Users Guide
第 5 章 ライブラリの設定
FC I/O ブレードの操作
Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 130
FC ホスト ポートのフェー
ルオーバー設定 5
ライブラリに FC I/O ブレードが搭載されている場合、管理者は FC ホス
ト ポートのフェールオーバー機能を有効にして構成できます。この機能
は、デフォルトでは無効になっています。
アクティブなポートが故障した場合に、I/O ブレード上の「スタンバ
イ」ターゲット ポート (1 または 2) が指定の「アクティブ」ターゲット
ポートの ID と LUN マッピングの設定を引き継ぐように、FC ホスト
ポートのフェールオーバー機能を設定できます。ホスト ポートのフェー
ルオーバー機能があれば、ホストや SAN を再設定しなくてもライブラ
リは処理を続行できます。
ホスト ポート フェールオーバーを有効にするには、FC I/O ブレード上
のターゲット ポート1 と 2 をポイントツーポイント接続として設定する
必要があります (
Setup (セットアップ) > FC I/O Blades (FC I/O ブレード) >
Port Configuration (ポートの設定))。FC I/O ブレードのターゲット ポート
1 と 2 がホスト アクセスを提供するには、同じ SAN ファブリックに接
続している必要があります。ホスト通信にはプライマリのアクティブ
ポートを使用し、パッシブなスタンバイ ポートはアイドル状態にしてお
きます。さらに、チャネル ゾーニングを設定して、ターゲット ポート 1
と 2 がすべてのイニシエータ ポート (ポート 3 ~ 6) にアクセスできるよ
うにします (
Setup (セットアップ) > FC I/O Blades (FC I/O ブレード) >
Channel Zoning (チャネル ゾーニング))。これらの条件を満たしていなけれ
ば、ホスト ポートのフェールオーバー機能を有効にしようとするとエ
ラー メッセージが表示されます。
注: 現在の機能実装は、調停ループまたはターゲット / イニシ
エータ モードをサポートしません。
注: フェールオーバーに使用する 4 GB FC I/O ブレードのポート
は、同じ SAN ファブリックに接続する必要があります。
注: FC I/O ブレードの両ターゲット ポートが同じ SAN ファブ
リックに接続している場合、メディア チェンジャ デバイス (
パーティション) が重複してレポートされる場合があります。
これを回避するには、ホスト ポートのマッピングを有効に
し、ホスト マッピングを設定する必要があります。詳細につ
いては、ホスト
マッピングの設定 ページの 128 を参照してく
ださい。