Users Guide
第 5 章 ライブラリの設定
FC I/O ブレードの操作
Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 134
データ パス調整の操作 5
I/O ブレードが搭載されている場合、管理者は、FC I/O ブレードと FC
テープ ドライブ間における、データ パスの完全性を自動的に検証、監
視、保護する手段として、データ パス調整機能を構成できます。データ
パス調整機能を使用すると、バックアップ、復元、他のデータ転送処理
に影響する前にデータ パスの問題を事前に検出して解決できます。
I/O ブレードは、ホストと I/O ブレード間のデータ パス調整を管理しま
せんが、I/O ブレードと FC テープ ドライブ間のパスについてはデータ
パス調整を管理しています。データ パスの監視は一定間隔で自動的に実
行され、この間隔は設定できます。監視テストが 2 間隔で失敗すると
I/O ブレードは RAS チケットを生成します。
データ パス調整を設定するには、選択した I/O ブレードに以下のパラ
メータを設定します。
•I/O ブレードと、これに接続している FC テープ ドライブの間の
データ パスを監視するレベル。以下の 2 つのレベルがあります。
•
Interface Test (インターフェイス テスト) — I/O ブレード上の FC
コントローラがコマンドに応答するかどうかを確認するテスト
を実行します。これがデフォルトのレベルです。
•
Device Datapath Test (デバイスのデータパス テスト) — インター
フェイス テスト レベルでテストを実行し、各ターゲット デバイ
スでデバイス照会も実行します。
•
Test Interval (テスト間隔) — 監視チェックの間隔。テスト間隔を設定
できます。5 ~ 2,880 分 (48 時間) の範囲内で設定可能です。テスト
間隔を設定しない場合、デフォルトのテスト間隔は 60 分です。デー
タ パスの調整を無効にしてから、後で有効にした場合は、前に間隔
を変更したかどうかにかかわらず、間隔はデフォルトの 60 分に戻り
ます。
注: この操作は、異なる場所からログインしている複数の管理者
が同時に実行することはできません。必要な画面にはアクセ
スできますが、他の管理者が同じ操作を実行している間は、
変更を適用できません。