Users Guide
第 5 章 ライブラリの設定
FC I/O ブレードの操作
Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 127
LUN は、特定のホスト サーバーのワールド ワイド ポート名 (WWPN)
がアクセスできるようにマッピングすることもできます。特定の
WWPN への LUN のマッピングをチャネル ゾーニングの代わりに使用
して、デバイスの可視状態を制御することもできます。LUN を複数の
WWPN にマッピングすると、メディア チェンジャ デバイス (パーティ
ション)、テープ ドライブ、またはコントローラ デバイスへの冗長パス
の作成に役立つことがあります。すべてのホスト サーバー ポートから
のアクセスが必要な場合は、複数のポート (例:複数ポートの HBA や複
数の HBA) を使用するホスト サーバーのそれぞれの WWPN に LUN を
マッピングする必要があります (例:デュアル ポート HBA を使用する
サーバーの両方の WWPN に LUM をマッピングする必要があります)。
LUN マスキングはホスト マッピングの補完的な概念で、特定のホスト
サーバーの WWPN にマッピングされている LUN が他のホスト サー
バーから見えません (マスキングされています)。複数のホスト サーバー
が FC I/O ブレードに接続している場合 (たとえば SAN) に便利です。1
つ以上の LUN を特定のホスト サーバーによる検出からマスキングしな
がら、同じポート経由で他のホスト サーバーへのマッピングとアクセス
を確保できます。
ホスト マッピングとチャ
ネル ゾーニング 5
チャネル ゾーニングは、マッピングされた LUN に動作制限を課します
(たとえば、ポート 1 がポート 3 と ポート 4 にゾーニングされていて
も、ポート 3 ~ 6 から LUN が特定のホスト サーバー WWPN にマッピ
ングされている場合、ポート 5 とポート 6 のデバイスは、マッピングさ
れている場合でもそのホストからポート 1 経由でアクセスできません。
ポート 3 とポート 4 のデバイスのみがホストからポート 1 経由でアクセ
スできます)。
ホスト マッピングは、FC I/O ブレードの内蔵仮想ポートで検出される
メディア チェンジャ デバイスの可視状態を制御するために使用できま
す。一方、チャネル ゾーニングは他のターゲット デバイスに対する単
純なアクセス制御を作成するために使用できます。すべての LUN の可
視状態とアクセスの制御にホスト マッピング機能を使用する場合は、
チャネル ゾーニングは不要または不適切なことがあります。
注: 操作パネルでは、FC ホスト マッピングが有効でない限り、
ホスト マッピング画面 (
Setup (セットアップ) > FC I/O Blades
(FC I/O ブレード) > Host Mapping (ホスト マッピング)
) を使用で
きません。FC
ホスト マッピングの有効/無効 ページの 123 を
参照してください。