Users Guide

9 ライブラリの実行
テープ ドライブのクリーニングについて
Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 201
テープ ドライブのクリーニングについて
ライブラリのテープ ドライブは、時々クリーニングが必要です。テープ
ドライブの読み取り/書き込みヘッドにたまった汚れを取り除くには、
クリーニング カートリッジを使用します。
ライブラリではクリーニング カートリッジを使ったテープ ドライブ
のクリーニングに、自動と手動 2 通りの方法が用意されています。
AutoClean (自動クリーニング) — 1 つまたは複数の専用クリーニング
ロットを設定すると、AutoClean が自動的に有効になります。クリーニ
ング カートリッジは専用のクリーニング スロットに格納されます。
テープ ドライブは、クリーニングが必要になるとライブラリに通知しま
す。ライブラリは、クリーニング スロットにロードされたクリーニング
カートリッジを使用して、自動的にテープ ドライブをクリーニングしま
す。自動クリーニングは、ライブラリの定期的操作に組み込まれていま
ホスト プリケーションはライブラリにテープ カートリッジを
移動するように要求します。動作中のテープ ドライブのクリーニングが
必要な場合、ライブラリは移動操作を実行して、自動的にクリーニング
カートリッジでテープ ドライブをクリーニングしその後ホスト アプ
リケーションに移動操作が完了したことを通知します。
クリーニング カートリッジの有効期限が切れると、RAS チケットは、
期限の切れたテープをライブラリからエクスポートするように通知し
す。クリーニング カートリッジが他にも存在する場合、次回のクリーニ
ング要求で、次のクリーニング ートリッジが使用されます。クリーニ
ング カートリッジがなくなると、RAS チケットは、テープ ドライブの
クリーニングが必要なことと、クリーニング テープをインポートする必
要があることを通知します。
クリーニング スロットを設定して、自動クリーニング機能を有効にでき
るのは、システム管理者だけです。AutoClean (自動クリーニング) が有
効な場合、ライブラリは、I/E ステーションからクリーニング メディア
のインポートおよびエクスポートを行うことを許可します。
クリーニング スロットの設定についてはクリーニング
スロットの設
ページの 84 を参照してください。クリーニング メディアのインポー
トおよびエクスポートについては、クリーニング
メディアのインポート
ページの 203 および クリーニング メディアのエクスポー ページの 205
を参照してください。