュニティ文字列を変更できます。SNMP コミュニ ティ文字列は、ライブラリと外部管理アプリケーションの間で交換され る GET と GET-NEXT SNMP v1 および SNMP v2c のメッセージを認証 するパスワードの役目を果たすテキスト文字列です。ライブラリが使用
第 5 章 ライブラリの設定 ネットワークの管理 SNMP 認証トラップを有効 / 無効にする 5 管理者は、SNMP 認証トラップを有効または無効にできます。ライブラ リは、正しいコミュニティ文字列や他の認証情報を含まない SNMP メッ セージを受信すると、登録されているリモート管理システムに認証エ ラーを示す SNMP 認証トラップを送信します。SNMP 認証トラップは デフォルトでは無効になっています。 設 定 と ア ク セ ス の 詳 細 に つ い て は、『Dell PowerVault ML6000 基 本 SNMP リファレンス ガイド』 を参照してください。 操作パネルからは SNMP 認証トラップを有効または無効にできません。 正しい画面を開くには、以下の操作を行います。 • ウェブ クライアントから、Setup (セットアップ) > Network Management (ネットワーク管理) > SNMP を選択します。 SNMP MIB のダウンロード 5 ライブラリは、ライブラリと商用 SNMP 管理アプリケーションの統合に 使用できる SNMP MIB をサポートし
第 5 章 ライブラリの設定 パーティションの操作 パーティションの操作 パーティションはライブラリ内の仮想セクションで、ファイル管理、複 数ユーザーからのアクセス、1 つまたは複数のホスト アプリケーション への専用接続などの目的で使用する複数の個別のライブラリのように見 えます。パーティションを作成するには、ライブラリに少なくとも 1 つ 割り当てられていないテープ ドライブとスロットが必要です。 Setup Wizard (セットアップ ウィザード): Partitioning (パーティション分割) 画 面で、管理者は新たに作成するライブラリ パーティションの数を選択で きます。 ライブラリの初期設定後、管理者はいつでもパーティションの作成、変 更、削除ができます。それには、Setup (セットアップ) > Partitions (パー ティション) を、ウェブ クライアントから選択するか、操作パネルで Setup (セットアップ) > Partition Mgmt (パーティション管理) を選択します。 パーティションを作成する方法は 2 通りあります。 • 自動 — ライブラリのリソースはパー
第 5 章 ライブラリの設定 パーティションの操作 表 3 サポートされているパー ティションの数 使用可能なライブラ リ構成 テープ ドライブ 最小、最大 パーティション数 最小、最大 ML6010 1, 2 1, 2 ML6020 1, 6 1, 6 ML6030 1, 10 1, 10 ML6030 CM + 1 ML6000 EM 1, 14 1, 14 ML6030 CM + 2 ML6000 EMs 1, 18 1, 18 パーティションに関する詳細は、以下のとおりです。 • 管理者は、すべてのパーティションの作成、変更、削除、およびア クセス制御ができます。一方、ユーザーは、特定のパーティション だけにアクセスでき、その他のパーティションにはアクセスできま せん。 • パーティション名は、12 文字までの小文字の英数字とアンダースコ ア ( _ ) に制限されています。 • 作成できるパーティションの最大数は、ライブラリ内のテープ ドラ イブの数と同じです。 • パーティションは、少なくとも 1 つのテープ ドライブと 1 つのス ロットで構成されます。テ
第 5 章 ライブラリの設定 パーティションの操作 パーティションの自動作 成 5 ライブラリの初期設定が完了した後、管理者はいつでも既存パーティ ションの数を、自動パーティション分割処理によって追加できます。 パーティションの自動作成プロセスは、使用可能なライブラリ リソース をパーティション間で比例配分し、テープ ドライブをインターフェイス の種類 (SCSI、FC、SAS)およびメディア世代別に分類します。作成され るパーティションのデフォルト数は、識別可能なテープ ドライブ イン ターフェイスの数/メディアの種類と、現在まだパーティションに割り 当てられていないテープ ドライブとの組み合わせ数です。自動で作成し たパーティション内には、異なるテープ ドライブ インターフェイスの 種類またはメディア世代を混在させることはできません。パーティショ ン内に異なるインターフェイスの種類およびメディアの種類を混在させ るには、パーティションを手動で作成する必要があります (パーティ ションの手動作成 ページの 78 を参照)。 以下の例を参照してください。 •ライブラリに FC LTO-4 と FC LTO
第 5 章 ライブラリの設定 パーティションの操作 Automatically Create Partitions (パーティションの自動作成) 画面で、作成す るパーティションの数を、最小はライブラリによるデフォルト数から、 最大はライブラリ内の未割り当てテープ ドライブ数までの範囲で選択で きます。 パーティションを自動作成するには、ライブラリに少なくとも 1 つ割り 当てられていないテープ ドライブとスロットが必要です。割り当てられ ていないテープ ドライブまたはスロットが存在しない場合は、1 つまた は複数のパーティションを変更または削除してリソースを解放する必要 があります。詳細については、パーティションの変更 ページの 79 およ びパーティションの削除 ページの 80 を参照してください。 ライブラリがパーティションを自動作成する場合は、制御パスが作成さ れます。デフォルトの制御パスとその変更方法については、制御パスの 操作 ページの 92 を参照してください。 デフォルトでは、ライブラリは各パーティションに Standard (標準) バー コードを適用します。この設定は、作成後にパーティ
第 5 章 ライブラリの設定 パーティションの操作 パーティションの手動作 成 5 ライブラリを初期設定した後、管理者はいつでもウェブ クライアントに より、手動でパーティションを追加作成できます。作成できるパーティ ションの最大数は、ライブラリ内のドライブの数と同じです。 手動で作成したパーティション内には、異なるテープ ドライブ イン ターフェイスの種類およびメディア世代を混在させることができます。 パーティションを作成するには、ライブラリに少なくとも 1 つ割り当て られていないテープ ドライブとスロットが必要です。割り当てられてい ないテープ ドライブまたはスロットが存在しない場合は、1 つまたは複 数のパーティションを削除してリソースを解放する必要があります。詳 細については、パーティションの変更 ページの 79 およびパーティショ ンの削除 ページの 80 を参照してください。パーティションを手動で作 成する場合、ライブラリによって制御パスが作成されます。デフォルト の制御パスとその変更方法については、制御パスの操作 ページの 92 を 参照してください。 手動でパーティションを作成する場合は
第 5 章 ライブラリの設定 パーティションの操作 注: パーティションを作成する前に、すべてのテープ ドライブが アンロードされていることを確認してください。テープ ドラ イブのアンロード方法については、テープ ドライブのアン ロード ページの 197 を参照してください。 注: パーティションの作成操作を、別の場所からログインしてい る複数の管理者が同時に実行することはできません。画面に はアクセスできますが、他の管理者が同じ操作を実行してい る間は変更を適用できません。 操作パネルでパーティションを手動で作成することはできません。正し い画面を開くには、以下の操作を行います。 • ウェブ クライアントから、Setup (セットアップ) > Partitions (パーティ ション) を選択します。 パーティションの変更 5 ウェブ クライアントによって、管理者はいつでもパーティションの設定 を変更できますが、その前にパーティションの作成が必要です。 特定のパーティションの制御パスとして設定されたテープ ドライブは、 そのパーティションから削除できません。制御パスのチェック ボックス はグ
第 5 章 ライブラリの設定 パーティションの操作 • Media Barcode Format (メディア バーコード形式) — この設定によっ て、ライブラリは、パーティションのテープ カートリッジのバー コードの読み取りおよびレポートの方法を認識します。デフォルト では Standard (標準) が選択されています (各オプションの定義につい ては、サポートされているバーコード形式 ページの 464 を参照して ください)。 • Number of Slots (スロット数) — パーティションに割り当てるテープ カートリッジ スロットの数。 • Drives (ドライブ) — パーティションに割り当てるテープ ドライブま たはドライブ。 注: テープ ドライブをパーティションから削除する前に、アン ロードされていることを確認してください。テープ ドライブ のアンロード方法については、を参照してください テープ ド ライブのアンロード ページの 197。 操作パネルでパーティションを手動で変更することはできません。正し い画面を開くには、以下の操作を行います。 • ウェブ クライアントから、Se
第 5 章 ライブラリの設定 パーティションの操作 以下に、パーティションの削除について詳しく説明します。 • パーティションが削除されると、そのリソース (テープ ドライブや スロットなど) が使用可能になり、既存または新規のパーティション に再割り当てできます。 • パーティションを削除しても、そのパーティションに割り当てられ ているユーザーは削除されません。ただし、これらのユーザーは、 他のパーティションに割り当てられるまでライブラリを操作できま せん。パーティション アクセスの変更 ページの 81 を参照してくだ さい。 • パーティションは、ライブラリにある複数の物理モジュールにわた りリソースを共有する場合があるため、ライブラリ内のモジュール を永久的に取り外したり交換する前に、パーティションを削除また は変更し、クリーニング スロットや I/E スロットなどの共有リソー スを変更しておかなければ、ライブラリからエラーがレポートされ ます。モジュールの永久的な取り外しまたは交換の詳細について は、モジュールの取り外しまたは交換準備 ページの 314 を参照して ください。 注: パーティション
第 5 章 ライブラリの設定 パーティションの操作 • Privilege Level (特権レベル) — ユーザーのアクセス権を定義します。 ユーザー特権レベルの詳細については、ユーザー特権 ページの 55 を参照してください。 • Partition Access (パーティション アクセス) — ユーザーがアクセスでき るパーティション。 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Setup (セットアップ) > User Management (ユー ザー管理) > User Account (ユーザー アカウント) を選択します。 • 操作パネルから、Setup (セットアップ) > User Mgmt (ユーザー管理) > Modify User (ユーザーの変更) を選択します。 パーティションをオンライ ンまたはオフラインにす る 5 パーティション モードには、オンラインとオフラインの 2 種類があり ます。 • Online (オンライン) — SCSI ホストがパーティションを制御します。 このモードでは、すべての SCSI アプリケーション コマン
第 5 章 ライブラリの設定 パーティションの操作 • ライブラリを再起動すると、オフライン モードのすべてのパーティ ションがオンラインになります (ライブラリの再起動 ページの 181 を参照)。 注: メンテナンス作業によっては、ライブラリ全体をオフライン にしなければならない場合もあります。ライブラリをオフラ インにするには、すべてのパーティションのモードをオンラ インからオフラインに変更します。 注: パーティションのモードをオンラインからオフラインに変更 するとき、すでに実行中のホスト アプリケーションのコマン ドはすべて終了します。 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Operations (操作) > Partitions (パーティショ ン) > Change Mode (モード変更) を選択します。 • 操作パネルから、Operations (操作) > Change Partition Mode (パーティ ション モードの変更) を選択します。 カートリッジの手動割り当 てを無効 / 有効にする 5 管理者はカートリッジの手動割り当て
第 5 章 ライブラリの設定 クリーニング スロットの設定 カートリッジの手動割り当ては、ウェブ クライアントからは設定できま せん。正しい画面を開くには、以下の操作を行います。 • 操作パネルから、Tools (ツール) > System Settings (システム設定) を選 択します。 クリーニング スロットの設定 クリーニング スロットには、テープ ドライブを清掃するクリーニング カートリッジを収納します。Setup Wizard (セットアップ ウィザード): Cleaning Slot Configuration (セットアップ ウィザード:クリーニング スロッ ト設定) 画面で、ライブラリに指定するクリーニング スロットがある場 合は、その数の入力を要求されます。Cleaning Slot Configuration (クリー ニング スロット設定) 画面には、操作パネルとウェブ クライアントから直 接アクセスすることもできます。 注: クリーニング スロットに使用できるのは、ライセンスされ、 未割り当てで、空のスロットのみです。未割り当てのスロッ トが存在するにもかかわらず、クリーニ
第 5 章 ライブラリの設定 クリーニング スロットの設定 クリーニング スロットは、特定のパーティションに割り当てられること はありません。どのパーティションも、専用のクリーニング スロットに 収納されているクリーニング カートリッジにアクセスできます。 クリーニング スロット数は最大 4 つまで設定可能です。AutoClean を無 効にするには、クリーニング スロットを 0 に設定します。 割り当てられていないスロットがある限り、管理者は最初のライブラリ 構成中だけでなく、以降いつでもクリーニング スロットを設定できま す。使用可能なスロットがライブラリにない場合は、スロットを解放す るためにパーティションを変更または削除する必要があります。詳細に ついては、パーティションの変更 ページの 79 およびパーティションの 削除 ページの 80 を参照してください。 管理者は、テープ ドライブを手動でクリーニングすることもできます。 詳細については、テープ ドライブの手動クリーニング ページの 207 を 参照してください。 注: クリーニング スロットはホスト アプリケーションには表示さ れません。ホ
第 5 章 ライブラリの設定 I/E ステーション スロットの設定 I/E ステーション スロットの設定 通常のライブラリ操作を中断することなく、I/E ステーション スロット を使用してテープ カートリッジをライブラリにインポートしたり、ライ ブラリからエクスポートしたりできます。Setup Wizard (セットアップ ウィザード): I/E Station (セットアップ ウィザード:I/E ステーション) 画面 で、I/E ステーション スロットを設定できます。管理者は、操作パネル またはウェブ クライアントからもこれらのスロットを設定できます。 各 5U ライブラリ制御モジュールには、6 つの I/E ステーション スロッ ト、各 9U ライブラリ拡張モジュールには 12 の I/E ステーション ス ロットが含まれています。ライブラリ構成でサポートされる I/E スロッ ト数は、最小が 5U ライブラリの 6、最大が 41U ライブラリ構成の 54 で す。I/E ステーションのスロット数をゼロに設定し、I/E ステーション のすべてのスロットをテープ カートリッジの収納に使うこともできま す。
第 5 章 ライブラリの設定 I/E ステーション スロットの設定 表 4 使用可能な I/E ステー ション スロット数 I/E ステーション スロットの構成に関する詳細は、以下のとおりで 5U ライブラリ制御モ ジュール 9U ライブラリ拡張モ ジュール I/E ステー ション数 I/E ス ロット 数 I/E ステー ション数 I/E ス ロット 数 I/E ステー ション数 I/E ス ロット 数 ML6010 CM 1 6 – – 1 6 ML6020 CM 1 6 1 12 2 18 ML6030 CM 1 6 2 24 3 30 ML6030 CM + 1 ML6000 EM 1 6 3 36 4 42 ML6030 CM + 2 ML6000 EM 1 6 4 48 5 54 ライブラリの構成 ライブラリの合計 す。 • I/E ステーション スロットの数を変更する前に、現在 I/E ステーショ ン スロットとして構成されているすべてのスロットからテープ カー トリッジを取り出してください。 • スト
第 5 章 ライブラリの設定 I/E ステーション スロットの設定 • ライブラリは、I/E スロットを最初に 5U ライブラリ制御モジュール の I/E ステーションで構成してから、9U ライブラリ拡張モジュール の I/E ステーションへと外側に向かって構成していきます。5U ライ ブラリ制御モジュールの下にある 9U ライブラリ拡張モジュール内 の I/E ステーションは、5U ライブラリ制御モジュールの上にある 9U ライブラリ拡張モジュール内の I/E ステーションよりも優先され ます。 • I/E ステーション内のスロットはすべて、ストレージまたは I/E ス ロットとして同様に構成する必要があります。そのため、ライブラ リが 1 つ以上の 9U ライブラリ拡張モジュールで構成される場合 に、6 より大きい偶数個の I/E スロットを設定すると、5U ライブラ リ制御モジュールの I/E ステーションは自動的にストレージとして 設定されます。 • データ ストレージ スロットとして構成されている I/E ステーション は、ドアがいつもロックされています。I/E ステーションをアン ロックする方法
第 5 章 ライブラリの設定 テープ ドライブ パラメータの設定 注意: カートリッジが既にロードされている I/E ステーション スロッ トを構成すると、データのセキュリティが低下します。最初 に I/E ステーションからカートリッジを取り出し、それから I/E ステーションのスロットを構成してください。 注: この操作を、異なる場所からログインしている複数の管理者 が同時に実行することはできません。画面にはアクセスでき ますが、他の管理者が同じ操作を実行している間は変更を適 用できません。 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Setup (セットアップ) > I/E Station Slots (I/E ステーション スロット) を選択します。 • 操作パネルから、Setup (セットアップ) > Partition Mgmt (パーティショ ン管理) > Configure I/E Station Slots (I/E ステーション スロットの設定) を 選択します。 テープ ドライブ パラメータの設定 管理者は一部のテープ ドライブ パラメータを、表示お
第 5 章 ライブラリの設定 テープ ドライブ パラメータの設定 注: この操作が正常に完了しなかった場合、パーティションは、 手動でオンラインに戻されるか、ライブラリを再起動するま で、オフラインのままになります (パーティションをオンライ ンまたはオフラインにする ページの 82 を参照)。 ホスト バス アダプタ (HBA) を含め SCSI バス上の各デバイスには、固有 の SCSI ID が 必 要 で す。1 つ の バ ス上 で ID が重 複 し て いる と、その SCSI ID を変更する必要があります。通常、HBA の SCSI ID は 7 に設定 されています。たとえば、2 台のテープ ドライブが同じバスに接続して いる場合、それぞれが異なる SCSI ID を持ち、HBA の SCSI ID とも異な る必要があります。 SCSI テープ ドライブの場合、SCSI ID は 0 ~ 15 の値に設定できます。 デフォルトでは、ライブラリは SCSI テープ ドライブに以下のデフォル ト SCSI ID を割り当てます。 • 5U ライブラリ制御モジュール:1 と 2 • 各
第 5 章 ライブラリの設定 テープ ドライブ パラメータの設定 • Auto (NL) (自動 NL) — 最初に N ポートを試行する自動構成 (デフォ ルト) ポイントツーポイントについての注: - テープ ドライブがスイッチ経由で接続されている場合 は、ポイントツーポイントを使用できます。 - テープ ドライブが FC I/O ブレードに接続されている場 合、またはホストに直接接続されている場合、ポイント ツーポイントは使用できません。 • 必要なインターフェイス速度は、Auto (デフォルト)、1 GB/s、 2 GB/s、4 GB/s、または 8 GB/s に設定できます (ドライブの種類に よって異なる)。 注意: たとえば、LTO-5 Fibre Channel テープ ドライブの速度 は、最大 8 GB/s までに設定できます。8 GB/s 用の構成 では FC I/O ブレードへではなく、ホストへの直接接続が 必要です。FC I/O ブレードに許される速度が最大 4 GB/s までだからです。LTO-5 Fibre Channel テープ ドライブを FC I/O ブレードに接続す
第 5 章 ライブラリの設定 制御パスの操作 • 操作パネルから、Setup (セットアップ) > Drive Settings (ドライブ設定) を選択します。 制御パスの操作 制御パス テープ ドライブは、ホスト アプリケーションにパーティショ ンを接続するために使用します。 パーティションを設定すると、ライブラリが自動的に制御パスを割り当 てます。制御パスはいつでも変更できます。表 5 に、これらの制御パス の割り当て方と変更方法を示します。 表 5 パーティション作成中の 制御パスの割り当て ライブラリの 構成 FC I/O ブレー ドが含まれて いない パーティショ ンに含まれて いるもの パーティショ ンのデフォル ト制御パス テープ ドライ ブのインター フェイスの種 類 (SCSI、FC、 SAS) の任意の 組み合わせ パーティショ ンに最初に割 り当てられた テープ ドライ ブ Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 制御パスを変更する場合の注意事項 制御パスとしてテープ ドライブを選択する必要 があります。 92
第 5 章 ライブラリの設定 制御パスの操作 ライブラリの 構成 1 つ以上の FC I/O ブレード パーティショ ンに含まれて いるもの パーティショ ンのデフォル ト制御パス 1 つ以上の FC テープ ドライブ FC I/O ブレード 制御パスを変更する場合の注意事項 FC I/O ブレードを制御パスとして使用すると、 LUN のマッピング機能とホスト ポートのフェー ルオーバー機能を利用できます。 テープ ドライブが FC I/O ブレードに接続してい ない場合は、制御パスとして FC テープ ドライブ を選択できます。ただし、FC I/O ブレードをパー ティションの制御パスにすることを推奨します。 テープ ドライブが FC I/O ブレードに接続してい る場合は、制御パスとして FC テープ ドライブを 選択できません。 1 つ以上の FC I/O ブレード FC テ ー プ ド ライブが含ま れていない パーティショ ンに最初に 割り当てられ たテープ ド ライブ 制御パスとしてテープ ドライブを選択する必要 があります。 パーティションの制御パスとして選択できるのは、1
第 5 章 ライブラリの設定 ライセンス キーの取得とインストール 注: 制御パスを変更した結果、ホスト アプリケーションで設定を 変更しなければならない場合があります。ホスト アプリケー ションの説明書を参照してください。 注: 表内の太字の列見出しは並べ替えができます。たとえば、列 項目 Location (場所) を選択すると、場所別に並べ替えること ができます。 注: ライブラリに複数の FC I/O ブレードがある場合、各 FC I/O ブレードはテープ ドライブを制御パスとしていない各パー ティション内でホストのターゲット デバイスとして検出され ます。このため、ホストは同じパーティションを複数回検出 する可能性があります。混乱を避けるために、各ホストが各 デバイスを 1 度だけ検出するようにホストのマッピングを設 定してください。ホスト マッピングの設定 ページの 128 を参 照してください。 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Setup (セットアップ) > Control Path (制御パ ス) を選択します。 • 操作パネルから、S
第 5 章 ライブラリの設定 ライセンス キーの取得とインストール • ライセンス キーの適用 ライセンス キーの説明 5 ライブラリと共にライセンス可能な機能を購入する場合、ライセンスは ライブラリの受け取り時にインストールされます。初回購入後にアップ グレードまたは新機能を追加した場合は、Dell からライセンス キー証 明書が発行されます。ライセンス キー証明書には、PowerVault ML6000 のウェブ サイトからライセンス キーを取得するための承認コードが含 まれています。このライセンス キーをライブラリにインストールする と、新しい機能を使用できるようになります。 ライセンス キーに関する詳細は、以下のとおりです。 • ライセンス キーを取得するために必要な承認コードは、一度しか使 用できません。 • ライセンス キーは 12 文字までの英数字から成ります。ライセンス キーにはアットマーク (@)、ハイフン (-)、アンダースコア ( _ ) の記 号も含まれている場合があります。英字は小文字のみ使用できま す。ユーザー インターフェイスによって自動的に小文字に変換され ます。 •
第 5 章 ライブラリの設定 ライセンス キーの取得とインストール あります。ライセンス キーを保存しておいた場合は、それを再 インストールできます。あるいは、上のリストのウェブ サイト から取得できます。工場出荷時にインストールされたライセン ス キーはウェブ サイトのリストに含まれていないことがありま す。そのような場合には、Dell にお問い合わせください。ライ センス キーを取得できないか、アドバイスが必要な場合は、 Dell までご連絡ください。 ライセンスとライセンス キーの表示 5 購入して取得したライセンス キ ー を 表 示 す る に は、 http://www.dell.
第 5 章 ライブラリの設定 ライセンス キーの取得とインストール • 操作パネルで、Tools (ツール) > About Library (バージョン情報) を 選択します。 • ウェブ クライアントで、Reports (レポート) > About (バージョン情 報) >ML6000 を選択します。 4 機能のウェブ サイト http://www.dell.
第 5 章 ライブラリの設定 カスタマー サービス連絡先情報の設定 ライセンス キーの適用 5 ライセンス キーは初期設定中またはライセンス機能の購入時に、ライブ ラリに適用できます。追加機能を購入すると、現在のライセンス キーに 代わって新しいライセンス キーが適用されます。 注: この操作は、異なる場所からログインしている複数の管理者 が同時に実行することはできません。画面にはアクセスでき ますが、他の管理者が同じ操作を実行している間は変更を適 用できません。 注意: ライセンス キーのインストール中、バックアップ処理が中断 する場合があります。 注: 適用するライセンス キーが複数ある場合、すべてのライセン ス キーをスペースまたはハイフンで区切って入力する必要が ある場合があります。 ライセンス キーは Setup Wizard: Licensing (セットアップ ウィザード:ライ センス) 画面に入力できます。またはセットアップ ウィザードを終了し た後、いつでも操作パネルまたはウェブ クライアントのコマンドを使用 して直接ライセンス キーを入力できます。 新しいライセンス キーのイ
第 5 章 ライブラリの設定 ライブラリ電子メール アカウントの設定 カスタマー サービスの連絡先情報を設定できるのはウェブ クライアン トからのみですが、操作パネルからも表示できます。 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Setup (セットアップ) > Notification (通知) > RAS > Contact Information (連絡先情報) を選択します。 • 操作パネルから、Setup (セットアップ) > Notification (通知) を選択します。 ライブラリ電子メール アカウントの設定 ライブラリの問題に関する電子メール通知が自動送信されるときなど、 ライブラリの電子メール サービスが使用されるときは、常に電子メール アカウントが使用されます。 電子メール アカウントを設定する前に、IP アドレス、有効なログイン アカウント (オプション)、SMTP サーバーの有効なパスワード (オプショ ン) をネットワーク管理者に確認してください。ログイン アカウント名 とパスワードには、@ や # の特殊文字を含むことができます。電子メー ル
第 5 章 ライブラリの設定 ライブラリ電子メール アカウントの設定 指示します (RAS 電子メール通知の操作 ページの 101 を参照)。(スナッ プショットは、問題の解明や診断に役立つ場合は、この目的でのみ自動 生成されます。)この機能は、デフォルトではオフになっています。ライ ブ ラ リ の ス ナ ッ プ シ ョ ッ ト フ ァ イ ル は、Capture Snapshot (スナップ ショットのキャプチャ) 操作を使って指定の電子メール アドレスに送信す ることもできます (ライブラリ情報スナップショットの取り込み ページ の 424 を参照)。ライブラリで自動スナップのキャプチャが処理中の場 合、自動スナップショットが終了するまで、手動でウェブ クライアント からスナップショットをキャプチャすることはできません。手動でのス ナップショットのキャプチャを試行すると、エラー メッセージが表示さ れます。約 10 分待ち、再試行してください。 • Authentication (認証) には、ライブラリのログイン アカウント名とパ スワードを入力する手段が含まれています。ボックスをオンにする と認証
第 5 章 ライブラリの設定 RAS 電子メール通知の操作 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Setup (セットアップ) > Notification (通知) > E-mail Configuration Record (電子メール設定レコード) を選択します。 • 操作パネルから、Setup (セットアップ) > Notification (通知) > E-Mail Account (電子メール アカウント) を選択します。 RAS 電子メール通知の操作 コンポーネントに特定の重大度の問題が発生した場合に、指定の電子 メール アドレスに電子メール通知を自動送信するようにライブラリを設 定できます。電子メール通知には、問題の内容とエラー発生時のライブ ラリの状況について記載されます。 電子メール通知を設定する前に、指定した宛先に通知を送信できるよう に、ライブラリの電子メール アカウントを設定する必要があります。電 子メール アカウントの設定方法については、ライブラリ電子メール ア カウントの設定 ページの 99 を参照してください。 追加の電子メール通知の設定
第 5 章 ライブラリの設定 RAS 電子メール通知の操作 ます。ユーザーは電子メール通知を受信できますが、ライブラリの電子 メール アカウントや通知の設定はできません。 電子メール通知を設定できるのはウェブ クライアントからのみですが、 操作パネルから表示もできます。 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Setup (セットアップ) > Notification (通知) > RAS > Receiver Addresses (受信者のアドレス) を選択します。 • 操作パネルから、Setup (セットアップ) > Notification (通知) > E-mail Alerts (電子メール警告) を選択します。 RAS 電子メール通知の作 成 5 管理者は電子メール通知を作成できます。ライブラリは最大 20 件の電 子メール通知受信者をサポートしています。電子メール通知の各受信者 が固有の電子メール アドレスを持っていることが必要です。 電子メール通知を設定するには、電子メール アドレスと受信者のフィル タ レベル設定を提供する必要があります。フィルタ レベ
第 5 章 ライブラリの設定 RAS 電子メール通知の操作 各電子メール通知には、オプションで Comments (コメント) テキスト ボックスが含まれます。ここには、ライブラリとインターフェイスして いるネットワーク環境やサードパーティのソフトウェア アプリケーショ ンなど、重要なシステム構成の詳細を入力できます。こうした情報は電 子メールの本文に表示され、場合によりテクニカル サポート担当者がラ イブラリの問題を解決する助けになります。 注: Enter E-mail Address (電子メール アドレス入力) テキスト ボック スに、複数のアドレスを入力することはできません。複数の アドレスに送信する必要がある場合は、- アドレスごとに電子 メール通知を作成します。 正しい画面を開くには、以下の操作を行います。 • ウェブ クライアントから、Setup (セットアップ) > Notification (通知) > RAS > Receiver Addresses (受信者のアドレス)> Create (作成) を選択し ます。 RAS 電子メール通知の変 更 5 既存の電子メール通知を作成
第 5 章 ライブラリの設定 ユーザー アカウントの操作 RAS 電子メール通知の削 除 5 管理者は、不要になった電子メール通知を削除できます。 正しい画面を開くには、以下の操作を行います。 • ウェブ クライアントから、Setup (セットアップ) > Notification (通知) > RAS > Receiver Addresses (受信者のアドレス)> Delete (削除) を選択し ます。 ユーザー アカウントの操作 管理者は、ローカル認証用にローカル ユーザーのアカウントをライブラ リ で 作 成 し た り、リ モ ー ト 認 証 用 に Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) を有効にして設定したりできます。ニーズに応じて、 どちらかまたは両方の方式を使用できます。このセクションでは、ロー カルとリモート両方の認証用にユーザー アカウントと認証を設定する方 法を説明します。 ローカル認証とリモート 認証 5 ローカル認証の制御はライブラリで管理されます。管理者はアカウント と権限をライブラリで設定します。ローカル認証を使用す
第 5 章 ライブラリの設定 ユーザー アカウントの操作 ローカル ユーザー アカウ ントについて 5 管理者は、ユーザーと管理者という 2 種類のローカル ユーザー アカウン トを、作成および変更できます。これらのユーザーはライブラリの特権 レベルが異なります。 • User (ユーザー) — 割り当てられた 1 つまたは複数のパーティション にアクセスでき、メディアやテープ ドライブの機能をパーティショ ン内で実行できます。ユーザーは、パーティションの作成、変更、 削除などの物理ライブラリに影響する操作はできません。 • Administrator (管理者) — 物理的なライブラリ全体と、そのパーティ ションすべてにアクセスできます。 出荷時には、ライブラリにデフォルトの管理者アカウントが設定されて います。このアカウントのユーザー名は admin で、パスワードは password です。このユーザー アカウントの削除やユーザー名の変更は できませんが、パスワードの変更はできます。このデフォルトの管理者 アカウントを使用して、ライブラリの初期設定を行います。デフォルト 管理者アカウントのパスワード
第 5 章 ライブラリの設定 ユーザー アカウントの操作 • Password (パスワード) — 作成するユーザー アカウントの固有のパス ワード。パスワードは 6 ~ 16 文字の小文字の英数字で、アンダース コア ( _ )、ピリオド (.
第 5 章 ライブラリの設定 ユーザー アカウントの操作 ローカル ユーザー アカウ ントの削除 5 管理者は、不要になった他のローカル管理者アカウントとユーザー アカ ウントを削除できます。 注: デフォルトの管理者アカウントは削除できません。 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Setup (セットアップ) > User Management (ユーザー管理) > User Account (ユーザー アカウント) を選択します。 • 操作パネルから、Setup (セットアップ) > User Mgmt (ユーザー管理) > Modify User (ユーザーの変更) を選択します。 LDAP の設定 5 管理者は Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) を有効にして設 定できます。LDAP はユーザー アカウントの集中管理を提供する業界標 準のインターネット プロトコルです。 管理者はローカル ユーザー アカウント情報のみを追加、削除および変 更できます。ライブラリのウェブ クライアントでは、LDAP
第 5 章 ライブラリの設定 ユーザー アカウントの操作 LDAP サーバーのガイドライン 5 ライブラリへのリモート ログインを有効にするには、次に示すグループ の作成が必要です。 • ライブラリ ユーザー グループ — ライブラリへのアクセス特権が必 要なこのグループに、ユーザーを割り当てます。ライブラリ ウェブ クライアントの Setup - Remote Authentication (セットアップ - リモート 認 証) 画 面 に あ る library User Group ( ライブラリ ユーザー グループ) フィールドに、このグループの名前を入力します (ライブラリでの LDAP の設定 ページの 110 を参照)。 • パーティション グループ — ユーザー特権を持つ LDAP ユーザーの 場合、ライブラリのパーティションへのアクセスは、LDAP サー バーのグループ割り当てによって決まります。グループは LDAP サーバー上に、ライブラリのパーティション名と一致する名前で作 成される必要があります (名前の一致は必要ですが、大文字小文字の 区別はありません)。ユーザー特権を持つユー
第 5 章 ライブラリの設定 ユーザー アカウントの操作 ライブラリでの LDAP の設定 5 セキュア LDAP の設定はオプションです。セキュア LDAP は、次の方 法のいずれかを使用して設定します (両方同時には使用できません)。 • LDAPS — LDAP の専用ポート (636) を経由してセキュア ソケット レ イヤを使用します。SSL (LDAPS) を使用して LDAP を有効にするに は、Server URI (サーバーの URI) フィールドに URI を「ldaps://ホ スト名」の形式で入力します。これによって、SSL を使用して、 ポート 636 を経由して安全な通信が実行されます。LDAP サーバー が LDAPS をサポートしていないか、LDAPS が有効になっていない 場合は、ログイン操作が失敗します。LDAPS は、StartTLS (以下の オプションを参照) と比較して、あまり好まれていません。StartTLS を適用している場合、LDAPS は使用しないでください。LDAPS を 適用した場合、StartTLS は使用できません。 • StartTLS —
第 5 章 ライブラリの設定 ユーザー アカウントの操作 ライブラリでの LDAP の設定 5 LDAP を設定する前に、ネットワーク管理者から以下の LDAP パラメー タを取得します。これらのパラメータはウェブ クライアントの Setup Remote Authentication (セットアップ - リモート認証) 画面で入力する必要 があります。 • Server URI (サーバーの URI) — ユーザー アカウント情報が保存されて いる LDAP サーバーの Uniform Resource Identifier (URI)。URI には LDAP サーバーのホスト名か IP アドレスが含まれ、LDAP サーバー のネットワーク ポートを含めることもできます。デフォルトはポー ト 389 です。 例: ldap://ホスト名: 389 ldap://10.50.91.103 ldap://mycompany.
第 5 章 ライブラリの設定 ユーザー アカウントの操作 • Library User Group (ライブラリ ユーザー グループ) — ユーザー レベル の特権を持つライブラリ ユーザーに関連する LDAP サーバー上のグ ループ名 (ユーザー特権レベルの詳細については、ユーザー特権 ページの 55 を参照)。このグループは LDAP サーバー上に存在する 必要があります (LDAP サーバーのガイドライン ページの 108 を参 照)。例については、図 15 ページの111を参照してください。 • Library Admin Group (ライブラリ管理者グループ) — 管理者レベルの特 権を持つライブラリ ユーザーに関連する LDAP サーバー上のグルー プ名 (ユーザー特権レベルの詳細については、ユーザー特権 ページ の 55 を参照)。このグループは LDAP サーバー上に存在する必要が あります (LDAP サーバーのガイドライン ページの 108 を参照)。例 については、図15 を参照してください。 図 15 LDAP のセットアップ の例 簡単な LDAP サーバーの構成を以下 に示し
第 5 章 ライブラリの設定 ユーザー アカウントの操作 LDAP 設定のテスト 5 Test Settings (設定のテスト) ボタンを押すと、ライブラリと LDAP サー バー間の通信および、現在適用されている LDAP 設定がテストされま す。問題が生じると、エラーメッセージで問題のエリアが特定されます。 LDAP の設定を変更する場合、テストを実行する前に、Apply (適用) をク リックして、変更を保存してください。保存しない場合、変更が失わ れ、テストが実行されません。 設定をテストするには、ユーザー名とパスワードを入力する必要があり ます。入力後、Test Settings (設定のテスト) ボタンをクリックします。テ ストに使用するユーザーは、LDAP サーバー上のライブラリ ユーザー グループ および、ライブラリ管理者グループ両方のメンバーでなければなりません。一 般ユーザーのほとんどはこれらグループの重複メンバーではないため、 この目的専用の特別な、または一時的なユーザーを場合により作成する 必要があります。 LDAP の設定を指定したら、ライブラリの設定を保存します。 注:
第 5 章 ライブラリの設定 ユーザー アカウントの操作 Kerberos の設定 5 リモート認証のセキュリティを強化したい場合は、Kerberos を使用します。 ライブラリと Kerberos/Active Directory® サーバーの両方が、同じ時刻 (5 分以内) に設定されていることを確認します。そうでないと、認証に 失 敗 し ま す。Network Time Protocol (NTP) を 使 用 し て ラ イ ブ ラ リ と Kerberos サーバーの時刻を同期することをお勧めします。NTP (Network Time Protocol) を使用した日付と時刻の設定 ページの 116 を参照してく ださい。 LDAP の全フィールドのほかに、以下の Kerberos フィールドに入力し ます。 • Realm (領域) — Kerberos の領域名をすべて大文字で入力します。通 常、領域名は DNS ドメイン名です。 例:MYCOMPANY.
第 5 章 ライブラリの設定 ユーザー アカウントの操作 サービス キータブ ファイルの生成 5 これらは Microsoft® Active Directory® で、サービス キー タブ ファイル を生成する手順です。Active Directory を使用しない場合は、このファイ ルの生成手順について、Kerberos ベンダーにお問い合わせください。 1 Windows サーバーで Active Directory ドメインを設定します。 2 Active Directory が未設定の場合は、dcpromo を実行します。 3 Windows 2003 サーバーのみ: 以下の手順に従って Windows 2003 サー バーに Windows サポート ツールをインストールします。 a www.microsoft.com にアクセスし、「windows server 2003 support tools sp2」を検索するか、次のリンクをクリックします。 http://www.microsoft.com/downloads/details.
第 5 章 ライブラリの設定 日付、時刻、タイム ゾーンの設定 ktpass -out library.keytab -princ library/delos.dvt.mycompany.com@OURREALM.LOCAL +rndPass -ptype KRB5_NT_SRV_HST -crypto RC4-HMAC-NT mapUser ourrealm.local/computers/kerbtest • Windows 2008 の場合: ktpass -out library.keytab -princ library/ @ +rndPass -ptype KRB5_NT_SRV_HST -crypto AES256-SHA1 -mapUser /computers/ 以下の例を参照してください。 ktpass -out library.keytab -princ library/delos.dvt.mycompany.com@OURREALM.
第 5 章 ライブラリの設定 日付、時刻、タイム ゾーンの設定 注: 日付と時刻の手動設定 5 時刻またはタイム ゾーンを変更すると、ライブラリからログ オフされる場合があります。この場合、ログオンするだけ で、操作を継続できます。 Setup Wizard - Date & Time (セットアップ ウィザード - 日付と時刻) 画面で は、ライブラリの日付と時刻を設定できます。日付と時刻の設定画面に は、操作パネルまたはウェブ クライアントで Setup (セットアップ) メ ニューの Date & Time (日付と時刻) を選択するとアクセスできます。 日付と時刻は、イベントが発生した日時を記録したり、自動バックアッ プや復元の時刻を設定するために使用されます。ライブラリの日付と時 刻は、ライブラリの初期設定で一度は設定してください。 時刻は 24 時間方式で設定します。たとえば、午後 4 時は「16:00」と入力 します。 NTP (Network Time Protocol) を使用した日付 と時刻の設定 5 ライブラリは NTP (Network Time Protocol) を
第 5 章 ライブラリの設定 日付、時刻、タイム ゾーンの設定 • プライマリおよび代替 (オプション) NTP サーバーの IP アドレスを 入力できます。 • NTP サーバーの IP アドレスは正しい形式で入力する必要がありま す。IPv4 および IPv6 の正しいアドレス形式については、Modifying Network Settings ページの 65 を参照してください。 • NTP 設定を適用した後、システム クロックの同期に数分かかる場合 があります。 NTP の有効化と設定は、ウェブ クライアントでのみ可能です。正しい 画面を開くには、以下の操作を行います。 • ウェブ クライアントから、Setup (セットアップ) > Date & Time (日付と 時刻) を選択します。 タイム ゾーンの設定 5 リストからタイム ゾーンを選択するには、Use Custom Time Zone (カスタ ム タイム ゾーンを使用) 設定を無効にして、タイム ゾーンを選択します。 地域のタイム ゾーンがリストにない場合や、時刻を詳細に管理する場合 は、Use Custom Time Zone
第 5 章 ライブラリの設定 FC I/O ブレードの操作 FC I/O ブレードの操作 ライブラリは、LTO-3、LTO-4、LTO-5、および LTO-6 FC ドライブにホ スト接続できる、オプションの FC I/O ブレードをサポートしていま す。どのライブラリ構成でも FC I/O ブレードの数は 4 つが限度で、ラ イブラリ内の各 FC I/O ブレードは最大 4 つの FC テープ ドライブをサ ポートします。 FC I/O ブレードは、スイッチ ポートやケーブル接続要件を軽減し、 バックアップの信頼性を高めます。テープ ドライブが FC I/O ブレード に接続していると、ライブラリは、ホストから FC I/O ブレード経由 FC テープ ドライブまでのデータ パスのステータスと準備状態を事前に チェックします。 さらに、2 つの強力な機能がホストとターゲット デバイス間のインタラ クションを管理する手段を提供します。 • Channel zoning (チャネル ゾーニング) を使用すると、ホスト サーバー 用に設定されている FC I/O ブレードのポートとターゲット デバイ ス用に設定
第 5 章 ライブラリの設定 FC I/O ブレードの操作 • FC I/O ブレードの識別 ページの 437 • FC I/O ブレード ポートのリセット ページの 439 注: FC I/O ブレード ポートの 設定 5 FC I/O ブレードのメニュー コマンドは、FC I/O ブレードが ライブラリに搭載されている場合にのみ使用可能です。 FC I/O ブレードが搭載されている場合、管理者は I/O ブレードにある FC ポートのパラメータを設定できます。 各 FC I/O ブレードには 6 つのポートがあります。ポート 1 と ポート 2 は常にターゲット ポートであり、設定可能です。ポート 3 ~ 6 は常にイ ニシエータ ポートであり、設定不可です。すべての I/O ブレード ポー トに現在指定されている設定を表示するには、FC I/O ブレード ポート 情報の表示 ページの 226 を参照してください。 FC I/O ブレード ポートの設定に関する詳細は、以下のとおりです。 • Setup - I/O Blade Port Configuration (セットアップ - I/O ブレー
第 5 章 ライブラリの設定 FC I/O ブレードの操作 • Frame Size (フレーム サイズ) — フレーム サイズは 512、1024、ま たは 2048 のいずれかに設定できます。ポート 1 と 2 のデフォル ト設定は 2048 です。FC ホストによっては、別の設定が必要に なる場合もあります。 • Connection (接続) — ポートの接続モードは Loop (ループ)、Loop Preferred (優先ループ)、Point to Point (ポイント ツー ポイント) のい ずれかに設定できます。デフォルト設定は Loop Preferred (優先 ループ) です。 • これらのパラメータを変更したら、ライブラリ設定を保存します。 ライブラリ設定の保存方法については、ライブラリ設定の保存と復 元 ページの 428 を参照してください。 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Setup (セットアップ) > FC I/O Blades (FC I/O ブレード) > Port Configuration (ポート設定) を選択しま
第 5 章 ライブラリの設定 FC I/O ブレードの操作 FC I/O ブレード チャネル ゾーニングの設定 5 ライブラリに FC I/O ブレードが搭載されている場合、管理者は選択し た FC I/O ブレードにチャネル ゾーニングを設定できます。チャネル ゾーニング (別名ポート ゾーニング) では、FC 全体とそのチャネルに存 在するすべての LUN へのアクセスを設定して、単一ポート上のホスト またはホスト グループを専用に使用できるようにします。チャネル ゾーニングを設定すると、FC I/O ブレードで特定のターゲット ポート 1 と 2 と、イニシエータ ポート 3 ~ 6 間のアクセスを制御できます。 注: チャネル ゾーニングは、FC I/O ブレードのイニシエータ ポートから認識される FC テープ ドライブの LUN に作用し ます。チャネル ゾーニングはメディア チェンジャ (パーティ ション) の LUN には影響しません。FC I/O ブレードからメ ディア チェンジャの LUN にホストをマッピングする場合 は、FC I/O ブレードの FC ホスト マッピング機能を使用
第 5 章 ライブラリの設定 FC I/O ブレードの操作 イブラリ内の場所、WWNN、ステータス別に一覧表示されます。 操作パネルの対応する Channel Zoning Select Blade (チャネル ゾーニン グ選択ブレード) 画面には、ライブラリの場所と状態が表示されま す。チャネル ゾーニングを設定する FC I/O ブレードを選択し、次 の画面へ進みます。 • 2 つの FC ターゲット ポート (ポート 1 および 2) と 4 つのイニシエー タ ポート (ポート 3 ~ 6) が、ターゲット ポートを列、イニシエータ ポートを行とするグリッドに表示されます。チェック ボックスを使 用して、ターゲット ポートとイニシエータ ポートを関連付けます。 • アクセスを許可するには、ターゲット ポートとイニシエータ ポートが交差するチェック ボックスをオンにします。各イニシ エータ ポートを複数のターゲット ポートに関連付けることがで きます。 • アクセスを制限するには、ターゲット ポートとイニシエータ ポートが交差するチェック ボックスをオフにします。 • チェック ボックスをオ
第 5 章 ライブラリの設定 FC I/O ブレードの操作 FC ホストの管理とホスト マッピング 5 FC ホスト マッピングの有 効 / 無効 5 FC ホストは、データを受信して他のデバイスとの通信を開始するスト レージ エリア ワーク (SAN) のメイン プロセス サーバーです。ライブラ リに FC I/O ブレードが搭載されている場合、管理者は FC ホストのアク セス、追加、変更、削除のほか、FC ホスト マッピングも構成できま す。これらの FC ホスト管理操作を始める前に、デフォルトで無効に なっているホスト マッピングを有効にする必要があります。FC ホスト マッピングの有効/無効 ページの 123 を参照してください。 注: 操作パネルでは、FC ホスト マッピングが有効でない限り、 ホスト管理画面 (Setup (セットアップ) > I/O Blades (I/O ブレード) > Host Management (ホスト管理)) を使用できません。 注: チャネル ゾーニングとホスト マッピングの両方が有効になっ ている場合は、チャネル ゾーニングの設定が I/O ブレード
第 5 章 ライブラリの設定 FC I/O ブレードの操作 FC ホスト情報の表示 5 FC ホストについて、以下の情報が提供されます。 • Host Name (ホスト名) — ホスト デバイス名 • I/O Blade (I/O ブレード) — ライブラリ内の FC I/O ブレードの場所 • Status (状態) — ホストのオンライン/オフライン (接続性) 状態 (ウェ ブ クライアントのみ) • Host Port (ホスト ポート) — ホストのポート番号 • WWPN — ホスト デバイスのワールド ワイド ポート名 • Type (種類) — ホスト デバイスのオペレーティング システム 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • 操作パネルから、Setup (セットアップ) > FC I/O Blades (FC I/O ブレード) > Host Management (ホスト管理) を選択します。 • ウェブ クライアントから、Setup (セットアップ) > FC I/O Blades (FC I/O ブレード) > Host Management (ホスト管理) を選択し
第 5 章 ライブラリの設定 FC I/O ブレードの操作 FC ホスト接続の作成 5 作成する FC ホスト接続ごとに、次のパラメータを設定します。 • Host Name (ホスト名) — ホスト デバイスの名前。 • Host Port (ホスト ポート) — ホストのポート番号。 • WWPN — ホスト デバイスのワールド ワイド ポート名。WWPN テキ スト ボックスは、17 個の英数字とコロン (:) に制限されています。 WWPN は、12345678:0b33ef12 の形式で入力する必要があります。 • Type (種類) — 該当するホストのオペレーティング システム。 • I/O blades (I/O ブレード) — ホストに選択できる I/O ブレード。 FC ホスト接続の変更 5 変更する FC ホスト接続ごとに、次のパラメータを設定できます。 • Host Name (ホスト名) — ホスト デバイスの名前。 • Host Port (ホスト ポート) — ホストのポート番号。 • Type (種類) — 該当するホストのオペレーティング システム。 WWPN は変
第 5 章 ライブラリの設定 FC I/O ブレードの操作 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • 操作パネルから、Setup (セットアップ) > I/O Blades (I/O ブレード) > Host Management (ホスト管理) を選択します。 • ウェブ クライアントから、Setup (セットアップ) > I/O Blades (I/O ブレー ド) > Host Management (ホスト管理) を選択します。 ホスト マッピング - 概要 5 ホスト マッピングを使用すると、ホスト情報の手動変更、論理装置番号 (LUN) マッピングの設定、特定のホストのライブラリ LUN デバイスへ のマッピングなどができます。 I/O ブレードは、ポート 3 ~ 6 に接続しているターゲット デバイス、お よびその内蔵仮想ポートを検出します (メディア チェンジャ用 FC I/O ブレードの内蔵仮想ポート ページの 120 を参照)。これらの各デバイス には、接続しているポートからデバイスのアドレスを指定する固有のネ イティブ論理装置番号 (LUN) があります。これらの LUN は
第 5 章 ライブラリの設定 FC I/O ブレードの操作 LUN は、特定のホスト サーバーのワールド ワイド ポート名 (WWPN) が ア ク セ ス で き る よ う に マ ッ ピ ン グ す る こ と も で き ま す。特 定 の WWPN への LUN のマッピングをチャネル ゾーニングの代わりに使用 して、デバイスの可視状態を制御することもできます。LUN を複数の WWPN にマッピングすると、メディア チェンジャ デバイス (パーティ ション)、テープ ドライブ、またはコントローラ デバイスへの冗長パス の作成に役立つことがあります。すべてのホスト サーバー ポートから のアクセスが必要な場合は、複数のポート (例:複数ポートの HBA や複 数の HBA) を使用するホスト サーバーのそれぞれの WWPN に LUN を マッピングする必要があります (例:デュアル ポート HBA を使用する サーバーの両方の WWPN に LUM をマッピングする必要があります)。 LUN マスキングはホスト マッピングの補完的な概念で、特定のホスト サーバーの WWPN にマッピングされてい
第 5 章 ライブラリの設定 FC I/O ブレードの操作 ホスト マッピングの設定 5 ホスト マッピングを設定するには、デバイスの新しい LUN 番号をマッ ピングし、割り当てるメディア チェンジャ デバイス (パーティション) またはテープ ドライブを選択する必要があります。 注: オペレーティング システムの制約によっては、ホスト マッピ ングの設定によってデバイス マッピングが変更されるため、 ホストを再起動または再設定しなければならない場合があり ます。 ホスト マッピングの設定に関する詳細は、以下のとおりです。 • ホスト マッピングはオプション機能であり、デフォルトでは無効に なっています。ホスト マッピングを有効または無効にする方法につ いては、FC ホスト マッピングの有効/無効 ページの 123 を参照して ください。 • ウェブ クライアントの Setup - I/O Blade Host Mapping (セットアップ I/O ブレード ホスト マッピング) 画面には、使用可能な各 FC ホストの ホ ス ト 名、I/O ブ レ ー ド の 場 所、ワ ー ル ド ワ イ ド
第 5 章 ライブラリの設定 FC I/O ブレードの操作 注: 操作パネルのホスト マッピング設定画面に表示される各 デバイスの情報はこれより少ないですが、ホストやデバ イスを選択して LUN 番号を設定します。 • FC ホスト マッピングを設定したら、ライブラリ設定を保存します。 ライブラリ設定の保存方法については、ライブラリ設定の保存と復 元 ページの 428 を参照してください。 注: コマンドおよび制御 LUN (CCL) または別のデバイスが LUN 0 (ゼロ) にマッピングされていない場合は、警告メッセージ が表示されます。LUN 0 は、別の LUN に手動でマッピング されていない限り、通常はコマンドおよび制御 LUN (CCL) に よって占有されています。少なくとも 1 つのデバイスが LUN 0 にマッピングされるようにします。 注: FC スイッチが FC I/O ブレードのターゲット ポートに接続し て い る 場 合、FC ス イ ッ チ は FC ホ ス ト で あ る か の よ う に Blade Host Management (ブレードのホスト管理) リ
第 5 章 ライブラリの設定 FC I/O ブレードの操作 FC ホスト ポートのフェー ルオーバー設定 5 ライブラリに FC I/O ブレードが搭載されている場合、管理者は FC ホス ト ポートのフェールオーバー機能を有効にして構成できます。この機能 は、デフォルトでは無効になっています。 アクティブなポートが故障した場合に、I/O ブレード上の「スタンバ イ」ターゲット ポート (1 または 2) が指定の「アクティブ」ターゲット ポートの ID と LUN マッピングの設定を引き継ぐように、FC ホスト ポートのフェールオーバー機能を設定できます。ホスト ポートのフェー ルオーバー機能があれば、ホストや SAN を再設定しなくてもライブラ リは処理を続行できます。 ホスト ポート フェールオーバーを有効にするには、FC I/O ブレード上 のターゲット ポート1 と 2 をポイントツーポイント接続として設定する 必要があります (Setup (セットアップ) > FC I/O Blades (FC I/O ブレード) > Port Configuration (ポートの設定))。FC I/O ブ
第 5 章 ライブラリの設定 FC I/O ブレードの操作 注: Fibre Channel ポート 2 をホスト ポートのフェールオーバー 構成のアクティブ ポートとして選択すると、アクティブ ポー トがデフォルト設定 (ポート 1) に切り替わり、再起動される 場合があります。目的のポートがアクティブ ポートになるよ うにホスト ポートのフェールオーバーの設定を再設定してく ださい。 FC I/O ブレードのポートおよびチャネル ゾーニングの詳細について は、FC I/O ブレード ポートの設定 ページの 119 およびFC I/O ブレード チャネル ゾーニングの設定 ページの 121 を参照してください。 フェールオーバーが起こると、ライブラリから Reliability (信頼性)、 Availability (可用性)、Serviceability (保守性) を示す RAS チケットが生 成されます。チケットを調べて、フェールオーバーの原因を突き止めま す。障害の発生したポートが修復されると、ポートを再び有効にして、 スタンバイ ポートまたはアクティブ ポートとしてホスト ポートの フェー
第 5 章 ライブラリの設定 FC I/O ブレードの操作 • FC ホスト ポートのフェールオーバーを有効または無効にしたら、ラ イブラリ設定を保存します。ライブラリ設定の保存方法については、 ライブラリ設定の保存と復元 ページの 428 を参照してください。 注: この操作は、異なる場所からログインしている複数の管理者 が同時に実行することはできません。必要な画面にはアクセ スできますが、他の管理者が同じ操作を実行している間は、 変更を適用できません。 • 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Setup (セットアップ) > I/O Blades (I/O ブ レード) > Host Port Failover (ホスト ポート フェールオーバー) を選択し ます。 • 操作パネルから、Setup (セットアップ) > I/O Blades ( I/O ブレード) > Host Port Failover (ホスト ポート フェールオーバー) を選択します。 障害が発生したターゲット ポートの修復と有効化 5 ホスト ポートのフェールオーバーが発生した後、故
第 5 章 ライブラリの設定 FC I/O ブレードの操作 注: 操作パネルのユーザー インターフェイスを使用している 場合は、Port Info (ポート情報) ボタンを選択して物理的 なポートに関する情報を表示します。 • リンクがダウンしている場合やエラーがある場合は、ポートの状態 がオフラインで、エラーの種類が示され、介入は「Fix Link (リンク を修正する)」です。ホスト ポートのフェールオーバーが発生したと きに生成される RAS チケットの情報を使って、障害の発生したポー トを修復する必要があります。その後、この画面に戻って修復され たポートを有効にします。 • 問題を修正した後、介入は「Enable Failover (フェールオーバーを有 効にする)」で、Enable (有効) ボタンが使用可能になります。Enable (有 効) をクリックして、次のフェールオーバーに備えてポートを使用可 能にするか、アクティブ ポートとして再設定します。 • エラーが修正されると、リンクが有効になり、ポートの状態がオン ラインで、介入は「Not Required (不要)」です。 • 修復され
第 5 章 ライブラリの設定 FC I/O ブレードの操作 データ パス調整の操作 5 I/O ブレードが搭載されている場合、管理者は、FC I/O ブレードと FC テープ ドライブ間における、データ パスの完全性を自動的に検証、監 視、保護する手段として、データ パス調整機能を構成できます。データ パス調整機能を使用すると、バックアップ、復元、他のデータ転送処理 に影響する前にデータ パスの問題を事前に検出して解決できます。 I/O ブレードは、ホストと I/O ブレード間のデータ パス調整を管理しま せんが、I/O ブレードと FC テープ ドライブ間のパスについてはデータ パス調整を管理しています。データ パスの監視は一定間隔で自動的に実 行され、この間隔は設定できます。監視テストが 2 間隔で失敗すると I/O ブレードは RAS チケットを生成します。 データ パス調整を設定するには、選択した I/O ブレードに以下のパラ メータを設定します。 • I/O ブレードと、これに接続している FC テープ ドライブの間の データ パスを監視するレベル。以下の 2 つのレベルがあります。 • I
第 5 章 ライブラリの設定 ライブラリのセキュリティ設定の指定 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Setup (セットアップ) > I/O Blades (I/O ブレー ド) > Data Path Conditioning (データ パス調整) を選択します。 • 操作パネルから、Setup (セットアップ) > I/O Blades (I/O ブレード) > Data Path Conditioning (データ パス調整) を選択します。 ライブラリのセキュリティ設定の指定 管理者は、操作パネルの Security Settings (セキュリティ設定) 画面で、次 のセキュリティ機能を変更できます。 • Network Interface (ネットワーク インターフェイス) — イーサネットを経 由したライブラリへの外部アクセスを有効にします。この設定はデ フォルトでは、外部アクセスができるように有効になっています。 • SSH Services (SSH サービス) — セキュア シェル (SSH) サービスを許 可するポート 22 を開き、ライブラリ
第 5 章 ライブラリの設定 内部ネットワークの設定 • SMI-S — 5988 を開き、ライブラリとの SMI-S 通信を許可します。こ の設定は、デフォルトでは有効になっています。 注: この設定は、Tools (ツール) > System Settings (システム設定) メニュー (SMI-S を有効にする ページの 141 を参照) の SMI-S サービスの有効化とは異なります。SMI-S を実行す るには、ポートが開かれ、SMI-S サービスが有効化されて いる必要があります。 ウェブ クライアントから、セキュリティ設定を指定することはできませ ん。正しい画面を開くには、以下の操作を行います。 • 操作パネルから、Tools (ツール) > Security (セキュリティ) を選択します。 内部ネットワークの設定 ライブラリの内部ネットワーク設定を指定するには、Internal Network Configuration (内部ネットワークの設定) 画面を使用します。デフォルトの 内部ネットワーク アドレスは 10.10.10.
第 5 章 ライブラリの設定 システム設定の指定 Internal Network Configuration (内部ネットワーク設定) 画面は、操作パネル からのみアクセス可能です。正しい画面を開くには、以下の操作を行い ます。 • 操作パネルから、Tools (ツール) > Internal Network (内部ネットワーク) を選択します。 システム設定の指定 ここでは、ライブラリで指定可能なシステム全体の設定について説明し ます。各設定については、以下の項目で詳細に説明します。 システム設定に関する詳細は、以下のとおりです。 • ユーザー特権を持つユーザーが構成できるのは、Touch screen audio (タッチ スクリーン オーディオ) 設定のみです。 • 管理者は、すべてのシステム設定を構成できます。 • すべてのシステム設定は、操作パネルから行うことができます。 ウェブ クライアントから構成できる設定は、ユーザー セッションの タイムアウトおよびラベルなしメディア検出のみです 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • 操作パネルから、Tools (ツール) > System
第 5 章 ライブラリの設定 システム設定の指定 User Session Timeout ( ユーザー セッション タイ ムアウト ) ( 分 ) 5 指定した時間内に、操作のないことが検出されると、ライブラリにより ユーザーまたは管理者は自動的にシステムからログアウトされます。 ユ ー ザ ー の セ ッ シ ョ ン タ イ ム を 調 整 す る に は、User session timeout (minutes) (ユーザー セッションのタイムアウト (分)) テキスト ボックスに数 値を入力します。ユーザー セッションの有効なタイムアウト値は 15 ~ 480 分です。この設定は、操作パネルまたはウェブ クライアントから変 更できます。操作パネルで設定を変更すると同時に、ウェブ クライアン トが更新されます。同様に、ウェブ クライアントで設定を変更すると、 操作パネルが更新されます。 • Touch screen audio (タッチ スクリーン オーディオ) — 操作パネルでボ タンを押すたびに鳴るビープ音を、有効または無効にできます。 Touch screen audio (タッチ スクリー
第 5 章 ライブラリの設定 システム設定の指定 テープ ドライブの論理 SN アドレス割り当て 5 ライブラリは、ライブラリ内の各テープ ドライブ スロット (占有されて いるかどうかにかかわらず) に固定の論理シリアル番号を割り当てま す。ライブラリでは、Logical SN Addressing (論理 SN アドレス割り当て) 設定が有効な場合、テープ ドライブの物理シリアル番号ではなく、論理 シリアル番号のみをホストにレポートします。テープ ドライブが後から 同じスロットの別のテープ ドライブと置き換えられた場合でも、論理シ リアル番号は変わりません。ホスト アプリケーションから見ると、交換 したテープ ドライブは元のテープ ドライブと同じです。この論理 SN ア ドレス割り当ては、デフォルトで有効です。 ライブラリでは、Logical SN Addressing (論理 SN アドレス割り当て) 設 定が無効な場合、テープ ドライブの物理シリアル番号のみをホストにレ ポートします。 ライブラリの System Information Report (システム情報レポート) には、 便宜上、取り
第 5 章 ライブラリの設定 システム設定の指定 カートリッジの手動割り 当て 5 管理者はカートリッジの手動割り当てを無効または有効にできます。 カートリッジの手動割り当てが有効になっている場合 (デフォルト設定) は、カ ー ト リ ッ ジ を I/E ス テ ー シ ョ ン に 挿 入 す る と、操 作 パ ネ ル に Assign I/E (I/E の割り当て) 画面が自動的に表示されます。Assign I/E (I/E の 割り当て) 画面では、操作パネルを使用してカートリッジを特定のパー ティションまたはシステム パーティションに割り当てるように指示され ます。カートリッジは、割り当てられたパーティションのみで使用可能 になります。 カートリッジの手動割り当ての詳細については、カートリッジの手動割 り当てを無効/有効にする ページの 83 を参照してください。 正しい画面を開くには、以下の操作を行います。 • 操作パネルから、Setup (セットアップ) >System Settings (システム設定) を選択します。 リモート サービス ユー ザーを無効にする 5 セキュリティの目
第 5 章 ライブラリの設定 システム設定の指定 SNMP V1/V2 を有効にす る 5 IPv6 を有効にする 5 Simple Network Management Protocol (SNMP) V1 および V2c のサービ スがライブラリで実行されるようにします。このオプションは、デフォ ルトでは無効になっています。 注: SNMP v3 は常に有効になっています。SNMP の詳細につ いては、ライブラリでの SNMP 設定 ページの 69 を参照 してください。 注: この設定は、Tools (ツール) > Security (セキュリティ) メニュー で SNMP ポートを開く操作とは異なります (ライブラリの セキュリティ設定の指定 ページの 135 を参照)。SNMP を 実行するには、ポートが開かれ、SNMP サービスが有効 化されている必要があります。 IPv6 のサポートを有効にします。このオプションは、デフォルトでは無 効になっています。 正しい画面を開くには、以下の操作を行います。 • 操作パネルから、Setup (セットアップ) >System Settings
第 5 章 ライブラリの設定 システム設定の指定 ラベルなしメディア検出 5 起動時その他に、すべてのスロットおよびメディアのインベントリが、 ライブラリによって実行されます。スロットに読み取り不能なバーコー ド ラベル (たとえば、ラベルの欠落、破損、追記など) のメディアが含ま れると、スキャナがそれを識別できないため、ライブラリは通常そのス ロットを空としてレポートします。 ラベルなしメディア検出機能を使用すると、読み取り不能バーコード付 きメディアを含んでいるスロットを、ライブラリが検出しレポートする ように構成できます。読み取り不能バーコード付きカートリッジでは、一 部のライブラリ機能が動作しないため、不良ラベルを特定できれば、それ らの付いたカートリッジを正常なものにできるだけ早く交換できます。 ラベルなしメディア検出を有効にすると、インベントリで空と識別され たスロットが調整センサにより再スキャンされて、カートリッジが物理 的にスロット内に存在するかどうか確認できます。カートリッジの物理 的存在が確認されると、ライブラリはそのカートリッジを読み取り不能 バーコード付きとレポートします。 注:
第 5 章 ライブラリの設定 操作パネルのディスプレイ設定 • ライブラリ ユーザー インターフェイスは、読み取り不能ラベル付き カートリッジすべてのバーコードを、No_Label (ラベルなし) としてリ ストします。 • 読み取り不能バーコード ラベルが検出されると、ライブラリは RAS チケット (T143) をポストします。そのチケットが開封されている間 は、さらに読み取り不能バーコード ラベルが見つかったとしても、 それ以上 T143 チケットは発行されません。 • 読み取り不能バーコード ラベルは、そのカートリッジが新しい場所 へ移動するたびに、それが新スロットで読み取り可能かどうかを チェックするために、再スキャンされます。 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • 操作パネルから、Tools (ツール) > System Settings (システム設定) を選 択します。 • ウェブ クライアントから、Setup (セットアップ) > System Settings (シ ステム設定) を選択します。 自動チケット クロージャ 5 この機能の詳細については、RAS チケットを自動
第6章 6 詳細レポート 詳細レポートはライセンス可能な機能です。この章で説明する機能を使 用するには、詳細レポートのライセンスがライブラリにインストールさ れている必要があります。ライセンスの詳細については、ライセンス キーの取得とインストール ページの 94 を参照してください。 詳細レポート機能は、設定、表示、保存、および電子メール送信ができ る以下のレポートを提供します。 • ドライブのリソース使用状況レポート — どのテープ ドライブが最適な 容量で稼動しているか、どのテープ ドライブが十分に利用されてい ないかなど、テープ ドライブの使用状況が表示されます。これは、 テープ ドライブ リソースを適切に割り当てる上で役立ちます。 • メディア整合性分析レポート—テープ ドライブ、テープ カートリッ ジ、TapeAlert のフラグをさまざまに組み合わせた TapeAlert 数を提 供します。これは、問題が特定のテープ ドライブやテープ カート リッジに起因しているかを判断する上で役立ちます。 詳細レポート機能は、表示、保存、および電子- メール送信できる次のロ グを作成します。 •
第 6 章 詳細レポート 詳細レポートのライセンスについて 注: 詳細レポートのすべての機能を使用できるようにするには、 ご利用のライブラリ ファームウェアが 580G 以降のバージョ ンである必要があります。 詳細レポートのライセンスについて ライブラリのサイズにかかわらず、詳細レポート機能のライセンスはラ イブラリ全体に適用されます。つまり、ライセンスは 1 度購入するだけ で済みます。ライブラリのサイズを増やすと、既存のライセンスが新し いライブラリの構成に適用されます。 詳細レポート機能提供レポートの操作 詳細レポート機能提供のレポートに関する詳細は、以下のとおりです。 • レポートのデータはログ ファイルで収集されます。ログ ファイルが 最大サイズに到達すると、新しい情報の追加時に、最も古い情報が 削除されます。このため、アクセスできる履歴データに影響を及ぼ します。 • 画面上のレポートにはグラフとデータ表が含まれています。ログ ファイルのサイズが大きいと、すべての履歴データをデータ表に読 み込むのに、かなり時間を要します。このため、データ量が多い場 合でも、表には最新のものから最大
第 6 章 詳細レポート 詳細レポート機能提供レポートの操作 ドライブ リソース使用状 況レポートの設定 6 • レポートは、現在のライブラリ設定ではなく、ログ ファイルのデー タに基づいて作成されます。このため、ライブラリには、レポート に表示されないテープ ドライブやカートリッジが含まれる場合があ ります。同様に、ライブラリに存在しなくなったテープ ドライブや カートリッジがレポートに含まれている場合もあります。 • テープ ドライブ、カートリッジ、操作に関する情報は、テープ カー トリッジをマウント (ロード) して、テープ ドライブからマウント解 除 (アンロード) するまでは、ドライブ リソース使用状況のログ ファ イルに記録されません。 このレポートは、テープ ドライブのリソースがライブラリで使用されて いる状況を示し、ライブラリ内のテープ ドライブ間の適切な負荷分散を 決定するのに役立ちます。 ライブラリに搭載されている各テープ ドライブについて、以下の情報が 収集されます。 • ドライブの場所 (モジュール、列) • ドライブのシリアル番号 • パーティション • 読
第 6 章 詳細レポート 詳細レポート機能提供レポートの操作 • Attribute (属性) — レポートに含める値を指定します。次のいずれか を選択します。 • • Data Written/Read (書き込み/読み取りデータ) — 各テープ ドラ イブに書き込まれたデータ量と各テープ ドライブから読み取ら れたデータ量が、別々にグラフ表示されます (デフォルト)。 • Total Read and Write (読み取りと書き込みの合計) — 各テープ ドライブに書き込まれたデータ量と各テープ ドライブから読み 取られたデータ量の合計が表示されます。 • Media Mount Count (メディアマウント数) — マウントされた テープ カートリッジの数。 • Media Mount Time (メディアマウント時間) — 選択したドライ ブにメディアがマウントされていた総時間。 • Media Motion Time (メディア動作時間) — テープ ドライブ内でメ ディアが動作 (書き込み、読み取り、巻き戻しなど) した総時間。 Chart (グラフ) — データ
第 6 章 詳細レポート 詳細レポート機能提供レポートの操作 • Selected Drive by Coordinate (座標で選択したドライブ) — ライ ブラリ内の場所に基づいて選択した個別のテープ ドライブに関 するレポート グラフ。選択した期間に、複数のテープ ドライブ があった場所では、その場所にあったすべてのテープ ドライブ の属性値を合わせたグラフが表示されます。 • Selected Drive by Physical SN (物理シリアル番号で選択したドラ イブ) — 物理ドライブのシリアル番号で識別した個別のテープ ドライブに関するレポート グラフ。 • Selected Partition (選択したパーティション) — 物理ライブラリ 内の各パーティションに関するレポート グラフ。 このレポートには、ウェブ クライアントからしかアクセスできません。 レポートを開くには、Reports (レポート) > Advanced Reporting (詳細レポー ト) > Drive Resource Utilization (ドライブ リソース使用状況) を選択します。 D
第 6 章 詳細レポート 詳細レポート機能提供レポートの操作 メディア整合性分析レポー トの設定 6 このレポートには、テープ ドライブ、テープ カートリッジ、TapeAlert フラグのさまざまな組み合わせに対する TapeAlert の数が表示されま す。このレポートは、問題が特定のテープ ドライブやテープ カート リッジに起因しているかどうかを判断する上で役立ちます。 選択したグループと属性の組み合わせに対する TapeAlerts の数を表示し ます。さらに、ダウンロードされたレポートには、各 TapeAlert の過去 10 回のテープ ドライブ エラー コードが含まれ、Error #1 (エラー 1)、 Error #2 (エラー 2)。。。という見出しの列に表示されます。(画面に表示 されるレポートにはテープ ドライブ エラー コードは含まれません。) メディア整合性分析レポートは、各 TapeAlert の以下の情報を収集します。 • TapeAlert の発生日時 (UTC) • テープ ドライブの物理シリアル番号 • カートリッジのバーコード • TapeAlert の値
第 6 章 詳細レポート 詳細レポート機能提供レポートの操作 • • TapeAlert (テープ警告) — 発行されたテープ警告フラグ数。 TapeAlert フラグについては、付録 B、「TapeAlert フラグの説 明」を参照してください。 Chart (グラフ) — データがグラフに表示される形式。Area (面グラフ)、 Bar (棒グラフ)(デフォルト)、Line (折れ線グラフ)、または Pie (円グ ラフ) を選択します。 • • • Type (種類) — グラフの種類。次のいずれかを選択します。 • Rollup (ロールアップ) (デフォルト) — 選択したグループと属性の 組み合わせに対する TapeAlert 数が表示されます (デフォルト)。 • Trend (トレンド) — テープ警告の発生を経時的に表示します。 Grouping (グループ化) — どのドライブまたはテープ カートリッジに 基づいてレポートするかを指定します。次のいずれかを選択してく ださい。 • All (全部) — 指定期間中にテープ警告が発行されたすべてのテー プ ドライ
第 6 章 詳細レポート 詳細レポート機能提供レポートの操作 詳細レポート テンプレー トの使用 6 同じ設定を繰り返し使用するには、テンプレートを保存します。各種類 の詳細レポートに対して最高 20 個のテンプレートを保存できます。 テンプレートの作成 6 1 レポート設定ページで、必要な選択を行います。 2 画面の下部にある Report Templates (レポート テンプレート) ボックス で、Save (保存) ボタンの隣にある空のフィールドにテンプレート名 を入力します。テンプレート名は 15 文字以内で指定します。テンプ レート名には、英字の小文字、数字、およびアンダースコア ( _ ) の みを使用できます。 3 Save (保存) をクリックします。 レポートは Load (ロード) ボタン横のドロップダウン メニューに表示 されます。 テンプレートの使用 6 保存されているテンプレートを使用するには、ドロップダウン リストか らテンプレートを選択し、Load (ロード) をクリックします。 テンプレートの削除 6 テンプレートを削除するには、ドロップダウン リストか
第 6 章 詳細レポート 詳細レポート機能提供レポートの操作 詳細レポート データのロード 詳細レポート設定ページを初めて開くと、レポートの作成準備として、 と再ロード 6 すべてのデータがライブラリのログ ファイルからインターネット ブラ ウザにロードされます。ログ ファイルに保存されている情報量によって は、数分かかることがあります。 インターネット ブラウザにロードされたデータは、ライブラリ セッ ションからログアウトするか、またはデータを再ロードするまで保持さ れます。セッション中に新しいデータがライブラリのログ ファイルに追 加された場合 (たとえば、TapeAlert が発生した場合)、そのデータは、 ライブラリからログアウトするか、データを再ロードするまでは画面に 表示さ れません。ログアウトしない でデータを再ロードするには、 Reload (再ロード) ボタンをクリックします。データセット全体が再ロー ドされるため、完了するまで数分かかることがあります。 ログ ファイルからこのレポートにロードされたレコード数は、レポート 設定ページの レポート データ セクションに表示されます。注に「XX
第 6 章 詳細レポート 詳細レポート機能提供レポートの操作 図 16 レポート データ ボタン レポート データ ファイル の保存と電子メール送信 6 画面に表示される形式でレポートを保存することはできませんが、カン マ区切り値 (.csv) ファイルとして保存したり、電子メール送信すること ができます。その後、その .csv データをスプレッドシート プログラムに インポートして操作することで、独自のレポートを作成して分析するこ とができます。.csv ファイルには、指定した期間内のログ ファイル デー タがすべて含まれます。 1 レポートを生成します。 2 レポート表示画面の下部にある Retrieve the Report Data (レポート デー タの取得) とタイトルの付いたボックスまでスクロールします。 3 レポート データを .
第 6 章 詳細レポート メディア セキュリティ ログの設定および表示 メディア セキュリティ ログの設定および表示 メディアの取り外しは、インベントリの実行中にライブラリによって検 出されます (起動時や開かれたドアが閉じられた時など)。メディア セ キュリティ ログには、ライブラリから取り外されたメディアを一覧表示 します。ライブラリにメディアの取り外しに関する情報を収集させ、ロ グを表示、保存、および電子メール送信できます。 次のいずれか、またはすべての情報を収集するようにライブラリを設定す ることができます。デフォルトでは、ライブラリは収集を行わず、ログは 空です。ライブラリに収集させる各項目を選択する必要があります。 • 電源投入および再起動後のみの予期されていなかった取り外しの検出 • ライブラリ操作時の予期されていなかった取り外しの検出 • ライブラリ操作時の I/E スロットからの予期されていた取り外しの検出 注: Unexpected removal (予期されていなかった取り外し) とは、I/E ス テーションを介して正しくエクスポートしないで、ライブラリ から取り外された
第 6 章 詳細レポート メディア使用ログの表示 レポートを表示、保存、または電子メール送信するには、ウェブ クライ アントから Reports (レポート) > Log Viewer (ログビューア) を選択します。 ログの一覧から Media Security Log (メディア セキュリティ ログ) を選択 し、Next (次へ) をクリックします。 メディア使用ログの表示 メディア使用レポートでは、メディアに書き込まれた、またはメディア から読み取られたデータに関する情報、そして読み取りおよび書き込み のソフトまたはハードエラーに関する統計が一覧表示されます。メディ ア使用ログは、ライブラリにすでに存在しないメディアも含む、ライブ ラリにかつて存在したすべてのメディアの情報を収集します。使用期間 メディア使用指標は、カートリッジに関連付けられ、内蔵カートリッジ メモリに格納されます。メディアが取り外されるたびに、ドライブが内 蔵カートリッジ メモリからレポートする情報がログに反映されます。マ ウントや取り外しが行われたことがないテープ カートリッジは、ログに 表示されません。ログ ファイルが最大サ
第 6 章 詳細レポート メディア使用ログの表示 • LW — カートリッジのライフタイムにおける書き込み MB • LR — カートリッジのライフタイムにおける読み取り MB • Enc — カートリッジの暗号化状態 (U=不明、E=暗号化、N=非暗号化) レポートを表示、保存、または電子メール送信するには、ウェブ クライ アントから Reports (レポート) > Log Viewer (ログ ビューア) を選択します。 ログの一覧から Media Usage Log (メディア使用ログ) を選択し、Next (次へ) をクリックします。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 156
第 6 章 詳細レポート 詳細レポートとログの電子メールによる自動送信 詳細レポートとログの電子メールによる自動送信 日次または週次ベースで、指定した宛先に詳細レポートのログとレポー トを電子メールで自動的に送信するようにライブラリを設定できます。 最大 20 件の宛先を作成できます。同じ受信者に異なるレポート セット を送信する場合は、同じ電子メール アドレスを複数回入力し、それぞれ に異なるレポートを選択します。同じ受信者名であっても、各エントリ は別個の受信者として数えられるため、合計 20 人の制限が適用されま す。 注: 重複エントリは許可されていません。重複エントリとは、日 付や時刻にかかわらず、同じ受信者が同じレポートを受信す るように 2 つのエントリで設定されることです。受信者が重 複する場合は、各エントリで選択したレポートが同じレポー トでないことを確認してください。 たとえば、受信者 A がドライブ使用状況とメディア整合性レ ポートを月曜日に受け取るというエントリがある場合に、受 信者 A にドライブ使用状況とメディア整合性レポートを木曜 日に送信するという別のエントリを作成すること
第 6 章 詳細レポート 詳細レポートとログの電子メールによる自動送信 ライブラリから電子メール通知を送信するには、まずライブラリの電子 メール アカウントを設定する必要があります。電子メール アカウント の設定方法については、ライブラリ電子メール アカウントの設定 ペー ジの 99 を参照してください。 ライブラリの電子メール アカウントと電子メール通知はシステム管理者 が設定できます。ユーザー特権を保有するユーザーは、電子- メール通知 を受信できますが、ライブラリの電子メール アカウントや電子メール通 知を設定することはできません。 正しい画面を開くには、以下の操作を行います。 • ウェブ クライアントから Setup (設定) > Notifications (通知) > Advanced Reporting (詳細レポート) > Receiver Addresses (受信者アドレ ス) を選択します。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 158
第7章 7 オンデマンドの容量 PowerVault ML6000 のすべてのライブラリ構成では、購入した数のス ロットが出荷時に既に有効になっています。ML6010 CM (5U) および ML6020 CM(14U) の ラ イ ブ ラ リ 構 成 で は、最 低 限 41* の ス ロ ッ ト、 ML6030 CM (23U) の構成では最低限 87* のスロットが出荷時に有効に なっています。 * 41 スロットの基本ライセンスは 520G 以降のライブラリ ファームウェ アを必要とします。 ライブラリの新規購入後、ライブラリでアクティブになっていない残り のスロットは COD ライセンスのアップグレードを購入すると有効にで きます。アップグレードは 46 スロット単位で販売されます。たとえ ば、ML6020 CM は初回の購入時に 87 個のスロットをライセンスできま す (41 デフォルト + 46 購入 = 87)。ML6020 CM の残りの 46 スロット は、後日にアップグレードを購入することで有効にできます。その結 果、133 のスロットすべてが使用可能になります。 これ以上のスロッ
第 7 章 オンデマンドの容量 ライブラリの現在の設定とスロットの可用性をチェックするには、ライ ブラリ構成レポートを開きます (ウェブから Reports (レポート) > Library Configuration (ライブラリ設定) を選択します)。 表 6に、事前にアクティブ化された購入時に使用可能なデフォルト ス ロット数と、COD ライセンス キーでアクティブにできるスロット数を ライブラリの構成ごとに示します。 表 6 各構成の使用可能スロッ ト数と COD アップグレード ML6030 CM + ML6000 EM 2つ ML6010 CM ML6020 CM ML6030 CM ML6030 CM + ML6000 EM 1つ 最小*、最大 使 用 可 能 ス ロ ッ ト 数 (I/E ステーション スロットを含 む) 41, 41 41, 133 87, 225 87, 317 87, 409 デフォルト*の 出荷時有効ス ロット数 41 41 87 87 87 使用可能*な 出荷時有効ス ロット数 41 41, 87, 133 87, 133
第8章 8 ライブラリ管理暗号化 Dell PowerVault ML6000 では、ライブラリ管理暗号化に外部の暗号化 キー管理 (EKM) サーバーを使用する必要があります。暗号化キー管理ソ フトウェアが単数または複数のサーバーにインストールされます。暗号 化キー管理ソフトウェア プログラムは暗号化キーの生成、保護、保管、 管 理 を 行 い ま す。こ れ ら の キ ー は、LTO-4、LTO-5、LTO-6 Fibre Channel および SAS テープ ドライブによって、テープ メディアに書き 込まれた情報の暗号化と、テープ メディアから読み取った情報の復号に 使用されます。ライブラリはこれらのサーバーと通信するように設定さ れています。暗号化キーはライブラリを通過するため、暗号化はアプリ ケーションに対して透過的です。 ライブラリ管理暗号化を購入すると、暗号化キー管理ソフトウェア アプ リケーションと共にインストールと設定方法の説明書が届きます。この 章では、ライブラリ管理暗号化 (LME) をライブラリで設定する方法を説 明します。また、ライブラリで使用可能な LME の全機能について
第 8 章 ライブラリ管理暗号化 注: 『Dell™ Encryption Key Manager 3.0 展開ガイド』を、ライセ ンス キー証明書と共に出荷された Encryption Key Manager (EKM) 3.0 アプリケーションのサポートに使用します。キッ ト内のライセンス キー証明書に記載されている現在の EKM 参照文書、または『Dell™ PowerVault™ ML6000 テープ ライ ブラリ ユーザーズ ガイド』の代わりに参照してください。展 開ガイドは、Manuals (マニュアル) > Software (ソフトウェ ア) > Key Management (キ ー 管 理) の順で http://support.dell.
第 8 章 ライブラリ管理暗号化 ライブラリ上の暗号化に関 する一般注記事項 8 ライブラリ上で暗号化を使用する際には、以下の点に留意してください。 • LME 対応テープ ドライブの暗号化対応かつ暗号化可能なメディア に書き込まれたデータは、その前に暗号化なしの形式でメディアに 書き込まれていた場合を除いて、すべて暗号化されます。データを暗 号化するには、メディアが空または BOT の最初の書き込み操作でラ イブラリ管理の暗号化を使用して書き込まれている必要があります。 • 暗号化されたデータを暗号化されていないテープに加えることはで きません。 • 暗号化されていないデータを暗号化されているテープに加えること はできません。 • テープ カートリッジ 1 つにつき、1 つの暗号化キーしか使用できま せん。 • 暗号化はパーティションによって設定されます。パーティションは 「ライブラリ管理暗号化」に設定されなければなりません。EKM パーティションはご使用になっている暗号化システムがサポートす るテープ ドライブのみを含むようにしなければなりません。詳細に ついては、手順 5:ライブラリ管理の暗号化を使
第 8 章 ライブラリ管理暗号化 ライブラリ上の Dell Encryption Key Manager (EKM) の設定 EKM ライセンスについて 8 ライブラリの購入後に LME ライセンスを購入した場合は、ライブラリ にライセンス キーをインストールして、LME の機能を有効にする必要 があります。LME ライセンスはドライブごとに販売されます。このライ センスは、ライブラリ管理の暗号化を有効にできるテープ ドライブの数 だけ必要です。ライブラリに格納されている暗号化有効テープ ドライブ の数がライセンス数を超える場合は、ライセンスを追加購入する必要が あります。新しいライセンス キーは現在のライセンス キーを置き換え るもので、合計テープ ドライブ数の全ライセンスが含まれています。 ライブラリ上の Dell Encryption Key Manager (EKM) の設 定 Dell EKM サーバーがインストールされ実行されていることを確認して から、ライブラリを設定するようにしてください (手順については、 『Dell Encryption Key Manager Deployment
第 8 章 ライブラリ管理暗号化 ライブラリ上の Dell Encryption Key Manager (EKM) の設定 注: パーティションでライブラリ管理の暗号化を有効にした 場合は、そのパーティションのライブラリ管理の暗号化 対応テープ ドライブすべてで暗号化が有効になり、その パーティション内の対応メディアに書き込まれるデータ がすべて暗号化されます。パーティション内でライブラ リ管理の暗号化に対応していないテープ ドライブでは、 暗号化は無効のままで、非対応メディアへのデータの書 き込みは暗号化されません。 1 テープ ドライブに、お使いのライブラリにインストールされている ライブラリ ファームウェアとして認定されているファームウェアの 最新バージョンをインストールします。テープ ドライブ ファーム ウェアの正しいバージョンについては、ライブラリのリリースノー トを参照してください。(ライブラリ ファームウェアを最新版にアッ プグレードすることをお勧めします。)最新のファームウェアおよび インストール手順は、http://support.dell.
第 8 章 ライブラリ管理暗号化 ライブラリ上の Dell Encryption Key Manager (EKM) の設定 2 —自動 EKM パス診断 — 有効または無効のいずれでも選択できます が、デフォルトのままにしておくことが推奨されます。詳細について は、自動 EKM パス診断の使用 ページの 176 を参照してください)。 有効にした場合、この機能は、指定された間隔でチェックを行い、 両方のキー サーバーがライブラリに接続され、正しく機能している ことを確認します。問題が発生した場合、ライブラリは RAS チケッ トを生成します。 3 間隔 — 自動 EKM パス診断が有効にされている場合は、ライブラリ が診断を行う間隔を選択してください。 4 テスト警告の閾値 —自動 EKM パス診断が有効にされている場合 は、RAS チケットの生成が必要となる不合格テストの連続回数を指 定します。 5 —セキュア ソケット レイヤ (SSL):ライブラリと EKM キー サーバー間 の通信に SSL を有効にするには、SSL Connection (SSL 接続) チェッ ク ボックスをオンにします。この
第 8 章 ライブラリ管理暗号化 ライブラリ上の Dell Encryption Key Manager (EKM) の設定 7 フェールオーバー目的でセカンダリ キー サーバーを使用する場合、 セ カ ン ダ リ キ ー サ ー バ ー の IP ア ド レ ス ま た は ホ ス ト 名 を Secondary Key Server IP Address or Host (セカンダリ キー サーバー IP アドレスまたはホスト) テキスト ボックスに入力します。 注: セカンダリ キー サーバーを使用しない場合は、 Secondary Key Server IP Address or Host ( セカンダリ キー サーバー IP アドレスまたはホスト) テキスト ボックスに 0 の IP アドレス「0.0.0.
第 8 章 ライブラリ管理暗号化 ライブラリ上の Dell Encryption Key Manager (EKM) の設定 10 EKM サーバーの対応するすべてのポートがファイアウォールでオー プンになっていて、ライブラリがサーバーに接続できることを確認 してください。 手順 4:EKM パス診断の実 行 8 EKM パス診断の使用 ページの 173 の説明に従って EKM パス診断を実 行します。 手順 5: ライブラリ管理の暗 号化を使用するパーティ ション用: 8 Dell PowerVault ML6000 テープ ライブラリの暗号化はパーティション のみで有効になります。個々のテープ ドライブを選択して暗号化するこ とはできません。パーティション全体を選択する必要があります。 パーティションを設定するには、以下の手順に従います。 1 ウェブ クライアント から、Setup (設定) > Encryption (暗号化) > Partition Configuration (パーティション設定) を選択します。 すべてのパーティションのリストに、各パーティションの暗号化方法が 含まれるドロッ
第 8 章 ライブラリ管理暗号化 ライブラリ上の Dell Encryption Key Manager (EKM) の設定 表 7 パーティション暗号化 方法 暗号化方法 説明 Library Managed ライブラリ管 理をLibrary Managed ( ライブラリ管理) EKM で使用します。対象パーティションに Application Managed アプリケーション管理 をApplication Managed (アプリケーション管理) EKM では使用しません。対象パーティショ 割り当てられている暗号化可能なすべて のテープ ドライブとメディアに対して、 接続された Dell EKM キー サーバーを介 して暗号化サポートを提供します。 ン内の暗号化可能なテープ ドライブおよ びメディアすべてに対して、外部バック アップ アプリケーションによる暗号化サ ポートを提供します。ライブラリはこの パ ー テ ィ シ ョ ン の Dell EKM キ ー サ ー バーとは通信しません。 パーティションに暗号化できるテープ ド ライブがある場合のデフォルトの設定で す。EKM サーバー
第 8 章 ライブラリ管理暗号化 ライブラリ上の Dell Encryption Key Manager (EKM) の設定 2 Dell EKM で設定している各パーティションについて、暗号化方法を Enable Library Managed (ライブラリ管理を許可する) に変更します。 (EKM を無効にするには、Allow Application Managed (アプリケー ション管理を許可する) を選択します)。 注: パーティションの暗号化方法を変更する場合、パーティ ションはオフラインになります。変更が正常に終了する と、パーティションは自動的にオンラインになります。 操作が正しく終了しないと、パーティションは手動でオ ンラインにするか、ライブラリを再起動しない限り、オ フラインのままになります。 注: パーティションを Library Managed ライブラリ管理を Library Managed (ラ イ ブ ラ リ 管 理) か ら Application Managed アプリケーション管理をApplication Managed (アプリケーション管理) に変更すると、パー
第 8 章 ライブラリ管理暗号化 ライブラリ上の Dell Encryption Key Manager (EKM) の設定 注意: パーティションごとに異なる EKM キー サーバーを使用 する場合にのみ、上書きセクションに必要事項を入力し ます。そうでない場合は、このセクションはそのままの 状 態 に し、Setup ( 設定) > Encryption ( 暗号化) > System Configuration (システム設定) 画面に表示された値をこれら のフィールドに入力します。上書きセクションに対して 変 更 を 加 え る と、Setup ( 設定) > Encryption ( 暗号化) > System Configuration (システム設定) 画面に表示されたデ フォルト値は、これらのフィールドに自動的に入力され なくなります。上書きを変更した後でデフォルト設定に 戻す場合は、手動で入力する必要があります。 ライブラリ管理を暗号化方法として使用する各パーティションに対 しては、以下の操作を行います。 • プライマリ EKM キー サーバーの IP アドレス (DNS が無効な場 合
第 8 章 ライブラリ管理暗号化 ライブラリ上の Dell Encryption Key Manager (EKM) の設定 注: 注: SSL が有効か無効かに関係なく、キーは必ず暗号化さ れてから EKM サーバーからテープ ドライブへ送信さ れます。SSL を有効にすることにより、セキュリティ 強化を図ることができます。 上書きに使用される EKM サーバーの制限:プライマリとセカ ンダリのサーバーを上書きに使用する場合は、以下の制 限が適用されます。(セカンダリ サーバーを使用しない場 合、制限はありません。) 制限:プライマリ サーバーとセカンダリ サーバーは「ペ ア」になっている必要があり、異なる組み合わせで使用 することはできません。以下の例を参照してください。 • パーティションのいずれかまたはすべてのパーティ ションでサーバー 1 をプライマリ、サーバー 2 をセカン ダリとして使用できます。 • あるパーティションでサーバー 1 がプライマリ、サー バー 2 がセカンダリの場合、サーバー 1 を使用するその 他のすべてのパーティションでも、サーバー 1 はプライ マリになり、サー
第 8 章 ライブラリ管理暗号化 ライブラリ上の Dell Encryption Key Manager (EKM) の設定 4 Apply (適用) をクリックします。 5 ライブラリの設定を保存します。 EKM パス診断の使用 8 EKM パス診断は、キー サーバーが稼動し、接続され、必要に応じて キーを提供できることを検証する一連の小テストで構成されます。 キー サーバー設定またはライブラリ暗号化設定の変更時、およびテープ ドライブの交換時には、手動 EKM パス診断を実行します。キー マネー ジャー サーバーと通信する各ドライブに対して、テストを実行すること が推奨されます。 診断は以下のテストから構成されています。 • Ping — ライブラリとキー サーバー間のイーサネット通信リンクを検 証します。選択したテープ ドライブが存在するパーティションが EKM サーバーの上書きを使用する場合、上書き IP アドレスがテス ト さ れ ま す (Setup ( 設定) > Encryption (暗号化) > Partition Configuration (パーティションの設定) を参照)。パ
第 8 章 ライブラリ管理暗号化 ライブラリ上の Dell Encryption Key Manager (EKM) の設定 • Ping Test Failure (Ping テストの失敗) — キー サーバー ホストが稼動 し、ライブラリが接続されるネットワークからアクセス可能かどう かを検証します。 • Drive Test Failure (ドライブのテストの失敗) — テープ ドライブ RAS チ ケットを検索し、チケット内の解決手順に従います。 • Path Test Failure (パスのテストの失敗) — • Config Test Failure (設定テストの失敗) — • 手動と自動の EKM パス診 断の相違 8 キー サーバーがテスト中のテープ ドライブを受け入れるように 設定されていることを確認してください。 EKM パス診断を実行する方法は 2 通りあります。 • 手動 EKM パス診断の使用 ページの 175 • 自動 EKM パス診断の使用 ページの 176 手動診断は以下の点で自動診断と異なります。 • 手動診断はテスト中、対象パーティションをオフラインにします
第 8 章 ライブラリ管理暗号化 ライブラリ上の Dell Encryption Key Manager (EKM) の設定 • 自動診断では、接続しているすべての EKM サーバーが順番にテス トされ、各テストに使用するテープ ドライブはライブラリで自動選 択されます。選択されたテープ ドライブを利用できない場合 (アン ロードされ、使用可能な状態にあり、オンラインである必要があり ます)、ライブラリは利用できるテープ ドライブが見つかるまで、 キー サーバーに接続されている別のテープ ドライブを試します。特 定のキー サーバーに接続されているテープ ドライブが利用できない 場合、このサーバーはスキップされ、テストは実行されません。 サーバーが「X」回 (ここで、「X」はウェブ クライアントで設定可 能) 連続してテスト間隔がスキップされると、ライブラリは RAS チ ケットを生成します。テープ ドライブが長い間取り付けられたまま になっている場合、同ドライブが全くテストされない可能性があり ます。特定のテープ ドライブをテストする場合、手動 EKM パス診 断を使用します。特に、テープ ドライブを交換し
第 8 章 ライブラリ管理暗号化 ライブラリ上の Dell Encryption Key Manager (EKM) の設定 3 ライブラリで診断が実行され、進捗ウィンドウに各テストの合否の 結果が表示されます。 注: 診断テストは完了までに数分がかかることがあります。 4 以下のいずれかの操作を行います。 • Completed (完了) が進捗ウィンドウに表示された場合は、診断 が実行されたことになります (診断が実行されたことを示すだけ であり、必ずしも診断に合格したことを意味するわけではあり ません)。進捗ウィンドウを閉じるには、Close (閉じる) をク リックします。 • Failure (失敗) が進捗ウィンドウに表示された場合は、診断を実 行できなかったことになります。操作中に発生した問題は、進 捗ウィンドウに表示される指示に従って解決してください。 5 診断メニューに入った場合は、メニュー バーから Exit (終了) を選択 し、表示されたダイアログ ボックスの OK をクリックしてください。 自動 EKM パス診断の使用8 選択した間隔でライブラリが EKM パス診断
第 8 章 ライブラリ管理暗号化 ライブラリ上の Dell Encryption Key Manager (EKM) の設定 自動 EKM パス診断を有効にするには: 1 ウェブ クライアントから、Setup (設定) > Encryption (暗号化) > System Configuration (システム設定) を選択します。 2 Automatic EKM Path Diagnostics (自動 EKM パス診断) チェック ボックスをオンにします。 3 Interval (間隔) ドロップダウン リストからテスト間隔を選択します。 4 Test Warning Threshold (テスト警告閾値) ドロップダウン リストか ら、ライブラリが指定した間隔内にテストを実行できないことを知 らせる RAS チケットが生成されるまでに、連続的に失敗する必要の あるテスト間隔数を選択します。「Off」または 1 ~ 24 のいずれか の数字を選ぶことができます。「Off」を選択した場合、テストが何 回失敗されてもライブラリは RAS チケットを生成しません。デフォ ルトの閾値は 3 です。 Dell
第 8 章 ライブラリ管理暗号化 ライブラリ上の Dell Encryption Key Manager (EKM) の設定 アクティブなキー サー バーの表示と変更 8 Key Manager Status (キー マネージャー ステータス) 画面は、どの暗号 化キー サーバーが現在アクティブになっているかを示し、アクティブな サーバーを変更できるようにします。アクティブなサーバーを変更する と、次のキー サーバーの操作とそれに続くすべてのキー サーバーの操 作に新しくアクティブになったサーバーが使用されます。これはその サーバーが失敗するかキー サーバーの設定が変更されるまで続きます。 1 ウェブ クライアントから、Tools (ツール) > EKM Management > Server Status (サーバー ステータス) を選択します。 Key Manager Status (Key Manager のステータス) 画面が表示され ます。接続されている EKM サーバーすべてを含むリストが表示さ れます。現在アクティブになっているサーバーは太字の緑で示さ れ、サーバー名の後に (Active
第 8 章 ライブラリ管理暗号化 ライブラリ上の Dell Encryption Key Manager (EKM) の設定 キーの生成はサーバーのリソースに大きな負担をかけるプロセスなの で、6 つ以上のライブラリで同時にキーを手動生成することは避けてく ださい。一度に 6 つ以上のライブラリでキーを手動で生成すると、キー 生成操作が正しく終了しなかったり、キーの取得操作に影響を与えるこ とがあります。キー生成中に失敗した場合は、10 分待ってから、再度開 始してください。キーの生成プロセスはエラーが発生した時点から再開 されます。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 179
第9章 9 ライブラリの実行 この章では、ライブラリへのアクセスとライブラリの操作方法について 説明します。ここで説明するライブラリ機能の大半は、Operations (操作) メニューにあります。 注: この章の情報は ウェブ クライアントが使用されることを前提 としています。ウェブ クライアントと操作パネルの機能の違 いも説明しています。 ライブラリの電源投入 ライブラリの電源を入れるには 1 電源コードをすべて電源に接続します。 2 電源装置の背面にあるスイッチで各電源をオンにします。 3 5U ライブラリ制御モジュールの正面ドアにある電源ボタンを押しま す。 ライブラリに電源を入れると、ライブラリは自己テストを行ってすべて の部品が正しく機能していることを確認します。すべてのテープ ドライ ブとパーティションがオンライン (アクセス可能) になります。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 180
第 9 章 ライブラリの実行 シャットダウン、電源オフ、電源の完全切断 シャットダウン、電源オフ、電源の完全切断 Shutdown (シャットダウン) コマンドは、ライブラリのオペレーティング システムとファームウェアをシャットダウンします。シャットダウンを 行うとき、ライブラリは現行のコマンドを完了し、ロボットをライブラ リの床まで下げます。 注意: ライブラリの電源をオフにする場合も完全に切る場合も、そ の前に必ずシャットダウンを実行してください。 シャットダウンを行う前に、接続しているホスト アプリケーションがラ イブラリにコマンドを送信していないことを確認してください。 ライブラリの電源をオフにするには、以下の操作を行います。シャットダウン 手順を行ってから、5U ライブラリ制御モジュールの正面ドアにある電 源ボタンを押します。 電源を完全に切るには、以下の操作を行います。シャットダウン手順を行い ライブラリの電源をオフにします。次に、ライブラリ背面にある各電源 装置の電源スイッチをオフにします。最後に、電源ケーブルを電源から 切り離します。 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 •
第 9 章 ライブラリの実行 ログイン パーティションをオンラインにして、カートリッジ、テープ ドライブ、 およびスロットのインベントリを取ります。 再起動を行う前に、接続しているホスト アプリケーションがライブラリ にコマンドを送信していないことを確認してください。 5U ライブラリ制御モジュールの再起動には約 5 分かかり、14U 以上の ライブラリ構成の再起動にはそれ以上かかります。 再起動手順の完了後に「Not Initialized」(初期化されていません) という メッセージが操作パネルに表示された場合は、ライブラリが正常に初期 化されていません。All RAS Tickets (すべての RAS チケット) 画面を確認し て、ライブラリの正常な初期化を妨げている問題を見つけます。詳細に ついては、RAS チケットの表示 ページの 421 を参照してください。 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Operations (操作) > System Shutdown (シ ステム シャットダウン) を選択します。 • 操作パネルから、Operations
第 9 章 ライブラリの実行 ログアウト ます。パスワードの変更方法については、ローカル ユーザー アカウン トの変更 ページの 106 を参照してください? 注: LDAP または Kerberos が 有効の場合のログイン 9 デフォルト管理者アカウントのパスワードをなくした場合 は、Dell テクニカル サポートまでお問い合わせください。お 問い合わせ先については、付録 C、「Dell へのお問い合わ せ」を参照してください。 LDAP または Kerberos が有効になっている場合は、Login (ログイン) 画 面に Remote Authentication (リモート認証) チェック ボックスが表示され ます。以下の手順に従って、操作パネルまたはウェブ クライアントにロ グインします。 • • ディレクトリ サービスのユーザー名とパスワードを使用してログイ ンするには、Remote Authentication (リモート認証) チェック ボックス をオンにします。 ローカルのユーザー名とパスワードを使用してログインするには、 Remote Authentication (リモート
第 9 章 ライブラリの実行 メディア操作の実行 メディア操作の実行 システム管理者とユーザーは、ウェブ クライアントと操作パネルの Operations (操作) メニューを使用して、以下のようなメディア操作を実 行できます。 • ライブラリにデータ カートリッジをインポートする • ライブラリからデータ カートリッジをエクスポートする • パーティション内のテープ ドライブ、I/E ステーション、ストレー ジ スロット間でデータ カートリッジを移動する • ライブラリにクリーニング カートリッジをインポートする (AutoClean 機能が有効) • ライブラリからクリーニング カートリッジをエクスポートする (AutoClean 機能が有効) • カートリッジをロードする • カートリッジをアンロードする • テープ ドライブ モードをオンラインからオフラインに変更し、必要 に応じて元に戻す さらに、システム管理者は以下の操作ができます。 • 操作パネルで Tools (ツール) > Drive Mgmt (ドライブ管理) > Clean Drive (ド ライブのク
第 9 章 ライブラリの実行 メディア操作の実行 注: メディアのインポート 9 このユーザーズ ガイドに記載されている情報と手順は、ライ ブラリのウェブ クライアントおよび操作パネル ユーザー イ ンターフェイスにのみ適用します。ホスト アプリケーション には適用しません。ライブラリのユーザー インターフェイス からメディア操作を行うと、ホスト アプリケーションに影響 する可能性があります。詳細については、ホスト アプリケー ションの説明書を参照してください。 メディア操作のインポートを使用すると、I/E ステーションを使用して データ カートリッジをライブラリにインポートできます。ライブラリに インポートされた新しいカートリッジのバーコードを、ライブラリのス キャナが自動的に読み取ります。 注: ライブラリの I/E ステーション スロットがゼロの場合、メ ディアのインポートやエクスポートはできません。詳細につ いては、I/E ステーション スロットの設定 ページの 86 を参 照してください。 ここでは、ホスト アプリケーションではなく、ライブラリのユーザー インターフェイスを使用してメデ
第 9 章 ライブラリの実行 メディア操作の実行 以下の表では、カートリッジの手動割り当てのステータスによって、実 行できる操作の違いを説明しています。 カートリッジの 手動割り当て I/E ステーションでのカートリッジ 割り当て Enabled (有効) I/E ステーションにカートリッジを 挿入すると、カートリッジをパー ティションに割り当てるように指示さ れます。パーティションに割り当てず に、「キャンセル」してこのウィンド ウを閉じることもできます。 (デフォルト) Disabled (無効) カートリッジをパーティションに割 り当てる指示はなく、ライブラリに インポートされるまでカートリッジ は未割り当てのままになります。 未割 り当 てメデ ィア のイ ンポ ートは でき るか? 操作パネルから:NO (いいえ) ウェブ クライアント から: Yes (はい) 操作パネルから:Yes (はい) ウェブ クライアント から: Yes (はい) Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 186
第 9 章 ライブラリの実行 メディア操作の実行 カートリッジの手動割り当てを有効にしたメディアのインポート 9 • カートリッジの手動割り当てを有効にすると (デフォルト)、テープ カートリッジを I/E ステーションに挿入して I/E ステーションのド アを閉めると、操作パネルに Assign IE (IE の割り当て) 画面が自動的 に表示されます。Assign I/E (I/E の割り当て) 画面では、操作パネルを 使用してカートリッジを特定のパーティションまたはシステム パー ティションに割り当てるように指示されます。カートリッジは割り 当てられたパーティションでのみ使用できます。I/E ステーション に挿入したすべてのカートリッジが、選択したパーティションに割 り当てられます。 • Assign IE (IE の割り当て) 画面をキャンセルした (または挿入したカー トリッジをパーティションに割り当てるのを忘れた) 場合は、ウェブ UI からインポートするか、I/E ステーションを開いて閉じて再度 Assign IE (IE の割り当て) 画面が表示されるまで、カートリッジは未 割り
第 9 章 ライブラリの実行 メディア操作の実行 カートリッジの手動割り当てを無効にしたインポート 9 • カートリッジの手動割り当てを無効にすると、複数のテープ カート リッジを I/E ステーションに挿入して、それらを異なるパーティ ションに割り当てることができます。 • Assign IE (IE の割り当て) 画面は操作パネルには表示されません。I/E ステーション内のカートリッジは、システム パーティションを始め とするどのパーティションでも使用できます。I/E ステーションの カートリッジは、パーティションにインポートするまでは、未割り 当てのままになります (インポートによってパーティションに割り当 てられます)。 • 未割り当てのテープ カートリッジは、操作パネルまたはウェブ クラ イアントからインポートできます。未割り当てのテープ カートリッ ジをウェブ クライアントからインポートするときは、実際にパー ティションにインポートしたカートリッジのみがそのパーティショ ンに割り当てられます。残りのカートリッジは未割り当てのままI/E ステーションに残ります。 • 未割り当ての
第 9 章 ライブラリの実行 メディア操作の実行 2 I/E ステーションのドアを閉めます。 Assign IE (IE の割り当て) 画面は、Manual Cartridge Assignment (カー トリッジの手動割り当て) 設定が操作パネルの System Settings (システ ム設定) 画面 (Tools (ツール) > System Settings (システム設定)) で有効に なっている場合に、操作パネルに表示されます。 Assign IE (IE の割り当て) 画面が表示されたら、以下の操作を実行し ます。 a Assign IE (IE の割り当て) 画面に表示されているパーティションを 1 つ選択して、カートリッジを適切なパーティションに割り当て ます。 パーティション ボタンは、選択すると青になります。 注意: パーティションを誤って選択した場合は、I/E ステーショ ンのドアを開けます。カートリッジを別の I/E ステー ションのスロットに移動し、I/E ステーションのドアを 閉じます。ライブラリは I/E ステーションを再スキャン し、Assign IE (IE
第 9 章 ライブラリの実行 メディア操作の実行 メディアをインポートするには、Import Media (メディアのインポート ) 画面で以下の情報を入力する必要があります。 • パーティション — カートリッジをインポートする先のパーティショ ン。画面には、アクセスを許可されたパーティションだけが表 示されます。画面には、パーティションのモード (オンラインま たはオフライン) とパーティション内の空のスロット数を含む情 報が表示されます。カートリッジは、空のスロット数と同じ数 だけインポートできます。 • Media (メディア) — インポートするカートリッジ。 注: バーコードの一部または全部を Search (検索) テキスト ボッ クスに入力して、メディア のリストをフィルタできま す。アスタリスク (*) を使用したワイルドカード検索も可 能 で す。ま た、ハ イ ラ イ ト さ れ て い る 見 出 し の 列 を ク リックして、リストを並び替えることもできます。たと えば、列見出し Location (場所) を選択すると、位置座標を 基準に並び替えることができます。
第 9 章 ライブラリの実行 メディア操作の実行 一括ロードを実行する前に、ウェブ クライアントからライブラリ構成を 印刷して、ライブラリの物理スロットの構成を確認してください。レ ポートには、どのスロットが使用できないか、クリーニング スロットま たは I/E ステーション スロットとして設定されているかが示されます。 レポートへのアクセスについては、ライブラリ設定レポートの表示 ペー ジの 216 を参照してください。 注意: カートリッジは、適切なスロットに挿入してください。たと えば、クリーニング カートリッジをストレージ用として設定 されたスロットに挿入しないでください。 I/E ステーション スロットが I/E スロットとして設定されている場合、 I/E ステーションのドアはロック解除されているので、ライブラリへの メイン アクセス ドアを開くことができます。すべての I/E ステーショ ン スロットがストレージとして設定されている場合、I/E ステーション のドアは常にロックされています。メイン アクセス ドアを開いてテー プ カートリッジをライブラリに一括ロードするには、最初に I/E ステ
第 9 章 ライブラリの実行 メディア操作の実行 注: メイン アクセス ドアを開けてテープ カートリッジをライブラ リにロードすると、ライブラリは自動的に 「信頼性、可用 性、保守性 (RAS) チケット」を生成し、ドアが開いているこ とを警告します。RAS チケットの解決方法については、RAS チケットについて ページの 419 を参照してください。 最初の一括ロード後、I/E ステーションのスロットが設定されていれ ば、ライブラリ操作を中断せずに Import Media (メディアのインポート) 画 面を使用してカートリッジを追加できます。詳細については、メディア のインポート ページの 185 を参照してください。 9 未使用スロット 各ライブラリ構成に、ロボットがアクセスできない一定数のスロットが 存在します。このユーザーズ ガイドに記載されているスロット数に、こ れらの未使用スロットは含まれていません。 どのライブラリ構成でも、ライブラリの下部はロボットのピッカーに必 要なスペースが十分にないため、スタックの最下段モジュールの各列の 一番下のスロットにはピッカーがアクセスできません。
第 9 章 ライブラリの実行 メディア操作の実行 • パーティションがオンラインになっていると、移動する前にオフラ インに切り換わり、移動が完了した後、オンラインに戻ります。 パーティションがオフラインになる前に、確認メッセージが表示さ れます。 注: 操作が正常に完了しなかった場合、パーティションはオ フラインのままになり、手動でオンラインに戻すか、ラ イブラリを再起動するまでオフラインのままになります (パーティションをオンラインまたはオフラインにする ページの 82 を参照)。 • アクセスを許可されたパーティションだけを選択できます。 • 一度に移動できるのは 1 つのパーティション内のメディアだけです。 メディアを移動するには、ユーザー インターフェイスに次の情報を入力 する必要があります。 • Partition (パーティション) — アクセス権のあるパーティション。 • Selected Media (選択したメディア) — 移動する 1 つのカートリッジ。 • Selected Destination (選択した移動先) — カートリッジを移動する先の 場所。 注
第 9 章 ライブラリの実行 メディア操作の実行 アントまたは操作パネル ユーザー インターフェイスの右上部にある Help (ヘルプ) アイコンをクリックします。 メディアのエクスポート 9 メディアのエクスポート操作では、ライブラリからカートリッジを取り 外すときに、データ カートリッジをストレージ スロットから空の I/E ステーションにエクスポートできます。 注: ライブラリの I/E ステーション スロットがゼロの場合、メディ アのインポートやエクスポートはできません。詳細について は、I/E ステーション スロットの設定 ページの 86 を参照し てください。 ここでは、ホスト アプリケーションではなく、ライブラリのユーザー インターフェイスを使ったメディアのエクスポートについて説明しま す。ライブラリを使ってメディアをエクスポートすると、ホスト アプリ ケーションでライブラリのインベントリが必要になる場合があります。 また、ホスト アプリケーションがメディア移動防止のコマンドを発行し た場合、ライブラリのユーザー インターフェイスを使用してメディアを エクスポートできなくなります。詳細
第 9 章 ライブラリの実行 メディア操作の実行 • パーティションがオンラインの場合、エクスポート操作の前にオフ ラインに切り換わり、操作の完了後オンラインに戻ります。パーティ ションがオフラインになる前に、確認メッセージが表示されます。 注: 操作が正常に完了しなかった場合、パーティションはオ フラインのままになり、手動でオンラインに戻すか、ラ イブラリを再起動するまでオフラインのままになります (パーティションをオンラインまたはオフラインにする ページの 82 を参照)。 • アクセスを許可されたパーティションだけを選択できます。 • 空の I/E ステーション スロットがある場合にのみ、カートリッジを エクスポートできます。 • クリーニング カートリッジをインポートするには、ライブラリの I/E ステーションと操作パネルへのアクセス権が必要です。 メディアをエクスポートするには、Export Media (メディアのエクスポート ) 画面で、以下の情報を入力する必要があります。 • パーティション — カートリッジをエクスポートする元のパーティショ ン。画面には、パーティシ
第 9 章 ライブラリの実行 メディア操作の実行 • 操作パネルから、Operations (操作) > Export Media (メディアのエクス ポート) を選択します。 詳しい手順については、ライブラリのオンライン ヘルプを参照してくだ さい。オンライン ヘルプ システムにアクセスするには、ウェブ クライ アントまたは操作パネル ユーザー インターフェイスの右上部にある Help (ヘルプ) アイコンをクリックします。 テープ ドライブのロード 9 Load Drive (ドライブのロード) 操作では、カートリッジをストレージ ス ロットからテープ ドライブにロードできます。ストレージ スロットと テープ ドライブは、同じ論理ライブラリパーティションに割り当てる必 要があります。 ここでは、ホスト アプリケーションではなく、ライブラリのユーザー インターフェイスを使用したテープ ドライブのロードについて説明しま す。ライブラリを使ってテープ ドライブをロードすると、ホスト アプ リケーションでインベントリが必要になる場合があります。詳細につい ては、ホスト アプリケーションの説明書を参照して
第 9 章 ライブラリの実行 メディア操作の実行 • Media (メディア) — 移動するテープ カートリッジ。 注: バーコードの一部または全部を Search (検索) テキスト ボック スに入力して、メディアのリストをフィルタできます。アス タリスク (*) を使用したワイルドカード検索も可能です。ま た、ハイライトされている見出しの列をクリックして、リス ト を 並 び 替 え る こ と も で き ま す。た と え ば、列 見 出 し Location (場所) を選択すると、位置座標を基準に並び替えるこ とができます。 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Operations (操作) > Drive (ドライブ) > Load (ロード) を選択します。 • 操作パネルから、Operations (操作) > Load Drive (ドライブのロード) を 選択します。 詳しい手順については、ライブラリのオンライン ヘルプを参照してくだ さい。オンライン ヘルプ システムにアクセスするには、ウェブ クライ アントまたは操作パネル ユー
第 9 章 ライブラリの実行 メディア操作の実行 注: 操作が正常に完了しなかった場合、パーティションはオ フラインのままになり、手動でオンラインに戻すか、ラ イブラリを再起動するまでオフラインのままになります (パーティションをオンラインまたはオフラインにする ページの 82 を参照)。 テ ー プ カ ー ト リ ッ ジ を テ ー プ ド ラ イ ブ か ら ア ン ロ ー ド す る に は、 Unload Drive (ドライブのアンロード) 画面で以下の情報を入力する必要が あります。 • Partition (パーティション) — アンロードするテープ ドライブが含まれ たパーティション。画面には、パーティションのモード (オンライン またはオフライン) が表示されます。 • Tape drive (テープ ドライブ) — アンロードしたいカートリッジを含む テープ ドライブ。 注: ハイライトされている見出し列をクリックして、テープ ドラ イブのリストを並び替えることができます。たとえば、列見 出し Location (場所) を選択すると、位置座標を基準に並び替 えることがで
第 9 章 ライブラリの実行 メディア操作の実行 テープ ドライブのオンラ インとオフライン 9 テープ ドライブのモードには、オンラインとオフラインの 2 モードがあ ります。 • オンライン — テープ ドライブは使用可能な状態です。これはテープ ドライブの通常の操作モードです。 • オフライン — テープ ドライブがホスト アプリケーションに対してオ フラインで、ホスト アプリケーションによって開始されるカート リッジのロードやアンロード (移動) 操作ができません。ただし、 ウェブ クライアントまたは操作パネルで開始される移動コマンドに 対しては使用可能な状態です。 注: テープ ドライブをオフラインにしたときにカートリッジ が既にテープ ドライブにある場合、ホストはそのまま テープのデータを読み取ったり、テープにデータを書き 込んだりできます。 操作によっては、テープ ドライブをオフラインにする必要があります。ラ イブラリやパーティション全体ではなく、テープ ドライブだけをオフライ ンにすると、ライブラリ操作の中断を最小限に抑えることができます。 ここでは、ホスト アプリケーションで
第 9 章 ライブラリの実行 メディア操作の実行 注: 制御パス テープ ドライブのモードをオフラインに変更する と、注意メッセージが表示され、モード変更の確認を求めら れます。制御パス テープ ドライブについては、制御パスの操 作 ページの 92 を参照してください。 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Operations (操作) > Drive (ドライブ) > Change Mode (モードの変更) を選択します。 • 操作パネルから、Operations (操作) > Change Drive Mode (ドライ ブ モードの変更) を選択します。 詳しい手順については、ライブラリのオンライン ヘルプを参照してくだ さい。オンライン ヘルプ システムにアクセスするには、ウェブ クライ アントまたは操作パネル ユーザー インターフェイスの右上部にある Help (ヘルプ) アイコンをクリックします。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 200
第 9 章 ライブラリの実行 テープ ドライブのクリーニングについて テープ ドライブのクリーニングについて ライブラリのテープ ドライブは、時々クリーニングが必要です。テープ ドライブの読み取り/書き込みヘッドにたまった汚れを取り除くには、 クリーニング カートリッジを使用します。 ライブラリでは、クリーニング カートリッジを使ったテープ ドライブ のクリーニングに、自動と手動の 2 通りの方法が用意されています。 AutoClean (自動クリーニング) — 1 つまたは複数の専用クリーニング ス ロットを設定すると、AutoClean が自動的に有効になります。クリーニ ング カートリッジは、専用のクリーニング スロットに格納されます。 テープ ドライブは、クリーニングが必要になるとライブラリに通知しま す。ライブラリは、クリーニング スロットにロードされたクリーニング カートリッジを使用して、自動的にテープ ドライブをクリーニングしま す。自動クリーニングは、ライブラリの定期的操作に組み込まれていま す。ホスト アプリケーションは、ライブラリにテープ カートリッジを 移動するように要求します。動作中
第 9 章 ライブラリの実行 テープ ドライブのクリーニングについて 注: クリーニング スロットはホスト アプリケーションには表示さ れません。ホストでクリーニングを管理するには、クリーニ ング スロットを設定しないで、ホスト アプリケーションにク リーニング テープ ドライブの管理を設定します。ライブラリ でクリーニング スロットを設定すると、ホスト アプリケー ションに影響を与える場合があります。詳細については、ホ スト アプリケーションの説明書を参照してください。 Manual Cleaning (手動クリーニング) — テープ ドライブのクリーニングが 必要になると、ライブラリに通知します。ライブラリの自動クリーニング 機能が有効でない場合 (クリーニング スロットが設定されてない場合)、 ライブラリは RAS チケットを生成して、テープ ドライブのクリーニン グが必要であることをユーザーに通知します。管理者は操作パネルまた はウェブ クライアントでコマンドを使用して、いつでもテープ ドライ ブを手動でクリーニングできます。詳細については、テープ ドライブの 手動クリーニング ページの 20
第 9 章 ライブラリの実行 テープ ドライブのクリーニングについて 有効なクリーニング メ ディアの使用 9 クリーニング メディアの インポート 9 クリーニング カートリッジにラベルを付けるときは、ラベルのプレ フィックスとして CLN または CLNU を付ける方法をお勧めします。CLN または CLNU プレフィックスで検出されたカートリッジは、メディアの 識別拡張子にかかわらず汎用クリーニング カートリッジと見なされま す。C1、C2、C3、C4、C5、および CU のメディア識別子を含むカート リッジはクリーニング カートリッジと見なされ、プレフィックス CLN または CLNU を含むメディア ラベルと同様に扱われ、トラッキングされ ます。 自動クリーニングが有効な場合 (少なくとも 1 つのクリーニング スロッ トが設定されている)、Import Cleaning Media (クリーニング メディア のインポート) 操作で、クリーニング カートリッジを I/E ステーション から専用のクリーニング スロットにインポートできます。クリーニング スロットの設定については、クリーニング
第 9 章 ライブラリの実行 テープ ドライブのクリーニングについて 注: インポート操作が開始されたら、I/E ステーションのドアの開 閉などによって操作を妨げないないようにしてください。 カートリッジのインポートは、以下の手順で行います。 1 ライブラリの前面から、カートリッジを I/E ステーションに挿入し ます。 注: ライブラリが再起動している間、I/E リッジを挿入しないでください。 ステーションにカート 2 I/E ステーションのドアを閉めます。 Assign IE (IE の割り当て) 画面は、Manual Cartridge Assignment (カー トリッジの手動割り当て) 設定が操作パネルの System Settings (システ ム設定) 画面 (Tools (ツール) > System Settings (システム設定)) で有効に なっている場合に、操作パネルに表示されます。 Assign IE (IE の割り当て) 画面が表示されたら、以下の操作を実行します。 a Assign I/E (I/E の割り当て) 画面で System (システム) を選択しま
第 9 章 ライブラリの実行 テープ ドライブのクリーニングについて 注: バーコードの一部または全部を Search (検索) テキスト ボック スに入力して、メディアのリストをフィルタできます。アス タリスク (*) を使用したワイルドカード検索も可能です。ま た、ハイライトされている見出しの列をクリックして、リス ト を 並 び 替 え る こ と も で き ま す。た と え ば、列 見 出 し Location (場所) を選択すると、位置座標を基準に並び替えるこ とができます。 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 クリーニング メディアの エクスポート 9 • ウェブ クライアントから、Operations (操作) > Cleaning Media (クリー ニング メディア) > Import (インポート) を選択します。 • 操作パネルから、Operations (操作) > Import Cleaning Media (クリーニ ング メディアのインポート) を選択します。 AutoClean (自動クリーニング) が有効な場合、クリーニング カートリッ ジを
第 9 章 ライブラリの実行 テープ ドライブのクリーニングについて 注: エクスポート操作が開始されたら、I/E ステーションのドアの 開閉などによって操作を妨げないないようにしてください。 クリーニング カートリッジのエクスポートに関する詳細は、以下のとお りです。 • クリーニング カートリッジをエクスポートするには、ライブラリの I/E ステーションと操作パネルへのアクセス権が必要です。 • 空の I/E ステーション スロットがある場合にのみ、カートリッジを エクスポートできます。 クリーニング メディアをエクスポートするには、Export Cleaning Media (クリーニング メディアのエクスポート) Remove Cleaning Media (クリーニン グ メディアの取り外し) 画面で以下の情報を入力する必要があります。 • Media (メディア) — エクスポートするテープ カートリッジ。 ライブラリ内の空の I/E ステーション スロット数が画面に表示されま す。クリーニング カートリッジは、空の I/E ステーション スロット数 と同じ数だけエクスポートで
第 9 章 ライブラリの実行 テープ ドライブのクリーニングについて アントまたは操作パネル ユーザー インターフェイスの右上部にある Help (ヘルプ) アイコンをクリックします。 テープ ドライブの手動ク リーニング 9 Clean Drive (ドライブのクリーニング) 画面では、システム管理者が手動で テープ ドライブをクリーニングできます。 注: Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド クリーニングの前に、必ずテープ ドライブをアンロードして ください。テープ ドライブにカートリッジがロードされてい る場合、この操作を行うことはできません。 207
第 9 章 ライブラリの実行 テープ ドライブのクリーニングについて クリーニング スロットを少なくとも 1 つ設定し (クリーニング スロット の設定 ページの 84 を参照)、ウェブ クライアントを使用している場合 は、設定済みのクリーニング スロットのクリーニング テープを使用す るか、最上段の I/E ステーション スロットのクリーニング テープを使 用するかを選択できます。複数のクリーニング スロットを設定し、その 中にクリーニング テープが入っている場合は、どちらのクリーニング テープを使用するかをライブラリが選択します。クリーニング スロット を 0 に設定している場合や、操作パネルを使用している場合は、最上段 の I/E ステーション スロットに入っているクリーニング テープを使用 する必要があります。適切なスロットにクリーニング カートリッジを挿 入して、クリーニングするテープ ドライブを選択するように指示されま す。次に、ライブラリは関連付けられているパーティションをオフライ ンに切り替え、クリーニング カートリッジを I/E ステーション スロッ トから、指定したテープ ドライブに移動
第 9 章 ライブラリの実行 テープ ドライブの操作について 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Tools (ツール) > Drive Operations (ドライブ 操作) > Clean a tape drive (テープド ライブのクリーニング) を選択します。 • 操作パネルから、Tools (ツール) > Drive Mgmt (ドライブ管理) > Clean drive (ドライブのクリーニング) を選択します。 テープ ドライブの操作について 以下のテープ ドライブ操作ができます。 • ファームウェア アップグレード (FUP) テープを作成します。FUP テープは、ライブラリで既に使用しているテープ ドライブ ファーム ウェアのバージョンから作成できます。詳細については、イメージ ファイルを使用したテープ ドライブ ファームウェアのアップグレー ド ページの 233 を参照してください。 • FUP テープを消去します。FUP テープが不要になると、それを消去 してデータ カートリッジとして再利用するか、再度 FUP テープと して使用
第 9 章 ライブラリの実行 I/E ステーションのロックとロック解除 グの取得 ページの 436 を参照してください。 • テープ ドライブをクリーニングする。テープ ドライブはいつでも手 動でクリーニングできます。詳細については、テープ ドライブのク リーニングについて ページの 201 を参照してください。 • オートレベル用にテープ ドライブのファームウェアをアップロード /削除する。FC I/O ブレードに接続している FC テープ ドライブで のみ使用できます。詳細については、テープ ドライブ ファームウェ アの自動レベル調整 ページの 239 を参照してください。 • テープ ドライブをリセットする。テープ ドライブをリセットする と、テープ ドライブがライブラリのドライブ スレッドに入ったまま の状態でテープ ドライブの電源が入れ直されます。詳細について は、ドライブのリセット ページの 458 を参照してください。 I/E ステーションのロックとロック解除 各 5U ライブラリ制御モジュールと 9U ライブラリ拡張モジュールには それぞれ、複数の開閉センサーを装備した I/E
第 9 章 ライブラリの実行 I/E ステーションのロックとロック解除 注: ホスト アプリケーションによっては、コマンドを使用して I/E ステーションのドアをロック/ロック解除するものがありま す。通常このコマンドをライブラリが無効にすることはでき ません。この場合、ホスト アプリケーションを使用して、 I/E ステーションのドアをロック/ロック解除します。ライブ ラリを使ってテープ ドライブのロック/ロック解除を行う と、ホスト アプリケーションに影響する可能性があります。 詳細については、ホスト アプリケーションの説明書を参照し てください。 I/E ステーション ドアがロックされる理由は 3 つあります。 • ライブラリは I/E ステーションのドアからカートリッジをインポー トまたはエクスポートします。ライブラリがテープを特定の I/E ス テーション スロットからインポートまたはエクスポートしようとし ている間は、関連した I/E ステーション ドアのみが閉位置でロック されます。それ以外のすべての I/E ステーション ドアは、アクセス 可能な状態です。I/E ステーション スロットか
第 9 章 ライブラリの実行 FC I/O ブレードの電源制御 I/E ステーション ドアを手 動でロック解除します。 9 推奨される手順は、Operations (操作) > I/E Station Lock/Unlock (I/E ステー ションのロック/ロック解除) コマンドの使用ですが、必要な場合は手動で I/E ステーションのドアをロック解除できます。 I/E ステーション ドアを手動でロック解除するプロセスは、次のとおり です。 1 ライブラリの前面に立って、I/E ステーション ドアの前面の小さい ( 直径 0.
第 9 章 ライブラリの実行 FC I/O ブレードの電源制御 • ブレードの電源を切る 注: この操作は、異なる場所からログインしている複数の管理者 が同時に実行することはできません。必要な画面にはアクセ スできますが、他の管理者が同じ操作を実行している間は、 変更を適用できません。 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Setup (セットアップ) > I/O Blades (I/O ブ レード) > Blade Control (ブレード制御) を選択します。 • 操作パネルから、Setup (セットアップ) > I/O Blades (I/O ブレード) > Blade Control (ブレード制御) を選択します。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 213
第 10 章 10 情報の取得 – ログ記録とレポート この章では、ご使用のライブラリに関する情報を見つける方法を説明し ます。 操作パネルでは、システム情報は About の情報About ML6000 (ML6000 の 情報) 画面に表示されます (Tools (ツール) > About Library (ライブラリ情報 ))。ウェブ クライアントでは、Reports (レポート) および Tools (ツール) メニューからアクセスできます。 注: 管理者特権のないユーザーは、一部のレポートしか表示でき ません。ユーザー特権については、ユーザー特権 ページの 55 を参照してください。 PowerVault ML6000 に関する情報の表示 About (情報) 画面では、ご使用のライブラリの設定を手軽に確認できます。 ウェブ クライアントから、About の情報About ML6000 (ML6000の情報) レポートを表示できます。このレポートは、ライブラリに関する以下の 情報を提供します。 • Serial Number (シリアル番号) • Service Tag (サービス タグ)
第 10 章 情報の取得 – ログ記録とレポート システム情報レポートの表示 • Firmware Version Number (ファームウェアのバージョン番号) 操作パネルから、About (情報) 画面にライブラリに関する以下の情報が 表示されます。 • Library Name (ライブラリ名) • State (状態) • Serial number (シリアル番号) • Service Tag (サービス タグ) • System firmware version number (システム ファームウェアのバー ジョン番号) • Date and time of last firmware update (ファームウェアの最終アップ デート日時) • Current date and time (現在の日時) 操作パネルの About (情報) 画面から、他の画面に移動して以下の詳細を 確認することもできます。 • ネットワーク (IP アドレス) • テープ ドライブ • パーティション 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Reports (レポート) >
第 10 章 情報の取得 – ログ記録とレポート ライブラリ設定レポートの表示 • Physical library (物理ライブラリ) — ホスト名、インターネット プロト コル (IP) アドレス、シリアル番号、ファームウェアのバージョン、 ボード サポート パッケージ (BSP) レベル、および BSP の最終更新 日、ロボット ファームウェアのバージョン。 • Encryption (暗号化) (このセクションは、暗号化キー管理がライセン スされライブラリ上に構成されている場合のみ表示されます) — キー サーバーの種類、暗号化ソフトウェアのバージョン、SSL 接続 (有効/無効)、プライマリ ホスト (プライマリ キー サーバー IP アド レスまたはホスト名)、プライマリ キー サーバー ポート番号、プラ イマリ キー サーバーのシリアル番号、セカンダリ ホスト (セカンダ リ キー サーバー IP アドレスまたはホスト名)、セカンダリ キー サーバー ポート番号、セカンダリ キー サーバーのシリアル番号。 • ライブラリ パーティション— 各パーティションに設定されている名 前、シリアル番号、
第 10 章 情報の取得 – ログ記録とレポート ライブラリ設定レポートの表示 トの左上隅に表示される黒の三角印は、そのスロット内にメディアが挿 入されていることを示します。ただし、赤の三角印が表示される場合 は、挿入されたメディアのバーコート ラベルの読み取り不能を示しま す。テープ ドライブの「c」はそのドライブがそのパーティションの制 御パスであることを示します。 このライブラリ設定レポートはデフォルトで、パーティションに割り当 てられたすべてのライセンス スロットの座標を表示します。あらゆるラ イブラリ スロットの位置情報を表示する場合は、Show ALL coordinates (全座標表示) をクリックします。インポートしたカートリッジすべての バーコードを表示するには、Show Barcode (バーコード表示) をクリック します。 図 18 に、ライブラリ設定レポートの例を示します。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 217
第 10 章 情報の取得 – ログ記録とレポート ライブラリ設定レポートの表示 図 18 ライブラリ設定レポート Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 218
第 10 章 情報の取得 – ログ記録とレポート ライブラリ設定レポートの表示 レポートを使用して、以下のリソースに関する詳細情報を表示します。 情報を確認したい項目をクリックすると、ライブラリ図の右にあるボッ クスに情報が表示されます。 • Tape drives (テープ ドライブ) — インターフェイスの種類によっては、 以下のすべての情報が表示されない場合があります。インターフェ イスの種類、テープ ドライブの種類、準備状態、モード (オンライ ン/オフライン)、割り当てられたパーティション名、位置情報、メ ディアのバーコード (「No_Label」は判読できないバーコードを指 します)、メディアの種類、要素アドレス、ベンダー、モデル、物理 SN、論理 SN、ワールド ワイド ノード名 (WWNN)、ワールド ワイ ド ポート名 (WWPN)、ループ ID、トポロジ要求、速度要求、実際 のトポロジ、実際の速度、最大速度、アクティブなポート (ドライブ に複数の FC ポートがある場合)、SCSI ID、SAS アドレス、テープ ド ライブ ファームウェアのレベル、制御パスのステータス、各テープ ドラ
第 10 章 情報の取得 – ログ記録とレポート ネットワーク設定レポートの表示 ネットワーク設定レポートの表示 Network Settings (ネットワーク設定) レポートには、以下のネットワー ク設定に関する情報が含まれています。 • Network (ネットワーク) — ホスト名、プライマリ DNS、セカンダリ DNS。 • IPv4 Settings (IPv4 設定) — Dynamic Host Configuration Protocol (DHCP) の有効/無効、IP アドレス、ゲートウェイのアドレス、ネッ ト マスク。 • IPv6 Settings (IPv6 設定) (IPv6 が有効になっている場合) — DHCP の 有効/無効、ステートレスの有効/無効、スタティックの有効/無 効、ネットワーク プレフィックス、ゲートウェイ、すべての IPv6 アドレス。 • SSL — ライブラリの SSL、ポート、暗号。 • SMI-S — ライブラリのアクセスと状態の有効/無効の設定。 • アクセス: ライブラリへの SMI-S トラフィック用 SMI-S ポート (ポート 598
第 10 章 情報の取得 – ログ記録とレポート ログインしているユーザーの表示 ログインしているユーザーの表示 Logged-in User’s Report (ログインしているユーザーのレポート) には現 在ライブラリにログインしているユーザーに関する情報が含まれていま す。このレポートには以下の情報が含まれます。 • User name (ユーザー名) — ログインしているユーザーの名前。 • Role name (役割名) — ログインしているユーザーの特権レベル (たと えば、Admin は管理者特権、User は非管理者で非サービス ユーザー の一般ユーザー特権)。 • Login date and time (ログイン日時) — ユーザーがライブラリにログイ ンした日時。 • Last activity date and time (前回活動日時) — ユーザーがライブラリに 前回ログインした日時。 • Login location (ログイン場所) — システムへのアクセスに使用されて いるシステムの IP アドレスまたはホスト名。 • Management interface (管理インタ
第 10 章 情報の取得 – ログ記録とレポート すべてのスロット レポートの表示 • Slot type (スロットの種類) — ドライブ、I/E ステーション、クリーニ ング、ストレージ。 • Barcode (バーコード) — スロットに取り付けられているカートリッジ のバーコード番号 (バーコード番号がないのはスロットが空であるこ とを示す)。 • Partition (パーティション) — スロットが属するパーティション。 • Location (場所) — スロットの位置情報。(位置情報の説明は、位置座 標について ページの 35 を参照。) • Element Address (要素のアドレス) — スロットの要素アドレス。 • Encryption (暗号化) — スロットに入っているメディアの暗号化状態。 ライブラリが暗号化の状態を検出するには、ライブラリの暗号化対 応テープ ドライブにテープを入れる必要があります。暗号化対応 テ ー プ ド ラ イ ブ は テ ー プ の 暗 号 化 状 態 を 読 み 取 っ て 記 録 し、 「Encrypted」(暗号化) または「Not Encr
第 10 章 情報の取得 – ログ記録とレポート ライブラリのログの表示、保存、電子メール送信 ライブラリのログの表示、保存、電子メール送信 ライブラリが収集したログ ファイル内の特定の情報は、画面に表示した り、コンピュータに保存したり、電子メールで受信者に送信したりでき ます。ライブラリで利用できるログは以下のとおりです。 • Installation Verification Test Summary Log (インストール検証テスト概要 ログ) — このログは、インストール検証テスト (IVT) を実行するたび に保存されます。このログには、最新のテスト実行の情報のみが保 存されます。テストを再実行すると、新しい情報が前の情報を上書 きします。このオプションは略式のログを提供します。詳細につい ては、設置検証テストの使用 ページの 451 を参照してください。 • Installation Verification Test Detailed Log (インストール検証テスト詳細ロ グ) — このログはインストール検証テスト (IVT) を実行するたびに保 存されます。このログには、最新のテスト実行
第 10 章 情報の取得 – ログ記録とレポート ライブラリのログの表示、保存、電子メール送信 • Command History Log (コマンド履歴ログ) — FC I/O ブレード搭載時の み使用できます。このレポートを選択すると、レポートを実行する FC I/O ブレードとデバイスを選択します。Blade (ブレード) メニュー には、ライブラリに搭載されているすべての FC I/O ブレード (複数 ある場合) が一覧になります。Devices (デバイス) メニューには、選 択した FC I/O ブレードに関連付けられているデバイスが一覧にな ります。レポートには、選択したデバイスから、選択したブレード へのコマンドがすべて表示されます。ログ ファイルが最大サイズに 達したら、新しい情報が最も古い情報を置き換えます。 • Cleaning Log (クリーニング ログ) — ファームウェア バージョン 520G がインストールされてからライブラリに実行されたクリーニングが すべて表示されます。ログ ファイルが最大サイズに達すると、新し い情報が追加されるときに一番古い情報が置き換えられます。カ
第 10 章 情報の取得 – ログ記録とレポート FC I/O ブレード情報の表示 • Media Security Log (メディア セキュリティ ログ) — ライブラリから完 全に取り除かれたメディアが一覧表示されます。詳細レポート ライ センスがライブラリにインストールされている場合のみ、このログ を使用でき (ライセンス キーの取得とインストール ページの 94 を参 照)、ライブラリによるこのログ ファイル用データの収集を有効にで きます。このログおよび、ライブラリによるログ用データの収集を 有効にする方法の詳細については、メディア セキュリティ ログの設 定および表示 ページの 154 を参照してください。 • Media Usage Log (メディア使用状況ログ) — メディアに書き込まれた、 またはメディアから読み出されたデータに関する情報とソフトおよ びハードの読み書きエラーに関する統計が一覧表示されます。詳細 レポート ライセンスがライブラリにインストールされている場合の み、このログを使用できます (ライセンス キーの取得とインストー ル ページの 94 を参照)。このログに表示さ
第 10 章 情報の取得 – ログ記録とレポート FC I/O ブレード ポート情報の表示 • Status/State (ステータス/状態) — ブレードのスタータス: Ready (準備 完了)、Not Ready (準備中)、Auto Level Failed (オート レベル失敗)、 Auto Leveling Booting (オート レベル起動中)、Unknown (不明)。 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Tools (ツール) > I/O Blade Info (I/O ブレード 情報) を選択します。 • 操作パネルから、Tools (ツール) > Blade Info (ブレード情報) を選択します。 FC I/O ブレード ポート情報の表示 管理者は、ライブラリに搭載されているすべての FC I/O ブレードにつ いて情報を表示できます。Tools - Blade Port Information (ツール - ブレード ポート情報) 画面には、各 FC I/O ブレードについて以下のポート情報が 一覧表示されます。 • Port numbe
第 10 章 情報の取得 – ログ記録とレポート FC I/O ブレード ポート情報の表示 • Requested Loop ID (要求ループ ID) — ポートの要求ループ ID: Auto (自動) または 0 ~ 125 (ウェブ クライアントのみ)。 • Framesize (フレームサイズ) — ポートのフレームサイズ設定:528、 1024、2048 のいずれか。 • Mode (モード) — ポートのモード:Public (パブリック) または Private (プライベート)。 • Role (役割) — ポートの役割:Target (ターゲット) (ポート 1 ~ 2) ま たは Initiator (イニシエータ) (ポート 3 ~ 6)。 • Connection (接続) — ポートの接続タイプ:Loop (ループ)、Point to Point (ポイント ツー ポイント)、または Loop Preferred (ループ優先)。 FC I/O ブレードのポート設定については、FC I/O ブレード ポートの設 定 ページの 119 を参照してください。 正しい画面を開く手順は、以
第 11 章 11 ライブラリとテープ ドライ ブのファームウェアの更新 ライブラリでアップグレードできるファームウェアには、ライブラリ ファームウェア (ドライブ スレッド ファームウェアも含む) とテープ ド ライブ ファームウェアの 2 種類があります。Dell テクニカル サポート の推奨により、ライブラリまたはテープ ドライブ ファームウェアの アップグレードが必要になる場合があります。ファームウェアのアップ グレードは、http://support.dell.com の Dell サポート サイトでも定期的 に確認できますが、ダウンロードするファームウェアがライブラリや テープ ドライブと互換性があることを確かめる必要があります。 注: Dell サポート サイト http://support.dell.
第 11 章 ライブラリとテープ ドライブのファームウェアの更新 ライブラリ ファームウェアのアップグレード ドできます。ライブラリ ファームウェアのバージョン 200G.GSxxx およ び 210G.GSxxx は、最大 14U までのライブラリ構成に対応しています。 ライブラリ ファームウェア 300G.GSxxx は、最大 23U までのライブラリ 構 成 に 対 応 し て い ま す。ラ イ ブ ラ リ フ ァ ー ム ウ ェ ア バ ー ジ ョ ン 320G.
第 11 章 ライブラリとテープ ドライブのファームウェアの更新 ライブラリ ファームウェアのアップグレード ライブラリのファームウェアをアップグレードする前に、未解決のRAS チケットをすべて終結しておくようお勧めします。Auto-Ticket Closure (自動チケット終結) が有効になっていると、すべての RAS チケットが再 起動時に終結されてからファームウェアのアップグレードが行われます (RAS チケットを自動的に閉じる ページの 423 を参照)。 アップグレードに失敗した場合に備えて、ライブラリ ファームウェアを アップグレードする前に現在のライブラリ構成を保存しておくことをお 勧めします。ファームウェアのアップグレードが完了したら、ライブラ リ構成を再保存してください。詳細については、ライブラリ設定の保存 と復元 ページの 428 を参照してください。 ライブラリのファームウェアのアップグレードなど、システムに大きな 変更を加える前に、ライブラリ情報のスナップショットを取っておくの が懸命です。このスナップショット ファイルは、テクニカル サポート でライブラリのトラブルシューティング
第 11 章 ライブラリとテープ ドライブのファームウェアの更新 ライブラリ ファームウェアのアップグレード 注: あるメジャー ファームウェア バージョンから、それより前の メジャー バージョンにダウングレードすると、ライブラリの 設定が出荷時設定にリセットされます。他の設定項目につい ては、前のバージョンのライブラリ ファームウェアのインス トール時に保存した設定ファイルを使用して復元できます。 また、ライブラリを再設定することも可能です。詳細につい ては、ライブラリ設定の保存と復元 ページの 428 を参照して ください。 • ファームウェア コード レベル 400G 以降を実行し、ライブ ラリに Fibre Channel (FC) I/O ブレードが搭載されている 場 合 は、レ ベ ル 400G 以 降 に ダ ウ ン グ レ ー ド で き ま す。 ファームウェア バージョン 320G 以前は、FC I/O ブレード をサポートしていません。ライブラリに FC I/O ブレードが 搭載されていない場合は、下位のコード バージョンにダウ ングレードできます。 注: 600G 以降を実行し
第 11 章 ライブラリとテープ ドライブのファームウェアの更新 テープ ドライブ ファームウェアのアップグレード ライブラリ ファームウェアのアップデート手順についてはDell サポート ウェブサイトからダウンロードしたライブラリ ファームウェアのアップ グレード パッケージ、をご覧ください。ライブラリのオンライン ヘル プにも詳しい操作手順が表示されます。オンライン ヘルプ システムに アクセスするには、ウェブ クライアントまたは操作パネル ユーザー イ ンターフェイスの右上部にある Help (ヘルプ) アイコンをクリックしま す。 操作パネルからは、ライブラリ ファームウェアをアップグレードできま せん。正しい画面を開くには、以下の操作を行います。 • ウェブ クライアントから、Tools (ツール) > Update Library Firmware (ラ イブラリ ファームウェアのアップデート) を選択します。 テープ ドライブ ファームウェアのアップグレード Dell テープ ドライブ ファームウェアのアップグレードを実行すると、 ホスト アプリケーションの SCSI、FC、FC I/O ブ
第 11 章 ライブラリとテープ ドライブのファームウェアの更新 テープ ドライブ ファームウェアのアップグレード イメージ ファイルを使用 したテープ ドライブ ファームウェアのアップグ レード 11 ウェブ クライアントでは、ファームウェアのイメージ ファイルを使用 し て テ ー プ ド ラ イ ブ フ ァ ー ム ウ ェ ア を ア ッ プ グ レ ー ド で き ま す。 ファームウェアのアップグレードは 40 分ほど掛かる場合があります (FC I/O ブレードを使ってアップグレードするともっと速い)。 テープ ドライブ ファームウェアとその更新手順の説明は Dell サポート サイト http://support.dell.
第 11 章 ライブラリとテープ ドライブのファームウェアの更新 テープ ドライブ ファームウェアのアップグレード ライブラリ ファームウェアの詳しい更新手順は、デル サポート サイト で提供されています。ライブラリのオンライン ヘルプにも詳しい操作手 順が表示されます。オンライン ヘルプ システムにアクセスするには、 ウェブ クライアントまたは操作パネルのユーザー インターフェイスの 右上にある Help (ヘルプ) アイコンをクリックします。 注意: テープ ドライブはファームウェアのアップグレード後に再起 動するので、ファームウエアのアップグレード前に該当テー プ ドライブにカートリッジがロードされていないことを確認 してください。 注意: アップグレード中はライブラリの電源を切らないでくださ い。アップグレード プロセス中にライブラリの電源を切る と、ライブラリに問題が生じる可能性があります。 注: この操作は、複数のシステム管理者が同時に行うことはでき ません。必要な画面にはアクセスできますが、他の管理者が 同じ操作を実行している間は、変更を適用できません。 操作パネルからは、イメージ ファイ
第 11 章 ライブラリとテープ ドライブのファームウェアの更新 テープ ドライブ ファームウェアのアップグレード があることに注意してください。 FUP テープの作成に関する詳細は、以下のとおりです。 • FUP テープは、空白またはスクラッチ テープを使用して作成しま す。 • FUP テープは再利用できます。 • 必要なファームウェア イメージは、テープ ドライブのインターフェ イスの種類によって異なります。FUP テープには、SCSI、FC、SAS ドライブ テープの種類に対応した適切な SCSI、FC、SAS ファーム ウェア イメージが必要です。 • FUP テープを作成する場合、LTO-1 テープを LTO-3 テープ ドライ ブで使用したり、LTO-1 または LTO-2 テープを LTO-4 テープ ドラ イブで使用したり、LTO-1、LTO-2、LTO-3 テープを LTO-5 テープ ドライブで使用することはできません。 • この操作に選択できるのは空のテープ ドライブのみです。使用する テープ ドライブにテープ カートリッジが挿入されている場合は、最 初にテープ カートリッジをアンロ
第 11 章 ライブラリとテープ ドライブのファームウェアの更新 テープ ドライブ ファームウェアのアップグレード • 操作パネルから、Tools (ツール) > Drive Mgmt (ドライブ管理) を選択し ます。 • ウェブ クライアントから、Tools (ツール) > Drive Operations (ドライブ 操作) を選択します。 FUP テープの消去 11 不要になった FUP テープのテープ ドライブ ファームウェアのバージョ ンは、消去してデータ カートリッジとして再利用できます。 この操作は、FUP テープをデータ カートリッジとして再利用する必要が ある場合にのみ実行してください。新しいテープ ドライブを新しい ファームウェアでアップデートする前に、FUP を消去する必要はありま せん。また、この操作はデータ カートリッジの情報を消去するために使 用しないでください。 FUP テープを消去する全過程を操作パネルから実行できます。ウェブ ク ライアントを使用してテープを作成する場合は、プロセスの一部は操作 パネルで実行する必要があるため、物理ライブラリにアクセスする必要 がある
第 11 章 ライブラリとテープ ドライブのファームウェアの更新 テープ ドライブ ファームウェアのアップグレード 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • 操作パネルから、Tools (ツール) > Drive Mgmt (ドライブ管理) を選択し ます。 • ウェブ クライアントから、Tools (ツール) > Drive Operations (ドライブ 操作) を選択します。 FUP テープを使用して テープ ドライブのファー ムウェアをアップグレー ド 11 FUP テープを使用してテープ ドライブのファームウェアをアップグレー ドできます。FUP テープ には特定バージョンのテープ ドライブ ファー ムウェアが含まれており、ライブラリ内の 1 つまたは複数のテープ ドラ イブにファームウェアを転送するために使用します。FUP テープの作成 については、FUP テープの作成 ページの 234 を参照してください。 必ずテープ ドライブの種類と互換性のある適切なレベルのテープ ドラ イブ ファームウェアでライブラリをアップグレードしてください。適切 なドライブ ファームウェアの確認には、ラ
第 11 章 ライブラリとテープ ドライブのファームウェアの更新 テープ ドライブ ファームウェアのアップグレード • FUP テープを作成する場合、LTO-1 テープを LTO-3 テープ ドライ ブで使用したり、LTO-1 または LTO-2 テープを LTO-4 テープ ドラ イブで使用したり、LTO-1、LTO-2、LTO-3 テープを LTO-5 テープ ドライブで使用することはできません。詳細については、FUP テー プの作成 ページの 234 を参照してください。 • テープ ドライブおよび関連付けられたパーティションは、操作中に 自動的にオフラインに切り換わり、操作が完了するとオンラインに 戻ります。テープ ドライブとパーティション論理ライブラリをオフ ラインに切り替える際には、確認が要求されます。 注: 操作が正常に完了しなかった場合、パーティションは オフラインのままになり、手動でオンラインに戻す か、ライブラリを再起動するまでオフラインのままに なります (パーティションをオンラインまたはオフラ インにする ページの 82 を参照)。 ライブラリのオンライン ヘルプには、FUP テ
第 11 章 ライブラリとテープ ドライブのファームウェアの更新 テープ ドライブ ファームウェアの自動レベル調整 • 操作パネルから、Tools (ツール) > Drive Mgmt (ドライブ管理) を選択し ます。 • ウェブ クライアントから、Tools (ツール) > Drive Operations (ドライブ 操作) を選択します。 Dell サポート サイトから のテープ ドライブ ファー ムウェアのダウンロード 11 Dell テープ ドライブ ファームウェアのアップグレードを実行すると、 ホスト アプリケーションの SCSI、FC、FC I/O ブレード、SAS 接続を介 してテープ ドライブ ファームウェアをアップグレードできます。ホス ト接続を介してすべてのテープ ドライブをアップグレードできます。ま たは、ホスト接続を介して少なくとも 1 つのテープ ドライブをアップグ レードした後、FUP テープを作成して他のテープ ドライブを同じレベル にアップグレードできます。 テープ ドライブ ファームウェアは Dell サポート サイト http://support.
第 11 章 ライブラリとテープ ドライブのファームウェアの更新 テープ ドライブ ファームウェアの自動レベル調整 では、同じ種類の FC テープ ドライブ (たとえば LTO-5 など) をすべて同 じ フ ァ ー ム ウ ェ ア レ ベ ル に 保 つ こ と が で き ま す。テ ー プ ド ラ イ ブ ファームウェアは、テープ ドライブのリセット時 (ライブラリの電源入 れ 直 し や 再 起 動) や、テ ー プ ド ラ イ ブ 着 脱 時 に チ ェ ッ ク さ れ ま す。 ファームウェアが一致しないと、テープ ドライブのファームウェアは自 動的にレベル調整されます。 自動レベル調整機能を使用するには、FC テープ ドライブが FC I/O ブ レードに接続されている必要があります。ライブラリは、FC ホストま たはスイッチに直接接続している FC テープ ドライブの自動レベル調整 には対応していません。また、ライブラリは SCSI または SAS テープ ド ライブの自動レベル調整にも対応していません。 自動レベル調整を有効にするには、ファームウェア イメージ ファイル をライブラリにアッ
第 11 章 ライブラリとテープ ドライブのファームウェアの更新 テープ ドライブ ファームウェアの自動レベル調整 操作パネルからは、テープ ドライブ ファームウェアをアップロードで きません。正しい画面を表示するには、次の操作を行います。 • ウェブ クライアント、Tools (ツール) > Drive Operations (ドライブ操作) > Upload/remove tape drive firmware for autoleveling ( オートレベル用に テープ ドライブのファームウェアをアップロード/削除する) を選択します。 自動レベル調整に使用する テープ ドライブ ファーム ウェアの削除 11 テープ ドライブ ファームウェアの自動レベル調整が不要になれば、ラ イブラリのファームウェア イメージ ファイルを削除できます。また、 ライブラリにテープ ドライブの特定バージョンがなくなった場合にも、 ファームウェア イメージ ファイルを削除できます。たとえば、すべて の LTO-3 テープ ドライブを LTO-4 テープ ドライブに交換すると、LTO3 ファームウェアは不要になります。
第 12 章 12 取り付け、取り外し、交換 この章では、ライブラリ内のハードウェアの取り付け、取り外し、交換 について説明します。ライブラリのコンポーネントを取り付け、取り外 し、交換する際に、ライブラリ全体の電源をオフにしなければならない 場合があります。ただし、テープ ドライブの交換のように、ライブラリ の電源を切らずに保守できるコンポーネントも一部あります。また、特 定のパーティションだけをオフラインにしたり、ライブラリのステータ スに影響を与えずに済む場合もあります。 警告: 14U 以上のライブラリはすべて、主要保護接地 (アース) 端子 付きのラックに設置し、電源は工業用プラグと壁コンセント か、断面積が 1.
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのオンライン/オフライン 警告: 5U ライブラリ制御モジュールの重量は、テープ ドライブ、 テープ カートリッジ、電源装置を含めずに約 27.2 kg (60 lbs) です。9U ライブラリ拡張モジュールの重量は、テープ ドラ イブ、テープ カートリッジ、電源装置を含めずに 29.
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 ライブラリのオフライン12 ライブラリ全体をオフラインにすると、そのパーティションすべてもオ フラインになります。 1 ライブラリの操作パネルで Operations (操作) > Change Partition Mode (パーティション モードの変更) を選択するか、ウェブ クライアントを 使 用 し て、Operations (操作) > Partitions (パーティション) > Change Mode (モード変更) を選択します。 2 オフラインにするパーティションごとに Offline (オフライン) をクリッ クします。 3 Apply(適用) をクリックします。 ライブラリのケーブル接続 ドライブの種類に適した次の手順でケーブルを接続します。 • LTO-5 テープ ドライブの手順 ページの 245 • SCSI テープ ドライブがあるライブラリのケーブル接続 ページの 247 • SAS テープ ドライブがあるライブラリのケーブル接続 ページの 253 • ホストまたはスイッチに直接接続している Fibre Cha
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 LTO-5 テープ ドライブの 手順 12 ライブラリが LTO-5 テープ ドライブ上のイーサネットおよび Fibre Channel データ ポートを処理する方法は、テープ ドライブに応じてさまざまです。 詳細については、図 19 および図 20 を参照してください。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 245
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 図 19 LTO-5 シングル ポート 注意: LTO-5 Fibre Channel テープ ドライブの速度は、最大 8 GB/s までに設定でき、最大 8 Gb/s、4 Gb/s、および 2 Gb/s まで のオートネゴシエーションに対応します。8 GB/s の設定で は、FC I/O ブレードにではなく直接ホストまたはスイッチに 接 続 す る 必 要 が あ り ま す。こ れ は、FC I/O ブ レ ー ド が 4 GB/s の速度に制限されているためです。したがって、LTO-5 Fibre Channel テープ ドライブを FC I/O ブレードに接続する 場合は、テープ ドライブの速度を 4 GB/s にオートネゴシ エートする必要があります (テープ ドライブ パラメータの設 定 ページの 89 を参照)。2 Gb/s 未満の速度には対応していま せん。 Fibre Channel テープ ドライブ 1 イーサネット ポート - このポート は使用しない 2 Fibre Channel ポート - このポー ト
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 <<<<<<<< 削除 ?>>>>>> SCSI テープ ドライブがあ るライブラリのケーブル接 続 12 1 SAS ポート 1 - このポートを使用 2 SAS ポート 2 - このポートは使用 しない 3 イーサネット ポート - このポート は使用しない SCSI テープ ドライブを搭載したライブラリを設置する場合は、図 21 お よび図 22 を参照しながら以下の手順に従います。 警告: 14U 以上のライブラリはすべて、主要保護接地 (アース) 端子 付きのラックに設置し、電源は工業用プラグと壁コンセント か、断面積が 1.
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 図 21 スタンドアロン型 5U ラ イブラリ制御モジュール SCSI のケーブル接続 1 顧客ネットワークへのイーサネッ ト ケーブル 2 GB イーサネット ポート 3 SCSI ターミネータ 4 電源装置 5 背面の電源スイッチ 6 ホストへの SCSI ケーブル 7 ライブラリ制御ブレード 8 モジュール ターミネータ Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 248
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 図 22 マルチ モジュールの SCSI ケーブル接続 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 249
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 1 モジュール間ケーブル 2 ライブラリ制御ブレード 3 GB イーサネット ポート 4 SCSI ターミネータ 5 電源装置 6 背面の電源スイッチ 7 電源コード 8 ホストへの SCSI ケーブル 9 モジュール ターミネータ 10 顧客ネットワークへのイーサネッ ト ケーブル 1 ライブラリが 14U よりも大きい場合は、ラックに設置します。手順 は、ライブラリをラックに取り付ける方法 ページの 372 を参照して ください。この中には、テープ ドライブの取り外しと交換の手順が 含まれています。 2 テープ ドライブに SCSI ケーブルを接続します。SCSI テープ ドライ ブのケーブル接続については、1 つの SCSI バスに 1 台のテープ ドラ イブを接続する、または 1 つの SCSI バスに 2 台のテープ ドライブ を接続するといった 2 通りの方法が推奨されます (図 23 を参照)。 注: 性能に問題が生じる可能性があるため、SCSI バス 1 つに 接続する SCSI ドライブ
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 b SCSI ターミネータを使って、テープ ドライブの一番上のポート を終端処理します。 1 つの SCSI バスにつき 2 台のテープ ドライブを接続するには、以下の操作 を行います。 a SCSI ケーブルの一端を一番下のテープ ドライブの一番上の SCSI ポートに接続します。次にケーブルのもう一端をすぐ上のテー プ ドライブの一番下の SCSI ポートに接続します。2 台のテープ ドライブは、長さが 30 cm 以上の SCSI ケーブルで接続します。 b もう 1 本の SCSI ケーブルを使用して、SCSI バスの一番下のテー プ ドライブをホストに接続します。 c SCSI ターミネータを SCSI バスの上側のテープ ドライブに取り 付けて終端します。 図 23 1 つの SCSI バスにつき 1 台または 2 台のテープ ドラ イブのケーブル接続 1 つの SCSI バス につき 1 台 のテープ ドライブ 1 つの SCSI バス につき 2 台 のテープ ドライブ Dell PowerVault M
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 1 SCSI ターミネータ 2 SCSI ドライブからホストへの ケーブル接続 3 2 つの SCSI テープ ドライブを接 続する SCSI ケーブル 3 モジュール ターミネータを接続します。 注意: モジュール ターミネータは、SCSI ターミネータとは異な ります。モジュール ターミネータの代わりに SCSI ター ミネータを使用すると、ライブラリが損傷します。 a モジュール ターミネータを使用して、ライブラリ スタックの最 上 段 と 最 下 段 の モ ジ ュ ー ル を 終 端 処 理 し ま す。一 番 上 の モ ジュールの上のターミネータ コネクタに 1 つ、さらに、一番下 のモジュールの下のターミネータ コネクタに 1 つ、モジュール ターミネータを取り付けます。 ライブラリが 1 つのモジュールで構成されている場合は、モ ジュールの上と下のモジュール ターミネータ コネクタにモ ジュール ターミネータを取り付けます。 b 9U ライブラリ拡張モジュールを 5U ライブラリ制御モジュール に追加する必
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 6 電源ケーブルをライブラリ背面の電源装置のソケットに差し込み ます。 5U ライブラリ制御モジュールの電源装置には、常に電源コードが接 続している状態にしてください。冗長電源が使用されている場合 は、追加の電源コンセントのそれぞれに電源コードを接続します。 7 ライブラリの電源を入れます。 a 各電源装置の背部にある電源スイッチをオンにします。 b 前面の電源ボタンを押してオンにします。 c ホスト システムの電源を入れます。 8 バス上の全デバイスとの通信を確認します。 9 操作パネルのコマンドを使用してライブラリを設定します。設定に ついては、ライブラリの設定 ページの 57 を参照してください。 SAS テープ ドライブがあ るライブラリのケーブル 接続 12 各 SAS テープ ドライブは、直接ホスト バス アダプタ (HBA) に SAS ケーブルで接続する必要があります。Dell PowerVault ML6000 ライブラ リ内の LTO-4 および LTO-5 SAS テープ ドライブは SFF-8088 タ
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 図 24 スタンドアロン型 5U ラ イブラリ制御モジュールの SAS ケーブル接続 1 ネットワークへのイーサネット ケーブル 2 GB イーサネット ポート 3 電源装置 4 背面の電源スイッチ 5 電源コード 6 ホストへの SAS ケーブル 7 ライブラリ制御ブレード 8 モジュール ターミネータ Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 254
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 図 25 マルチモジュールの SAS ケーブル接続 1 モジュール間ケーブル 2 ライブラリ制御ブレード 3 GB イーサネット ポート 4 電源装置 5 背面の電源スイッチ 6 電源コード 7 ホストへの SAS ケーブル 8 モジュール ターミネータ 9 ネットワークへのイーサネット ケーブル Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 255
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 1 ライブラリが 14U よりも大きい場合は、ラックに設置します。手順 は、ライブラリをラックに取り付ける方法 ページの 372 を参照して ください。この中には、テープ ドライブの取り外しと交換の手順が 含まれています。 2 SAS ケーブルの片方の端をテープ ドライブに接続します。SAS ケー ブルのもう一方の端をホストに接続します。 3 ライブラリが 1 つのモジュールで構成されている場合は、モジュー ルの上と下のモジュール ターミネータ コネクタにモジュール ター ミネータを取り付けます。 注意: モジュール ターミネータは、SCSI ターミネータとは 異なります。モジュール ターミネータの代わりに SCSI ターミネータを使用すると、ライブラリが損傷 します。 4 ライブラリが 1 つ以上のモジュールによって構成されている場合は、 次のようにモジュールをまとめて接続します。 注意: モジュール ターミネータは、SCSI ターミネータとは 異なります。モジュール ターミネータの代わりに SCSI ターミネータを使用すると、ライブラリが
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 d モジュール間ケーブルを 5U ライブラリ制御モジュールから 9U ライブラリ拡張モジュールに接続します。 5 ウェブ クライアントを介したライブラリへのリモート アクセス用 に、イーサネット ケーブルをライブラリ制御ブレード (LCB) のギガ ビット (GB) イーサネット ポートに接続します。 6 電源ケーブルをライブラリ背面の電源装置のソケットに差し込み ます。 5U ライブラリ制御モジュールの電源装置には、常に電源コードが接 続している状態にしてください。冗長電源が使用されている場合 は、追加の電源コンセントのそれぞれに電源コードを接続します。 7 電源コードを近くの電源コンセントに差し込みます。 8 ライブラリの電源を入れます。 a 各電源装置の背部にある電源スイッチをオンにします。 b 前面の電源ボタンを押してオンにします。 c ホスト システムの電源を入れます。 9 バス上の全デバイスとの通信を確認します。 10 操作パネルのコマンドを使用してライブラリを設定します。設定に ついては、ライブラリの設定 ページ
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 図 26 スタンドアロン型 5U ラ イブラリ制御モジュール Fibre Channel のケーブル接続 1 顧客ネットワークへのイーサネッ ト ケーブル 2 GB イーサネット ポート 3 電源装置 4 背面の電源スイッチ 5 電源コード 6 ホストへのファイバ ケーブル 7 ライブラリ制御ブレード (LCB) 8 モジュール ターミネータ Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 258
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 図 27 マルチ モジュールの ファイバ チャネル ケーブル 接続 1 ネットワークへのイーサネット ケーブル 2 GB イーサネット ポート 3 電源装置 4 背面の電源スイッチ 5 電源コード 6 ホストへのファイバ ケーブル 7 モジュール ターミネータ 8 ライブラリ制御ブレード (LCB) 9 モジュール間ケーブル Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 259
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 警告: 14U 以上のライブラリはすべて、主要保護接地 (アース) 端子 付きのラックに設置し、電源は工業用プラグと壁コンセント か、断面積が 1.
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 a モジュール ターミネータを使用して、ライブラリ スタックの最 上 段 と 最 下 段 の モ ジ ュ ー ル を 終 端 処 理 し ま す。一 番 上 の モ ジュールの上のターミネータ コネクタに 1 つ、さらに、一番下 のモジュールの下のターミネータ コネクタに 1 つ、モジュール ターミネータを取り付けます。 ライブラリが 1 つのモジュールで構成されている場合は、モ ジュールの上と下のモジュール ターミネータ コネクタにモ ジュール ターミネータを取り付けます。 b 9U ライブラリ拡張モジュールを 5U ライブラリ制御モジュール に追加する必要がある場合、9U ライブラリ拡張モジュールに最 も近い 5U ライブラリ制御モジュールのターミネータ接続からモ ジュール ターミネータを取り外します。 c 5U ライブラリ制御モジュールから最も遠い 9U ライブラリ拡張 モジュールのターミネータ接続で、モジュール ターミネータを 交換します。 4 モジュール間ケーブルを 5U ライブラリ制御モジュールから 9U ライ ブラリ
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 Fibre Channel I/O ブレー ドに直接接続している Fibre Channel テープ ドラ イブを搭載したライブラリ のケーブル接続 12 以下に、FC ドライブを FC I/O ブレードに接続する FC ケーブルを取り 付ける方法を説明します。FC I/O ブレードは、LTO-2、LTO-3、LTO4、LTO-5、LTO-6 のドライブへの接続をサポートしています。 注意: LTO-5 Fibre Channel テープ ドライブの速度は、最大 8 GB/s までに設定でき、最大 8 Gb/s、4 Gb/s、および 2 Gb/s まで のオートネゴシエーションに対応します。8 GB/s の設定で は、FC I/O ブレードにではなく直接ホストまたはスイッチに 接続する必要があります。これは、FC I/O ブレードが 4 GB/s の速度に制限されているためです。したがって、LTO-5 Fibre Channel テープ ドライブを FC I/O ブレードに接続する場合 は、テープ ドライブの速度を 4 GB/s にオートネ
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 • 長すぎるケーブルを管理する必要がないように、取り付けたテープ ドライブは最も近い FC I/O ブレードのポートにケーブル接続する のが理想的です。通常、最も近い FC I/O ブレードはテープ ドライ ブと同じ 9U ライブラリ拡張モジュールにあります。 注: Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド ライブラリにケーブルを接続する最適な方法については、ケー ブル管理のガイドライン ページの 272 を参照してください。 263
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 図 28 FC I/O ブレード 1 ターゲット ポート 1 と 2 からホ ストへ 2 イニシエータ ポート 3 ~ 6 から ドライブへ 3 LED (青、黄、緑) FC I/O ブレードに接続している FC テープ ドライブを搭載したライブラ リを設置する場合は、図 29 を参照しながら以下の手順に従います。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 264
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 図 29 I/O ブレード装備の FC のケーブル接続 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 265
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 1 ライブラリ制御ブレード (LCB) 2 GB イーサネット ポート 3 電源装置 4 電源コード 5 LCB から拡張モジュールへの イーサネット ケーブル (各 FC I/O ブレードに 1 個ずつ) 6 FC I/O ブレードからテープ ドラ イブへの FC ケーブル 7 モジュール ターミネータ 8 ホストへの FC ケーブル 9 モジュール間ケーブル 10 ネットワークへのイーサネット ケーブル 11 UPPER (上) および LOWER (下) イーサネット ポート 必要な工具:なし 1 ライブラリが 14U よりも大きい場合は、ラックに設置します。手順 は、ライブラリをラックに取り付ける方法 ページの 372 を参照して ください。この中には、テープ ドライブの取り外しと交換の手順が 含まれています。 警告: 14U 以上のライブラリはすべて、主要保護接地 (アース) 端子 付きのラックに設置し、電源は工業用プラグと壁コンセント か、断面積が 1.
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 注: ラックの最も使いやすい位置に操作パネルが来るように注意 します。 2 9U ライブラリ拡張モジュールに取り付けられた各 FC I/O ブレード について、FC I/O ブレードを格納している 9U ライブラリ拡張モ ジュールを LCB のイーサネット ハブのポートに接続します。 注: これらのイーサネット ケーブルを接続しないと、FC I/O ブレードは機能しません。 a FC I/O ブレードが 9U ライブラリ拡張モジュールの下段のベイ に搭載されている場合は、イーサネット ケーブルの一端を 9U ライブラリ拡張モジュールの右下にある LOWER (下) というイー サネット ポートに接続します。ケーブルのもう一方の端を LCB のイーサネット ハブのポートに接続します。 b FC I/O ブレードが 9U ライブラリ拡張モジュールの上段のベイ に搭載されている場合は、イーサネット ケーブルの一端を 9U ライブラリ拡張モジュールの右下にある UPPER (上) というイー サネット ポートに接続します。ケーブルのもう
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 7 FC I/O ブレードに接続する各 FC ドライブごとに、上記のステップ を繰り返します。FC ケーブルを FC I/O ブレードのポート 1 とポー ト 2 に接続しないでください。 8 ホストを FC I/O ブレードのポート 1 または 2 (あるいは両方) に接続 します。 9 モジュール ターミネータを接続します。 注意: モジュール ターミネータは、SCSI ターミネータとは異な ります。モジュール ターミネータの代わりに SCSI ター ミネータを使用すると、ライブラリが損傷します。 a モジュール ターミネータを使用して、ライブラリ スタックの最 上 段 と 最 下 段 の モ ジ ュ ー ル を 終 端 処 理 し ま す。一 番 上 の モ ジュールの上のターミネータ コネクタに 1 つ、さらに、一番下 のモジュールの下のターミネータ コネクタに 1 つ、モジュール ターミネータを取り付けます。 ライブラリが 1 つのモジュールで構成されている場合は、モ ジュールの上と下のモジュール ターミネータ コネクタにモ ジュ
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 5U ライブラリ制御モジュールの電源装置には、常に電源コードが接 続している状態にしてください。冗長電源が使用されている場合 は、追加の電源コンセントのそれぞれに電源コードを接続します。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 269
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 13 ライブラリの電源を入れます。 a 各電源装置の背部にある電源スイッチをオンにします。 b 前面の電源ボタンを押してオンにします。 c ホスト システムの電源を入れます。 14 バス上の全デバイスとの通信を確認します。 15 操作パネルのコマンドを使用してライブラリを設定します。設定に ついては、ライブラリの設定 ページの 57 を参照してください。 推奨される FC I/O ブレードの 光ファイバ ケーブルで、ファイバ チャネル テープ ドライブを FC I/O ライブラリ ケーブル接続 12 ブレードに接続し、FC I/O をストレージ エリア ネットワーク (SAN) の ファブリックまたはホストに接続します。これらのケーブルをライブラ リ背面で適切に管理すれば、ケーブルおよびファイバ チャネル ポートへ の損傷を防ぐだけでなく、最適なデータ スループットも実現できます。 注: このセクションは、FC I/O ブレードを使用してホストまたは Fibre Channel スイッチに接続している Fibre Channe
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリのケーブル接続 最大容量ライブラリの I/O ブレードに推 奨されるケーブル接続 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド FC I/O ブレー ド ポート テープ ドライブ FC I/O ブレード [1,1] 該当しない ( 直接接続 ) [1,2] 該当しない ( 直接接続 ) [1,3] [1,2] ポート 3 [1,4] [1,2] ポート 4 [0,1] [1,2] ポート 5 [0,2] [1,2] ポート 6 [-1,1] [-1,2] ポート 3 [-1,2] [-1,2] ポート 4 [-1,3] [-1,2] ポート 5 [-1,4] [-1,2] ポート 6 [-2,-1] [-2,-2] ポート 3 [-2,-2] [-2,-2] ポート 4 [-2,-3] [-2,-2] ポート 5 [-2,-4] [-2,-2] ポート 6 [-3,1] [-3,2] ポート 3 [-3,2] [-3,2] ポート 4 [
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ケーブル管理のガイドライン ケーブル管理のガイドライン ライブラリが大規模な構成に対応するように拡張されるにつれて、ライ ブラリ背面のケーブルや電源コードの固定と編成も重要になります。こ のようにすると、ライブラリの背面に常にアクセスでき、ケーブルが損 傷する危険性を減らします。 このセクションでは、電源コードとイーサネット ケーブルを管理するた めのガイドラインとベストプラクティスを確認できます。「ケーブル管 理キット」セクションで指定する装置を使用してください。 ケーブル管理キット コンポーネント 12 Fibre Channel I/O ブレードを購入した場合は、これらの手順を実行する ために必要な機器がすべて含まれたケーブル管理キットが付いていま す。ケーブル管理キットは Dell (連絡方法は付録 C、「Dell へのお問い合わせ」を参照) に注文する こともできます。ストラップの色はコードの色と一致しています。 説明 数量 黒いマジック テープ — 電源コードを 9U ライブラリ 拡張モジュールに固定するために使用します。 1 青いマジッ
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ケーブル管理のガイドライン コンポーネント 電源コードの管理 説明 12 数量 押し込み式クリップ — マジック テープを 9U ライブ ラリ拡張モジュールに固定するために使用します。 2 M5 蝶ねじ — 押し込み式クリップ用のドリル穴が付い ていない旧型のライブラリ モデル用。M5 蝶ねじはマ ジック テープをモジュール筐体右下の M5 ねじ穴に固 定するために使用します。 2 押し込み式のサドル ケーブル クランプ — イーサネッ ト ケーブルを 5U ライブラリ制御モジュールに接続し て固定するために使用します。 2 裏面粘着式ワイヤ サドル ケーブル クランプ — 押し込 み式ワイヤ サドル クランプ用のドリル穴が付いてい ない旧型のライブラリ モデル用。裏面粘着式ワイヤ サドル クランプは、イーサネット ケーブルを 5U ラ イブラリ制御モジュールに接続して固定するために使 用します。 2 電源コードの管理は、大規模なライブラリ構成では特に 重要です。 ML6030 CM + PowerVault ML6000 9U ライブラリ拡
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ケーブル管理のガイドライン 電源コードをライブラリ フレームに固定するには、以下の手順に従い ます。 1 ライブラリの背面に向かって、9U ライブラリ拡張モジュールの背面 にドリルで開けられたマジック テープ用の穴を見つけます。この穴 はライブラリの背面、ライブラリ筐体の右側付近にある 9U ライブ ラリ拡張モジュールの上から約 7.
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ケーブル管理のガイドライン 図 30 電源コード管理 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 275
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ケーブル管理のガイドライン イーサネット ケーブルの 管理 12 FC I/O ブレードを搭載した Dell PowerVault ML6000 ライブラリでは、 ライブラリ背面の外部イーサネット ケーブルを使用して 5U ライブラリ 制御モジュールと 9U ライブラリ拡張モジュールの LCB 間を接続しま す。 9U ライブラリ拡張モジュール内の上部および下部の FC I/O ブレー ドには、モジュール背面にそれぞれ該当するイーサネット ポートがあり ます。このポートと LCB のイーサネット ハブ ポートのいずれかの間を イーサネット ケーブルで接続すると、ブレードと LCB 間の接続が確立 されます。 LCB のポートには内部イーサネット ハブを介して最大 4 本のイーサネッ ト ケーブルを接続できます。これで、ライブラリは合計 4 個の FC I/O ブレードをサポートできます。 ライブラリ背面のイーサネット ケーブルをまとめるため、2 個のワイヤ サドルを 5U ライブラリ制御モジュールに取り付けて、イーサネット ケーブルをライブラリの右側に配線します。青
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ケーブル管理のガイドライン 2 9U ライブラリ拡張モジュール背面にマジック テープ用にドリルで 開けた穴があります。この穴はライブラリの背面、フレーム背面の 右側にある 9U ライブラリ拡張モジュールの下から約 7.
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ケーブル管理のガイドライン 4 つ の FC I/O ブ レ ー ド が 含 ま れ た ML6030 制 御 モ ジ ュ ー ル + PowerVault ML6000 9U ライブラリ拡張モジュール x 2 は、図 31 ページ の 279 のようになります。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 278
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ケーブル管理のガイドライン 図 31 イーサネット ケーブル 管理 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 279
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ケーブル管理のガイドライン 図 32 は、電源、イーサネット、ファイバ ケーブルを取り付けてガイド ラインに沿って管理されている FC I/O ブレードが搭載された 41U ライ ブラリです。 図 32 ケーブル管理、すべての ケーブル、搭載されている FC I/O ブレード Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 280
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 スタンドアロン型 5U ライブラリ制御モジュールの取り付け スタンドアロン型 5U ライブラリ制御モジュールの取り付 け 必要な工具:なし 以下の手順に従って、5U ライブラリを 1 台設置します。 1 ライブラリをラックに設置する場合は、モジュールを支えるラック を準備します。ラック マウント キットの取り付け手順については、 ライブラリをラックに取り付ける方法 ページの 372 を参照してくだ さい。 2 テープ ドライブがすべて 5U ライブラリ制御モジュールから取り外 されていることを確認してください。テープ ドライブの取り外し手 順 に つ い て は、テ ー プ ド ライ ブ の 追 加、取 り 外し、交 換 ペー ジ の 395 を参照してください。 3 すべての電源を 5U ライブラリ制御モジュールから取り外してくだ さい。電源装置の取り外し手順については、電源装置の追加、取り 外し、交換 ページの 369 を参照してください。 4 ライブラリの I/E ステーションのドアとアクセス ドアを開きます。 5U ライブラリ制御モジュールを持ち上げて希望の
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 新しいマルチモジュール ライブラリ構成の設置 10 電源コードとネットワーク データ ケーブルを、すべて接続します。 ライブラリのケーブル接続 ページの 244 を参照してください。 11 上と下のモジュール ターミネータ コネクタに、モジュール ターミ ネータを取り付けます。モジュール ターミネータの取り付け方法に ついては、ライブラリのケーブル接続 ページの 244 を参照してくだ さい。 12 ライブラリの電源を入れます。 13 操作パネルの Setup Wizard (セットアップ ウィザード) を使用し て、ライブラリを設定します。 14 I/E ステーションを使用して、テープ カートリッジをライブラリに 追加します。 15 ホスト アプリケーションがライブラリの各テープ カートリッジの場 所についてインベントリを実行する場合、ホスト アプリケーション を開いて再インベントリを行うことによって、論理インベントリを ライブラリの物理インベントリと同期させます。 新しいマルチモジュール ライブラリ構成の設置 この手順は、新しいマルチモジュール ライブラリを取り
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 新しいマルチモジュール ライブラリ構成の設置 9U ライブラリ拡張モ ジュール 5U ライブラリ制御モ ジュール 9U ライブラリ拡張モ ジュール 9U ライブラリ拡張モ ジュール 9U ライブラリ拡張モ ジュール 警告: 14U 以上のライブラリはすべて、主要保護接地 (アース) 端子 付きのラックに設置し、電源は工業用プラグと壁コンセント か、断面積が 1.
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 新しいマルチモジュール ライブラリ構成の設置 1 ライブラリをラックに設置する場合は、モジュールを支えるラック を準備します。ラック マウント キットの取り付け手順については、 ライブラリをラックに取り付ける方法 ページの 372 を参照してくだ さい。 2 取り付けるすべてのモジュールについて、テープ ドライブがすべて 取り外されているか確認します。テープ ドライブの取り外し手順に ついては、テープ ドライブの追加、取り外し、交換 ページの 395 を 参照してください。 3 取り付けるすべてのモジュールについて、電源装置がすべて取り外 されているか確認します。電源装置の取り外し手順については、電 源装置の追加、取り外し、交換 ページの 369 を参照してください。 4 ロボット アセンブリを 5U ライブラリ制御モジュールにパーキング します。ライブラリを取り出す前に、ロボット アセンブリを 5U ラ イブラリ制御モジュールに配置する必要があります。 a 各モジュールの I/E ステーション ドアとアクセス ドアを開きます。 b 手でロボット アセンブリを
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 新しいマルチモジュール ライブラリ構成の設置 1 「パーク」位置のパーキング タブ 5 必要な場合は、カバー プレートをいったん取り外して付け直しま す。カバー プレートを取り外す場合は、286 ページの図 33 に示すよ うに、y-home フラグねじを取り外さないでください。 注意: 5U ライブラリ制御モジュールのの底面カバー プレートを 外す前に、上記手順 4 の説明に従ってロボット アセンブ リをパークする必要があります。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 285
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 新しいマルチモジュール ライブラリ構成の設置 図 33 取り外す y-home フラグ ねじが付いた 1 2 1 カバー プレート 2 y-home フラグねじ - 取り外さない こと Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 286
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 新しいマルチモジュール ライブラリ構成の設置 a 5U ライブラリ制御モジュールをライブラリの最上段に配置し、 9U ライブラリ拡張モジュールがその下にある場合は、5U ライ ブラリ制御モジュールの底面カバー プレートおよび 9U ライブ ラリ拡張モジュールの上面プレートを外します。 b 5U ライブラリ制御モジュールを 9U ライブラリ拡張モジュール の間に配置する場合は、5U ライブラリ制御モジュールの上下両 方のプレートを外します。また、5U ライブラリ制御モジュール の下にある 9U ライブラリ拡張モジュールの上面プレートと、5U ライブラリ制御モジュールの上にある 9U ライブラリ拡張モ ジュールの底面プレートを外します。 c 5U ライブラリ制御モジュールをライブラリの最下段に配置し、 9U ライブラリ拡張モジュールがその上にある場合は、5U ライ ブラリ制御モジュールの上面プレートと 9U ライブラリ拡張モ ジュールの底面プレートを取り外します。 図 34 推奨されるモジュールの 位置 ML6010 ML6020 ML6030 ML6
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 新しいマルチモジュール ライブラリ構成の設置 9U ラ イ ブ ラ リ 拡張モ ジュールの取り付け 12 拡張モジュールは以下の手順で取り付けます。 1 9U ライブラリ拡張モジュールのアクセス ドアを開き、ガイド ピン をねじのように少し回転させて浮かせます。この操作を怠ると、下 のモジュールの前面ドアに傷がつくことがあります。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 288
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 新しいマルチモジュール ライブラリ構成の設置 1 ガイド ピン 2 蝶ねじ 2 新しい 9U ライブラリ拡張モジュールを持ち上げ、ライブラリの前 面から希望の場所に設置します。 3 9U ライブラリ拡張モジュールを別のモジュールの上に配置する場 合、モジュール前面の底部にある蝶ねじ 2 個と、モジュール背面の 底部にある蝶ねじ 2 個を使用して、これら 2 つのモジュールを固定 します。次に、モジュールのガイド ピン (モジュール前面の底部) を 回して押し下げます。 4 モジュールの前面と背面の底部にある蝶ねじを、すべて締めます。 5 ラック イヤーでモジュールをラックに固定します。ラック マウント キットの取り付けについては、ライブラリをラックに取り付ける方 法 ページの 372 を参照してください。 6 9U ライブラリ拡張モジュールを別のモジュールの上に配置する場合 は、ライブラリ構成で新しいモジュールの Y レールをライブラリに 噛み合わせます。Y レールが正しくはめ込まれ、蝶ねじが締まって いるか確認します。 Dell PowerVault ML
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 新しいマルチモジュール ライブラリ構成の設置 1 前部 Y レール 2 後部 Y レール 3 Y レール (こちらの端が上) 4 ここを握って開放 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 290
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 新しいマルチモジュール ライブラリ構成の設置 a ライブラリの前面から、9U ライブラリ拡張モジュールの I/E ス テーションとアクセス ドアを開きます。Y レールの開放つまみ を起こしてロック位置から開放し、下までスライドさせます。 b ライブラリ背面から、モジュール内部右側にある後部 Y レール 開放つまみを見つけます。Y レールの開放つまみを起こして ロック位置から開放し、下までスライドさせます。 注意: ライブラリの前面と背面にある上部と下部の Y レールの間 に、隙間がないか確認してください。隙間があると、ライブ ラリは機械的に初期化を実行できません。 上記の手順により、このモジュールの Y レールと下のモジュールの Y レールが揃います。 図 35 Y レール ( ロック解除さ れた作動位置 ) 7 取り付ける各 9U ライブラリ拡張モジュールに対してこのステップを 繰り返します。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 291
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 新しいマルチモジュール ライブラリ構成の設置 5U ライブラリ制御モ ジュールの取り付け 12 5U 制御モジュールは以下の手順で取り付けます。 1 5U ライブラリ制御モジュールの I/E ステーション ドアとアクセス ド アを開きます。 2 5U ライブラリ制御モジュールを持ち上げて希望の位置に配置し ます。 3 5U ライブラリ制御モジュールを別のモジュールの上に配置する場合 は、モジュール前面の底部にある 2 本の蝶ねじと、モジュール背面 の底部にある 2 つの蝶ねじを使用して、これら 2 つのモジュールを 固定します。次に、モジュールのガイド ピン (モジュール前面の底 部) を回して押し下げます。 4 モジュールの前面と背面の底部にある蝶ねじを、すべて締めます。 5 ラック イヤーを使用して 5U ライブラリ制御モジュールをラックに 固定します。 6 まだ設置されていない場合は、5U ライブラリ制御モジュールにライ ブラリ制御ブレード (LCB) を取り付けます。LCB の取り付け方法につ いては、ライブラリ制御ブレードおよび LCB コンパクト フラッ
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 新しいマルチモジュール ライブラリ構成の設置 c 1 ロボット アセンブリをゆっくりと放します。ライブラリの一番下 のモジュールまで下がります。 「パーク解除」位置のパーキング タブ 2 ライブラリの I/E ステーション ドアとアクセス ドアを閉じます。 3 モジュールにテープ ドライブを追加します。詳細については、テー プ ドライブの追加、取り外し、交換 ページの 395 を参照してくだ さい。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 293
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 新しいマルチモジュール ライブラリ構成の設置 4 ライブラリに FC I/O ブレードが搭載されている場合は、I/O ブ レードと付属ファン ブレードの両方を拡張モジュールに取り付けま す。詳細については、FC I/O ファン ブレードの追加、取り外し、 交換 ページの 413 を参照してください。 5 電源装置を追加します。詳細については、電源装置の追加、取り外 し、交換 ページの 369 を参照してください。 6 電源コード、ネットワーク データ ケーブル、モジュール間ケーブル をすべて接続します。スタックされたモジュールの一番上と一番下 のモジュールには、必ずモジュール ターミネータを取り付けてくだ さい。ケーブル接続の詳細については、ライブラリのケーブル接続 ページの 244 を参照してください。 7 ライブラリの電源を入れます。ML6020 合は、始動に 15 ~ 20 分かかります。 より大型のライブラリの場 8 操作パネルのインターフェイスから、セットアップ ウィザードを使っ てライブラリを設定します。 9 操作パネルまたはウェブ クライアントの I
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールを既存のライブラリに追加する方法 9U ライブラリ拡張モジュールを既存のライブラリに追加 する方法 9U ライブラリ拡張モジュールをライブラリに追加すると、同ライブラ リ システム内で利用できるデータ カートリッジの数を増やすことがで きます。以下に、9U ライブラリ拡張モジュールを既存のライブラリに 追加する方法を説明します。 注: 各ライブラリが対応できる 9U ライブラリ拡張モジュールの 最大数は、ライブラリを実行しているファームウェアのレベ ルによって異なります。5U または 14U 構成をアップグレー ドするには、最新のファームウェアがライブラリにインス トールされている必要があります。最新のファームウェアは Dell サポート サイト からダウンロードできます。Dell サポー ト サイトのアドレスについては、「Dell へのお問い合わせ」 をご覧ください。詳細については、ライブラリとテープ ドラ イブのファームウェアの更新 ページの 228 を参照してくださ い。 9U ライブラリ拡張モジュールを既存のライブラリに追加す
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールを既存のライブラリに追加する方法 1 台のライブラリに最大 4 つの 9U ライブラリ拡張モジュールを格納で き、最大 41U の高さになります。 制御モジュールの取り付け位置について、特に規制はありません。ただ し、32U までのライブラリ構成の場合、制御モジュールを、設置されて いるすべての 9U 拡張モジュールの上に置くことをお勧めします。41U のライブラリ構成の場合、制御モジュールは 3 つの 9U 拡張モジュール の上、一番上の 9U 拡張モジュールの下に置くことをお勧めします。 9U 拡張モジュールを既存のライブラリに追加する場合、新しい 9U 拡張 モジュールを既存のライブラリ構成の最下段に配置することをお勧めし ます (41U ライブラリ構成の場合は最上段への配置を推奨)。新しい 9U 拡張モジュールを既存のライブラリ構成の一番下に置くことによって、 スロットの番号がライブラリ内で論理的に割り当てられます。 9U ライブラリ 拡張モジュール 5U ライブラリ 制御モジュール 9U ライブラリ 拡張モジュール 9U ラ
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールを既存のライブラリに追加する方法 警告: 14U 以上のライブラリはすべて、主要保護接地 (アース) 端子 付きのラックに設置し、電源は工業用プラグと壁コンセント か、断面積が 1.5 mm2 (14 AWG) 以上の IEC 60309 (または該 当する国内の基準) 準拠の保護接地 (アース) コンダクタが備 わった電源接続器、またはその両方を使用して供給する必要 があります。 ライブラリの前面と背面には、通気や作業のためのスペース を 60cm (24 インチ) ほど空けてください。 警告: 5U ライブラリ制御モジュールの重量は、テープ ドライブ、 テープ カートリッジ、電源装置を含めずに約 27.2 kg (60 lbs) です。9U ライブラリ拡張モジュールの重量は、テープ ドラ イブ、テープ カートリッジ、電源装置を含めずに 29.
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールを既存のライブラリに追加する方法 注意: ライブラリに複数のモジュールにまたがるパーティションが 含まれ、モジュール間に新しい 9U ライブラリ拡張モジュー ルを取り付ける場合は、パーティションを削除してから新し いモジュールを追加し、モジュールを取り付けた後でパー ティションを再作成する必要があります。 必要な工具: • プラス ドライバ - 上部カバー プレートの取り外しと取り付けに使用 • T10 TORX ドライバ - 底面カバー プレートの取り外しと取り付けに 使用 新しい 9U ライブラリ拡張モジュールを新しいライブラリ構成の最下段 に取り付ける場合は、ライブラリを取り出す必要があります。 1 追加しようとしているモジュールの数に対応できるレベルまで、ラ イブラリのファームウェアをアップグレードします。ファームウェ アのアップグレードについては、ライブラリとテープ ドライブの ファームウェアの更新 ページの 228 を参照してください。 2 複数のモジュールにまたがるパーティションがあり、モジュール間 に新しい 9U ライブ
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールを既存のライブラリに追加する方法 b 手でロボット アセンブリを 5U ライブラリ制御モジュールまで ゆっくりと持ち上げます。ロボット アセンブリをゆっくりとス ライドさせます。 注意: ロボット アセンブリは、幅広の金属製 X 軸プレート で支えてください。金属性の細い棒を持ってロボット を持ち上げると、棒が曲がります。背面の黒いプラス チック ピッカー ボディによってロボットを持ち上げ ると、ロボットを損傷する恐れがあります。 c ロボット アセンブリを 5U ライブラリ制御モジュールの中ほど まで上げ、片手で持ったまま、もう一方の手でパーキング タブ を左回りに動かすと「パーク」位置で止まります。金属性のパー キング タブは列「1」の一番下にあります。 d ロボット アセンブリをゆっくりと下げてパーキング タブに載せ ます。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 299
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールを既存のライブラリに追加する方法 1 「パーク」位置のパーキング タブ 7 各モジュールの電源装置をすべて外します。 8 各モジュールのテープ ドライブをすべて取り外します。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 300
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールを既存のライブラリに追加する方法 既存のモジュールの取り 出し 12 以下の手順でモジュールを取り出します。 1 ライブラリの一番上のモジュールから順に、I/E ステーション ドア とアクセス ドアを開きます。 注意: モジュールを取り出す前に、「追加の 9U ライブラリ 拡張モジュールの取り付け準備」の説明に従ってロ ボット アセンブリをパークする必要があります。 2 現在の構成で既に 9U ライブラリ拡張モジュールを使用している場 合は、モジュールを安全に取り出せるように Y レールを外します。 a ライブラリの前面から、モジュール左側の Y レール開放つまみ を見つけます。Y レールの開放つまみを起こしてロック位置か ら開放し、所定の位置で止めます。 b ライブラリ背面から、モジュール内部右側にある後部 Y レール 開放つまみを見つけます。Y レールの開放つまみを起こして ロック位置から開放し、所定の位置で止めます。 注: Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド テープ ドライブを取り付けた状
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールを既存のライブラリに追加する方法 1 前部 Y レール 2 後部 Y レール 3 Y レール (こちらの端が上) 4 ここを握って開放 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 302
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールを既存のライブラリに追加する方法 3 モジュールをラックに固定しているラック イヤーを取り外します。 4 モジュールの前面と背面の底部にある蝶ねじを緩めます。 1 蝶ねじ (ドア背部) Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 303
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールを既存のライブラリに追加する方法 5 モジュールのアクセス ドアを開き、ガイド ピンを上に引っ張ってね じのように少し回転させて浮かせます。この操作を怠ると、前面ド アに傷がつくことがあります。 1 ガイド ピン 2 蝶ねじ 6 ライブラリの前面から、モジュール全体を手前へスライドさせ、上 のモジュールを持ち上げて下のモジュールから離します。 7 取り外すモジュールすべてについて、上記の手順を繰り返します。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 304
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールを既存のライブラリに追加する方法 新しい 9U 拡張モジュール の取り付け 12 以下の手順に従って、新しい 9U 拡張モジュールを取り付けます。 1 ライブラリをラックに設置する場合は、モジュールを支えるラック を準備します。ラック マウント キットの取り付け手順については、 ライブラリをラックに取り付ける方法 ページの 372 を参照してくだ さい。 2 必要な場合は、カバー プレートをいったん取り外して付け直します。 注意: 5U ライブラリ制御モジュールの下部カバー プレートを取り 外す前に、「追加の 9U ライブラリ拡張モジュールの取り付 け準備」の説明に従ってロボット アセンブリをパークする必 要があります。 a 5U ライブラリ制御モジュールをライブラリの最上段に配置し、 9U ライブラリ拡張モジュールがその下にある場合は、5U ライ ブラリ制御モジュールの底面カバー プレートおよび 9U ライブ ラリ拡張モジュールの上面プレートを外します。 b 5U ライブラリ制御モジュールを 9U ライブラリ拡張モジュール の間
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールを既存のライブラリに追加する方法 図 36 9U ライブラリ拡張モ ジュールを追加した後のカバー プレートの位置 ML6010 ML6020 ML6030 ML6030 CM + 9U 拡張モジュー ルx1 ML6030 CM + 9U 拡張モジュー ルx2 カバー プレート カバー プレート 新しい 9U ライブ ラリ拡張モジュー ル* カバー プレート 5U ライブラリ 制御モジュール 5U ライブラリ 制御モジュール カバー プレート 5U ライブラリ 制御モジュール 9U ライブラリ拡張 モジュール 9U ライブラリ拡張 モジュール カバー プレート 5U ライブラリ 制御モジュール 9U ライブラリ拡張 モジュール 9U ライブラリ拡張 モジュール 9U ライブラリ拡張 モジュール 5U ライブラリ制御 モジュール 新しい 9U ライブ ラリ拡張モジュー ル* 新しい 9U ライブ ラリ拡張モジュー ル* 新しい 9U ライブ ラリ拡張モジュー ル* 9U ライブラリ拡張 モジュー
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールを既存のライブラリに追加する方法 3 9U ライブラリ拡張モジュールのアクセス ドアを開き、ガイド ピン をねじのように少し回転させて浮かせます。この操作を怠ると、下 のモジュールの前面ドアに傷がつくことがあります。 1 ガイド ピン 2 蝶ねじ Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 307
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールを既存のライブラリに追加する方法 4 新しい 9U ライブラリ拡張モジュールを持ち上げ、ライブラリの前 面から希望の場所に設置します。 5 既に設置されたモジュールがある場合、モジュール前面の底部にあ る蝶ねじ 2 個と、モジュール背面の底部にある蝶ねじ 2 個を使用し て、これら 2 つのモジュールを固定します。次に、モジュールのガ イド ピン (モジュール前面の底部) を回して押し下げます。 6 モジュールの前面と背面の底部にある蝶ねじを、すべて締めます。 7 ラック イヤーでモジュールをラックに固定します。 8 ライブラリ構成の新しいモジュールの Y レールを噛み合わせます。Y レールが正しくはめ込まれ、蝶ねじが締まっているか確認します。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 308
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールを既存のライブラリに追加する方法 1 前部 Y レール 2 後部 Y レール 3 Y レール (こちらの端が上) 4 ここを握って開放 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 309
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールを既存のライブラリに追加する方法 a ライブラリの前面から、9U ライブラリ拡張モジュールの I/E ス テーションとアクセス ドアを開きます。 b Y レールの開放つまみを起こしてロック位置から開放し、下まで スライドさせます。 c ライブラリ背面から、モジュール内部右側にある後部 Y レール 開放つまみを見つけます。Y レールの開放つまみを起こして ロック位置から開放し、下までスライドさせます。 上記の手順により、このモジュールの Y レールと下のモジュー ルの Y レールが揃います。 注意: ライブラリの前面と背面にある上部と下部の Y レールの間に、 隙間がないか確認してください。隙間があると、ライブラリ は機械的に初期化を実行できません。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 310
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールを既存のライブラリに追加する方法 1 Y レール (アンロックされた作動 の位置) 9 ライブラリ構成に再度取り付けるモジュールすべてについて、上記 の手順を繰り返します。 ライブラリの使用準備 12 以下の手順に従って、ライブラリを使い始める準備をします。 1 モジュールにテープ ドライブを追加します。詳細については、テー プ ドライブの追加、取り外し、交換 ページの 395 を参照してくだ さい。 2 電源装置を追加します。詳細については、電源装置の追加、取り外 し、交換 ページの 369 を参照してください。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 311
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールを既存のライブラリに追加する方法 3 LCB を 5U ライブラリ制御モジュールに追加します。詳細について は、ライブラリ制御ブレードおよび LCB コンパクト フラッシュ カードの取り外しおよび交換 ページの 360 を参照してください。 4 ライブラリに FC I/O ブレードが搭載されている場合は、I/O ブ レードと付属ファン ブレードの両方を拡張モジュールに取り付けま す。詳 細 に つ い て は、FC I/O ブ レ ー ド の 追 加、取 り 外 し、交 換 ページの 401 およびFC I/O ファン ブレードの追加、取り外し、交 換 ページの 413 を参照してください。 5 ロボット アセンブリをパーキング位置から外します。 a ロボット アセンブリをゆっくりと持ち上げて、パーキング タブ から開放します。 注意: ロボット アセンブリは、幅広の金属製 X 軸プレート で支えてください。金属性の細い棒を持ってロボット を持ち上げると、棒が曲がります。背面の黒いプラス チック ピッカー ボディによってロボットを持ち上
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールを既存のライブラリに追加する方法 1 「パーク解除」位置のパーキング タブ 6 電源コード、ネットワーク データ ケーブル、モジュール間ケーブル をすべて接続します。スタックされたモジュールの一番上と一番下 のモジュールには、必ずモジュール ターミネータを取り付けてくだ さい。ケーブル接続の詳細については、ライブラリのケーブル接続 ページの 244 を参照してください。 7 ライブラリの電源を入れます。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 313
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 モジュールの取り外しまたは交換準備 8 操作パネルまたはウェブ クライアントを使用して、新しい COD ラ イセンス キーの適用も含めたライブラリの再構成を実行します。 9 モジュールを取り付ける前に削除したパーティションを再作成します。 10 操作パネルまたはウェブ クライアントの I/E ステーション コマンド を使用して、テープ カートリッジをライブラリのモジュールに追加 します。 11 ホスト アプリケーションを開き、再度インベントリを行って、論理 インベントリとライブラリの物理インベントリとを同期させます。 ライブラリがテープ ドライブとスロットを内部で論理的にアドレス 指定する方法が原因で、拡張モジュールを追加する場合は要素のア ドレスが変更され、制御ホストと正常に通信できなくなる可能性が あります。論理エレメントのアドレス指定について ページの 38 を 参照してください。このため、調整した位置を反映するように、ラ イブラリを管理するバックアップ アプリケーションの設定を更新す る必要があります。さらに、ホスト サーバーを再起動するか、バス を再スキャン
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 モジュールの取り外しまたは交換準備 注意: 9U ライブラリ拡張モジュールを取り外すまたは交換する場合は、 以下の手順に従ってモジュールを取り外す前に影響のあるす べてのパーティションを変更または削除する必要がありま す。削除または交換を完了した後で、パーティションを再作 成します。 必要な工具: • プラス ドライバ - 上部カバー プレートの取り外しと取り付けに使用 • T10 TORX ドライバ - 底面カバー プレートの取り外しと取り付けに 使用 手順説明: 1 ライブラリ モジュールを取り外すまたは交換する前に、ライブラリ の現在の構成を表示し、どのパーティションが影響されるか、どの テープ カートリッジがどのパーティションに属するのか、また取り 外すか交換するライブラリ モジュール内に、クリーニング スロット が構成されているかどうか、などを確認します。ライブラリ設定レ ポートの表示 ページの 216 を参照してください。 たとえば、図 37 に示すライブラリ構成があったとします。この場 合、3 つのパーティションが構成されています。3 つのパーティシ
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 モジュールの取り外しまたは交換準備 • さらに、ライブラリ_c の構成では、すべてのストレージ エレメ ントが 9U ライブラリ拡張モジュール内にあるとともに、2 台の ドライブがこの 9U ライブラリ拡張モジュール内に構成されてい ます。 図 37 ライブラリ構成例 1 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 316
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 モジュールの取り外しまたは交換準備 2 クリーニング スロットが自動に設定されている場合、ライブラリ初 期化のクリーニング操作によって影響を受けるクリーニング メディ アすべてが、取り外しまたは交換するモジュール内に含まれるエレ メントからエクスポートされます。クリーニング メディアのエクス ポート ページの 205 を参照してください。 3 クリーニング スロットが影響を受け、すべてのクリーニング メディ アが取り外しまたは交換するモジュールからエクスポートされた場 合は、クリーニング スロットを減らすか削除して、そのモジュール 内にクリーニング スロットを構成できないようにします。モジュー ルの取り外しまたは交換が終わったら、新しいクリーニング スロッ トを指定できます。クリーニング スロットの設定 ページの 84 を参 照してください。 4 取り外しまたは交換するモジュールにテープ ドライブが含まれる場 合は、テープ ドライブにメディアがマウントされていないことを確 認します。テープ ドライブのアンロード ページの 197 を参照してく ださい。 5 取り外しま
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 モジュールの取り外しまたは交換準備 パーティションを作成できます。パーティションの操作 ページの 74 を参照してください。 注: パーティションの最後のエレメントが、取り外しまたは 交換するモジュール内に存在する場合は、削除する代わ りにそのパーティションを変更できる可能性があります(ラ イブラリがテープ ドライブとスロットを論理的にアドレ ス指定する方法の詳細については、論理エレメントのア ドレス指定について ページの 38 を参照)。その場合、1) 取り外しまたは交換するモジュール内のテープ カート リッジを 1) エクスポートし、2) パーティションを削除す る代わりに変更して、そのパーティションが、取り外し または交換するモジュール内のストレージまたはドライ ブ エレメントを参照しなくなるようにします。パーティ ションの変更 ページの 79 を参照してください。 たとえば、図 38 では、影響のあるテープ カートリッジ を、取り外すモジュールからエクスポートした後でク リーニング スロットが削除され、Library_c が完全に削除 され、Library
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 モジュールの取り外しまたは交換準備 図 38 ライブラリ構成例 2 8 パーティションが、取り外しまたは交換するモジュール内のテープ ドライブを参照している場合は、影響を受けるパーティションを、 参照されるドライブ エレメントをそのパーティションから取り除く ことで変更します。パーティションの変更 ページの 79 を参照して ください。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 319
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 モジュールの取り外しまたは交換準備 たとえば、図 37 ページの 316 では、すべてのパーティション参照が 9U ライブラリ拡張モジュール内のドライブを参照しています。図 38 ページの 319 では、ライブラリ_c が削除され、9U ライブラリ拡 張モジュール内のそのドライブ参照も削除されています。ただし、 ライブラリ_a およびライブラリ_b では依然として、パーティション 変更が必要で、ドライブ参照を除去することで 9U ライブラリ拡張 モジュールを解放して、それに関連するあらゆるパーティションリ ソースの参照を削除しなければなりません。 9 9U ライブラリ拡張モジュールを取り外しまたは交換する場合は、 I/E ステーション スロット数を 6 に設定します。モジュールの取り 外しまたは交換が完了したら、I/E ステーション スロットを再構成 できます。I/E ステーション スロットの設定 ページの 86 を参照し てください。 10 ライブラリの電源を切ります。 11 取り外すモジュールから、電源コード、ネットワーク データ ケーブ ル、モジュール間ケーブ
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 モジュールの取り外しまたは交換準備 c ロボット アセンブリを 5U ライブラリ制御モジュールの中ほど まで上げ、片手で持ったまま、もう一方の手でパーキング タブ を左回りに動かすと「パーク」位置で止まります。金属性のパー キング タブは列「1」の一番下にあります。 d ロボット アセンブリをゆっくりと下げてパーキング タブに載せ ます。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 321
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 モジュールの取り外しまたは交換準備 1 「パーク」位置のパーキング タブ 13 取り外すモジュールから電源装置をすべて外します。詳細について は、電源装置の追加、取り外し、交換 ページの 369 を参照してくだ さい。 14 取り外すモジュールから、それぞれテープ ドライブをすべて取り外 します。モジュールを交換する場合は、各ドライブにそれぞれの場 所のラベルを貼り、後で同じ場所へ確実に再取り付けできるように します。詳細については、テープ ドライブの追加、取り外し、交換 ページの 395 を参照してください。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 322
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 モジュールの取り外しまたは交換準備 15 取り外しまたは交換するモジュールに FC I/O ブレードが含まれる 場合は、I/O ブレードと付随するファン ブレードをいずれも 9U ラ イブラリ拡張モジュールから外します。詳細については、FC I/O ブ レードの追加、取り外し、交換 ページの 401 およびFC I/O ファン ブレードの追加、取り外し、交換 ページの 413 を参照してくださ い。 16 モジュールを取り外す前にまず、モジュールの上に位置するすべて の 9U ライブラリ拡張モジュールを (存在する場合) 外します。すべ ての電源コード、ネットワーク データ ケーブル、モジュール間ケー ブルを、取り外しまたは交換するモジュールおよび、その上に位置 するあらゆるモジュールから外します。次に、モジュールを取り外 します。 警告: 5U ライブラリ制御モジュールの重量は、テープ ドライ ブ、テープ カートリッジ、電源装置を含めずに約 27.
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールをライブラリから永久的に取り外す方法 9U ライブラリ拡張モジュールをライブラリから永久的に 取り外す方法 以下に、9U ライブラリ拡張モジュールをライブラリから永久的に取り 外す方法を説明します。 9U ライブラリ拡張モジュールを既存のライブラリから取り外すときに は、構成を考慮する必要があります。 • COD ライセンスはそのままです。9U ライブラリ拡張モジュールを 取り外した後、使用できる数より多くのスロットがライセンスされ て い る こ と に な る 場 合 が あ り ま す。使 用 で き る ス ロ ッ ト だ け が License (ライセンス) 画面に表示されます。 • 取り外したモジュール内のすべてのリソースが取り外されます。取 り外したモジュール内のすべてのリソースを含むパーティション は、スロットやドライブがない状態で存在します。このパーティ ションは、取り外しのみ可能です。 警告: 14U 以上のライブラリはすべて、主要保護接地 (アース) 端子 付きのラックに設置し、電源は工業用プラグと壁コンセント か
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールをライブラリから永久的に取り外す方法 9U ライブラリ拡張モ ジュールの取り外し 12 9U ライブラリ拡張モジュールを取り外すには 1 モジュールを取り外す前に、モジュールの取り外しまたは交換準備 ページの 314 に記載された指示に従ってください。 2 取り外しするモジュールのそれぞれについて、I/E ステーション ド アとアクセス ドアを開きます。 注意: モジュールを取り外す前に、モジュールの取り外しまたは交 換準備 ページの 314 の説明に従ってロボット アセンブリを パークする必要があります。 3 モジュールを安全に取り出せるように、Y レールを外します。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 325
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールをライブラリから永久的に取り外す方法 1 前部 Y レール 2 後部 Y レール 3 Y レール (こちらの端が上) 4 ここを握って開放 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 326
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールをライブラリから永久的に取り外す方法 a ライブラリの前面から、5U ライブラリ制御モジュールの左側に ある Y レール開放つまみを見つけます。Y レールの開放つまみ を起こしてロック位置から開放し、所定の位置で止めます。 b ライブラリ背面から、モジュール内部右側にある後部 Y レール 開放つまみを見つけます。Y レールの開放つまみを起こして ロック位置から開放し、所定の位置で止めます。 1 Y レール (ロックされた非作動の 位置) 4 モジュールをラックに固定しているラック イヤーを取り外します。 ラック イヤーの使い方の詳細については、ライブラリをラックに取 り付ける方法 ページの 372 を参照してください。 5 モジュール前面の底部にある蝶ねじを緩めます。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 327
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールをライブラリから永久的に取り外す方法 1 蝶ねじ (ドア背部) 6 モジュール背面の底部にある蝶ねじ 2 個を緩めます。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 328
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールをライブラリから永久的に取り外す方法 7 モジュールのアクセス ドアを開き、ガイド ピンを上に引っ張ってね じのように少し回転させて浮かせます。この操作を怠ると、前面ド アに傷がつくことがあります。 8 ライブラリの前面から、モジュール全体を手前へスライドさせ、上 のモジュールを持ち上げて下のモジュールから離します。 9 取り外すモジュールすべてについて、上記の手順を繰り返します。 10 必要な場合は、カバー プレートをいったん取り外して付け直します (図 39 を参照)。 注意: 5U ライブラリ制御モジュールの底面カバー プレートを外 す前に、上記モジュールの取り外しまたは交換準備 ペー ジの 314 の説明に従ってロボット アセンブリをパークす る必要があります。 a 5U ライブラリ制御モジュールをライブラリの最上段に配置し、 9U ライブラリ拡張モジュールがその下にある場合は、5U ライ ブラリ制御モジュールの底面カバー プレートおよび 9U ライブ ラリ拡張モジュールの上面プレートを外します。 b 5U ライブラリ制御モ
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールをライブラリから永久的に取り外す方法 図 39 9U ライブラリ拡張モ ジュールを取り外した後のカ バー プレートの位置 5U 14U 23U 32U カバー プレート カバー プレート 5U ライブラリ 制御モジュール カバー プレート 5U ライブラリ 制御モジュール 9U ライブラリ拡張 モジュール カバー プレート 5U ライブラリ 制御モジュール 9U ライブラリ拡張 モジュール 9U ライブラリ拡張 モジュール 5U ライブラリ 制御モジュール 9U ライブラリ拡張 モジュール 9U ライブラリ拡張 モジュール 9U ライブラリ拡張 モジュール カバー プレート カバー プレート カバー プレート カバー プレート 新しいライブラリ構成の使 用準備 12 以下の手順に従って、新しいライブラリ構成を使用する準備をします。 1 Y レールが正しくはめ込まれ、蝶ねじが締まっているか確認します。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 330
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールをライブラリから永久的に取り外す方法 1 前部 Y レール 2 後部 Y レール 3 Y レール (こちらの端が上) 4 ここを握って開放 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 331
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールをライブラリから永久的に取り外す方法 a ライブラリの前面から、9U ライブラリ拡張モジュールの I/E ス テーションとアクセス ドアを開きます。Y レールの開放つまみ を起こしてロック位置から開放し、下までスライドさせます。 b ライブラリ背面から、モジュール内部右側にある後部 Y レール 開放つまみを見つけます。Y レールの開放つまみを起こして ロック位置から開放し、下までスライドさせます。 上記の手順により、このモジュールの Y レールと下のモジュー ルの Y レールが揃います。 注意: ライブラリの前面と背面にある上部と下部の Y レールの間 に、隙間がないか確認してください。隙間があると、ライブ ラリは機械的に初期化を実行できません。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 332
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールをライブラリから永久的に取り外す方法 1 Y レール (アンロックされた作動 の位置) 2 モジュールにテープ ドライブを追加します。詳細については、テー プ ドライブの追加、取り外し、交換 ページの 395 を参照してくだ さい。 3 電源装置を追加します。詳細については、電源装置の追加、取り外 し、交換 ページの 369 を参照してください。 4 ライブラリに FC I/O ブレードが搭載されている場合は、I/O ブ レードと付属ファン ブレードの両方を 9U ライブラリ拡張モジュー ルに取り付けます。詳細については、FC I/O ブレードの追加、取り 外し、交換 ページの 401 およびFC I/O ファン ブレードの追加、取 り外し、交換 ページの 413 を参照してください。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 333
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールをライブラリから永久的に取り外す方法 5 ロボット アセンブリをパーキング位置から外します。 a ロボット アセンブリをゆっくりと持ち上げて、パーキング タブ から開放します。 注意: ロボット アセンブリは、幅広の金属製 X 軸プレート で支えてください。金属性の細い棒を持ってロボット を持ち上げると、棒が曲がります。背面の黒いプラス チック ピッカー ボディによってロボットを持ち上げ ると、ロボットを損傷する恐れがあります。 b 空いている手で、パーキング タブを右回りに動かすと、「パー ク解除」位置で止まります。正しい位置にあるとき、パーキング タブはモジュールの内部から完全に外されるので、誤ってロ ボットの経路に移動することがありません。 c ロボット アセンブリをゆっくりと放します。ライブラリの一番 下のモジュールまで下がります。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 334
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールをライブラリから永久的に取り外す方法 1 「パーク解除」位置のパーキング タブ 6 ライブラリの I/E ステーション ドアとアクセス ドアを閉じます。 7 電源コード、ネットワーク データ ケーブル、モジュール間ケーブル をすべて接続します。スタックされたモジュールの一番上と一番下 のモジュールには、必ずモジュール ターミネータを取り付けてくだ さい。ケーブル接続の詳細については、ライブラリのケーブル接続 ページの 244 を参照してください。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 335
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 5U ライブラリ制御モジュールの交換 8 ライブラリの電源を入れます。 9 パーティション、クリーニング スロットおよび I/E ステーション ス ロットを、必要に応じて再作成および/または変更します。 10 テープ カートリッジを必要に応じて適正なパーティションにイン ポートします。 11 ライブラリの設定を保存します (ライブラリ設定の保存 ページの 428 を参照)。 12 ホスト アプリケーションがライブラリの各テープ カートリッジの場 所についてインベントリを実行する場合は、ホスト アプリケーショ ンを開いて再インベントリを行って、論理インベントリをライブラ リの物理インベントリと同期させます。ライブラリがテープ ドライ ブとスロットを内部で論理的にアドレス指定する方法が原因で、拡 張モジュールをライブラリから永久に取り外す場合は要素のアドレ スが変更され、制御ホストと正常に通信できなくなる可能性があり ます。論理エレメントのアドレス指定について ページの 38 を参照 してください。このため、調整した位置を反映するように、ライブ ラリを管理するバックアップ
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 5U ライブラリ制御モジュールの交換 • 元の 5U ライブラリ制御モジュールに 1 つまたは複数のライセンス キーを適用した場合は、各ライセンス キーを交換して新しい 5U ラ イブラリ制御モジュールに適用する必要があります。詳細について は、ライセンス キーの取得とインストール ページの 94 を参照して ください。 • 取り外したモジュール内のすべてのリソースを含むパーティション は、スロットやドライブがない状態で存在します。このパーティ ションは、取り外しのみ可能です。 5U ライブラリ制御モジュールをライブラリ構成のどの位置に取り付け るかについて、特に規制はありません。ただし、32U までのライブラリ 構成については、5U ライブラリ制御モジュールを 9U ライブラリ拡張モ ジュールの上に取り付けることをお勧めします。41U ライブラリ構成に 推奨される 5U ライブラリ制御モジュールの位置は、9U ライブラリ拡張 モジュール 3 台の上で、最上段の 9U ライブラリ拡張モジュールの下で す。 5U ラ イ ブ ラ リ 制御モ ジュールの取り外し 12
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 5U ライブラリ制御モジュールの交換 注: Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド テープ ドライブを取り付けた状態で後部 Y レールを 上げることはできません。 338
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 5U ライブラリ制御モジュールの交換 1 前部 Y レール 2 後部 Y レール 3 Y レール (こちらの端が上) 4 ここを握って開放 4 モジュールをラックに固定しているラック イヤーを取り外します。 5 モジュールの前面と背面の底部にある蝶ねじを緩めます。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 339
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 5U ライブラリ制御モジュールの交換 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 340
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 5U ライブラリ制御モジュールの交換 1 5U ライブラリ制御モジュール ( 前面) 2 蝶ねじ 3 5U ライブラリ制御モジュール ( 背面) 6 モジュールのアクセス ドアを開き、ガイド ピンを上に引っ張ってね じのように少し回転させて浮かせます。この操作を怠ると、前面ド アに傷がつくことがあります。 1 ガイド ピン 2 蝶ねじ Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 341
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 5U ライブラリ制御モジュールの交換 7 モジュール全体を手前へスライドさせ、上のモジュールを持ち上げ て下のモジュールから離します。 5U ライブラリ制御モ ジュールの交換 12 1 まだ取り外していなければ、テープ ドライブおよび電源装置を、交 換する 5U ライブラリ制御モジュールから外します。 2 プラス ドライバ (上部カバー プレート用) と T10 TORX ドライバ (底 面カバー プレート用) を使用して、新しい 5U ライブラリ制御モ ジュールプレートを必要に応じてモジュールの上部と下部から取り 外します。 注意: 5U ライブラリ制御モジュールの底面カバー プレートを外 す前に、上記モジュールの取り外しまたは交換準備 ペー ジの 314 の説明に従ってロボット アセンブリをパークす る必要があります。 a ライブラリが 5U ライブラリ制御モジュールだけで構成されてい る場合は、プレートを取り外さないでください。 b 5U ライブラリ制御モジュールをライブラリの最上段に配置し、 9U ライブラリ拡張モジュールがその下にある場合は、5U
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 5U ライブラリ制御モジュールの交換 注: 5U ライブラリ制御モジュールを 9U 拡張モジュールの上 に配置する場合は、最初に必ずロボットを 5U ライブラリ 制御モジュールにパークしてください。 4 9U ライブラリ拡張モジュールが 5U ライブラリ制御モジュールの下 にあるライブラリ構成の場合は、ここでライブラリに取り付けま す。 5 新しい 5U ライブラリ制御モジュールをライブラリに取り付けま す。5U ライブラリ制御モジュールを持ち上げ、ライブラリの前面か ら適切な場所に配置します。 5U ライブラリ制御モジュールを 9U ライブラリ拡張モジュールの上 に置いて、ユニットの後部までスライドさせます。5U ライブラリ制 御モジュールの下部にある小さな切り込みが、9U 拡張モジュールの 上部と揃うようになっています。 6 ラック イヤーを使用して、5U ライブラリ制御モジュールを 9U 拡張 モジュールの上に固定します.
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 5U ライブラリ制御モジュールの交換 1 b Y レール (アンロックされた作動 の位置) ライブラリ背面から、モジュール内部右側にある後部 Y レール 開放つまみを見つけます。Y レールの開放つまみを起こして ロック位置から開放し、下までスライドさせます。 10 ロボット アセンブリをパーキング位置から外します。 a ロボット アセンブリをゆっくりと持ち上げて、パーキング タブ から開放します。 注意: ロボット アセンブリは、幅広の金属製 X 軸プレートで支 えてください。金属性の細い棒を持ってロボットを持ち 上 げ る と、棒 が 曲 が り ま す。背 面 の 黒 い プ ラ ス チ ッ ク ピッカー ボディによってロボットを持ち上げると、ロ ボットを損傷する恐れがあります。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 344
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 5U ライブラリ制御モジュールの交換 b 空いている手で、パーキング タブを右回りに動かすと、「パー ク解除」位置で止まります。正しい位置にあるとき、パーキング タブはモジュールの内部から完全に外されるので、誤ってロ ボットの経路に移動することがありません。 c ロボット アセンブリをゆっくりと放します。ライブラリの一番 下のモジュールまで下がります。 1 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 「パーク解除」位置のパーキング タブ 345
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 5U ライブラリ制御モジュールの交換 5U ラ イ ブ ラ リ 制御モ ジュールの使用準備 12 1 ライブラリの I/E ステーション ドアとアクセス ドアを閉じます。 2 モジュールにテープ ドライブを追加します。詳細については、テー プ ドライブの追加、取り外し、交換 ページの 395 を参照してくだ さい。 3 電源装置を追加します。詳細については、電源装置の追加、取り外 し、交換 ページの 369 を参照してください。 4 LCB を取り外した 5U ライブラリ制御モジュールから新しい 5U ラ イブラリ制御モジュールに取り付けます。詳細については、ライブ ラリ制御ブレードおよび LCB コンパクト フラッシュ カードの取り 外しおよび交換 ページの 360 を参照してください。 5 電源コード、ネットワーク データ ケーブル、モジュール間ケーブル をすべて接続します。スタックされたモジュールの一番上と一番下 のモジュールで、モジュール ターミネータが元の位置に取り付けら れているか確認します。ケーブル接続の詳細については、ライブラ リのケーブル接続 ペー
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールの交換 9U ライブラリ拡張モジュールの交換 以下に、9U ライブラリ拡張モジュールを取り外して交換する方法を説 明します。9U ライブラリ拡張モジュールの筐体が激しく損傷している 場合は、モジュールの交換が必要となる場合もあります。 1 台のライブラリに最大 4 つの 9U ライブラリ拡張モジュールを格納で き、最大 41U の高さになります。 9U ライブラリ拡張モジュールを取り外して交換するときには、いくつ か設定を考慮に入れる必要があります。 • COD ライセンスはそのままです。9U ライブラリ拡張モジュールを 取り外した後、使用できる数より多くのスロットがライセンスされ て い る こ と に な る 場 合 が あ り ま す。使 用 で き る ス ロ ッ ト だ け が License (ライセンス) 画面に表示されます。 • 取り外したモジュール内のすべてのリソースが取り外しされます。 取り外したモジュール内のすべてのリソースを含むパーティション は、スロットやドライブがない状態で存在します。このパーティ ションは、取
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールの交換 警告: 14U 以上のライブラリはすべて、主要保護接地 (アース) 端 子付きのラックに設置し、電源は工業用プラグと壁コン セントか、断面積が 1.5 mm2 (14 AWG) 以上の IEC 60309 (または該当する国内の基準) 準拠の保護接地 (アース) コ ンダクタが備わった電源接続器、またはその両方を使用 して供給する必要があります。 ライブラリの前面と背面には、通気や作業のためのス ペースを 60cm (24 インチ) ほど空けてください。 警告: 5U ライブラリ制御モジュールの重量は、テープ ドライ ブ、テープ カートリッジ、電源装置を含めずに約 27.2 kg (60 lbs) です。9U ライブラリ拡張モジュールは、テープ ドライブ、テープ カートリッジ、電源装置を除いて 29.
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールの交換 1 前部 Y レール 2 後部 Y レール 3 Y レール (こちらの端が上) 4 ここを握って開放 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 349
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールの交換 a ライブラリの前面から、5U ライブラリ制御モジュールの左側に ある Y レール開放つまみを見つけます。Y レールの開放つまみ を起こしてロック位置から開放し、所定の位置で止めます。 1 b Y レール (ロックされた非作動の 位置) ライブラリ背面から、モジュール内部右側にある後部 Y レール 開放つまみを見つけます。Y レールの開放つまみを起こして ロック位置から開放し、所定の位置で止めます。 4 モジュールをラックに固定しているラック イヤーを取り外します。 ラック イヤーの使い方の詳細については、ライブラリをラックに取 り付ける方法 ページの 372 を参照してください。 5 モジュール前面の底部にある蝶ねじを緩めます。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 350
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールの交換 1 蝶ねじ (ドア背部) 6 モジュール背面の底部にある蝶ねじ 2 個を緩めます。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 351
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールの交換 7 モジュールのアクセス ドアを開き、ガイド ピンを上に引っ張ってね じのように少し回転させて浮かせます。この操作を怠ると、前面ド アに傷がつくことがあります。 8 ライブラリの前面から、モジュール全体を手前へスライドさせ、上 のモジュールを持ち上げて下のモジュールから離します。 9 取り外すモジュールすべてに以上の手順を繰り返します。 10 必要な場合は、カバー プレートをいったん取り外して付け直します。 注意: 5U ライブラリ制御モジュールの底面カバー プレートを外 す前に、モジュールの取り外しまたは交換準備 ページ の 314 の説明に従ってロボット アセンブリをパークする 必要があります。 9U 換 拡張モジュールの交 12 a 5U ライブラリ制御モジュールをライブラリの最上段に配置し、 9U 拡張モジュールがその下にある場合は、5U ライブラリ制御 モジュールの底面カバー プレートおよび 9U 拡張モジュールの 上面プレートを外します。 b 5U ライブラリ制御モジュールを 9U 拡張モジュールの間に配
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールの交換 2 追加する 9U ライブラリ拡張モジュールから電源装置を取り外しま す。電源装置の取り外し手順については、電源装置の追加、取り外 し、交換 ページの 369 を参照してください。 3 9U ライブラリ拡張モジュールのアクセス ドアを開き、ガイド ピン をねじのように少し回転させて浮かせます。この操作を怠ると、下 のモジュールの前面ドアに傷がつくことがあります。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 353
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールの交換 1 ガイド ピン 2 蝶ねじ 4 新しい 9U ライブラリ拡張モジュールを持ち上げ、ライブラリの前 面から希望の場所に設置します。 5 ラック イヤーでモジュールをラックに固定します。 6 モジュール前面の底部にある蝶ねじ 2 個と、モジュール背面の底部 にある蝶ねじ 2 個を使用して、これら 2 つのモジュールを固定しま す。次に、モジュールのガイド ピン (モジュール前面の底部) を回し て押し下げます。 7 モジュールの前面と背面の底部にある蝶ねじを、すべて締めます。 8 ライブラリ構成の各モジュールの Y レールを噛み合わせます。Y レー ルが正しくはめ込まれ、蝶ねじが締まっているか確認します。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 354
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールの交換 1 前部 Y レール 2 後部 Y レール 3 Y レール (こちらの端が上) 4 ここを握って開放 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 355
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールの交換 ライブラリの前面から、9U ライブラリ拡張モジュールの I/E ス テーションとアクセス ドアを開きます。Y レールの開放つまみ を起こしてロック位置から開放し、下までスライドさせます。 a 1 b Y レール (アンロックされた作動 の位置) ライブラリ背面から、モジュール内部右側にある後部 Y レール 開放つまみを見つけます。Y レールの開放つまみを起こして ロック位置から開放し、下までスライドさせます。 上記の手順により、このモジュールの Y レールと下のモジュー ルの Y レールが揃います。 注意: ライブラリの前面と背面にある上部と下部の Y レールの 間に、隙間がないか確認してください。隙間があると、 ライブラリは機械的に初期化を実行できません。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 356
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールの交換 9 ロボット アセンブリをパーキング位置から外します。 a ロボット アセンブリをゆっくりと持ち上げて、パーキング タブ から開放します。 注意: ロボット アセンブリは、幅広の金属製 X 軸プレートで支 えてください。金属性の細い棒を持ってロボットを持ち 上げると、棒が曲がります。背面の黒いプラスチック ピッカー ボディによってロボットを持ち上げると、ロ ボットを損傷する恐れがあります。 b 空いている手で、パーキング タブを右回りに動かすと、「パー ク解除」位置で止まります。正しい位置にあるとき、パーキング タブはモジュールの内部から完全に外されるので、誤ってロ ボットの経路に移動することがありません。 c ロボット アセンブリをゆっくりと放します。ライブラリの一番 下のモジュールまで下がります。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 357
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールの交換 1 「パーク解除」位置のパーキング タブ Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 358
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 9U ライブラリ拡張モジュールの交換 9U 拡張モジュールの使用 準備 12 1 ライブラリの I/E ステーション ドアとアクセス ドアを閉じます。 2 モジュールにテープ ドライブを追加します。詳細については、テー プ ドライブの追加、取り外し、交換 ページの 395 を参照してくだ さい。 3 電源装置を追加します。詳細については、電源装置の追加、取り外 し、交換 ページの 369 を参照してください。 4 ライブラリに FC I/O ブレードが搭載されている場合は、I/O ブ レードと付属ファン ブレードの両方を拡張モジュールに取り付けま す。詳 細 に つ い て は、FC I/O ブ レ ー ド の 追 加、取 り 外 し、交 換 ページの 401 およびFC I/O ファン ブレードの追加、取り外し、交 換 ページの 413 を参照してください。 5 電源コード、ネットワーク データ ケーブル、モジュール間ケーブル をすべて接続します。スタックされたモジュールの一番上と一番下 のモジュールには、必ずモジュール ターミネータを取り付けてくだ さい。ケーブ
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリ制御ブレードおよび LCB コンパクト フラッシュ カードの取り外しおよび交換 ライブラリ制御ブレードおよび LCB コンパクト フラッ シュ カードの取り外しおよび交換 ライブラリ制御ブレード (LCB) は、操作パネルやロボットを含むライブ ラリ全体を管理し、ライブラリが適切に機能するように、システム テス トを実行します。 LCB コンパクト フラッシュ カードには、ライブラリ構成に関する重要 な情報が保存されています。コンパクト フラッシュ カードを交換する と、ライブラリを再構成する必要があります。LCB と LCB コンパクト フラッシュ カードは必ず一緒に交換する必要があります。 以下に、既存の LCB および LCB コンパクト フラッシュ カードを取り外 し、両方を新しいものと交換する方法について説明します。 必要な装置 12 • イーサネット ケーブル • Dell PowerVault ML6000 ライブラリに接続されたホスト PC または ラップトップ • ホスト PC またはラップトップに保存された使用中の Dell Pow
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリ制御ブレードおよび LCB コンパクト フラッシュ カードの取り外しおよび交換 注: 古いコンパクト フラッシュ カードをライブラリ制御ブレード から切り離さないでください。 1 できれば、ライブラリ設定を保存します (ライブラリ設定の保存 ペー ジの 428 を参照)。 2 ライブラリの電源を切ります。 3 既存の LCB からすべてのケーブルを外します。新しい LCB にケー ブルを正しく接続できるよう、ケーブルを外す前に、既存の LCB に 接続しているケーブルにラベルを付けておくと便利です。 4 既存の LCB をライブラリから取り外します。 既存の LCB を取り外すには、LCB の両方のラッチ フックを固定位 置から外し、ラッチ フックを持って LCB 全体を手前に引きます。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 361
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリ制御ブレードおよび LCB コンパクト フラッシュ カードの取り外しおよび交換 1 LCB コンパクト フラッシュ カード 5 新しい LCB とコンパクト フラッシュ カードが別々のパッケージに 梱包されている場合は、新しいコンパクト フラッシュ カードを新し い LCB に挿入します。 6 ライブラリ後部の空の LCB スロットに新しい LCB を挿入します。 スロットに新しい LCB を挿入するとき、LCB の LED がブレードの 一番上にあり、ラッチ フックがブレードの右側にあることを確認し てください。 新しい LCB をスロットにスライドさせると、抵抗がないはずです。 注意: LCB を無理にスロットに押し込むと、損傷する恐れがあり ます。 7 新しい LCB を挿入したら、両方の LCB ラッチ フックをブレードに 押し付けて固定します。LCB がスロットにぴったりと収まります。 8 すべてのケーブルを新しい LCB に接続し直します。 9 ライブラリの電源を入れます。 前面パネルの緑の電源ランプが点灯します。画面は 5 分ほど暗いま ま
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリ制御ブレードおよび LCB コンパクト フラッシュ カードの取り外しおよび交換 注意: この時点からプロセスが完了するまでの間は、ライブラ リの電源を絶対に切らないでください。電源を切ってし まうとエラーが発生し、LCB を使用できなくなる場合が あります。 初期化が完了すると、「Upgrade Notification: Compact Flash Replacement」(アップグレード通知:コンパクト フラッシュの交換) 画面が以下のように表示されます。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 363
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリ制御ブレードおよび LCB コンパクト フラッシュ カードの取り外しおよび交換 10 OK をクリックします。 ログイン画面が表示されます。 11 次のデフォルトのユーザー名とパスワードを入力します。 • ユーザー名:admin • パスワード:password 12 OK を押します。 Enable IPv6 (IPv6を有効にする) 画面が表示されます。 13 IPv6 を使用する必要がある場合は Enable IPv6 (IPv6 を有効にする) チェッ ク ボックスをオンにし、有効にしない場合はチェック ボックスを空 白のままにします。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 364
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリ制御ブレードおよび LCB コンパクト フラッシュ カードの取り外しおよび交換 14 Next (次へ) をクリックします。 Network Configuration (ネットワーク設定) 画面が表示されます。シ ステムのデフォルトは DHCP です。IPv4 の場合に限り、DHCP オ プションを選択解除し、静的 IP アドレスを割り当てることができま す。IPv6 では静的 IP アドレスを割り当てることはできません。 15 Apply (適用) を押してデフォルトの設定を受け入れるか、ネットワー ク設定に変更を行ってから Apply (適用) を押します。 完了すると、Progress Window (進捗ウィンドウ) に「Success」(成 功) を示すメッセージが表示されます。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 365
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリ制御ブレードおよび LCB コンパクト フラッシュ カードの取り外しおよび交換 16 Close (閉じる) を押します。 次の画面に、ライブラリに割り当てた 1 つまたは複数の IP アドレス が表示されます。 17 IP アドレスを書き留めます。このアドレスは、ウェブ ブラウザから ログインする場合に必要になります。 18 Close (閉じる) をクリックします。 ログアウトされ、ログイン画面に戻ります。 注意: この時点では、インストールは完了していません。以 下の手順に従って、現在のライブラリのファームウェ アをインストールします。ファームウェアのインス トールには最大 1 時間かかる場合があります。この処 理中は、ライブラリの電源を切らないでください。 19 ホスト PC 上でウェブ ブラウザを開き、次のアドレスをアドレス バーに入力します。 http:/// Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 366
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリ制御ブレードおよび LCB コンパクト フラッシュ カードの取り外しおよび交換 ipaddress には、前に書き留めたライブラリに割り当てられたいずれ かの IP アドレスを指定します。 ライブラリ ファームウェアの現在のバージョンを示した画面が表示 されます。 20 Click here to upgrade your library’s firmware (ここをクリックしてライブ ラリのファームウェアを更新する) リンクをクリックします。 Tools - Update Library Firmware (ツール - ライブラリ ファームウェ アの更新) 画面が表示されます。 21 Browse (参照) をクリックして、コンピュータの場所から .
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリ制御ブレードおよび LCB コンパクト フラッシュ カードの取り外しおよび交換 注意: ウェブ ブラウザにログイン画面が表示されても、ライブ ラリでファームウェアのアップグレードが完了したこと にはならず、ファームウェア イメージが LCB/コンパク ト フラッシュ カードに移動したことを単に示します。6 つのテープ ドライブが設置された 14U ライブラリでは、 このプロセスを完了するのに最大 50 分かかることがあり ます。実際の時間は状況によって異なります。ファーム ウェアのアップグレードが完了するまで、ログインする ことはできません。 注意: ファームウェアのアップグレード中は、ライブラリの電 源を切らないでください。 ライブラリの操作パネルには次の「upgrade in progress」(アップグ レードの実行中) というメッセージが表示されることがあります。そ うでない場合は、ファームウェアのアップグレード実行中に何も表 示されないか、変更が複数回にわたる場合があります。 23 ファームウェアのアップグレードが完了すると、ログイン画面が操 作
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 電源装置の追加、取り外し、交換 24 次のデフォルトのユーザー名とパスワードを入力します。 • ユーザー名:admin • パスワード:password 25 OK を押します。 Setup Wizard (セットアップ ウィザード) 画面が表示されます。 注: この時点では、Scalar i500 ライブラリの設定は出荷時設定 になっています。 26 ライブラリ設定を以前と同じように再設定します。 注意: 設定を復元する前に、Dell サポートにご連絡ください。 ライブラリ設定を手動で再設定する場合、通常は、セッ トアップ ウィザードを使用することをお勧めします。前 の設定を復元するときに、「設定の復元」ツールを使用 することはお勧めしません。このツールを使用すると、 前のライブラリ ファームウェア レベル、および新しい LCB/コンパクト フラッシュ カードの組み合わせを取り 付ける前に発生した障害を引き起こす可能性のある設定 が す べ て 再 度 取 り 付 け ら れ ま す。前 の 設 定 を 復 元 し ファームウェアをダウングレードする場合
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 電源装置の追加、取り外し、交換 冗長電源装置の取り付け12 以下に、モジュールに予備の電源装置 (冗長電源) を追加する方法につい て説明します。主電源が故障した場合に、ライブラリがダウンしてアク セスできない事態を防ぐため、ライブラリに冗長電源装置を追加できま す。何らかの理由で主電源にエラーが発生すると、ライブラリは自動的 に冗長電源を使用します。 注: 5U ライブラリ制御モジュールおよびドライブを搭載した 9U ライブラリ拡張モジュールには、少なくとも 1 つ電源装置が 必要です。各モジュールに冗長電源装置を追加できます。 1 つのモジュールに電源装置を 1 つ設置し、別のモジュール に別の電源装置を設置しても、それらは冗長電源になりませ ん。冗長電源にするには、2 台の電源装置が同じモジュール に存在する必要があります。 必要な工具:なし 1 ライブラリの設定を保存します (ライブラリ設定の保存 ページの 428 を参照)。 2 空の電源スロットの位置を確認して、カバー プレートを取り外しま す。カバー プレートは、後に冗長電源装置を取り外したときの
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 電源装置の追加、取り外し、交換 冗長電源装置の永久的な 除去 12 以下に、冗長電源装置を 5U ライブラリ制御モジュールから取り外す方 法について説明します。予備の電源がライブラリで不要になると、取り 外すことができます。 必要な工具:なし 1 ライブラリの設定を保存します (ライブラリ設定の保存 ページの 428 を参照)。 2 ライブラリの背面にアクセスし、交換する電源装置の位置を確認し ます。 3 電源装置の後部のスイッチを使用して、電源をオフにします。 4 電源装置とそのソースから電源コードを外します。 5 電源装置の蝶ねじを緩めます。 6 電源装置のハンドルを手前に引いて、電源装置を取り外します。 7 空の電源装置スロットにカバー プレートを取り付けます。 電源装置の取り外しと交 換 12 以下に、電源装置を取り外して、新しいものと交換する方法について説 明します。使用中の電源装置に問題が発生すると、交換が必要な場合が あります。 ライブラリに冗長電源装置がある場合は、ライブラリの電源を切らずに 電源装置を交換できます。ライブラリに電源装置が 1
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリをラックに取り付ける方法 7 電源装置のハンドルを手前に引いて、電源装置を取り外します。 8 空の電源装置スロットに新しい電源装置を挿入します。 電源装置を挿入するときは、オン/オフ スイッチが電源装置の底 部、ハンドルの下にくる状態で正しく挿入します。スムーズにスラ イドするには、電源装置が水平でなければなりません。 9 電源装置の蝶ねじを締め、ライブラリのモジュールに固定します。 10 電源装置の電源コードを再び接続します。 11 電源をオンにます。 12 電源装置の LED のステータスを確認します。上の緑色 LED と青色 LED が点灯しているはずです。 13 ライブラリの電源を入れます。 14 電源装置の LED のステータスを確認します。緑色 LED が 2 つ点灯 し、青色 LED は消えているはずです。 ライブラリをラックに取り付ける方法 高さが 14U 以上の PowerVault ML6000 ライブラリはすべて、ラック内 に設置する必要があります。ラックに最下段のモジュールを固定し、そ の他のモジュールはすべて最下段のモジュールに固
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリをラックに取り付ける方法 警告: 14U 以上のライブラリはすべて、主要保護接地 (アース) 端子 付きのラックに設置し、電源は工業用プラグと壁コンセント か、断面積が 1.5 mm2 (14 AWG) 以上の IEC 60309 (または該 当する国内の基準) 準拠の保護接地 (アース) コンダクタが備 わった電源接続器、またはその両方を使用して供給する必要 があります。 ライブラリの前面と背面には、通気や作業のためのスペース を 60cm (24 インチ) ほど空けてください。 警告: ラックにモジュールが 1 つでも入っている場合は、ラックを 移動しないでください。 警告: 5U ライブラリ制御モジュールの重量は、テープ ドライブ、 テープ カートリッジ、電源装置を含めずに約 27.2 kg (60 lbs) です。9U ライブラリ拡張モジュールは、テープ ドライブ、 テープ カートリッジ、電源装置を除いて 29.
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリをラックに取り付ける方法 表 8 ラック マウント キット の内容 • モジュールを追加するたびに、ラック イヤーが 1 個必要になり ます。各ラック イヤー キットには、1 つのモジュールに左右の ラック イヤーを取り付ける備品が含まれています。 • ラックの各モジュールにラック イヤーを 1 セット取り付ける必 要があります。 コンポーネント Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 説明 数量 小型フェルール — ラッ クの丸穴で使用 10 個 (8 個 必要、2 個 予備) 大型フェルール — ラッ クの角穴で使用 10 個 (8 個 必要、2 個 予備) つまみナット — ラック シェルフをラックに 固定 8 M5 蝶ねじ — ラック イ ヤーを固定 4 374
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリをラックに取り付ける方法 コンポーネント Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 説明 数量 ラック イヤー、左 — モジュールをラックに 留める 1 ラック イヤー、右 — モジュールをラックに 留める 1 375
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリをラックに取り付ける方法 コンポーネント 表 9 ラック イヤー キットの 内容 コンポーネント Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 説明 数量 ラック シェルフ、左 — ラックにモジュールを 固定 1 ラック シェルフ、右 — ラックにモジュールを 固定 1 説明 必要な数 量 ナット クリップ — ラックの角穴で使用 4 ケージ ナット — ラッ クの丸穴で使用 4 376
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリをラックに取り付ける方法 コンポーネント 説明 必要な数 量 M5 蝶ねじ — ラック イ ヤーを固定 4 ラック イヤー、左 — モジュールをラックに 留める 1 ラック イヤー、右 — モジュールをラックに 留める 1 2 ラック マウント キットや、ラックに追加するモジュールの邪魔にな りそうなラック ハードウェアをすべて取り外します。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 377
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリをラックに取り付ける方法 3 取り付け穴やラックの他の部分に完全にアクセスできるように、 ラックの前面と背面のドアを取り外すことも可能です。 4 ラック マウント キットを取り付けるラックの種類を特定します。 ラックの種類によって必要なラック マウント部品が異なります。 ラック マウント キットには部品が多数含まれていますが、どの部品 を使用するかはラックの取り付け穴によって異なります。 a ラックの取り付け穴が円形の場合は、小型のフェルールとク リップ ナットを使用します。 b ラックの取り付け穴が角型の場合は、大型のフェルールとケー ジ ナットを使用します。 c ラックに取り付け穴がある場合 (タップ M6) は、フェルール、ク リップ ナットまたはケージ ナットを使用しません。 5 ラックのどの部分にラック マウント シェルフを取り付けるかを決め ます。 シェルフの高さについては、5U ライブラリ制御モジュールの底部が 28U ~ 32U 位置マーカーの間にくるように取り付けることをお勧め します。通常は、これが操作パネルを見る上での快適な
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリをラックに取り付ける方法 2 各スタッドの端にフェルールを取り付けて、完全にねじで留めま す。フェルールの大きい方をラック シェルフに向け、細い方の先を 外側に向けます。取り付け準備 ページの 373 の説明に従って、適切 なサイズのフェルールを使用してください。 1 スタッド 2 フェルール 3 ラック マウント シェルフを、互いに水平になるようにラックに取り 付けます。 a Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド ラック背面の取り付け穴にシェルフの背面スタッドを取り付け ます。 379
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリをラックに取り付ける方法 b シェルフをラックの右か左に置き、適切な高さに揃えます。 c ラック背面の取り付け穴にシェルフの背面スタッドを挿入します。 d つまみナットを各スタッドの端に固定します。フェルールが ラックの穴にぴったりとはまるように、ラックをしっかりと固 定します。 e 次に、ラック前面の取り付け穴にシェルフの前面スタッドを取 り付けます。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 380
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリをラックに取り付ける方法 f スタッドが取り付け穴に届かない場合は、シェルフの前を手前 に引いて、必要な長さまで延ばします。一方の手でシェルフの 底を支え、もう一方の手でシェルフの拡張可能な部分を引っ張 ります。 注: シェルフの拡張が困難な場合もありますが、手でサイ ズ変更ができるように設計されています。シェルフの サイズを変更するときは、工具を使用しないでくださ い。また、シェルフは決して分解しないでください。 g ラック前面の取り付け穴にシェルフの前面スタッドを挿入します。 h つまみナットを各スタッドの端に固定します。フェルールが ラックの穴にぴったりとはまるように、ラックをしっかりと固 定します。 4 シェルフが水平で、ラック内できれいに整列しているかどうか目で 見て確認します。 5 すべてのつまみナットがしっかりと締まっているか確認します。取 り付け時に、一部のつまみナットが緩んだ可能性があります。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 381
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリをラックに取り付ける方法 モジュールへのラック取り 付け準備 12 1 ライブラリの電源を切り、電源コード、ネットワーク データ ケーブ ル、モジュール間ケーブルをすべて外します。 2 ライブラリ モジュールからテープ カートリッジ、テープ ドライブ、 電源装置、およびコードをすべて取り外します。テープ ドライブの ないモジュールの方が軽くて持ち上げるのが簡単です。 警告: 5U ライブラリ制御モジュールの重量は、テープ ドライ ブ、テープ カートリッジ、電源装置を含めずに約 27.2 kg (60 lbs) です。9U ライブラリ拡張モジュールは、テープ ドライブ、テープ カートリッジ、電源装置を除いて 29.
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリをラックに取り付ける方法 1 ラックの最下段モジュール の取り付け 12 「パーク」位置のパーキング タブ 必要部品: ラック イヤー、M5 蝶ねじ (4個) 部品の説明:各ラック イヤーには細長い穴が 2 個あり、ラックの一番取 り付けやすい穴に (M5 蝶ねじを使用して) 留めるようになっています。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 383
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリをラックに取り付ける方法 1 ラックマウント シェルフに、ライブラリの最下段に設置するモジュー ルを置きます。ラックの前面からシェルフの上にモジュールを載 せ、ゆっくりとラックにスライドさせます。モジュールを、前面が 取り付け穴と並ぶまで、ラックの背面に向かってスライドさせます。 2 ラックの背面から、ラックマウント シェルフの裏に付いているシル バーの蝶ねじ 2 個を締めて、モジュールをラック マウント シェルフ に固定します。 3 右のラック イヤーを取り付けます。ライブラリ前面で、以下を行い ます。 I/E ステーション ドアを開きます。モジュールの右下隅に垂直ス ロットがあります。スロットに右のラック イヤーの蝶番を挿入 してから、ラック イヤーの穴がラック レールと並ぶように置き ます。 a 1 b Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド ラック イヤーの蝶番 M5 蝶ねじを 2 個使用して、ラック イヤーをラックに固定しま す。蝶ねじをラック シェルフの穴に通して最後まで均等に締め ます。 384
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリをラックに取り付ける方法 4 左のラック イヤーを取り付けます。 a I/E ステーション ドアを開けた状態で、モジュールの左のドア (ア クセス ドア) を開き、モジュールの左下隅にあるスロットを確認 します。(ドアは、蝶番の柔軟な設計により、モジュールから離 れた位置まで開くため、スロットに容易にアクセスできます。) 注: スロットにアクセスするには、ドアを手前に引く必要 があります。 b 右のラック イヤーと同じ方法で左のラック イヤーを取り付けます。 c M5 蝶ねじを 2 個使用して、ラック イヤーをラックに固定しま す。蝶ねじをラック シェルフの穴に通して最後まで均等に締め ます。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 385
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリをラックに取り付ける方法 5 モジュールを 1 つ (制御モジュール/5U ライブラリ制御モジュール) だけ取り付ける場合は、ロボット アセンブリを今すぐアンパークし ます。手順については、292 ページのステップ 1を参照してくださ い。複数のモジュールを取り付ける場合は、次の手順に進みます。 ロボット アセンブリはまだアンパークしないでください。 6 モジュールのドアを閉めます。 7 ラックに追加モジュールの取り付け ページの 387 の説明に従って、 ライブラリの残りのモジュールを取り付けます。 8 再度、テープ ドライブ、電源装置、およびテープ カートリッジをラ イブラリに取り付けます。 9 ライブラリのケーブル接続 ページの 244 の説明に従って、ライブラ リに必要なケーブルを接続します。 10 ライブラリの電源を入れます。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 386
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリをラックに取り付ける方法 ラックに追加モジュールの 取り付け 12 ラックに追加するモジュールはすべて、前に取り付けたモジュールの上 に配置する必要があります。これは、下部のモジュールをラック マウン ト シェルフに固定する必要があるためです。ただし、全ライブラリを ラックから取り外して再構成する場合は例外です。 必要部品: ラックイヤー、M5 蝶ねじ (4 個)、ナット クリップ (4 個)、 ケージ ナット (4 個) 部品の説明:各ラック イヤーには細長い穴が 2 個あり、ラックの一番取 り付けやすい穴に (M5 蝶ねじとナット クリップまたはケージ ナットを 使用して) 留めるようになっています。 1 現在、上面カバーが付いているモジュールの上にモジュールを取り付 ける場合は、カバーを外します。同様に、取り付けるモジュールに底 面カバーが付いている場合は、ラック内の別のモジュールの上に取り 付ける前に、カバーを外します。最下段のモジュールに底面カバーが 1 つ、最上段のモジュールに上面カバーが 1 つある以外、ライブラリ が「空洞」状態であること
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリをラックに取り付ける方法 次に、10U と 11U のマーカ内でどの穴を使用するかを判断しま す。各ラック単位 (U) には、ラックの位置マーカが示すよう に、3 つ の 取 り 付 け 穴 が 存 在 し ま す。5U ラ イ ブ ラ リ 制 御 モ ジュールよりも上のいずれかの場所にモジュールを追加する場 合は、クリップ ナット (またはケージ ナット) をそのユニットの 中央の穴に取り付けます。5U ライブラリ制御モジュールよりも 下のいずれかの場所にモジュールを追加する場合は、クリップ ナット (またはケージ ナット) をそのユニットの上部の穴に取り 付けます。 b 以前ラックに取り付けた 5U ライブラリ制御モジュールの真上に モジュールを追加する場合は、5U ライブラリ制御モジュールの ラック イヤーの位置から 5U 分離れた位置に、クリップ ナット ( またはケージ ナット) を取り付ける準備をします。 たとえば、5U ライブラリ制御モジュールのラック イヤーが 1U と 2U にある場合は、クリップ ナット (またはケージ ナット) を 6
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリをラックに取り付ける方法 b 挿入する穴にケージ ナットを置きます。まず、ツメの 1 つを穴 に挿入し、ケージ ナットをつまんで、カチッとはまるまで穴に 押し込みます。(ツメを穴に押し込む際に、ドライバを使用して もかまいません。) 4 ラックにスタックするモジュールを準備します。 a モジュールの電源を切り、電源コード、ネットワーク データ ケー ブル、モジュール間ケーブルをすべて外します。 b できれば、モジュールからテープ ドライブをすべて取り外しま す。テープ ドライブのないモジュールは、ラックに取り付ける ときに、簡単に持ち上げることができます。 c モジュールのアクセス ドアを開き、ガイド ピンを上に引っ張っ てねじのように少し回転させて浮かせます。この操作を怠る と、下のモジュールの前面ドアに傷がつくことがあります。 1 ガイド ピン 2 蝶ねじ Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 389
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリをラックに取り付ける方法 5 モジュールを、下のモジュールと平行になるようにして、設置位置 までスライドさせます。 6 モジュールのガイド ピンを回して押し下げます。 7 モジュール前面と背面の底部にある蝶ねじを締めて、モジュールを 下のモジュールと固定します。蝶ねじを下に押して締めます。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 390
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリをラックに取り付ける方法 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 391
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリをラックに取り付ける方法 1 5U ライブラリ制御モジュール ( 前面) 2 蝶ねじ 3 5U ライブラリ制御モジュール ( 背面) 8 右のラック イヤーを取り付けます。ライブラリ前面で、以下を行い ます。 a I/E ステーション ドアを開きます。モジュールの右下隅に垂直 スロットがあります。スロットに右のラック イヤーの蝶番を挿 入してから、ラック イヤーの穴がラック レールと並ぶように置 きます。 1 b Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド ラック イヤーの蝶番 M5 蝶ねじを 2 個使用して、ラック イヤーをラックに固定しま す。蝶ねじをナット クリップ (またはケージ ナット) に通して最 後まで均等に締めます。 392
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリをラックに取り付ける方法 9 左のラック イヤーを取り付けます。 a I/E ステーション ドアを開けた状態で、モジュールの左のドア (ア クセス ドア) を開けて手前に引き、モジュールの左下隅にあるス ロットにアクセスします。(ドアは、蝶番の柔軟な設計により、 モジュールから離れた位置まで開くため、スロットに容易にア クセスできます。) 注: スロットにアクセスするには、ドアを手前に引く必要 があります。 b 右のラック イヤーと同じ方法で左のラック イヤーを取り付けます。 c M5 蝶ねじを 2 個使用して、ラック イヤーをラックに固定しま す。蝶ねじをナット クリップ (またはケージ ナット) に通して最 後まで均等に締めます。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 393
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリをラックに取り付ける方法 10 モジュールのドアを閉めます。 11 再びテープ ドライブをライブラリに取り付けます。 12 ライブラリのケーブル接続 ページの 244 の説明に従って、ライブラ リに必要なケーブルを接続します。 13 ライブラリの電源を入れます。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 394
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 テープ ドライブの追加、取り外し、交換 テープ ドライブの追加、取り外し、交換 テープ ドライブは常にユニバーサル ドライブ スレッド (UDS) に存在し、 この 2 つが 1 つのユニットとして効果を発揮します。新しいまたは交換用 のテープ ドライブを注文する場合は、スレッドに取り付けられます。 注: テープ ドライブの追加 12 ライブラリの電源が入ったまま複数のテープ ドライブを取り 付ける場合は、以下の手順 3 の注に記載された特記事項に 従ってください。 以下に、ライブラリにテープ ドライブを追加する方法について説明しま す。テープ ドライブは、ライブラリの電源が入った状態で追加できます。 必要な工具:なし 1 ライブラリの設定を保存します (ライブラリ設定の保存 ページの 428 を参照)。 2 ドライブ スロットのカバー プレートを外します。カバー プレート の蝶ねじを緩めて、プレートを取り外します。 カバー プレートを別のキャビネットに保管します。後でそのドライ ブを取り外す場合は、カバー プレートを再び取り付ける必要があり ます。 3 テー
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 テープ ドライブの追加、取り外し、交換 4 テープ ドライブの蝶ねじを締めて、モジュールに固定します。 蝶ねじとモジュールのねじ穴の位置が揃っている必要があります。 揃っていない場合は、テープ ドライブが正しく挿入されていません。 5 ライブラリの電源が入っていなければ、電源をオンにします。 6 緑の LED が 3 秒間点灯してから 2 回点滅した場合は、ユニバーサル ドライブ スレッド (UDS) ファームウェアがアップグレードするまで 10~15 分間待ちます。 テープ ドライブに関連するファームウェアには、テープ ドライブ自 身のファームウェアと、テープ ドライブを取り囲む UDS のファー ムウェアの 2 種類があります。UDS のファームウェアは、ライブラ リのファームウェアの一部です。新しく挿入された UDS のファーム ウェアがライブラリの現在のものと異なる場合、ライブラリは、自 動的に UDS のファームウェアをアップグレードします。ファーム ウェアのダウンロードに約 15 分かかります。 7 テープ ドライブにホスト インターフェイス ケーブルを接
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 テープ ドライブの追加、取り外し、交換 12 ライブラリがテープ ドライブを内部で論理的にアドレス指定する方 法が原因で (論理エレメントのアドレス指定について ページの 38 を 参照)、テープ ドライブをライブラリに追加する場合はテープ ドラ イブの順序が変更され、制御ホストと正常に通信できなくなる可能 性があります。このため、調整したテープ ドライブの位置と新しい ドライブの存在を反映するように、ライブラリを管理するバック アップ アプリケーションの設定を更新する必要があります。さら に、ホスト サーバーを再起動するか、バスを再スキャンして変更を 検出しなければならない場合があります。 テープ ドライブの永久的 な除去 12 以下に、テープ ドライブを別のものと交換するのではなく、取り外す方 法について説明します。SAN のサイズを縮小したり、ライブラリ内の パーティションの数を減らしたい場合などに、ライブラリからテープ ド ライブを取り外します。 ライブラリの電源が入った状態で、テープ ドライブを取り外すことがで きます。ただし、現在使用しているテープ ド
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 テープ ドライブの追加、取り外し、交換 カバー プレートがない場合は、注文してください。ライブラリにゴ ミが入らないように、空のスロットには必ずカバー プレートを取り 付けてください。 警告: カバー プレートがない状態でライブラリを作動させると危 険です。また、ライブラリの実行速度も遅くなります。 9 ライブラリがテープ ドライブとスロットを内部で論理的にアドレス 指定する方法が原因で (論理エレメントのアドレス指定について ページの 38 を参照)、テープ ドライブをライブラリから永久に取り 外す場合はテープ ドライブの順序が変更され、制御ホストと正常に 通信できなくなる可能性があります。このため、調整したテープ ド ライブの位置と新しいドライブの存在を反映するように、ライブラ リを管理するバックアップ アプリケーションの設定を更新する必要 があります。さらに、ホスト サーバーを再起動するか、バスを再ス キャンして変更を検出しなければならない場合があります。 テープ ドライブの取り外 しと交換 12 以下に、テープ ドライブを取り外して、新しいものと交換する方
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 テープ ドライブの追加、取り外し、交換 2 ライブラリの設定を保存します。 3 テープ ドライブにテープ カートリッジが入っている場合は、ウェブ クライアントを使用してアンロードします。 4 ウェブ クライアントを使用して、テープ ドライブをオフラインに切 り換えます。テープ ドライブを取り外す準備ができたら、ドライブ の青色 LED が点灯します。 a Operations (操作) メニューから、Drive (ドライブ) > Change Mode (モードの変更) を選択します。 Change Drive Mode (ドライブ モードの変更) 画面が表示されます。 b オフラインにするテープ ドライブを見つけます。 c New (新規) 列で、Online (オフライン) をクリックしてモードを Offline (オフライン) に切り替えます。 5 取り外すテープ ドライブから、ホスト インターフェイス ケーブル を外します。 6 ライブラリの背面から、テープ ドライブの蝶ねじを緩めます。 7 テープ ドライブのハンドルを持ち、テープ ドライブ全体を
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 テープ ドライブの追加、取り外し、交換 ウェアがライブラリの現在のものと異なる場合、ライブラリは、自 動的に UDS のファームウェアをアップグレードします。ファーム ウェアのダウンロードに約 15 分かかります。 12 テープ ドライブにホスト インターフェイス ケーブルを接続します。 13 テープ ドライブをオンラインにします。 a Operations (操作) メニューから、Drive (ドライブ) > Change Mode (モードの変更) を選択します。 Change Drive Mode (ドライブ モードの変更) 画面が表示されます。 b オンラインにするテープ ドライブを見つけます。 c New (新規) 列で、Offline (オフライン) をクリックしてモードを Online (オンライン) に切り替えます。 14 テープ ドライブの LED をチェックして、ドライブが正常に機能して いることを確認します(テープ ドライブ LED ページの 446 を参照)。 青または黄の LED が点灯したままの場合は、テープ ドライブの位 置を
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 FC I/O ブレードの追加、取り外し、交換 FC I/O ブレードの追加、取り外し、交換 ここでは、FC I/O ブレードの追加、取り外し、交換について説明しま す。FC I/O ブレードは、LTO-3、LTO-4、LTO-5、LTO-6 FC のドライ ブへの接続をサポートしています。 注意: 新しい FC I/O ブレードを追加する場合や、FC I/O ブレード を完全に取り外す場合は、必ず制御パスの操作 ページの 92 を読んでください。制御パスを正しく設定しないと、テープ ドライブとメディア チェンジャ デバイス (パーティション) に 通信トラブルが発生します。 FC I/O ブレードに関する詳細は、以下のとおりです。 • FC I/O ブレードを使用するには、400 レベル以上のコードを実行し ている必要があります。 • 9U ライブラリ拡張モジュールは、最大 2 つの FC I/O ブレードをサ ポートできます。 • どのライブラリ構成でも、FC I/O ブレードの取り付けは最大 4 つま でです。 • 各 FC I/O ブレードに最大 4 つの FC
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 FC I/O ブレードの追加、取り外し、交換 • 9U ライブラリ拡張モジュールに FC I/O ブレードとファン ブレード を取り付ける順序は、下段の 2 つのベイから開始して上に進むことを お勧めします。 図 40 9U ライブラリ拡張モ ジュール内の FC I/O ブレード とファン ブレード ベイ 1 FC I/O ブレード 2 ファン ブレード 3 9U ライブラリ拡張モジュール Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 402
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 FC I/O ブレードの追加、取り外し、交換 最初にお読みください: 取り付け手順の詳細 12 FC I/O ブレードを取り付ける場合は、この順序で取り付け手順に従う 必要があります。そうしない場合、ライブラリ内の FC I/O ブレードと テープ ドライブとの通信が正しく行われません。 注意: 新しい FC I/O ブレードを追加する場合や、FC I/O ブレード を完全に取り外す場合は、必ず制御パスの操作 ページの 92 を読んでください。制御パスを正しく設定しないと、テープ ドライブとメディア チェンジャ デバイス (パーティション) に 通信トラブルが発生します。 以下の手順はライブラリの電源がオンの状態で実行できます。 1 400 レベル以上のファームウェアを実行していることを確認します。 2 ライブラリの設定を保存します (ライブラリ設定の保存 ページの 428 を参照)。 3 イーサネットケーブルをライブラリ制御ブレードから 9U ライブラ リ拡張モジュールに接続します。9U ライブラリ拡張モジュールに取 り付けられた各 FC I/O ブレードについて
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 FC I/O ブレードの追加、取り外し、交換 4 FC I/O ブレードに接続するテープ ドライブから制御パスを取り外 します。FC テープ ドライブが FC I/O ブレードに接続している場合 は、FC テープ ドライブが制御パスとして機能しないように注意し てください。制御パスとして機能させると、I/O ブレードによって 制御パスがフィルタされ、ホストに表示されなくなります。Fibre Channel テープ ドライブが現在パーティションの制御パスとして機 能しているときに、そのテープ ドライブを FC I/O ブレードに接続 する場合は、そのテープ ドライブから制御パスを取り外す必要があ ります。テープ ドライブから制御パスを取り外すには、以下の操作 を行います。 a 操作パネルまたはウェブ クライアントから Setup (セットアップ) > Control Path (制御パス) を選択します。 b パーティションが複数ある場合は、適切なパーティションを選 択して Next (次へ) をクリックします。 c FC I/O ブレードに接続する FC テ
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 FC I/O ブレードの追加、取り外し、交換 10 必要に応じて制御パスを設定します。ライブラリは新しいパーティ ションの作成時に制御パスを割り当てます。各パーティションに制 御パスが 1 つだけあることを確認してください。FC テープ ドライ ブが FC I/O ブレードに接続している場合は、FC テープ ドライブを 制御パスとして選択しないように注意してください。制御パスの詳 細については、制御パスの操作 ページの 92 を参照してください。 制御パスを変更するには、操作パネルまたはウェブ クライアントか ら Setup (セットアップ) > Control Path (制御パス) を選択します。 11 ホスト マッピングを設定します (オプション)。ライブラリに複数の FC I/O ブレードがある場合、各 FC I/O ブレードは、テープ ドライ ブが制御パスでない各パーティションをターゲット デバイスとして ホストに表示します。このため、ホストは同じパーティションを複 数回検出する可能性があります。混乱を避けるために、各ホストが 各デバイスを 1 度だけ検出す
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 FC I/O ブレードの追加、取り外し、交換 FC I/O ブレードの追加 12 以下に、ライブラリに FC I/O ブレードを追加する方法について説明し ます。FC I/O ブレードは、ライブラリの電源が入っている状態でも追 加できます。 必要な工具:なし 1 9U ライブラリ拡張モジュールの背面にアクセスします。 注: 9U ライブラリ拡張モジュールに FC I/O ブレードとファ ン ブレードを取り付ける順序は、下段の 2 つのベイから 開始して上に進むことをお勧めします。 2 適切なベイからカバー プレートを取り外します。 3 FC I/O ファン ブレードの両側にあるラッチ フックを押し上げて外 し、開きます。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 406
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 FC I/O ブレードの追加、取り外し、交換 1 FC I/O ブレード 2 LED 3 ラッチ フック (開) 4 FC I/O ブレードをベイのガイド スロットに慎重に合わせます。ス テータス LED は下部になければなりません。 注意: ブレードを無理にベイに押し込むと、ピンが曲がる恐れ があります。 5 ブレードの両側を均等に押して、ラッチ フックがブレードの中央に 向かって動き出すまで 9U ライブラリ拡張モジュールの中にスライ ドさせます。ラッチのフックをブレード中央に向けて押し、ロック Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 407
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 FC I/O ブレードの追加、取り外し、交換 位置にします。ブレードが所定の位置に固定されると、ブレードの ピンが 9U ライブラリ拡張モジュールのバックプレーンに接続する のがわかります。 注: 拡張モジュールにブレードを正しく取り付けた場合は、 FC I/O ブレードの LED がブレードの下部にあります 6 ブレードのケーブル接続の準備が整ったら、黒いゴム製保護カバー を必要な数だけ FC I/O ブレードのポートから取り外します。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 408
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 FC I/O ブレードの追加、取り外し、交換 1 ラッチ フック (ロック状態) 2 FC I/O ブレード 3 空のベイのカバー プレート 4 FC I/O ブレードの LED Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 409
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 FC I/O ブレードの追加、取り外し、交換 7 9U ライブラリ拡張モジュールの使われていないベイには、必ずカ バー プレートを取り付けてください。 注意: ブレードが装着されていないベイはカバー プレート を取り付ける必要があります。カバー プレートが取 り付けられていないと、FC I/O ブレードに温度誤差 が発生する可能性があります。 8 Fibre Channel I/O ブレードに直接接続している Fibre Channel テー プ ドライブを搭載したライブラリのケーブル接続 ページの 262 の説 明に従ってライブラリにケーブルを接続します。 9 ライブラリの設定を保存します (ライブラリ設定の保存 ページの 428 を参照)。 FC I/O ブレードの取り外 し 12 以下に、ライブラリから FC I/O ブレードを取り外す方法を説明しま す。FC I/O ブレードは、ライブラリの電源が入っている状態でも取り 外すことができます。 注: I/O ブレードを取り外すと、ライブラリは RAS チケットを作 成します。ライブラリに RAS チケットを
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 FC I/O ブレードの追加、取り外し、交換 3 ラッチのフックをロック位置から外して上に押し上げます。FC I/O ブレードが拡張モジュールのバックプレーンから外れるのがわかり ます。 4 ブレードがバックプレーンから完全に外れるまでラッチ フックを持 ち上げたままにします。 5 FC I/O ブレードをスライドさせて拡張モジュールから外します。 6 拡張モジュールで使用していないすべてのベイに、カバー プレート が付いていることを確認してください。 7 FC I/O ブレードを永久的に取り外す場合は、ライブラリが FC I/O ブレードの監視を停止するように設定する必要があります (FC I/O ブレードを永久的に取り外す ページの 438 を参照)。 8 ライブラリの設定を保存します (ライブラリ設定の保存 ページの 428 を参照)。 FC I/O ブレードの交換 12 以下に、ライブラリの FC I/O ブレードを交換する方法を説明します。 FC I/O ブレードは、ライブラリの電源が入っている状態でも取り外し て交換できます。 注: FC I/O ブ
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 FC I/O ブレードの追加、取り外し、交換 注意: ブレードを無理にベイに押し込むと、ピンが曲がる恐れ があります。 5 ブレードの両端に圧力を均等に加え、ラッチ フックがブレード中央 に向けて動き始めるまで 9U ライブラリ拡張モジュールにスライド させます。ラッチのフックをブレード中央に向けて押し、ロック位 置にします。ブレードが所定の位置にロックすると、ブレードのピ ンが拡張モジュールのバックプレーンに接続するのがわかります。 注: ブレードを 9U ライブラリ拡張モジュールに正しく取り付 けた場合、FC I/O ファン ブレードの LED はブレードの 下にあります。 6 黒いゴム製保護カバーを必要な数だけ FC I/O ブレードのポートか ら取り外して廃棄します。 7 FC ケーブルを FC I/O ブレードの適切な FC ポートに再接続します。 注意: 光ファイバ ケーブルは 10 cm の弧よりきつく曲げると、 損傷します。 8 ライブラリの設定を保存します (ライブラリ設定の保存 ページの 428 を参照)。 注: Dell PowerVaul
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 FC I/O ファン ブレードの追加、取り外し、交換 FC I/O ファン ブレードの追加、取り外し、交換 各 FC I/O ブレードはファン ブレードによって冷却されます。ファン ブ レードは常に、FC I/O ブレードの右側にあるベイに取り付けます。各 9U ライブラリ拡張モジュールにはベイが 4 つあり、FC I/O ブレード 2 つとファン ブレード 2 つを収納できます。 9U ライブラリ拡張モジュールに FC I/O ブレードとファンを取り付ける 順序は、下部の 2 つのベイから開始して上に進むことをお勧めします。 図 40 ページの 402 は、9U ライブラリ拡張モジュール内に並んで付いて いるブレードと I/O ファン ブレードを示しています。 FC I/O ファン ブレードの 追加 12 以下に、ライブラリに FC I/O ファン ブレードを追加する方法について 説明します。FC I/O ファン ブレードは、ライブラリの電源が入ってい る状態でも追加できます。 必要な工具:なし 1 9U ライブラリ拡張モジュールの背面にアクセスします。 2
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 FC I/O ファン ブレードの追加、取り外し、交換 1 ファン ブレード 2 LED 3 ラッチ フック (開) 注意: ブレードを無理にベイに押し込むと、ピンが曲がる恐れ があります。 4 ファン ブレードの両側を均等に押して、ラッチ フックがブレードの 中央に向かって動き出すまで拡張モジュールの中にスライドさせま す。ラッチのフックをブレード中央に向けて押し、ロック位置にし ます。ブレードが所定の位置にロックすると、ブレードのピンが 9U ライブラリ拡張モジュールのバックプレーンに接続するのがわかり ます。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 414
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 FC I/O ファン ブレードの追加、取り外し、交換 注: 9U ライブラリ拡張モジュールに正しく取り付けた場合、 FC I/O ファン ブレードの LED はブレードの下にありま す。 5 ライブラリの設定を保存します (ライブラリ設定の保存 ページの 428 を参照)。 FC I/O ファン ブレードの 取り外し 12 以下に、ライブラリから FC I/O ブレードを取り外す方法を説明しま す。FC /O ファン ブレードは、ライブラリの電源が入っている状態でも 追加できます。 注意: FC I/O ファン ブレードは、関連付けられている FC I/O ブ レードも永久的に取り外す場合を除いて、永久的に取り外さ ないでください。 必要な工具:なし 1 I/O ファン ブレードが搭載されている拡張モジュールの背面にアク セスします。 2 ラッチのフックをロック位置から外して上に押し上げます。FC I/O ファン ブレードが、拡張モジュールのバックプレーンから外れるの が分かります。 3 ブレードがバックプレーンから完全に外れるまでラッチ フックを持 ち上げ
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 FC I/O ファン ブレードの追加、取り外し、交換 FC I/O ファン ブレードの 交換 12 以下に、ライブラリの FC I/O ファン ブレードを交換する方法を説明し ます。ライブラリに電源が入っている間は、FC I/O ファン ブレードを 取り外して交換できます。 必要な工具:なし 1 9U ライブラリ拡張モジュールの背面にアクセスします。 2 まだ古い I/O ファン ブレードを取り外していない場合は、FC I/O ファン ブレードの取り外し ページの 415 の説明に従って取り外し ます。 3 交換用 I/O ファン ブレードの両側にあるラッチ フックを押し上げ て外し、開きます。 4 FC I/O ファン ブレードをベイのガイド スロットに慎重に合わせま す。ステータス LED は下部になければなりません。 注意: ブレードを無理にベイに押し込むと、ピンが曲がる恐れ があります。 5 FC I/O ファン ブレードの両端を均等に押して、ラッチ フックがブ レードの中央に向かって動き出すまで、9U ライブラリ拡張モジュー ルの中へスライドさせます。ブ
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリの移動や配送の準備 ライブラリの移動や配送の準備 ライブラリを移動または配送する前に、以下の手順に従ってください。 注意: ライブラリを移動するとき:完全または部分的に取り外しを行 う場合は、メーカー提供の梱包材 (出荷時または新たに購入し たもの) が必要です。オレンジ色のロボット固定アセンブリを 取り付けて、ロボットの損傷を防ぐ必要があります。さらに 移動中にライブラリ装置を保護するには、出荷時の段ボール 箱と梱包材を使用します。 注意: ライブラリを配送するとき:出荷時の段ボール箱、梱包材、ラ イブラリと一緒に出荷されたオレンジ色のロボット固定アセ ンブリを使用してください。こうすることでライブラリの損 傷を防ぎます。 1 ライブラリの設定を保存します (ライブラリ設定の保存 ページの 428 を参照)。 2 ローカルの操作パネルを使用してライブラリをシャットダウンしま す (Operations (操作) > System Shutdown (システム シャットダウン))。 シャットダウンすると、ロボットがライブラリの底の「出荷時」の 位置まで下が
第 12 章 取り付け、取り外し、交換 ライブラリの移動や配送の準備 9 モジュールを持ち上げるときの重量を減らすために、テープ ドライ ブをライブラリから取り出します。 警告: 5U ライブラリ制御モジュールの重量は、テープ ドライ ブ、テープ カートリッジ、電源装置を含めずに約 27.2 kg (60 lbs) です。9U ライブラリ拡張モジュールの重量は、 テープ ドライブ、テープ カートリッジ、電源装置を含め ずに 29.
第 13 章 13 トラブルシューティング PowerVault ML6000 ライブラリには、ライブラリのステータスと問題に ついて通知する高度なシステム監視と警告のメカニズムがあります。こ れらは各種ライブラリのサブシステムおよびコンポーネントのステータ ス情報を提供します。また、検出した問題についてユーザーに通知し、 バックアップの妨げにならないように問題の診断と修正方法を推奨し ます。 RAS チケットについて PowerVault ML6000 ライブラリは、高度な問題検出、レポート、通知のテ クノロジーを使用して、問題が発生しだいに警告します。また、ライブ ラリは、多数のセルフテストを実行して、ライブラリの温度、電圧、電 流、および標準的な動作を監視します。セルフテストは、ライブラリの 電源を入れたときと、正常に動作中ライブラリがアイドル状態になった ときに実行されます。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 419
第 13 章 トラブルシューティング RAS チケットについて セ ル フ テ ス ト で 問 題 が 検 出 さ れ た 場 合 は、信 頼 性、可 用 性、保 守 性 (Reliability, Availability, and Serviceability: RAS) チケット が生成され、 原因となっているコンポーネントが特定されます。ライブラリの発光ダ イオード (LED) のオン、オフ、点滅によっても異常な状態が通知されま す。問題が重大でない場合は、影響のないパーティションに、引き続き 全機能が提供されます。 RAS チケットには、次の 3 レベルの重大度があります。 • 重大度 3 — 低重大度/情報メッセージ。ライブラリ内に異常な状態 があり、検査と修正が必要ですが、動作にほとんど影響しないか、全 く影響しません。 • 重大度 2 — 高重大度/警告メッセージ。ライブラリ内に、システム の性能、冗長性または特定のホスト アプリケーションに影響する状 態があることを示します。アプリケーションはエラーが発生し再起 動が必要な場合もありますが、通常のライブラリの動作は、すぐに 修正措置をとらず
第 13 章 トラブルシューティング RAS チケットについて RAS チケットの表示 13 操作パネルとウェブ クライアントの両方の Tools (ツール) メニューから All RAS Tickets (すべての RAS チケット) を選択すると、All RAS Tickets (す べての RAS チケット) 画面が開き、RAS チケットが各イベント発生順に一 覧表示されます。 注: Last Occurrence (最後の発生) は、チケット イベントが前回発 生した日時を示します。この情報は、イベントが発生するた び に 更 新 さ れ ま す。Last Occurrence (最後の発生) は、RAS Ticket (RAS チケット) を開封、終了、または解決した場合に は更新されません。 リストには、RAS チケットによって取り込まれたエラー状態の要約も含 まれています。All RAS Tickets (すべての RAS チケット) 画面により、RAS チケットの詳細を表示でき、チケットの問題解決の情報にナビゲートで きます。 すべての RAS チケットの初期状態は未開封です。管理者
第 13 章 トラブルシューティング RAS チケットについて RAS Tickets (RAS チケット) 13 RAS チケットの問題によっては、管理者が解決することができます。そ の他はサービス担当者が解決する必要があります。チケットの解決は一 度に 1 人だけが実行できます。チケットの詳細は、同時に複数のユー ザーが表示できます。RAS チケットの問題を解決している最中にウェブ クライアント セッションがダウンした場合、3 分待って、ウェブ クライ アント または操作パネルのいずれかから、RAS チケットの問題解決を 続行できます。 1 ウェブ クライアントにログインします。 2 Tools (ツール) メニューから、All RAS Tickets (すべての RAS チケット) を選択します。 Tools - All RAS Tickets (ツール - すべての RAS チケット) 画面が表示さ れます。 3 解決する RAS チケットを指定します。 注: 画面の下部にある Go to RAS Ticket (RAS チケットに移動) テキスト ボックスで RAS チケット番号を検索でき
第 13 章 トラブルシューティング RAS チケットについて 注: 閉じているチケットをすべて表示するには、画面の下部にあ る Include Closed Tickets (閉じているチケットを含む) チェック ボックスをオンにします。Tools - All RAS Tickets (ツール - すべ ての RAS チケット) 画面が更新され、すべての閉じている RAS チケットの Resolve (解決) ボタンが使用できなくなります。 注意: Close All Tickets (すべてのチケットを閉じる) ボタンを押すとき には注意が必要です。このボタンを押すと、解決していない ものも含めて、すべての RAS チケットが閉じます。各 RAS チケットを表示し、分析してから、個別に閉じることをお勧 めします。 正しい画面を開くには、以下の操作を行います。 • ウェブ クライアントから、Tools (ツール) > All RAS Tickets (すべての RAS チケット) を選択します。 RAS チケットを自動的に 閉じる 13 ライブラリを再起動すると、現在開いているすべての RAS チ
第 13 章 トラブルシューティング ライブラリ情報スナップショットの取り込み • 操作パネルから、Tools (ツール) > System Settings (システム設定) を選 択します。 ライブラリ情報スナップショットの取り込み テクニカル サポート担当者から、的確に診断できるようスナップショッ ト の キ ャ プ チ ャ 操 作 の 実 行 を 指 示 さ れ る こ と が あ り ま す。Capture Snapshot (スナップショットのキャプチャ) 操作により、ライブラリ全体に ついての詳細情報を 1 つの ASCII ファイルに取り込んで、テクニカル サ ポート担当者に電子メール送信できるようにします。 ログ情報には、ライブラリ コンポーネントの設定データ、ステータス情 報、トレース ログが含まれています。トレース ログは、問題に関する データを収集し、トラブルシューティングと問題解決に必要なライブラ リ情報をサポート担当者に提供します。 スナップショットファイルは、操作パネルとウェブ クライアントの両方 か ら 電 子 メ ー ル 送 信 で き ま す。ウ ェ ブ ク ラ イ ア
第 13 章 トラブルシューティング ライブラリ設定レコードの保存と電子メール送信 ウェブ クライアントでは、ライブラリの電子メール- アカウントが適切 に設定されていることを確認してから、ライブラリからのスナップ ショットの電子メール送信を試みます。ライブラリの電子- メール アカ ウント アドレスが設定されていないと、エラーが表示されます。電子 メール アカウントの設定方法については、ライブラリ電子メール アカ ウントの設定 ページの 99 を参照してください。 ライブラリを構成し、ライブラリのスナップショットを特定の RAS チ ケット電子メール通知に自動的に添付できます (ライブラリ電子メール アカウントの設定 ページの 99 を参照)。ライブラリが自動スナップ ショットのキャプチャ処理中は、自動スナップショットが完了するまで ウェブ クライアントでスナップショットを手動キャプチャできません。 これが生じると、エラー メッセージが表示されます。約 10 分ほど待っ てから、もう一度試行してください。 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Tools (ツール) >
第 13 章 トラブルシューティング ライブラリ設定レコードの保存と電子メール送信 • SCSI テープ ドライブ — パーティション名、パーティション内 のテープ ドライブ数、ドライブの場所、SCSI 要素のアドレス、 オンライン ステータス、アクティブ ステータス、準備完了状 態、ベンダー、モデル、シリアル番号、テープ ドライブのファー ムウェア バージョン、ドライブの種類、論理シリアル番号、イ ンターフェイスの種類、SCSI ID、LUN • Fibre Channel (FC) テープ ドライブ — パーティション名、パー ティション内のテープ ドライブ数、ドライブの場所、SCSI 要素 のアドレス、オンライン ステータス、アクティブ ステータス、 準備完了状態、ベンダー、モデル、シリアル番号、テープ ドラ イブのファームウェア バージョン、ドライブの種類、論理シリ アル番号、インターフェイスの種類、ワールドワイド ノード名 (WWNN) ループ ID、トポロジ、速度、実際の速度 注: FC テープ ドライブが FC I/O ブレードに接続してい る場合、WWNN はテープ ドライブではなく
第 13 章 トラブルシューティング ライブラリ設定レコードの保存と電子メール送信 設定レコードの電子メール 送信 13 システム管理者は、ウェブ クライアント上の Tools - E-mail Configuration Record (ツール - 電子メール設定レコード) 画面を使用して、ライブラリ設 定レコードを電子メール送信できます。 Tools - E-mail Configuration Record (ツール - 電子メール設定レコード) 画面 の E-mail Address (電子メール アドレス) テキスト ボックスには、複数の電 子メール アドレスを入力しないでください。設定レコードを複数の電子 メール アドレスに送信する必要がある場合は、各電子メール アドレス ごとにこの手順を繰り返します。 設定レコードを電子メールで送信する前に、ライブラリの電子メール ア カウントを設定する必要があります。電子メール アカウントの設定方法 については、ライブラリ電子メール アカウントの設定 ページの 99 を参 照してください。 ライブラリ設定レコードは操作パネルからは電子メール送信できませ
第 13 章 トラブルシューティング ライブラリ設定の保存と復元 ライブラリ設定の保存と復元 ライブラリには、テープ ドライブ ID、パーティション、ユーザーアカ ウント、インポート/エクスポート (I/E) ステーション、クリーニング スロットなど、設定できる項目が多数あります。ハードウェア障害や ファームウェア アップグレードの場合は、保存と復元操作によってライ ブラリのファームウェアと設定項目を前の状態に戻すことができます。 ライブラリ設定の保存 注: 5U ライブラリ制御モジュールまたは 9U ライブラリ拡張モ ジュールを取り出したり交換したりした後は、保存した設定 を復元できません。モジュールを取り出した後や交換した後 には、今後の使用に備えてライブラリの設定を保存してくだ さい。 注: 保存と復元の操作は、別の場所からログインしている複数の システム管理者が同時に実行することはできません。画面に はアクセスできますが、別のシステム管理者が同じ操作を 行っている間は、変更を適用できません。 13 注意: 設定項目を変更した後およびファームウェアをアップグレー ドする前に、必ずライブラリ
第 13 章 トラブルシューティング ライブラリ設定の保存と復元 • ウェブ クライアントから、Tools (ツール) > Save/Restore Configuration (設定の保存/復元) を選択します。 ライブラリの設定とライブ ラリ ファームウェアの 復元 13 保存されている設定ファイルを使用して、ライブラリの設定項目を前の 状態に復元できます。前回設定を保存した後でライブラリ ファームウェ アをアップデートした場合、ライブラリ ファームウェアのバージョンは 設定の保存に使われたバージョンに自動的に復元されます。 また、Tools (ツール) > Update Library Firmware (ライブラリ ファームウェア のアップデート) コマンドを使って、ライブラリ ファームウェアを以前の バージョンにダウングレードすることもできます。ネットワーク設定、 日時、ランセンス キーを除いて、現在のライブラリ設定情報はすべて失 わ れま す。他 の 設定 項 目に つ いて は、前 の バー ジ ョン の ライ ブ ラリ ファームウェアのインストール時に保存した設定ファイルを使用して復 元
第 13 章 トラブルシューティング 「Library Not Ready」( ライブラリの準備ができていません ) メッセージのトラブルシューティング 「Library Not Ready」(ライブラリの準備ができていませ ん) メッセージのトラブルシューティング 操作パネルとウェブ クライアントには、それぞれ会社ロゴ、製品名、お よび Home (ホーム)、Help (ヘルプ)、Logout (ログアウト) の 3 個のメイン ナビゲーション ボタンがあります。また、ライブラリの準備ができていな いときは、ヘッダーにその警告メッセージが表示されます。(ライブラリの 準備ができているときは、ヘッダーにメッセージは表示されません。) 操作パネルでは、ライブラリのロボット機能がライブラリ機能を実行す る準備ができていないとき、LIBRARY NOT READY (ライブラリの準備がで きていません) と一定間隔で点滅します。ライブラリ状態の詳細情報を表 示するには、Tools (ツール) > About Library (ライブラリについて) を選択し ます。About Library (ライブラリについて)
第 13 章 トラブルシューティング 重複するデバイスの検出 • 上記の状態に当てはまらないがライブラリの準備ができていない場 合は、ヘッダーに「Library Not Ready」(ライブラリの準備ができて いません) というメッセージだけが詳細説明なしに表示されます。ラ イブラリが「準備ができていない」状態になると常に、RAS チケッ トが生成されます。RAS チケットには、問題のトラブルシューティ ングに役立つ情報が含まれています。詳細については、RAS チケッ トの表示 ページの 421 を参照してください。 「Library Not Ready」(ライブラリの準備ができていません) というメッ セージは、問題が解決してロボットのキャリブレーションが終了するま で、ヘッダーと About Library (ライブラリについて) 画面に表示されます。 注: 「Library Not Ready」(ライブラリの準備ができていません) メッセージは、ウェブ クライアントではブラウザが更新され るまで表示されません。同様に、問題が解決されなくても、 ブラウザが更新されるまで「Library Not Rea
第 13 章 トラブルシューティング 重複するメディア チェンジャ デバイスの検出 重複するメディア チェンジャ デバイスの検出 1 台または複数台のメディア チェンジャ デバイス (パーティション) が複 数回検出される場合があります。その理由の詳細については、メディア チェンジャ用 FC I/O ブレードの内蔵仮想ポート ページの 120 を参照し てください。 これを防ぐには、以下を行います。 • ホスト マッピングが有効になっていることを確認してください (FC ホスト マッピングの有効/無効 ページの 123 を参照)。 • 各メディア チェンジャに固有の LUN を割り当て、それぞれを適切 なホストにマップします (ホスト マッピングの設定 ページの 128 を 参照)。 テープ ドライブの識別 操作パネルとウェブ クライアント ユーザー インターフェイスでは、ラ イブラリにインストールされているすべてのテープ ドライブについての 情報を表示できます。また、制御パス テープ ドライブを含めて、選択 したパーティション内のテープ ドライブを確認することもできます。 ウェブ クライアントでは、特定
第 13 章 トラブルシューティング テープ ドライブの識別 • テープ ドライブのファームウェア バージョン • スレッドの起動バージョン • スレッドのアプリケーション バージョン • モード ステータス —オンライン/オフライン、準備完了/準備中 • ード ステータス — アンロード/ロード • SCSI テープ ドライブ用 SCSI の ID • FC テープ ドライブ用 WWNN • SAS テープ ドライブ用 SAS アドレス ウェブ クライアントの Identify Drives (ドライブの識別) 画面には、各テー プドライブの次の情報が一覧表示されます。 • 位置座標 • モード ステータス — オンライン/オフライン • 状態 — 準備完了/準備中 • ドライブの種類 • プロトコル • 制御パス テープ ドライブ ステータス — はい/いいえ • ベンダー • 物理シリアル番号 (P-SN) • 論理シリアル番号 (L-SN) • テープ ドライブのファームウェア バージョン 注: 表内の太字の列見出しは並べ替えができます。たとえば、列 項目 Location (場所) を選択すると
第 13 章 トラブルシューティング テープ ドライブの識別 • Identify Ctrl Path (制御パスの識別) ボタンを選択すると、そのパーティ ションの制御パス テープ ドライブの背面にある緑の LED が点滅し ます。制御パス テープ ドライブは、ホスト アプリケーションに各 パーティションを結び付けるために使用します。ライブラリのケー ブル接続やテープ ドライブのライブラリ制御パスのトラブルシュー ティング時にこのボタンを使用します。緑の LED が 毎秒 10 回の速 度で 1 分間点滅します。 ウェブ クライアント Identify Drives (ドライブの確認) 画面で、準備ができ ている状態のテープ ドライブの背面にある緑の LED が点滅することに より、特定のパーティションに割り当てられたテープ ドライブ、割り当 てられていないテープ ドライブ、各パーティションの制御パス テープ ドライブを確認できます。 • Identify All (すべて識別) ボタンをクリックして、選択したテープ ドラ イブの背面にある LED を点滅させることができます。準備完了状態 にあるテープ
第 13 章 トラブルシューティング テープ ドライブ ログの取得 • ウェブ クライアントから、Tools (ツール) > Identify Drives (ドライブの 確認) を選択します。 • 操作パネルから、Tools (ツール) > Drive Info (ドライブ情報) を選択します。 テープ ドライブ ログの取得 システム管理者は、ウェブ クライアントを使用して、テープ ドライブ ログを取得できます。テープ ドライブのログ情報は、ライブラリやテー プ ドライブに関する問題のトラブルシューティングに役立ちます。 Retrieve Drive Log (ドライブ ログの取得) 画面でテープ ドライブを選択で きます。 注: 表内の太字の列見出しは並べ替えができます。たとえば、列 項目 Location (場所) を選択すると、場所別に並べ替えること ができます。 テープ ドライブ ログ ファイルの取得に関する詳細は、以下のとおりです。 • ログの取得プロセスには 30 分ほどかかる場合があるので、そのテー プ ドライブと関連パーティションは、この操作中自動的にオフライ ンになり、この操作が完
第 13 章 トラブルシューティング テープ ドライブ スレッド ログの取得 • ログを取得するテープ ドライブのインターフェイスの種類 (SCSI、 SAS、FC) を選択できます。 詳しい設定手順については、ライブラリのオンライン ヘルプを参照して ください。オンライン ヘルプ システムにアクセスするには、ウェブ ク ライアントまたは操作パネル ユーザー インターフェイスの右上にある Help (ヘルプ) アイコンをクリックします。 操作パネルからは、テープ ドライブ ログを取得できません。正しい画 面を開くには、以下の操作を行います。 • ウェブ クライアントから、Tools (ツール) > Drive Operations (ドライブ 操作) を選択します。 テープ ドライブ スレッド ログの取得 システム管理者はテープ ドライブのスレッド ログを取得できます。 テープ ドライブのスレッド ログ情報は、ライブラリやテープ ドライブ に関する問題のトラブルシューティングに役立ちます。Retrieve Drive Sled Log (ドライブ スレッド ログの取得) 画面でテープ ドライブ スレッド
第 13 章 トラブルシューティング FC I/O ブレードの識別 詳しい設定手順については、ライブラリのオンライン ヘルプを参照して ください。オンライン ヘルプ システムにアクセスするには、ウェブ ク ライアントまたは操作パネル ユーザー インターフェイスの右上にある Help (ヘルプ) アイコンをクリックします。 操作パネルからは、テープ ドライブ スレッド ログを取得できません。 正しい画面を開くには、以下の操作を行います。 • ウェブ クライアントから、Tools (ツール) > Drive Operations (ドライブ 操作) を選択します。 FC I/O ブレードの識別 システム管理者は、選択した FC I/O ブレード上の緑の LED を点滅させ て、ライブラリ内の I/O ブレードの物理的な場所を識別できます。この ブレード操作の後、ライブラリの背面に回って、FC I/O ブレードの下 部で高速点滅している LED で I/O ブレードを識別します。LED は 1 分 間点滅を続けます。 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Setup (セット
第 13 章 トラブルシューティング FC I/O ブレードを永久的に取り外す FC I/O ブレードを永久的に取り外す ライブラリのファームウェアは、ライブラリに取り付けられたすべての FC I/O ブレードを監視しています。FC I/O ブレードを取り付けると、 ライブラリは各電源の入れ直し後、ブレードの位置が同じであると想定 します。 FC I/O ブレードの場所を変更したり、ライブラリから永久的に取り外 した場合は、ライブラリ ファームウェアがそのブレードを監視しないよ うに再設定する必要があります。管理者は、Setup - Blade Control (セット アップ - ブレード制御) 画面でその FC I/O ブレードを選択して、ブレード を取り外す操作を実行できます。これを行わないで、取り外した FC I/O ブレードの監視が続けられると、RAS チケットが生成されます。 故障した FC I/O ブレードを新しいブレードと交換した場合は、監視を 中止する設定を行う必要はありません。FC I/O ブレードを取り外して 交換する手順については、FC I/O ブレードの追加、取り外し、交換 ページ
第 13 章 トラブルシューティング FC I/O ブレード ポートのリセット FC I/O ブレード ポートのリセット システム管理者は、FC I/O ブレード上のポートを個別にリセットでき ます。これらのポートのリセットは、FC I/O ブレードに関する問題の トラブルシューティングに役立ちます。Setup - Blade Control (セットアッ プ - ブレード制御) 画面で、選択した FC I/O ブレード ポートのポート リ セット操作ができます。 FC I/O ブレード ポートをリセットすると、接続しているホストとの通 信が一時的に途絶えます。画面には通信ロスを示す警告メッセージが表 示され、そのまま続行するか問われます。 注: この操作は、異なる場所からログインしている複数の管理者 が同時に実行することはできません。必要な画面にはアクセ スできますが、他の管理者が同じ操作を実行している間は、 変更を適用できません。 注: FC I/O ブレード ポートをリセットする前に、その FC I/O ブ レードの位置を確認してください。詳細については、FC I/O ブレードの識別 ページの
第 13 章 トラブルシューティング コマンド履歴ログの表示と電子メール送信 コマンド履歴ログの表示と電子メール送信 FC I/O ブレードを取り付けると、システム管理者は Command History Log (コマンド履歴ログ) 画面を使用して、外部アドレス指定が可能なライ ブラリ デバイス、コントローラ LUN、パーティション、テープ ドライ ブで発生した最新のコマンドおよび応答のアクティビティを表示できま す。この情報は、問題の原因の分離 (ライブラリ デバイスやホスト アプ リケーションなど) に役立ちます。 ライブラリ内の設定済み FC I/O ブレードを選択して、関連するライブ ラリ デバイスのリストを表示できます。各デバイスについて、コマンド 履歴ログを表示できます。指定した電子メール アドレスにコマンド履歴 を電子メールで送信することもできます。ログは、電子メール メッセー ジの添付テキスト ファイルとして送信されます。 コマンド履歴ログを電子メール送信する前に、ライブラリの電子メール アカウントを設定する必要があります。電子メール アカウントの設定方 法については、「ライブラリの設定」
第 13 章 トラブルシューティング LED の解釈 LED の解釈 LED は、個々のライブラリ コンポーネントのステータスを視覚的に示 します。LED は、RAS チケット で特定できない問題の存在を知らせる こともあります。たとえば、ライブラリの RAS チケット生成を妨げる ようなファームウェアの問題を示すことができます。 ライブラリの以下のコンポーネントに LED があります。 • ライブラリ制御ブレード (LCB) • FC I/O ブレード • FC I/O ファン ブレード • テープ ドライブ • 電源装置 これらのコンポーネントにはファイバ ポート リンク LED も含まれてい る場合もあります。 ブレード LED ステータス 13 このセクションでは、以下のステータス LED について説明します。 • ライブラリ制御ブレード (LCB) • FC I/O ブレード • FC I/O ファン ブレード 図 41 は、ブレード LED の場所を示しています。表 10 を参照して、LED の現在のステータスを判断してください。 Dell PowerVault ML6000 ユーザー
第 13 章 トラブルシューティング LED の解釈 図 41 ブレード LED の場所 ライブラリ制御ブレード Fibre-Channel I/O ブレードおよびファン ブ レード ライブラリ 制御ブレー ド ステー タス LED ポート リンク LED FC I/O ブレード ステータ ス LED Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド FC I/O ファン ブ レード LED 442
第 13 章 トラブルシューティング LED の解釈 図 42 表 10 ブレード ステータス LED LED の色 意味 ブレードのステータス 緑 ライブラリ アプリケー ション コー ド/ブレード プロセッサ ステータス • 毎秒 1 回の点滅 — 正常の動作。 • 点灯 — 動作不可能な状態。 • 消灯 — 動作不可能な状態 ( またはブレードがブート状態 )。 • 3 秒点灯した後で 2 度点滅 (FC I/O ブレードのみ ) — ブレード ファー ムウェアのダウンロード中。 • 毎秒 10 回の点滅 (FC I/O ブレードのみ ) — モードの識別 ( ユーザー の要求によって他のブレードと区別するため。FC I/O ブレードの識 別 ページの 437 を参照 )。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 443
第 13 章 トラブルシューティング LED の解釈 LED の色 意味 ブレードのステータス 黄 正常性ステー タス • 消灯 — 正常の動作。 • 毎秒 1 回の点滅 (LCB のみ ) — ライブラリ アプリケーション コード が動作していないか、既存のコンパクト フラッシュで、ファームウェ アのアップグレード / ダウングレードが進行中。 • 点灯 — • LCB — 故障またはブレードがブート状態か、新しいコンパクト フ ラッシュの最初のファームウェアのアップデート。10 分以上点灯 する場合、LCB は取り替えが必要な場合があります。 • FC I/O ブレード — 故障またはブレードがブート状態か、ブレード のファームウェアが自動調整中。 • FC I/O ファン ブレード — ファン速度が速すぎるか遅すぎる、温 度が高すぎる、ファン速度センサの故障、電源制御の問題など、1 つまたは複数の問題がある可能性があります。 注:通常、点灯は故障しているという意味ですが、青い LED が 10 秒に 1 回点滅を伴う場合は、黄色い LED が点灯していても短期的 には正常な状態である場合があ
第 13 章 トラブルシューティング LED の解釈 LCB イーサネット ハブ ポート LED 13 イーサネット ハブ ポートの LED はポート上にあります。表 11 を参照し て、LCB 上のイーサネット ハブ リンクの動作を判断してください。 表 11 LCB イーサネット ハブ リンクの動作 LED の色 意味 ファイバ ポート リンク ステータス 黄 リンクと動作 • 点灯 — リンクがアップ。 • 点滅 — リンクがアップで、現在コマンドを送信中。 FC I/O ブレードのファイバ ポート リンク LED 13 FC I/O ブレードのファイバ ポート リンク LED は、FC リンクの現在の 状態と、リンクのコマンド送信準備が整っているかどうかを示します。 FC I/O ブレード ファイバ ポートのリンク LED は、ポートの上側または 下側にあります。FC I/O ブレードの各リンク LED ペアのうち、左側の LED は下のファイバ ポートに属し、右側の LED は、上のファイバ ポー トに属します。FC I/O ブレードの面板に、どの LED がどのポートに属
第 13 章 トラブルシューティング LED の解釈 表 12 FC I/O ブレードのファ イバ ポート リンク LED LED の色 意味 ファイバ ポート リンク ステータス 緑 リンクと動作 • 点滅 – リンクの動作中。 • オフ – リンクなしか、常に動作しているリンク * • 点灯 – ブレードの初期化中。 * LED の点滅速度は、動作につれて増加し、極度に高くなると、ほとんどオフのように見える場合があります。 また、ブレードが起動するとき、ファームウェアがポートを初期化するまでリンク LED はすべてオンになり、 ポートが初期化されると、ポートのトランスミッタが有効になってリンクが得られるまでオフになります。 LED ステータスに応じた LCB の保守 13 テープ ドライブ LED 13 1 LED の点滅パターンを 30 秒以上観察します。 2 ライブラリのスナップ ショットをキャプチャし、解析のために Dell テクニカル サポートに送信します。 RAS チケットは通常、エラーコードや TapeAlerts を含め、テープ ドラ イブに関連する問題をすべてレ
第 13 章 トラブルシューティング LED の解釈 図 43 テープ ドライブ LED の 場所 1 ファイバ ポート LED 2 テープ ドライブ LED 表 13 を参照して、テープ ドライブの動作を判断してください。 表 13 テープ ドライブ LED Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 447
第 13 章 トラブルシューティング LED の解釈 LED の色 意味 テープ ドライブのステータス 緑 プロセッサの動作 • 毎秒 1 回の点滅 — 正常の動作。 • 点灯 / 消灯 — テープ ドライブのメイン プロセッサが動作して いない。 • 毎秒 10 回の点滅 — 識別モード ( テープ ドライブの識別 ペー ジの 432 を参照 )。 • 3 秒間に 3 回点滅した後で停止 ( 消灯 ) の繰り返し — テープ ド ライブの初期化中。 • 3 秒点灯した後で 2 度点滅 — テープ ドライブ ファームウェア のダウンロード中。 • 1.25 秒内に 2 回の高速点滅後、1.
第 13 章 トラブルシューティング LED の解釈 テープ ドライブのファイ バ ポート リンク LED 13 ファイバ ポート リンク LED は、FC リンクの現在の状態と、リンクのコ マンド送信準備が整っているかどうかを示します。テープ ドライブの ファイバ ポート リンク LED は、テープ ドライブの背面のファイバ ポー トの隣にあります。 表 14 を参照して、PC リンクの動作を判断してください。 表 14 ファイバ ポート リンク ステータス LED の色 意味 ファイバ ポート リンク ステータス 緑 ループ初期化プロトコル (LIP) と動作 • 点灯 — ループ初期化プロトコル (LIP) の起動。 • 一定間隔で点滅 — ホスト コマンド / データの動作中。 黄 オンラインで光を検出 • 点灯 — ライブラリがテープ ドライブのデータバスを有 効にし、光ファイバ ケーブルを通して光を検出できます。 色なし 動作なしか光の検出なし • 点灯 — テープ ドライブがオフか、光ファイバ ケーブル を通して光を検出できません ( ファイバ ケーブルがな い )
第 13 章 トラブルシューティング LED の解釈 電源装置の LED 13 RAS チケットは通常、電源装置に関する問題をレポートします。また、 電源装置上の LED の点滅パターンを観察することでも、正常に機能し ているかを確認できます。 電源装置の LED は、点滅速度でステータスを示します。LED の色は、 レポートするコンポーネントの領域を示します。 表 15を参照して、電源装置の動作を判断してください。 表 15 電源装置のステータス LED の色と 場所 意味 電源装置のステータス 緑 (上) AC OK • 点灯 — 電源装置の AC 入力が動作の最低要件を超えています。 緑 (中) DC OK 青 (底) Standby • 消灯 — 電源装置の AC 入力が動作の最低要件を下回っています。 • 点灯 — 電源装置の出力電圧が規定内。 • 消灯 — 電源装置の出力電圧が規定外。 • 消灯 — 正常。 • 点灯 — スワップ モード:取り外し / 交換の準備ができています。 電源装置障害に関する RAS チケットは、モジュール数とモジュールに 接続している電源装
第 13 章 トラブルシューティング 設置検証テストの使用 設置検証テストの使用 システム管理者は、ライブラリの保守後に設置検証テスト (IVT) を行っ て、ライブラリが本格稼動できるかどうかを確認できます。このような ライブラリ保守には、新しいライブラリの設置、FRU や CRU の交換が 含まれます。 注: IVT は、ライブラリ ファームウェア バージョン 520G 以降お よび 2008 年 7 月 1 日以降に構築されたライブラリ (シリアル 番号の下 4 桁が 8602 以上) 用に最適化されています。 • 2008 年 7 月 1 日以前に構築されたライブラリでファーム ウェア バージョン 520G 以降を実行している場合は、IVT テ ストを選択可能でもテストを実行することはできません。 • 2008 年 7 月 1 日以前に構築されたライブラリでファーム ウェア バージョン 500G 以前を実行している場合は、テスト を実行できますが、結果が正しくない可能性があるため、推 奨できません。 IVT を実行するたびに新しい IVT ログが作成されます。ログには、ライ ブラリの準備状況の
第 13 章 トラブルシューティング 設置検証テストの使用 • ドライブ は、ライブラリ ドライブ上で機能テストを実行します。ド ライブ テストの所要時間は、ドライブ 1 台につき 15 分です。 • ツアーは、スクラッチ データ カートリッジをライブラリの端から端 まですべてのストレージ スロットを移動します。ライブラリの上端 と下端スロットもスキャンします。ツアーの所要時間は 5 分です。 IVT サブテストの実行に関する詳細は、以下のとおりです。 • デフォルトでは、すべての IVT サブテストが事前に選択されていま す。テストをこの IVT の実行から除外するには、サブテスト名の隣 のチェック ボックスをクリアしてください。IVT の実行準備が整っ たら、Apply (適用) を選択します。 • ロボット、ドライブ、ツアーのサブテストではそれぞれ、テストを 開始する前にスクラッチ データ カートリッジを用意する必要があり ます。これらのいずれかのサブテストを選択すると、スクラッチ データ カートリッジ を一番上の I/E ステーション スロットに挿入 するように指示されます。I/E ステーションを閉
第 13 章 トラブルシューティング 設置検証テストの使用 • サブテスト間で現在の IVT の実行をキャンセルするには、Library Test Progress (ライブラリ テスト進行状況) 画面で Stop (停止) を選択し ます。最後に発行されたコマンドが完了してから、ライブラリの制 御が戻ります。 • 選択したテストが完了したら、Next (次へ) を選択します。詳細な IVT ログを表示するか、それを電子メールで送信することができます。 どちらかを選択して、Next (次へ) を選択します。 IVT テストは、ウェブ クライアントからは実行できません。正しい画面 を開くには、以下の操作を行います。 • 操作パネルから Tools (ツール) > Library Tests (ライブラリのテスト) > Installation & Verification Tests (設置と検証テスト) を選択します。 IVT ログの表示 13 IVT を実行するたびに新しい IVT ログが作成されます。ログには、ライ ブラリの準備状況の詳しい情報がレポートされ、必要に応じてライブラ リ サブシステム
第 13 章 トラブルシューティング 設置検証テストの使用 IVT ログの保存と電子メー ル送信 13 ウェブ クライアントを使用して、IVT ログの概要と詳細をテキスト ファ イルとして保存し、電子メールで送信できます。操作パネルからは、 IVT ログをテキスト ファイルとして電子メール送信できます。 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Reports (レポート) > Log Viewer (ログ ビュー ア) > Installation Verification Test Summary Log (設置検証テストの概要ロ グ) を選択します。 • ウェブ クライアントから、Reports (レポート) > Log Viewer (ログ ビュー ア) > Installation Verification Test Detailed Log (設置検証テスト詳細ログ) を選択します。 • 操作パネルから Tools (ツール) > Library Tests (ライブラリのテスト) > E-mail Last Detailed Log (前回の詳細ログを電子
第 13 章 トラブルシューティング 出荷時設定に戻す • I/E ステーションを閉じると、Manual Cartridge Assignment (カート リッジの手動割り当て) 設定が操作パネルの System Settings (システム 設定) 画面 (Tools (ツール) > System Settings (システム設定)) で有効に なっている場合は、操作パネルに Assign I/E (IE の割り当て) 画面が表 示されます。新しいスクラッチ データ カートリッジを System (シス テム) パーティションに割り当て、Apply (適用) を選択します。 • デモが始まる前に、ライブラリでインベントリが実行される場合が あります。画面に「Library Not Ready」(ライブラリの準備中) とい うメッセージが点滅表示されたら、インベントリが実行中であるこ とを示すので、インベントリの完了を待ってから Apply (適用) を選択 して、ライブラリのデモを開始します。 • 操作パネルには、デモが進行中であることが表示されます。ロボッ トの不要な摩耗を防ぐために、メディアの移動コ
第 13 章 トラブルシューティング ライブラリの診断 • ライセンス キー 出荷時設定に戻したら、Setup Wizard (設定ウィザード) または Setup (セッ トアップ) メニューを使用してライブラリを再設定します。ライブラリの 設定 ページの 57 を参照してください。 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Tools (ツール) > Reset Factory Defaults (出 荷時設定に戻す) を選択します。 • 操作パネルから、Tools (ツール) > Factory Defaults (出荷時設定) を選択 します。 ライブラリの診断 診断メニューには、テープ ドライブ、ロボテックス、および EKM パス (EKM のライセンスがある場合) が正常に動作しているかどうかを検査す るテストが多数用意されています。以下の項では、診断テストについて 説明します。 • ドライブの診断 ページの 457 • ロボットの診断 ページの 459 • EKM パス診断の使用 ページの 173 (ライブラリで EKM がライセン スされている場合にのみ使用
第 13 章 トラブルシューティング ドライブの診断 • 診断を開始すると、ライブラリ パーティションがすべてオフライン になります。診断を開始する前に、重要な操作をすべて終了したこ とを確認してください。診断を終了すると、パーティションは診断 前の状態に戻ります (オンラインまたはオフライン) 。 診断は、操作パネルからは実行できません (唯一の例外はドライブ リ セット操作です。ドライブのリセット ページの 458 を参照)。正しい画 面を開くには、以下の操作を行います。 • ウェブ クライアントから、Tools (ツール) > Diagnostics (診断) を選択 します。 ドライブの診断 ドライブの診断は次のカテゴリに分かれています。 • ドライブのテスト — スクラッチ テープを使う必要はありません。 • メディア テスト — テストを実行するには上部 I/E ステーションの スロットにスクラッチ テープの挿入が必要です。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 457
第 13 章 トラブルシューティング ドライブの診断 ドライブのテスト 13 現在、ドライブのテストはドライブリセット操作テストのみです。 ドライブのリセット 13 ドライブ リセット操作では、テープ ドライブがライブラリのドライブ スレッドに入ったままの状態でテープ ドライブの電源が入れ直されま す。テープ ドライブが準備完了状態にならない場合や、正しく動作しな い場合に (たとえば、テープがドライブに引っかかったままアンロード しないなど)、リセットを実行できます。 リセット操作が完了した後、テープ ドライブは再起動して、再設定され ます。これには約 60 秒かかります。60 秒経ってから次のドライブ操作 に進んでください。 注: この操作は、複数のシステム管理者が同時に行うことはでき ません。画面にはアクセスできますが、他の管理者が同じ操 作を実行している間は変更を適用できません。 正しい画面を開く手順は、以下のとおりです。 • ウェブ クライアントから、Tools (ツール) > Diagnostics (診断) を選択 してから、Drives (ドライブ) > Drive Test
第 13 章 トラブルシューティング ロボットの診断 • 高速読み取り/書き込みテスト — 各スクラッチ テープの 4 つのデータ セクション内の 2 ラップ分のデータを読み書きします。テスト中、 ドライブはスクラッチ テープ上のデータを上書きします。 • メディア テスト — テープ カートリッジ内のメディアの損傷が疑われ る場合にこのテストを実行します。通常、メディアの損傷はテープ の縁から起こるので、このテストではテープの全長にわたり、両縁 の 2 つの外側データ バンドのそれぞれ 2 ラップ分に読み取りと書き 込みのテストを実行します。このテストでは、疑わしいカートリッ ジを一番上の I/E ステーション スロットに挿入してください。その カートリッジ上のデータは上書きされます。 メディア テストは操作パネルでは実行できません。正しい画面を開くに は、以下の操作を行います。 • ウェブ クライアントから、Tools (ツール) > Diagnostics (診断)> Drives (ドライブ) > Media Tests (メディア テスト) を選択します。 ロボットの診断 ロボットの診断は、現在
第 14 章 14 カートリッジとバーコー ドの取り扱い この章では、カートリッジとバーコードの取り扱いについて説明しま す。テープ カートリッジを取り扱う場合に、考慮しなければならない点 がいくつかあります。たとえば、ライブラリに入れるテープには、すべ てバーコード ラベルを貼付する必要があります。また、ライブラリを ロードするときに、カートリッジが書き込み保護されているかどうかに 注意しなければなりません。 この章では、一般的な事項について説明します。各ドライブ タイプでサ ポートされているテープ カートリッジの種類については、ライブラリの 仕様 ページの 467 を参照してください。 本章では、以下について説明します。 • カートリッジの正しい取り扱い方 • カートリッジの書き込み保護 • バーコード ラベルの要件 • サポートされているバーコード形式 • バーコード ラベルの添付 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 460
第 14 章 カートリッジとバーコードの取り扱い カートリッジの正しい取り扱い方 カートリッジの正しい取り扱い方 カートリッジをできるだけ長く使用できるように、以下のガイドライン に従ってください。 • メディアの適切な取り扱い方を説明した手順を、よく見える場所に 置いてください。 • すべての手順についてトレーニングを受けた人だけが、カートリッ ジを取り扱ってください。 • カートリッジを落としたり、強い衝撃を与えたりしないでくださ い。極度の衝撃を受けた場合、カートリッジの内部やカートリッジ のケース自体が損傷し、カートリッジが使用不能になります。 • 直射日光や、小型ヒーターや暖房の吹き出し口などの熱源に、カー トリッジをさらさないでください。 • カートリッジは、できる限り埃がない場所に保存してください。埃 によってテープ メディアの性能の損傷または劣化が生じる可能性が あります。 • 外部の円天井の保管室に長期で保存する場合は、カートリッジを縦 にしてください。 • 移動や取扱いのためにカートリッジを横に重ねなければならない場 合、5 つまでにしてください。 • リニアテープオープン (LTO)
第 14 章 カートリッジとバーコードの取り扱い カートリッジの書き込み保護 • コンピュータ モニタ、電気モーター、スピーカー、X 線装置など、 電磁エネルギーや強い磁場が発生している場所にカートリッジを放 置しないでください。カートリッジが電磁エネルギーや磁場にさら されると、データや、カートリッジの製造元がメディアに書き込ん だ内蔵サーボ コードが破壊され、カートリッジが使用不能になる恐 れがあります。 • バーコード ラベルは、カートリッジの指定されたスロットだけに貼 付してください。 • カートリッジを輸送する場合は、元の箱かそれより頑丈な箱に入れ てください。 • 壊れたカートリッジをドライブに挿入しないでください。 • テープやテープ リーダーに触れないでください。 テ ー プ が 損 傷 し て い る か ど う か を 判 断 す る 方 法 は、Dell LTO Media Handbook で確認してください (その他の参考ドキュメント ページの 3 を 参照)。 注意: 再使用するカートリッジを消磁しないでください。 カートリッジの書き込み保護 すべてのカートリッジには、誤ってデ
第 14 章 カートリッジとバーコードの取り扱い バーコード ラベルの要件 バーコード ラベルの要件 カートリッジには、機械で読み取れる外付けバーコード ラベルが必要で す。Dell 提供の バーコード ラベルが最良の結果をもたらします。他か ら入手したバーコード ラベルも使用できますが、次の要件を満たしてい なければなりません。 注: バーコード ラベルでは、チェックサム文字はサポートされ ていません。 • ANSI MH10.
第 14 章 カートリッジとバーコードの取り扱い サポートされているバーコード形式 サポートされているバーコード形式 Dell は、下にリストされている Standard Six (標準 6) 形式と Plus Six (プ ラス 6) 形式に対応する 6 + 2 の長さの、業界標準 LTO バーコード ラベ ルを提供しています。高度な使用では、Dell ライブラリでは、カスタム ラベルを作成できる最長 16 文字のラベル長をサポートしています。ラ ベルの詳細については、バーコード ラベルの要件 ページの 463 を参照 してください。 ライブラリは、次のテープ カートリッジのバーコード形式をサポートし ています。 • Standard — 合計 5 ~ 16 文字 (バーコード番号、オプションの 2 文字 メディア ID を含む)。メディア ID が含まれる場合、ラベルは、5 ~ 14 文字のバーコード番号の後にメディア ID がなければなりません ( 例:XXXXXXXXXXXXXXL4)。メディア ID が含まれていない場合、 ラベルは 5 ~ 16 文字のバーコード番号から成ります (例:XXXXX
第 14 章 カートリッジとバーコードの取り扱い バーコード ラベルの添付 • Media ID First (最初にメディア ID) — 5 ~ 14 文字のバーコード番号の 後に 2 文字のメディア ID (例:XXXXXXXXXXXXXXL4)。メディア ID が最初に “L4XXXXXXXXXXXXXX” のようにホストに報告されま す。 バーコード ラベルの添付 ライブラリ内の各カートリッジには、機械がバーコードを識別できる外 付けラベルを貼り付ける必要があります。ほとんどのメーカーのカート リッジには、既にラベルが貼り付けられているか、貼付用のラベルが付 属しています。 バーコード ラベルはカートリッジの前面に貼り付けます。ラベルを剥が してカートリッジに貼り付けます。ラベルは、カートリッジの窪んでい る部分内に全体を貼り付けてください。番号がバーコードの上にくるよ うにラベルの向きを確認してください (466 ページの図 44 を参照)。 バーコード ラベルは、ラベルのために設けられたスペースと出来る限り 同じレベルに貼り付けてください。ラベルが水平に貼り付けられていな い場合、バーコード
第 14 章 カートリッジとバーコードの取り扱い バーコード ラベルの添付 図 44 バーコード ラベルの 向き Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 466
付録 A A ライブラリの仕様 PowerVault ML6000 ライブラリは、この章に記載されている仕様に準拠し ています。 対応コンポーネント PowerVault ML6000 ライブラリは、この章に記載されている仕様に準拠し ています。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 467
付録 A ライブラリの仕様 対応コンポーネント 対応カートリッジ • LTO-1 (LTO-3 ドライブでは読み取り専用) • LTO-2 (LTO-3 ドライブでは読み書き両用、LTO-4 ドライブでは読み取 り専用) • LTO-3 (LTO-3 および LTO-4 ドライブでは読み書き両用、LTO-5 ドライ ブでは読み取り専用、WORM (write once, read many: 書き込みは 1 回限 り、読み取りは何度でも) 機能をサポート) • LTO-4 (LTO-6 ドライブでは読み取り、WORM 機能をサポート) • LTO-5 (LTO-6 ドライブでは読み書き両用、WORM 機能をサポート) • LTO-6 (LTO-6 ドライブでは読み書き両用、WORM 機能をサポート) 対応テープ ドライブの 種類 • LTO-3 (SCSI と Fibre Channel) • LTO-4 (Fibre Channel と SAS) • 7404 4GB I/O ブレードの LTO-4 (SNW) <<編集が正しいことを確認して ください>> • LTO-5 シングル ポート Fibr
付録 A ライブラリの仕様 対応コンポーネント ライブラリ管理 • 管理パネルのタッチ スクリーン • ウェブ クライアント • SNMP プロトコル • SMI-S プロトコル Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 469
付録 A ライブラリの仕様 ライブラリ容量 ライブラリ容量 ライブラリの容量は以下のとおりです。 注: このユーザーズ ガイドに記載されているスロット数には、ラ イブラリ構成最下段にある 5 つのスロットは含まれていませ ん。これらのスロットの詳細については、未使用スロット ページの 192 を参照してください。 ML6010 CM ML6020 CM ML6030 CM ML6030 CM + 1 ML6000 EM 最大空きストレージ ス ロット (I/E ステーショ ン スロットを含む) 41 133 225 317 409 I/E ス テ ー シ ョ ン の ス ロット数 0,6 0, 6, 12, 18 0, 6, 12, 18, 24, 30 0, 6, 12, 18, 24, 30, 36, 42 0, 6, 12, 18, 24, 30, 36, 42, 48, 54 ドライブの最大数 2 6 10 14 18 電源装置の最大数 2 4 6 8 10 パーティションの最大 数 2 6 10 14 18 FC I/O ブレ
付録 A ライブラリの仕様 環境要件 環境要件 ライブラリの環境要件を以下に示します。 注: * 温度範囲は必ずしも周囲室温でなく、製品の入口温度の範囲 を示します。ラック エンクロージャ内の通気が悪い場合や、 発熱装置がある場合は、周囲室温より高くなる可能性があり ます。 動作時 非動作時 保管時 高度 最大 3,048 m (10,000 フィート) 最大 3,048 m (10,000 フィート) 最大 3,048 m (10,000 フィート) 温度 50(º ~ 104º F) 10º ~ 45º C –40º ~ 65º C (10º ~ 40º C (50º ~ 113º F) (–40º ~ 150º F) 20 ~ 80%、 結露なし 10 ~ 90%、 結露なし 0 ~ 95%、 結露なし 相対湿度 電気的要件 ライブラリの電気的要件は、100 ~ 240 VAC、50 ~ 60 Hz です。 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 471
付録 A ライブラリの仕様 寸法 寸法 ライブラリの構成 ラック の高さ 最大の高さ (インチ) ML6010 CM 5U 21.9 cm × 44.2 cm × 79.8 cm (8.6 イ ン チ × 17.4 イ ン チ × 31.4 インチ) 9U 拡張モジュール 9U 40 cm × 44.2 cm × 79.8 cm (15.8 インチ × 17.4 インチ × 31.4 インチ) ML6020 CM (5U ラ イ ブ ラ リ制御モジュール + 9U 拡 張モジュール × 1) 14U ML6030 CM (5U ラ イ ブ ラ リ制御モジュール + 9U 拡 張モジュール × 2) 23U ML6030 CM + 9U 拡 張 モ ジュール × 1 32U ML6030 CM + 9U 拡 張 モ ジュール × 2 41U Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 61.9 cm × 44.2 cm × 79.8 cm (24.4 インチ × 17.4 インチ × 31.4 インチ) 101.9 cm × 44.
付録 A ライブラリの仕様 コンポーネントの重量 コンポーネントの重量 コンポーネント 重量 ドライブ スレッド 4.6 kg (10 lbs) 電源装置 2.3 kg (5 lbs) 5U シャーシ (空) 27.2 kg (60 lbs) 9U シャーシ (空) 29.5 kg (65 lbs) 5U 梱包キット 9 kg (20 lbs) 9U 梱包キット 10.
付録 A ライブラリの仕様 ライブラリの消費電力と熱出力 ライブラリの消費電力と熱出力 標準的なライブラリの消費電力 (ワット/時) および熱出力 (BTU/時) を、以下にリストで示します。 注: テープ ドライブの「標準」値は、テープ ドライブの書き込み 時を想定しています。 標準的な 消費電力 (ワット/時) 標準的な 熱出力 (BTU/時) ロボットと LCB を搭載した PowerVault ML6000 ライブラリ ( テープ ドライブなし、ロボット移動中、LCB 搭載) 79 269 LTO-3 ドライブ スレッド モジュール (SCSI) 27 92 LTO-3 ドライブ スレッド モジュール (Fibre Channel) 29 97 LTO-4 ドライブ スレッド モジュール (Fibre Channel) 42 143 LTO-4 ドライブ スレッド モジュール (SAS) 43 148 LTO-5 ドライブ スレッド モジュール (Fibre Channel) 42 143 LTO-5 ドライブ スレッド モジュール (SAS) 43
付録 A ライブラリの仕様 ライブラリの消費電力と熱出力 標準的な 消費電力 (ワット/時) 標準的な 熱出力 (BTU/時) 最小 (ドライブの搭載なし、ロボットの動作なし) 12 41 最大 (4 ドライブ書き込み、2 Fibre-Channel I/O ブレード搭載、 ロボット動作中) 256 879 ライブラリの構成 Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 475
付録 B B TapeAlert フラグの説明 TapeAlert は、ストレージ デバイスとそのメディアのエラーにフラグを 付けて解決法を提供するオープンな業界標準です。このセクションで は、識別番号、重大度、推奨メッセージ、考えられる原因など、テープ ドライブで発行される TapeAlert のフラグの内容について説明します。 表 16 では重大度コードについて説明し、表 17 では TapeAlert の既存の フラグとその説明を一覧にします。 サポートされている TapeAlert のフラグは、テープ ドライブの種類と ファームウェアのリビジョンによって異なります。すべてのテープ ドラ イブがすべての TapeAlert をサポートしているとは限りません。詳細に ついては、テープ ドライブの SCSI マニュアルを参照してください。 TapeAlert の詳細は、http://www.t10.org/index.
付録 B TapeAlert フラグの説明 表 17 テープ ドライブ TapeAlert フラグの説明 推奨されるアプリケーション クライア ント メッセージ 番号 フラグ 重大度 1 Read warning (読み取り警告) W テープ ドライブによるデータの読み取 りに問題があります。データは失われ ませんが、テープの性能が低下してい ます。 ドライブで読み取り に関する重大な問題 が発生しています。 2 Write warning (書き込み警告) W テープ ドライブによるデータの書き込み に問題があります。データは失われませ んが、テープ容量が低下しています。 ドライブで書き込み に関する重大な問題 が発生しています。 3 Hard error (ハード エラー) W データの読み取りまたは書き込み中に、 ドライブで修正できないエラーが発生し たため、動作が中断されました。 ドライブで読み取り または書き込みに関 するハード エラーが 発生しました。 4 Media (メディア) C データが危険な状態です。 メディアへの書き込 み/ 読み取りが
付録 B TapeAlert フラグの説明 番号 フラグ 重大度 7 Media life (メディアの 寿命) W 推奨されるアプリケーション クライア ント メッセージ 考えられる原因 テープ カートリッジの推定寿命に達し ました。 メディアが指定寿命 を超えました。 1 必要なデータを他のテープに コピーし。 2 古いテープを処分してください。 8 Not data grade (データ グレー ドでない) W テープ カートリッジがデータ グレード ではありません。テープに書き込んだ デ ー タ は 不 安 定 な 状 態 で す。カ ー ト リッジをデータ グレードのテープに交 換してください。 ド ライ ブが MRS* ス トライプを読み取れ ません。 9 Write protect (書き込み禁止) C 書き込み禁止カートリッジに書き込も うとしています。書き込み禁止を解く か、別の種類のテープを使用してくだ さい。 書き込み禁止のテー プに書き込みコマン ドを実行しようとし ています。 10 Media removal prevented (メディ
付録 B TapeAlert フラグの説明 推奨されるアプリケーション クライア ント メッセージ 番号 フラグ 重大度 13 Recoverable mechanical cartridge failure (カートリッジ の回復可能な機 械的エラー) C Unrecoverable mechanical cartridge failure (カートリッジ の回復不可の機 械的エラー) C 15 Memory chip in cartridge failure (カートリッジ のメモリ チッ プ エラー) W テープ カートリッジ内のメモリに障害 が あ り、性 能 が 低 下 し て い ま す。今 後、このカートリッジは書き込みに使 用しないでください。 カートリッジ内のメ モリ チップが故障し ました。 16 Forced eject (強制取り出し) C テープ ドライブのアクティブな書き込 みまたは読み取り中にテープ カート リッジを手動でマウント解除したた め、処理に失敗しました。 ドライブをアクティ ブに書き込みまたは 読み取り中にカート リッジが手動でま
付録 B TapeAlert フラグの説明 推奨されるアプリケーション クライア ント メッセージ 番号 フラグ 重大度 18 Tape directory corrupted on load (装着時に テープ ディレ クトリが破損) W テープ カートリッジのディレクトリが 壊れています。ファイル検索の性能の 低下が予測されます。カートリッジ上 のデータをすべて読み取ることで、テー プ ディレクトリを再構築できます。 テープが装着された 状態でテープ ドライ ブの電源が切れた か、永久的なエラー が発生したためテー プ ディレクトリの更 新ができません。 19 Nearing media life (メディアの 寿命の接近) I テープ カートリッジの推定寿命に近づい ています。以下の処置をお勧めします。 メディアは指定のパ ス数を超えた可能性 があります。 1 次回のバックアップには別のテープ カートリッジを使用してください。 考えられる原因 2 このテープ カートリッジからのデー タの復元が必要になったときのため にテープ カートリッジを安全な場所 に保管してください
付録 B TapeAlert フラグの説明 番号 フラグ 重大度 21 Cleaning requested (クリーニング が必要) W 推奨されるアプリケーション クライア ント メッセージ テープ ドライブの定期クリーニングが 必要です。 1 現在の処理が終了するまで待ちます。 考えられる原因 ドライブを定期ク リーニングする時期 です。 2 その後クリーニング カートリッジを 使用してクリーニングします。 個々のデバイスのクリーニング手順に ついては、そのテープ ドライブのユー ザーズ マニュアルを参照してください。 22 Expired cleaning media (クリーニング メディアの有効 期限切れ) C テープ ドライブで最後に使用したク リーニング カートリッジが消耗してい ます。 このクリーニング テープの有効期限が 切れています。 1 使い古したクリーニング カートリッ ジを廃棄します。 2 現在の処理が終了するまで待ちます。 3 その後、新しいクリーニング カート リッジを使ってクリーニングします。 23 Invalid cleaning tape
付録 B TapeAlert フラグの説明 推奨されるアプリケーション クライア ント メッセージ 番号 フラグ 重大度 25 Multi-port interface error on a primary port (プライマ リ ポートでの 複数ポート イ ンターフェイス エラー) W テープ ドライブ上の冗長インターフェ イス ポートが故障しました。 デュアルポート設定 (たとえば Fibre Channel) の 1 つのイ ンターフェイス ポー トでエラーが発生し ました。 26 Cooling fan failure (冷却 ファンの故障) W テープ ドライブの冷却ファンでエラー が発生しました。 テープ ドライブ装置 ま た は テ ー プ Drive エンクロージャー内 でファン エラーが発 生しました。 27 Power supply failure (電源装 置の故障) W 冗長電源装置がテープ ドライブ エンク ロージャー内で故障しました。故障し た電源装置の交換手順については、エ ンクロージャーのユーザーズ マニュア ルを参照してください。 テー
付録 B TapeAlert フラグの説明 番号 フラグ 重大度 30 Hardware A (ハードウェア A) C 推奨されるアプリケーション クライア ント メッセージ テープ ドライブにハードウェア障害が あります。 1 テープまたはマガジンを取り出し ます。 考えられる原因 ドライブにハード ウェア障害があり、 回復するにはリセッ トが必要です。 2 ドライブをリセットします。 3 処理を再開します。 31 Hardware B (ハードウェア B) C テープ ドライブにハードウェア障害が あります。 1 テープ ドライブの電源を入れ直し ます。 2 処理を再開します。 ドライブに読み取り / 書き込み関係以外 のハードウェア障害 があるか、回復に電 源の入れ直しが必要 です。 3 問題が続く場合は、テープ ドライブ 販売元のテクニカル サポートに連絡 してください。* 32 Primary interface (プラ イマリ イン ターフェイス) W テープ ドライブのホスト インターフェ イスに問題があります。 1 ケーブルおよびケーブル接続を確認 します。
付録 B TapeAlert フラグの説明 推奨されるアプリケーション クライア ント メッセージ 考えられる原因 番号 フラグ 重大度 35 Drive humidity (ドライブの 湿度) W テープ ドライブ内の湿度が動作環境の 指定範囲を超えています。 ドライブ内の湿度が 限界を超えています。 36 Drive temperature (ドライブの 温度) W テープ ドライブ内の温度が動作環境の 指定範囲を超えています。 冷却に問題があり ます。 37 Drive voltage (ドライブの 電圧) W テープ ドライブへの電源電圧が指定範 囲を超えています。 ドライブ内の電圧が 限界を超えていま す。 38 Predictive failure (エラー の予測) C テープ ドライブのハードウェア障害が 予測されます。テープ ドライブ販売元 のテクニカル サポートに連絡してくだ さい。* ドライブ ハードウェ アのエラーが予測さ れます。 39 Diagnostics required (診断 が必要) W テープ ドライブにハードウ
付録 B TapeAlert フラグの説明 推奨されるアプリケーション クライア ント メッセージ 番号 フラグ 重大度 51 Tape directory invalid at unload (テープ 取り出し時の テープ ディレ クトリが無効) W 取り出したばかりのテープ カートリッ ジのテープ ディレクトリが破損してい ます。ファイル検索の性能の低下が予 測されます。データをすべて読み取る ことで、テープ ディレクトリを再構築 できます。 エラーにより、テー プ取り出し時にテー プ ディレクトリを更 新できませんでした。 52 Tape system area write failure (テープ システム領域の 書き込みエラー) C 取り出したばかりのテープにシステム 領域を正常に書き込むことができませ んでした。 テープ取り出し時の システム領域の書き 込み中に書き込みエ ラーが発生しまし た。 1 データを別のテープ カートリッジに コピーします。 考えられる原因 2 古いカートリッジを処分してくだ さい。 53 54 Tape system area re
付録 B TapeAlert フラグの説明 番号 フラグ 重大度 56 Unrecoverable unload failure (回復不可のアン ロード エラー) C 推奨されるアプリケーション クライア ント メッセージ メディアをアンロードできないため、 処理に失敗しました。 1 テープ カートリッジを無理やり取り 出そうとしないでください。 考えられる原因 ドライブがメディア をアンロードできま せん。 2 テープ ドライバ販売元のテクニカル サポートに連絡してください。* 57 Automation interface failure (自動インター フェイス エ ラー) C テープ ドライブの自動インターフェイ スに問題があります。 1 自動システムへの電源を確認します。 ドライブがインター フェイス障害を検出 しました。 2 ケーブルおよびケーブル接続を確認 します。 3 問題が続く場合は、販売元のテクニ カル サポートに連絡してください。 * 58 Microcode failure (マイク ロコード エ ラー) W マイクロコード エラーが検出されたた
付録 B TapeAlert フラグの説明 番号 フラグ 重大度 60 WORM medium — overwrite attempted (WORM メディ ア - 上書き試行) W 61 – 64 推奨されるアプリケーション クライア ント メッセージ WORM メディアのユーザー データを上 書きしようとしました。 1 誤って WORM メディアを使用した 場合は、普通のデータ メディアと交 換してください。 考えられる原因 アプリケーション ソ フトウェアがメディ ア を WORM と し て 認識できません。 2 WORM メディアを故意に使用した 場合: a) ソフトウェア アプリケーションが 使用中の WORM メディア形式と互 換性があるかどうかを確認します。 b) メディアに WORM 用の正しい バーコードが付いていることを確認 してください。 Reserved (予約) * Dell テクニカル サポートについては、http://support.dell.
付録 C Dell へのお問い合わせ C 米国内のお客様は 800-WWW-DELL (800-999-3355) にお電話ください。 注: アクティブなインターネット接続がない場合は、お買い上げ 時の送り状、納品書、請求書、Dell の製品カタログに連絡先 が記載されています。 Dell では、オンラインおよび電話によるサポートとサービス オプション をいくつかご用意しています。ご利用いただけるオプションは国や製品 によって異なり、一部のサービスは地域によってはご利用いただけない 場合があり ます。セールス、テクニカル サポート、または カスタマ サービス上の問題についてDell に連絡するには、以下を行います。 1 http://support.dell.