Users Guide

第 8 章 ライブラリ管理暗号化
Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 162
表 1 暗号化システム
Dell PowerVault ML6000 は Dell Encryption Key Manager (EKM) をサ
ポートしています。Dell EKM は、暗号化キーの生成、保護、保管、管
理を行う Java ソフトウェア プログラムです。これらのキーは、LTO-4
と LTO-5 Fibre Channel および SAS テープ ドライブによって、テープ
メディアに書き込まれた情報の暗号化と、テープ メディアから読み取っ
た情報の復号に使用されています。EKM はサーバーにインストールし
ます。ライブラリはこれらのサーバーと通信するように設定されていま
す。暗号化キーはライブラリを通過するため、暗号化はアプリケーショ
ンに対して透過的です。
ライブラリ管理暗号化を購入すると、Dell EKM ソフトウェア アプリ
ケーションと共にインストールと設定の説明書が届きます。
この章では、暗号化キー管理 (EKM) ソリューションをライブラリで設定
する方法を説明します。また、ライブラリで使用可能な EKM の全機能
についても説明します。
『Dell Encryption Key Manager Deployment Guide』は、ライブラリの外で
Dell EKM を管理する際に参照してください。
注： 『Dell™ Encryption Key Manager 3.0 展開ガイド』を、ライセ
ンス キー証明書と共に出荷された Encryption Key Manager
(EKM) 3.0 アプリケーションのサポートに使用します。キッ
ト内のライセンス キー証明書に記載されている現在の EKM
参照文書、または『Dell™ PowerVault™ ML6000 テープ ライ
ブラリ ユーザーズ ガイド』の代わりに参照してください。展
開ガイドは、Manuals (マニュアル) > Software (ソフトウェ
ア) > Key Management (キー管理) の順で
http://support.dell.com/support/edocs/SOFTWARE/ekm を
ナビゲートしていくとご覧になれます。
注： これらの 3 つのソリューションは相互運用できません。
Scalar i500 ライブラリは、1 つのライブラリにつき 1 つの暗号
化キー管理システムしかサポートしません。