Users Guide
第 13 章 トラブルシューティング
設置検証テストの使用
Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 451
設置検証テストの使用
システム管理者は、ライブラリの保守後に設置検証テスト (IVT) を行っ
て、ライブラリが本格稼動できるかどうかを確認できます。このような
ライブラリ保守には、新しいライブラリの設置、FRU や CRU の交換が
含まれます。
IVT を実行するたびに新しい IVT ログが作成されます。ログには、ライ
ブラリの準備状況の詳しい情報がレポートされ、必要に応じてライブラ
リ サブシステムの限界条件や障害場所が示されます。
完全な IVT は 5 種類のサブテストに分かれています。時間の制限や関心
分野によっては、特定のサブテストだけを実行できます。完全な IVT に
は、5 台のモジュール、5 台の I/E ステーション、18 台のドライブを含
む最大構成ライブラリでは、最長 5 時間半かかる場合があります。
•
ロボット テストでは、ピッカー アセンブリと Y キャリッジ アセンブ
リ、バーコード スキャナ、キャリブレーション センサを含め、ライ
ブラリのロボット アセンブリの基本機能が評価されます。ロボット
テストの所要時間は 5 分です。
•
フレーム テストでは、制御と拡張モジュールの構成と位置合わせを検
査します。フレーム テストの所要時間は、各モジュールにつき 3 分
です。
•
I/E ステーション テストでは、各 I/E ステーションの構成と機能を評
価します。I/E ステーション所要時間は、各 I/E ステーションにつ
き 3 分です。
注: IVT は、ライブラリ ファームウェア バージョン 520G 以降お
よび 2008 年 7 月 1 日以降に構築されたライブラリ (シリアル
番号の下 4 桁が 8602 以上) 用に最適化されています。
• 2008 年 7 月 1 日以前に構築されたライブラリでファーム
ウェア バージョン 520G 以降を実行している場合は、IVT テ
ストを選択可能でもテストを実行することはできません。
• 2008 年 7 月 1 日以前に構築されたライブラリでファーム
ウェア バージョン 500G 以前を実行している場合は、テスト
を実行できますが、結果が正しくない可能性があるため、推
奨できません。